2017年03月12日 [からだのこと]
(2)サンデーイルネス(仮)脳卒中について
お疲れ様です。院長です。
3月12日日曜日です。
サンデーイルネス(仮)第2回でございます。
3月ももう12日やし早いもんやなぁ…
新体制にも少し慣れましたかな。
ブログを書く量が増えてるので、そこはちょっと負荷がかかりますが、休みが増えたからねぇ…
そしてだんだん、暖かくなってきたねぇ〜。
来週あたりからは、桜がどうのなんて話も出だすでしょうから、そろそろ春ですね。
て事で、第2回イルネス辞典(仮)いってみましょうか。
あ、因みにこのイルネス(illness)ですが、こういう意味合いの元使っています。
英語の勉強みたいになってますが…
sickness : 体調不良
illness : 病気
disease : 重病
sickness(sick)も病気の、とか訳しますが、比較的軽い、ちょっと風邪ひいたよとか、頭痛いねん的な時に使う軽めの言葉やね。
例文として I didn't go to work because of sickness.(調子悪かったし(しんどかったし)仕事休んだわ)的な感じね。
次にillnessですが、使い方については全く同じ感じで、中身(疾病)がより重篤になったって感覚で良いと思います。
つまり、ちょっとした風邪かなってより、それこそ持病の糖尿病が悪化して、身体がだるくて仕事できない。とか…
で、最後のdiseaseに関しては、病気である状態を示すのではなく、病気そのものを示す感じで使われます。
しかも、比較的重い状況に適してると…
ですから例文としては I have a serious disease.というように、私は重い病気に罹ってる。とかいう時に使います。
ので、今回「illness 」(イルネス)を使用した次第です(笑)
脱線しまくりですが、今日は脳卒中ですな。
基本的に、脳卒中という言葉は一般的な用語であり、医学用語ではありません。
正確には「脳血管障害」といいます。脳卒中の卒は卒倒(そっとう)(突然倒れる)の卒で“突然に”の意味、中は中毒(毒にあたる)の中で“あたる”という意味ですから、脳卒中とは脳の病気で突然に何かにあたったようになる(倒れる)ことを意味します。
これは中国から渡ってきた言葉だそうで、西暦760年の日本の書物にすでに見られますから、この病気は日本でも長い歴史をもっていることがわかります。
近代医学が発展する前から、人々は卒中という病気があることをある程度理解していたことの証拠でもあるわけですな。
ではこの脳血管障害ですが分類として、脳梗塞(のうこうそく)、脳出血(のうしゅっけつ)、くも膜下出血(まくかしゅっけつ)の3つが代表的な脳血管障害といえます。
簡単に説明しちゃうと、脳の血管が動脈硬化や、ほかの部位から流れてきたもの(栓子(せんし)といいます)によってふさがってしまうと血流が途絶えてしまいます。
その結果、その先の脳組織に血液や血液によって運ばれてくる酸素、ブドウ糖などの栄養物が来なくなり、脳組織が死んでしまうのが脳梗塞です。
一方、脳の深部の細い血管に高血圧や加齢によって小さなこぶがたくさんでき、これが急に血圧が上昇した時などに破裂して脳のなかに血腫(けっしゅ)ができるのが脳出血です。
そして、脳の表面の太い血管に動脈瘤(どうみゃくりゅう)ができ、それが破裂し、脳を包む3枚の膜(外から硬膜(こうまく)、くも膜、軟膜(なんまく))のうち、くも膜と軟膜の間(すなわちくも膜の下)に出血が起こるのがくも膜下出血というわけです。
脳卒中は日本の国民病のひとつですが、その死亡数は年々減っています。
でもそれは主に脳出血による死亡が減っているからで、脳梗塞やくも膜下出血による死亡はあまり減っていないんですねぇ…
むしろ死亡率が下がっているわりには発症率が下がっていないので、実際に病院にかかっている患者さんの数は増えているともいえるでしょう。
日本における調査ではその日に入院中、あるいは外来を訪れた148万人の脳卒中患者のなかで、脳梗塞が約75%、脳出血が15〜20%、くも膜下出血が5〜10%という結果が出てるそうです。
つまり、日本で脳卒中で悩む患者さんの4分の3が脳梗塞であるってことですな。
ってことで…
来週は、この「脳梗塞」にスポットをあてて解説していきましょう。
