2018年12月17日 [動物のこと]
カエルの歯って…2
お疲れ様です。院長です。
12月17日の月曜日でございます。
さぁ。
師走も折り返しを過ぎ、今年も残すところ2週間だぜ。
来週はついにクリスマスイブですけん、今週末辺りからもう完全に、日本は浮かれモード突入ですわ。
当院も、なんとか掃除もそれなりに終わり、カーテンの洗濯、年賀状とこなしましたし、後は今週中に弘泉堂通信を発送したら、大体の雑務は終わる感じです。
なんとかなったねぇ(笑)
まぁ、なんとかなろうがどうしようが、クリスマスはくるし、年末もくる。
そして気付けば、年越ししてますわ。
そんな、1年間を繰り返し、歴史は刻まれていくんでやんす。
ってな感じで今日もネタ突入ですが、今日は先週の続きの話をちょっとお送りしたいと思います。
先週の金曜日、カエルの話しましたやん?
読んでへんやろうし、掻い摘んで書きますと、生態系と外来種の話の中で、エゾヒキガエルの幼生が、アズマヒキガエルの幼生を捕食すると、高い確率で中毒死するって話でした。
で、引っかかったのはそこじゃなく、エゾヒキガエルは、複数匹で、アズマヒキガエルをかじるってとこに、わたくし院長反応してしまい、カエルって歯ーあるんかい?と…
で、調べてみたんですが、どうも上アゴにだけ歯があるようなんですね。
まったくないヤツもいるみたいなんですが、大半はこの上だけのようです。
そして鋭い歯を持ってる種類もいるみたいです。
てなことを調べてたら、ちょっと面白いネット記事を見かけたんで、今日はその話をしてみようかと思います。
ま、今日もカエルの話ではあるんですが、このカエルの歯ですが、とにかく下アゴには歯がないとされてたんですが、カエルの下アゴの歯が2億年振りに「復活」したという研究結果が発表されたそうなんです。
複数の専門家によると、進化論の土台を揺るがす発見だという話なんですよ。
6000種を越すと言われているカエルのうち、大部分は上アゴに小さな歯があるだけです。
確認されている個体では、南アメリカに生息するフクロアマガエルの1種だけは上下のアゴに歯が生えているってことらしいです。
で、こっからなんですが、カエルの共通祖先は長く下の歯も生えてたんですが、系統樹を分析したところ、2億3000万年以上前に下の歯を失い、共通祖先自体も最終的に絶滅したことがわかりました。
研究論文の著者ジョン・ウィーンズ氏は、このフクロアマガエルの下の歯は初めはなかったが、「500万〜1500万年前に突然、生えてきた」と考えておられます。
ウィーンズ氏によると今回の発見は、進化の過程で失われた身体的な構造は二度と復活しないとする「ドロの法則」(進化非可逆の法則)に反すると…
まぁ、わたくしも含めた一般人は、こんな法則知らんで当たり前ですが、例えば進化の過程で、翼をなくした動物は、その後の進化で二度と翼が生えることはないってことですな。
ま、確かにこの法則通りなら、昔は生えていた歯が、どこかでなくなったわけですから、もう生えてきちゃ反則ですわな(笑)
ですから、ウィーンズ氏は複数の統計的な手法を用い、共通祖先を持つカエル170種の歯の進化をたどりました。
ま、言うても170種やしねぇ(笑)
6000種を超すいわれてるカエルの3%ほどの量の検証じゃ少ない気もしますが、現生種だけでなく化石種も対象に、DNA配列などのデータを組み合わせました。
数百種のカエルは下の歯を失いましたが、このフクロアマガエルだけは例外やったとも考えらますからねぇ。
ですがこのウィーンズ氏は、「一度失われて復活した可能性の方がはるかに高い」と譲らないわけです。
ですが、歯が復活した理由が定かになりません。
というのも、多くのカエルにとって、歯はそれほど重要ではないですし、進化の法則を無視してまで歯を復活させる意味がないやんかと…。
普通のカエルは、虫などを捕まえるときはたいてい舌をつかって口に入れます。
ただし、ツノガエル属に代表される肉食のカエルは獲物を捕らえる際、歯が重要な役割を果たしているとウィーンズ氏は説明しております。
ツノガエルは上アゴに牙のような歯を持ち、さらに一部の種は下アゴに歯のような構造を発達させています。
ですが、今回のフクロアマガエルと異なり、下アゴに生えているのは本物の歯ではないんですよね。
これを書いてて思いだしましたが、うちの死んだ爺ちゃんが、晩年は歯が全部抜けてたんですが、入れ歯をせず過ごしてて、歯ぐきでうまいこと、飯食うてたなぁと…。
いや、当然歯は生えかわらないんですが、歯ぐきが硬くなって少々のものなら、噛み切れるようになってたんですね。
このカエルも同じような現象なんやろなぁと(笑)
って少々脱線しましたが、本物の歯じゃなくて、歯に似た構造が多いってことは、やはり歯を再獲得する必要などないじゃろうってことの裏付けともとれますし、まぁ、不思議なことではありますね。
ですが、生物の進化に「意味のない事」はないはずなんで、きっとなんか深いわけがあったりするんでしょうけどね。
もし、このカエルの歯が再獲得したものだとしたら、これからも上下に歯を持つカエルが現れる可能性もあるわけですしね。
ま、正直カエルの歯にそこまで興味があったわけではないですが、生物の進化ってのは面白いもんですな。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月17日の月曜日でございます。
さぁ。
師走も折り返しを過ぎ、今年も残すところ2週間だぜ。
来週はついにクリスマスイブですけん、今週末辺りからもう完全に、日本は浮かれモード突入ですわ。
当院も、なんとか掃除もそれなりに終わり、カーテンの洗濯、年賀状とこなしましたし、後は今週中に弘泉堂通信を発送したら、大体の雑務は終わる感じです。
なんとかなったねぇ(笑)
まぁ、なんとかなろうがどうしようが、クリスマスはくるし、年末もくる。
そして気付けば、年越ししてますわ。
そんな、1年間を繰り返し、歴史は刻まれていくんでやんす。
ってな感じで今日もネタ突入ですが、今日は先週の続きの話をちょっとお送りしたいと思います。
先週の金曜日、カエルの話しましたやん?
