2018年05月17日 [からだのこと]
脳振盪の盪って、とろけるって読むんやね。
お疲れ様です。院長です。
5月17日の木曜日でございます。
さぁ、5月も後半戦に突入って事で、ボチボチ梅雨入り情報が聞かれる時期になってきたでござる。
に伴い、湿度及び不快指数も上昇していくわけです。
そして、なんとなく身体がだるく、やる気が失せていくんですなぁ…。
という嫌な季節に突入していくわけですが、こんな時こそ気合いを入れてかないとねぇ…。
ここで体調なぞ崩してしまうと、夏に打ち勝てませんぜ。
てことで、今日もネタに突入していくわけですが、今日はちょっと真面目に医学ネタなどいってみましょう。
脳震盪(のうしんとう)などの外傷性脳損傷と、パーキンソン病発症のリスク増大との関係を指摘する研究結果が、このほど米神経学会誌に発表されました。
パーキンソン病発症のリスクは、軽度の外傷性脳損傷の場合は56%、中程度から重度の損傷の場合は83%増大することが分かったとしています。
パーキンソン病は治療法が確立されていない神経疾患で、震えや硬直の症状を伴い、バランスを取ったり歩いたり身体の動きを調整したりすることが難しくなります。
一方、外傷性脳損傷は、最大で成人の40%が経験しているといいます。
そんなにいるか?
これは、恐らく米国のデータと思われますから、日本ではそこまで多くないんじゃないかと…
でもまぁ、外傷性脳損傷というとすんごい状態の様に聞こえますが、脳震盪ってわりと簡単に起こすんですよね。
わたくし院長は、柔道とか格闘技の経験が多少あるので、何度か経験しておりますよ。
ま、簡単に言っちゃうと、頭を打ってクラクラしながら意識が朦朧、もしくは消失することですね。
もちろん、そのままテンカウントを聞いちゃう位の大ダメージから、瞬間的に意識が戻るくらいのまで、程度は色々ありますけどね。
今回の研究では、0分〜30分の意識喪失か、24時間以内の意識変容、または0時間〜24時間の記憶喪失を、軽度の外傷性脳損傷(脳震盪)と定義。
いや、いや。
30分も意識ないって、かなりヤバイ状況なんじゃないの(笑)
そして、30分以上の意識喪失か24時間以上の意識変容、または24時間以上の記憶喪失を中程度から重度の外傷性脳損傷と定義ってことですわ。
ま、まぁ、30分以上意識がないとか、なんか残りそうな気しかしませんが、とにかくこういう定義で調べていきましょう。
この定義のもと、カリフォルニア大学などの研究チームは、米退役軍人健康管理局のデータベースを利用して、31〜65歳の退役軍人32万5870人について調べたそうです。
調査を開始した時点で、パーキンソン病や認知症と診断されていた人はいませんでした。一方、約半数は、軽度から重度の外傷性脳損傷を経験していたそうです。
半分も、経験してんや…
やはし、軍隊ってとこは過酷な仕事なんですね〜。
で、パーキンソン病との関係を調べるために継続調査を行ったところ、調査を開始してから12年以内に1462人がパーキンソン病と診断されました。
このうち過去に外傷性脳損傷と診断されたことがあったのは949人で、同診断を受けた人全体の0.58%に当たります。
一方、外傷性脳損傷の経験がなくパーキンソン病を発症したのは513人で、発症率は0.31%だったと…。
結果的に、年齢や健康状態などの要因を加味すると、何らかの外傷性脳損傷を経験したことのある退役軍人がパーキンソン病を発症するリスクは71%増大していたってことのようなんです。
程度別にみると、中程度から重度の外傷性脳損傷の場合は83%、軽度の外傷性脳損傷の場合は56%増大していたと言いますから、頭打ってたらヤバイんやねぇ…。
また、外傷性脳損傷を経験した退役軍人は、そうでない人に比べて2歳若い年齢で、パーキンソン病を発症していたというデータも出ているそうです。
カリフォルニア大学の研究者は、今回の調査の対象者の数が多いことを理由に、「たとえ軽度の外傷性脳損傷であってもパーキンソン病のリスクを増大させることが、高いレベルで実証された」と解説しています。
なるほどねぇ…。
まぁ、このデータが全てではないですが、パーキンソン病そのものの原因が全て分かっているわけではないので、この結果もひとつの大きな前進と言えるでしょう。
パーキンソンに限らず、脳震盪ってのは後々何か起こりそうですよねぇ…。
最近、「脳」ネタが多いですが、少しずつでも解明されていけばいいですよね。
そう言えば、わたくし院長の記憶力が、ここんとこ激しく低下していってるのも、過去の脳震盪が影響してるかもしれへんなぁとか…。
ま、脳震盪なんて起こさない方がいいに決まってるわけですから、みなさんそこは気をつけましょうね。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月17日の木曜日でございます。
さぁ、5月も後半戦に突入って事で、ボチボチ梅雨入り情報が聞かれる時期になってきたでござる。
に伴い、湿度及び不快指数も上昇していくわけです。
そして、なんとなく身体がだるく、やる気が失せていくんですなぁ…。
という嫌な季節に突入していくわけですが、こんな時こそ気合いを入れてかないとねぇ…。
ここで体調なぞ崩してしまうと、夏に打ち勝てませんぜ。
てことで、今日もネタに突入していくわけですが、今日はちょっと真面目に医学ネタなどいってみましょう。
脳震盪(のうしんとう)などの外傷性脳損傷と、パーキンソン病発症のリスク増大との関係を指摘する研究結果が、このほど米神経学会誌に発表されました。
パーキンソン病発症のリスクは、軽度の外傷性脳損傷の場合は56%、中程度から重度の損傷の場合は83%増大することが分かったとしています。
パーキンソン病は治療法が確立されていない神経疾患で、震えや硬直の症状を伴い、バランスを取ったり歩いたり身体の動きを調整したりすることが難しくなります。
一方、外傷性脳損傷は、最大で成人の40%が経験しているといいます。
そんなにいるか?
