2017年05月07日 [からだのこと]
(10)サンデーイルネス(仮)動脈硬化について
お疲れさまです。院長です。
5月7日日曜日でございます。
2日休んで、2日仕事して3日休んで、1日仕事して1日休んでっていうGWでしたが、ついに最後の日曜日となってしまいました。
明日、5月8日月曜日から、完全に平常に戻ります。
はぁ…
病気なりそう(笑)
まぁ、心のどこかでもう休みにも飽きたから、仕事でもしてっていう気持ちもあるんですが、どうも眠くてねぇ…
とか思いながらも、そろそろ本気出さないと…
ってことで、とりあえず今週もイルネス辞典いってみましょうか。
先週の高脂血症にも深くかかわります「動脈硬化」これをいってみましょう。
え〜、まず、体のすみずみまで酸素や栄養素を運ぶ重要な役割を果たしているのが動脈です。
この動脈が年齢とともに老化し、弾力性が失われて硬くなったり、動脈内にさまざまな物質が沈着して血管が狭くなり、血液の流れが滞る状態を動脈硬化といいます。
そしてこの動脈硬化は(1)粥状硬化(2)細動脈硬化(3)中膜硬化の3種類に分類されます。
動脈は内膜、中膜、外膜の三層からなっていますが、(1)は太い、または中等度の太さの動脈の内膜に(3)は中膜に主に変化が起きます。
一方(2)は末梢の細い動脈が硬化するものです。臨床的に問題になるのは(1)と(2)が主だと言われています。
臨床的に最も重要である粥状硬化は、大動脈、脳動脈、冠動脈など比較的太い動脈に起こる硬化で、動脈の内膜にコレステロールなどの脂肪からなる粥腫(じゅくしゅ・アテローム)ができ、次第に肥厚することで動脈の内腔が狭くなります。
この状態でも危険なんですが、この粥腫が破れると血栓がつくられ、これにより動脈は完全にふさがってしまいます。
動脈がふさがるとどうなるか…
ふさがる動脈によって違いますが、まぁ最悪死にも繋がる状況に陥ります。
粥腫のもとになる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、動物性脂肪に多く含まれています。
一方、善玉コレステロール(HDLコレステロール)は、動脈硬化を抑える作用があります。中性脂肪も動脈硬化を促すといわれています。中性脂肪値は、糖分やアルコールの摂取などで上昇します。
細動脈硬化は、脳や腎臓のなかの細い動脈が硬化して血液が滞る動脈硬化で、高血圧が長く続いて引き起こされると言われています。
こういった動脈硬化を起こしたり、進めたりする原因を「危険因子」と呼び、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、糖尿病、喫煙、高尿酸血症、肥満、運動不足、ストレス、遺伝素因などが原因としてあげられます。
またタチの悪い事に、これらの危険因子は相互に関係していて、ひとつの因子が増えれば雪ダルマ式に動脈硬化の危険性が高まります。
治療にも予防にも、これらの危険因子を一つでも多く減らすことが大変重要となるわけです。
ですよね…
まず、簡単なというかすぐ起こる可能性のある肥満でしょ。
で、肥満っつったら大体運動不足やし、当然食べ過ぎてるわけで脂質異常を起こしやすいし、当然糖尿の気があり、そうなると血圧も上がりやすいとか、ほんと借金地獄みたいな雪ダルマ式に「危険因子が」倍増していきます。
つまりは、まず身近な生活習慣を見直す事が最重要事項なわけですねぇ…。
高血圧、糖尿病なんかのイルネス辞典でもお話しましたが、動脈硬化もそれ自体が何かするというより、そこから色々な疾病に繋がるのが恐ろしいわけで、ではどんな病気が待ってるか…
◎ 脳卒中
脳卒中は、脳梗塞や脳出血など脳の血管の血流障害によって起こる病気の総称です。
で、脳の動脈硬化により血流障害が起こると、めまい、頭痛、耳鳴りが生じ、記憶力が低下し、気が短くなったり、怒りっぽくなったりします。まぁ、こういう症状が出たら疑ってみる必要がありますね。
あとボケなどの症状も現れやすくなります。完全に血流が途絶えると脳梗塞に、もろくなった血管が破れて出血すると脳出血になります。
◎ 狭心症、心筋梗塞
心臓に酸素や栄養素を運んでいる冠動脈に動脈硬化が起こると、心臓の血流量が減るため、運動時に胸の痛みや息苦しさを感じるようになります。これが狭心症です。
さらに粥腫が破れて冠動脈が血栓で完全に詰まった状態になった場合を心筋梗塞といいます。
これらも、比較的起りやすい疾病なんで、次週からこの二つのイルネスをやっていこうかと思っとりますんで、詳しくは次週以降をお楽しみに〜(笑)