読んでへんやろうし、掻い摘んで書きますと、生態系と外来種の話の中で、エゾヒキガエルの幼生が、アズマヒキガエルの幼生を捕食すると、高い確率で中毒死するって話でした。
で、引っかかったのはそこじゃなく、エゾヒキガエルは、複数匹で、アズマヒキガエルをかじるってとこに、わたくし院長反応してしまい、カエルって歯ーあるんかい?と…
で、調べてみたんですが、どうも上アゴにだけ歯があるようなんですね。
まったくないヤツもいるみたいなんですが、大半はこの上だけのようです。
そして鋭い歯を持ってる種類もいるみたいです。
てなことを調べてたら、ちょっと面白いネット記事を見かけたんで、今日はその話をしてみようかと思います。
ま、今日もカエルの話ではあるんですが、このカエルの歯ですが、とにかく下アゴには歯がないとされてたんですが、カエルの下アゴの歯が2億年振りに「復活」したという研究結果が発表されたそうなんです。
複数の専門家によると、進化論の土台を揺るがす発見だという話なんですよ。
6000種を越すと言われているカエルのうち、大部分は上アゴに小さな歯があるだけです。
確認されている個体では、南アメリカに生息するフクロアマガエルの1種だけは上下のアゴに歯が生えているってことらしいです。
で、こっからなんですが、カエルの共通祖先は長く下の歯も生えてたんですが、系統樹を分析したところ、2億3000万年以上前に下の歯を失い、共通祖先自体も最終的に絶滅したことがわかりました。
研究論文の著者ジョン・ウィーンズ氏は、このフクロアマガエルの下の歯は初めはなかったが、「500万〜1500万年前に突然、生えてきた」と考えておられます。
ウィーンズ氏によると今回の発見は、進化の過程で失われた身体的な構造は二度と復活しないとする「ドロの法則」(進化非可逆の法則)に反すると…
まぁ、わたくしも含めた一般人は、こんな法則知らんで当たり前ですが、例えば進化の過程で、翼をなくした動物は、その後の進化で二度と翼が生えることはないってことですな。
ま、確かにこの法則通りなら、昔は生えていた歯が、どこかでなくなったわけですから、もう生えてきちゃ反則ですわな(笑)
ですから、ウィーンズ氏は複数の統計的な手法を用い、共通祖先を持つカエル170種の歯の進化をたどりました。
ま、言うても170種やしねぇ(笑)
6000種を超すいわれてるカエルの3%ほどの量の検証じゃ少ない気もしますが、現生種だけでなく化石種も対象に、DNA配列などのデータを組み合わせました。
数百種のカエルは下の歯を失いましたが、このフクロアマガエルだけは例外やったとも考えらますからねぇ。
ですがこのウィーンズ氏は、「一度失われて復活した可能性の方がはるかに高い」と譲らないわけです。
ですが、歯が復活した理由が定かになりません。
というのも、多くのカエルにとって、歯はそれほど重要ではないですし、進化の法則を無視してまで歯を復活させる意味がないやんかと…。
普通のカエルは、虫などを捕まえるときはたいてい舌をつかって口に入れます。
ただし、ツノガエル属に代表される肉食のカエルは獲物を捕らえる際、歯が重要な役割を果たしているとウィーンズ氏は説明しております。
ツノガエルは上アゴに牙のような歯を持ち、さらに一部の種は下アゴに歯のような構造を発達させています。
ですが、今回のフクロアマガエルと異なり、下アゴに生えているのは本物の歯ではないんですよね。
これを書いてて思いだしましたが、うちの死んだ爺ちゃんが、晩年は歯が全部抜けてたんですが、入れ歯をせず過ごしてて、歯ぐきでうまいこと、飯食うてたなぁと…。
いや、当然歯は生えかわらないんですが、歯ぐきが硬くなって少々のものなら、噛み切れるようになってたんですね。
このカエルも同じような現象なんやろなぁと(笑)
って少々脱線しましたが、本物の歯じゃなくて、歯に似た構造が多いってことは、やはり歯を再獲得する必要などないじゃろうってことの裏付けともとれますし、まぁ、不思議なことではありますね。
ですが、生物の進化に「意味のない事」はないはずなんで、きっとなんか深いわけがあったりするんでしょうけどね。
もし、このカエルの歯が再獲得したものだとしたら、これからも上下に歯を持つカエルが現れる可能性もあるわけですしね。
ま、正直カエルの歯にそこまで興味があったわけではないですが、生物の進化ってのは面白いもんですな。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院