これは、恐らく米国のデータと思われますから、日本ではそこまで多くないんじゃないかと…
でもまぁ、外傷性脳損傷というとすんごい状態の様に聞こえますが、脳震盪ってわりと簡単に起こすんですよね。
わたくし院長は、柔道とか格闘技の経験が多少あるので、何度か経験しておりますよ。
ま、簡単に言っちゃうと、頭を打ってクラクラしながら意識が朦朧、もしくは消失することですね。
もちろん、そのままテンカウントを聞いちゃう位の大ダメージから、瞬間的に意識が戻るくらいのまで、程度は色々ありますけどね。
今回の研究では、0分〜30分の意識喪失か、24時間以内の意識変容、または0時間〜24時間の記憶喪失を、軽度の外傷性脳損傷(脳震盪)と定義。
いや、いや。
30分も意識ないって、かなりヤバイ状況なんじゃないの(笑)
そして、30分以上の意識喪失か24時間以上の意識変容、または24時間以上の記憶喪失を中程度から重度の外傷性脳損傷と定義ってことですわ。
ま、まぁ、30分以上意識がないとか、なんか残りそうな気しかしませんが、とにかくこういう定義で調べていきましょう。
この定義のもと、カリフォルニア大学などの研究チームは、米退役軍人健康管理局のデータベースを利用して、31〜65歳の退役軍人32万5870人について調べたそうです。
調査を開始した時点で、パーキンソン病や認知症と診断されていた人はいませんでした。一方、約半数は、軽度から重度の外傷性脳損傷を経験していたそうです。
半分も、経験してんや…
やはし、軍隊ってとこは過酷な仕事なんですね〜。
で、パーキンソン病との関係を調べるために継続調査を行ったところ、調査を開始してから12年以内に1462人がパーキンソン病と診断されました。
このうち過去に外傷性脳損傷と診断されたことがあったのは949人で、同診断を受けた人全体の0.58%に当たります。
一方、外傷性脳損傷の経験がなくパーキンソン病を発症したのは513人で、発症率は0.31%だったと…。
結果的に、年齢や健康状態などの要因を加味すると、何らかの外傷性脳損傷を経験したことのある退役軍人がパーキンソン病を発症するリスクは71%増大していたってことのようなんです。
程度別にみると、中程度から重度の外傷性脳損傷の場合は83%、軽度の外傷性脳損傷の場合は56%増大していたと言いますから、頭打ってたらヤバイんやねぇ…。
また、外傷性脳損傷を経験した退役軍人は、そうでない人に比べて2歳若い年齢で、パーキンソン病を発症していたというデータも出ているそうです。
カリフォルニア大学の研究者は、今回の調査の対象者の数が多いことを理由に、「たとえ軽度の外傷性脳損傷であってもパーキンソン病のリスクを増大させることが、高いレベルで実証された」と解説しています。
なるほどねぇ…。
まぁ、このデータが全てではないですが、パーキンソン病そのものの原因が全て分かっているわけではないので、この結果もひとつの大きな前進と言えるでしょう。
パーキンソンに限らず、脳震盪ってのは後々何か起こりそうですよねぇ…。
最近、「脳」ネタが多いですが、少しずつでも解明されていけばいいですよね。
そう言えば、わたくし院長の記憶力が、ここんとこ激しく低下していってるのも、過去の脳震盪が影響してるかもしれへんなぁとか…。
ま、脳震盪なんて起こさない方がいいに決まってるわけですから、みなさんそこは気をつけましょうね。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院