◎ 大動脈瘤
動脈硬化により胸部や腹部の大動脈の一部がふくれてこぶのようになったものを大動脈瘤といいます。
こぶが徐々に大きくなり、ついに破裂して大出血を起こすと、最悪死にも繋がります。こちらも比較的ありますね〜…
この大動脈瘤も、近々辞典入りさせたいと思います。
◎ 腎硬化症(じんこうかしょう)
高血圧が長期間続くと腎臓のなかの細い動脈に硬化が起こり、腎機能が衰えてきます。
夜間に何度も小便に起きるようになり、色の薄い尿がたくさん出ます。高血圧が急にひどくなることもあります。
細動脈硬化では、この腎硬化症が起りやすくなってます。こちらも最悪の場合、腎不全を起こし死に至る場合がある重大疾病といえるでしょう。
とまぁ、全ての場合において軽く済んだら幸運って位、なかなかな疾病ばかりを引き起こす可能性のある動脈硬化です。
まず、自分が今どんな状態かを詳しく知る必要がありますよね。
てことで、まずは危険因子の検索を行いましょう。血圧を測り、高血圧でないかをチェックし、血液検査で血液中のコレステロール、中性脂肪、糖、尿酸の量を測定し、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などがあるかどうかを調べます。
まぁ、この辺の検査は何であれ血液検査をすれば必ず計測されるので、とりあえず何でもいいから血液検査をすることですね。
それだけでもかなり状態は分かりますし、うまく早期発見出来れば対処のしようもありますからね。
次に、血液の流れる速度(脈波伝搬(みゃくはでんぱん)速度)を測定することにより動脈硬化の程度を推定することができます。
まぁ、この検査を病院でされちゃった場合、もう動脈硬化が疑われ、その程度を測ってるわけですからもう「ある」ってことを自覚しないとね。
さらに、動脈硬化の起こっている部位を特定するための検査を行います。
眼底検査により網膜の動脈の変化をみます。これは網膜に細動脈硬化がみられる場合は、ほぼ同程度の細動脈硬化が脳の動脈にも起こっている可能性があることから実施されます。
頸動脈、大動脈、腎動脈や下肢動脈の粥状硬化は、CT、MRIや超音波検査で調べます。
血管造影検査が必要な場合もありますし、冠動脈の硬化は、運動負荷検査や心臓カテーテル検査で調べないといけなくなります。
こういった検査だけでもなかなか大変です。
それだけに動脈硬化がいかに恐ろしいかが分かると思うんですが、当然ながらならないに越したことはありません。
てことで、予防と治療的観点から、最終まとめに入っていきましょ〜。
まず、食事や運動などの生活習慣を変えることで、危険因子を除去することが、動脈硬化による病気の治療、予防に重要なのは言うまでもありませんな。
肥満は動脈硬化の進行を早めるので、食べすぎに気をつけるとともに、日ごろから体を動かすことが大切となりますね。
ウォーキングや軽いジョギングを毎日続けると中性脂肪が減り、善玉コレステロールが増え、動脈硬化に対する予防的、あるいは治療的な効果があります。
運動は高血圧や糖尿病の予防にもなりますし、疾病が進むときも連動してますが、治療や予防に関しても連動していますから、他の症状にも効果があるわけですな。
次に食事ですが、動脈硬化の発症、進行を早める肉、卵、バターなどの動物性脂肪をとりすぎないように注意しましょう。
マーガリンやサラダ油などの植物性脂肪からできたものを利用し、蛋白質では魚肉や大豆を増やすようにしましょう。
やはり美味しいものには、毒があるんですよね(笑)
ですが、ここは自分の身体のためですからなんとか我慢しないとね…。
また、イワシ、サバ、サンマなどの青魚には、血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させて、血液が固まりにくくする作用があると言われています。
それから、食物繊維は小腸でコレステロールの吸収を妨げて、排泄する作用がありますから、ゴボウなどの野菜、海藻類、キノコ類、コンニャクなどを摂取するようにしてください。
こう言った食物繊維の豊富な食材は、肥満防止にも役立ちますから日々の食卓に並ぶように心がけて下さい。
最後に塩分のとりすぎは高血圧、糖分のとりすぎは糖尿病などの原因になるため、こちらも注意が必要です。
アルコールはほどほどにして、血管を萎縮させると言われているたばこはやめるのがいちばんですな。
こういった治療と言うより予防をしていくことが一番重要なんですが、なってしまった場合はどんな治療をしていくでしょう?