ではみなさん、素敵な休日を〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月12日日曜日です。
サンデーイルネス(仮)第2回でございます。
3月ももう12日やし早いもんやなぁ…
新体制にも少し慣れましたかな。
ブログを書く量が増えてるので、そこはちょっと負荷がかかりますが、休みが増えたからねぇ…
そしてだんだん、暖かくなってきたねぇ〜。
来週あたりからは、桜がどうのなんて話も出だすでしょうから、そろそろ春ですね。
て事で、第2回イルネス辞典(仮)いってみましょうか。
あ、因みにこのイルネス(illness)ですが、こういう意味合いの元使っています。
英語の勉強みたいになってますが…
sickness : 体調不良
illness : 病気
disease : 重病
sickness(sick)も病気の、とか訳しますが、比較的軽い、ちょっと風邪ひいたよとか、頭痛いねん的な時に使う軽めの言葉やね。
例文として I didn't go to work because of sickness.(調子悪かったし(しんどかったし)仕事休んだわ)的な感じね。
次にillnessですが、使い方については全く同じ感じで、中身(疾病)がより重篤になったって感覚で良いと思います。
つまり、ちょっとした風邪かなってより、それこそ持病の糖尿病が悪化して、身体がだるくて仕事できない。とか…
で、最後のdiseaseに関しては、病気である状態を示すのではなく、病気そのものを示す感じで使われます。
しかも、比較的重い状況に適してると…
ですから例文としては I have a serious disease.というように、私は重い病気に罹ってる。とかいう時に使います。
ので、今回「illness 」(イルネス)を使用した次第です(笑)
脱線しまくりですが、今日は脳卒中ですな。
基本的に、脳卒中という言葉は一般的な用語であり、医学用語ではありません。
正確には「脳血管障害」といいます。脳卒中の卒は卒倒(そっとう)(突然倒れる)の卒で“突然に”の意味、中は中毒(毒にあたる)の中で“あたる”という意味ですから、脳卒中とは脳の病気で突然に何かにあたったようになる(倒れる)ことを意味します。
これは中国から渡ってきた言葉だそうで、西暦760年の日本の書物にすでに見られますから、この病気は日本でも長い歴史をもっていることがわかります。
近代医学が発展する前から、人々は卒中という病気があることをある程度理解していたことの証拠でもあるわけですな。
ではこの脳血管障害ですが分類として、脳梗塞(のうこうそく)、脳出血(のうしゅっけつ)、くも膜下出血(まくかしゅっけつ)の3つが代表的な脳血管障害といえます。
簡単に説明しちゃうと、脳の血管が動脈硬化や、ほかの部位から流れてきたもの(栓子(せんし)といいます)によってふさがってしまうと血流が途絶えてしまいます。
その結果、その先の脳組織に血液や血液によって運ばれてくる酸素、ブドウ糖などの栄養物が来なくなり、脳組織が死んでしまうのが脳梗塞です。
一方、脳の深部の細い血管に高血圧や加齢によって小さなこぶがたくさんでき、これが急に血圧が上昇した時などに破裂して脳のなかに血腫(けっしゅ)ができるのが脳出血です。
そして、脳の表面の太い血管に動脈瘤(どうみゃくりゅう)ができ、それが破裂し、脳を包む3枚の膜(外から硬膜(こうまく)、くも膜、軟膜(なんまく))のうち、くも膜と軟膜の間(すなわちくも膜の下)に出血が起こるのがくも膜下出血というわけです。
脳卒中は日本の国民病のひとつですが、その死亡数は年々減っています。
でもそれは主に脳出血による死亡が減っているからで、脳梗塞やくも膜下出血による死亡はあまり減っていないんですねぇ…
むしろ死亡率が下がっているわりには発症率が下がっていないので、実際に病院にかかっている患者さんの数は増えているともいえるでしょう。
日本における調査ではその日に入院中、あるいは外来を訪れた148万人の脳卒中患者のなかで、脳梗塞が約75%、脳出血が15〜20%、くも膜下出血が5〜10%という結果が出てるそうです。
つまり、日本で脳卒中で悩む患者さんの4分の3が脳梗塞であるってことですな。
ってことで…
来週は、この「脳梗塞」にスポットをあてて解説していきましょう。
ではみなさん、素敵な休日を〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院