まずは、薬物治療ですね。
動脈硬化には、コレステロールを低下させる薬剤が最も重要です。
最近は、HMG‐CoA還元酵素阻害薬のような、確実にコレステロールを低下させる薬剤が広く使われています。
また、血管が詰まるのを防ぐために、抗血小板薬も用いられます。高血圧や糖尿病、高尿酸血症に対する薬物治療も大切ですので、こうなるともう薬漬けになっちゃうんでほんと予防が大事やねぇ…。
で、最終手段は外科的治療となるわけですが、粥腫で血管内腔が狭くなっている場合には、バイパス手術やカテーテルによる血管拡張療法で血流を回復する治療も行われます。
大動脈瘤なんかでも、人工血管に取り換えるなんてこともありますが、やはりこうなる前にって思いますよね。
つまり予防ですね。
それにはまず、食事と運動。
この2本柱がキチンとしていたら、とにかくそこまで状況にはならないはずです。
細かい部分は置いておいても、この2本柱は意識するようにしてみて下さい。
お酒も煙草も、美味しいものもみんなダメって言われたらなかなか辛い(笑)
ですから、常日頃から運動と食事に気を配って置くことで、ほどほどに楽しむことはできますからね。
そして、そのホドホドこそが、何もかもをうまくいかせるポイントなのかもしれませんね。
てことで、いかがでした?
これら生活習慣を改善するって事が大変なのはよく分かりますが、逆に習慣化されちゃうと楽に出来るもんですからね…
自分の身体は自分で守る。
この感覚は大事ですよ。
では、また来週のイルネスをお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月7日日曜日でございます。
2日休んで、2日仕事して3日休んで、1日仕事して1日休んでっていうGWでしたが、ついに最後の日曜日となってしまいました。
明日、5月8日月曜日から、完全に平常に戻ります。
はぁ…
病気なりそう(笑)
まぁ、心のどこかでもう休みにも飽きたから、仕事でもしてっていう気持ちもあるんですが、どうも眠くてねぇ…
とか思いながらも、そろそろ本気出さないと…
ってことで、とりあえず今週もイルネス辞典いってみましょうか。
先週の高脂血症にも深くかかわります「動脈硬化」これをいってみましょう。
え〜、まず、体のすみずみまで酸素や栄養素を運ぶ重要な役割を果たしているのが動脈です。
この動脈が年齢とともに老化し、弾力性が失われて硬くなったり、動脈内にさまざまな物質が沈着して血管が狭くなり、血液の流れが滞る状態を動脈硬化といいます。
そしてこの動脈硬化は(1)粥状硬化(2)細動脈硬化(3)中膜硬化の3種類に分類されます。
動脈は内膜、中膜、外膜の三層からなっていますが、(1)は太い、または中等度の太さの動脈の内膜に(3)は中膜に主に変化が起きます。
一方(2)は末梢の細い動脈が硬化するものです。臨床的に問題になるのは(1)と(2)が主だと言われています。
臨床的に最も重要である粥状硬化は、大動脈、脳動脈、冠動脈など比較的太い動脈に起こる硬化で、動脈の内膜にコレステロールなどの脂肪からなる粥腫(じゅくしゅ・アテローム)ができ、次第に肥厚することで動脈の内腔が狭くなります。
この状態でも危険なんですが、この粥腫が破れると血栓がつくられ、これにより動脈は完全にふさがってしまいます。
動脈がふさがるとどうなるか…
ふさがる動脈によって違いますが、まぁ最悪死にも繋がる状況に陥ります。
粥腫のもとになる悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は、動物性脂肪に多く含まれています。
一方、善玉コレステロール(HDLコレステロール)は、動脈硬化を抑える作用があります。中性脂肪も動脈硬化を促すといわれています。中性脂肪値は、糖分やアルコールの摂取などで上昇します。
細動脈硬化は、脳や腎臓のなかの細い動脈が硬化して血液が滞る動脈硬化で、高血圧が長く続いて引き起こされると言われています。
こういった動脈硬化を起こしたり、進めたりする原因を「危険因子」と呼び、脂質異常症(高脂血症)、高血圧、糖尿病、喫煙、高尿酸血症、肥満、運動不足、ストレス、遺伝素因などが原因としてあげられます。
またタチの悪い事に、これらの危険因子は相互に関係していて、ひとつの因子が増えれば雪ダルマ式に動脈硬化の危険性が高まります。
治療にも予防にも、これらの危険因子を一つでも多く減らすことが大変重要となるわけです。
ですよね…
まず、簡単なというかすぐ起こる可能性のある肥満でしょ。
で、肥満っつったら大体運動不足やし、当然食べ過ぎてるわけで脂質異常を起こしやすいし、当然糖尿の気があり、そうなると血圧も上がりやすいとか、ほんと借金地獄みたいな雪ダルマ式に「危険因子が」倍増していきます。
つまりは、まず身近な生活習慣を見直す事が最重要事項なわけですねぇ…。
高血圧、糖尿病なんかのイルネス辞典でもお話しましたが、動脈硬化もそれ自体が何かするというより、そこから色々な疾病に繋がるのが恐ろしいわけで、ではどんな病気が待ってるか…
◎ 脳卒中
脳卒中は、脳梗塞や脳出血など脳の血管の血流障害によって起こる病気の総称です。
で、脳の動脈硬化により血流障害が起こると、めまい、頭痛、耳鳴りが生じ、記憶力が低下し、気が短くなったり、怒りっぽくなったりします。まぁ、こういう症状が出たら疑ってみる必要がありますね。
あとボケなどの症状も現れやすくなります。完全に血流が途絶えると脳梗塞に、もろくなった血管が破れて出血すると脳出血になります。
◎ 狭心症、心筋梗塞
心臓に酸素や栄養素を運んでいる冠動脈に動脈硬化が起こると、心臓の血流量が減るため、運動時に胸の痛みや息苦しさを感じるようになります。これが狭心症です。
さらに粥腫が破れて冠動脈が血栓で完全に詰まった状態になった場合を心筋梗塞といいます。
これらも、比較的起りやすい疾病なんで、次週からこの二つのイルネスをやっていこうかと思っとりますんで、詳しくは次週以降をお楽しみに〜(笑)
◎ 大動脈瘤
動脈硬化により胸部や腹部の大動脈の一部がふくれてこぶのようになったものを大動脈瘤といいます。
こぶが徐々に大きくなり、ついに破裂して大出血を起こすと、最悪死にも繋がります。こちらも比較的ありますね〜…
この大動脈瘤も、近々辞典入りさせたいと思います。
◎ 腎硬化症(じんこうかしょう)
高血圧が長期間続くと腎臓のなかの細い動脈に硬化が起こり、腎機能が衰えてきます。
夜間に何度も小便に起きるようになり、色の薄い尿がたくさん出ます。高血圧が急にひどくなることもあります。
細動脈硬化では、この腎硬化症が起りやすくなってます。こちらも最悪の場合、腎不全を起こし死に至る場合がある重大疾病といえるでしょう。
とまぁ、全ての場合において軽く済んだら幸運って位、なかなかな疾病ばかりを引き起こす可能性のある動脈硬化です。
まず、自分が今どんな状態かを詳しく知る必要がありますよね。
てことで、まずは危険因子の検索を行いましょう。血圧を測り、高血圧でないかをチェックし、血液検査で血液中のコレステロール、中性脂肪、糖、尿酸の量を測定し、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などがあるかどうかを調べます。
まぁ、この辺の検査は何であれ血液検査をすれば必ず計測されるので、とりあえず何でもいいから血液検査をすることですね。
それだけでもかなり状態は分かりますし、うまく早期発見出来れば対処のしようもありますからね。
次に、血液の流れる速度(脈波伝搬(みゃくはでんぱん)速度)を測定することにより動脈硬化の程度を推定することができます。
まぁ、この検査を病院でされちゃった場合、もう動脈硬化が疑われ、その程度を測ってるわけですからもう「ある」ってことを自覚しないとね。
さらに、動脈硬化の起こっている部位を特定するための検査を行います。
眼底検査により網膜の動脈の変化をみます。これは網膜に細動脈硬化がみられる場合は、ほぼ同程度の細動脈硬化が脳の動脈にも起こっている可能性があることから実施されます。
頸動脈、大動脈、腎動脈や下肢動脈の粥状硬化は、CT、MRIや超音波検査で調べます。
血管造影検査が必要な場合もありますし、冠動脈の硬化は、運動負荷検査や心臓カテーテル検査で調べないといけなくなります。
こういった検査だけでもなかなか大変です。
それだけに動脈硬化がいかに恐ろしいかが分かると思うんですが、当然ながらならないに越したことはありません。
てことで、予防と治療的観点から、最終まとめに入っていきましょ〜。
まず、食事や運動などの生活習慣を変えることで、危険因子を除去することが、動脈硬化による病気の治療、予防に重要なのは言うまでもありませんな。
肥満は動脈硬化の進行を早めるので、食べすぎに気をつけるとともに、日ごろから体を動かすことが大切となりますね。
ウォーキングや軽いジョギングを毎日続けると中性脂肪が減り、善玉コレステロールが増え、動脈硬化に対する予防的、あるいは治療的な効果があります。
運動は高血圧や糖尿病の予防にもなりますし、疾病が進むときも連動してますが、治療や予防に関しても連動していますから、他の症状にも効果があるわけですな。
次に食事ですが、動脈硬化の発症、進行を早める肉、卵、バターなどの動物性脂肪をとりすぎないように注意しましょう。
マーガリンやサラダ油などの植物性脂肪からできたものを利用し、蛋白質では魚肉や大豆を増やすようにしましょう。
やはり美味しいものには、毒があるんですよね(笑)
ですが、ここは自分の身体のためですからなんとか我慢しないとね…。
また、イワシ、サバ、サンマなどの青魚には、血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させて、血液が固まりにくくする作用があると言われています。
それから、食物繊維は小腸でコレステロールの吸収を妨げて、排泄する作用がありますから、ゴボウなどの野菜、海藻類、キノコ類、コンニャクなどを摂取するようにしてください。
こう言った食物繊維の豊富な食材は、肥満防止にも役立ちますから日々の食卓に並ぶように心がけて下さい。
最後に塩分のとりすぎは高血圧、糖分のとりすぎは糖尿病などの原因になるため、こちらも注意が必要です。
アルコールはほどほどにして、血管を萎縮させると言われているたばこはやめるのがいちばんですな。
こういった治療と言うより予防をしていくことが一番重要なんですが、なってしまった場合はどんな治療をしていくでしょう?
まずは、薬物治療ですね。
動脈硬化には、コレステロールを低下させる薬剤が最も重要です。
最近は、HMG‐CoA還元酵素阻害薬のような、確実にコレステロールを低下させる薬剤が広く使われています。
また、血管が詰まるのを防ぐために、抗血小板薬も用いられます。高血圧や糖尿病、高尿酸血症に対する薬物治療も大切ですので、こうなるともう薬漬けになっちゃうんでほんと予防が大事やねぇ…。
で、最終手段は外科的治療となるわけですが、粥腫で血管内腔が狭くなっている場合には、バイパス手術やカテーテルによる血管拡張療法で血流を回復する治療も行われます。
大動脈瘤なんかでも、人工血管に取り換えるなんてこともありますが、やはりこうなる前にって思いますよね。
つまり予防ですね。
それにはまず、食事と運動。
この2本柱がキチンとしていたら、とにかくそこまで状況にはならないはずです。
細かい部分は置いておいても、この2本柱は意識するようにしてみて下さい。
お酒も煙草も、美味しいものもみんなダメって言われたらなかなか辛い(笑)
ですから、常日頃から運動と食事に気を配って置くことで、ほどほどに楽しむことはできますからね。
そして、そのホドホドこそが、何もかもをうまくいかせるポイントなのかもしれませんね。
てことで、いかがでした?
これら生活習慣を改善するって事が大変なのはよく分かりますが、逆に習慣化されちゃうと楽に出来るもんですからね…
自分の身体は自分で守る。
この感覚は大事ですよ。
では、また来週のイルネスをお楽しみに〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院