
2025年03月05日 [色々なこと]
南極地下火山
お疲れ様です。院長です。
3月5日の水曜日でございます。
何でも今日は「スチュワーデスの日」なんだそうです。
では元気にネタいきましょう。
南極の氷が溶けると地下の火山が目覚め、噴火により更なる危機を招く恐れがあるんだとか…。
南極の氷下には、眠れる火山たちが存在しています。
気温の上昇とともに氷床が薄くなると、その圧力の減少が地下のマグマに影響を及ぼし、噴火のリスクが高まることが新たな研究で明らかになりました。
研究者たちは、厚さ1kmの氷が薄くなるシナリオをもとに、火山活動がいかに進行するかをシミュレーションしました。
その結果、マグマの膨張とともに氷床崩壊のリスクが増大する「悪循環」が確認されました。
もしこの連鎖が進行すれば、地球規模での海面上昇が避けられないらしいです。
氷河が融けると、様々な秘密も露わになります。
西南極氷床の下には、現在も活動中の火山が潜んでおり、気候変動による氷の融解に伴い、その活動が活発化する可能性があるそうなんです。
「西南極地溝帯系」には、たくさんの火山が集まっています。
地溝帯系は、地面の下で地殻という地球の表面の硬い層が引っ張られて割れ目ができる場所のことです。
この割れ目付近では地下の熱や火山活動が特に活発だとされています。
西南極にある火山には、エレバス山のように地表に見えるものもありますが、多くは氷床の下に隠れているため、これまでは詳しいことが分かっていませんでした。
火山が噴火する理由の一つは、地下にあるマグマという非常に高温の溶けた岩石です。
このマグマは液体のように動く性質を持っており、ガスを含んでいることが多いです。
そして、地表の重さや圧力が弱まると、マグマが膨らみやすくなり、地表に向かって押し上げられます。
今回の研究では、氷河が融けることで、氷の重みが「蓋(ふた)」のような役割を果たしていたものが失われ、マグマが膨張しやすくなることが分かりました。
ブラウン大学やウィスコンシン大学マディソン校などの研究機関の研究チームは4,000回以上のコンピューターシミュレーションを行い、氷の重さが減るとマグマがどのように変化するかを調べました。
例えば、1kmの厚さの氷が300年かけて融けた場合、火山活動が増えて一部の火山では毎年大量の熱が発生し、一部の火山では年間10テラジュールもの熱を放出することが確認されました。
この熱量は、年間300万立方m以上の氷を溶かすのに相当します。
この研究で明らかになったのは、氷河が融けることで火山が噴火しやすくなり、その結果、火山から放出される熱やガスがさらに氷河を融かすという悪循環が起こる可能性です。
このサイクルが続くと、西南極氷床が予想よりも早く崩れる危険性があります。
もし西南極氷床のすべての氷が融けてしまうと、地球全体の海面が3.3mも上がると考えられています。
これはたくさんの国で沿岸地域が海に沈んでしまうことを意味します。
さらに、2024年には南極の海氷が観測史上2番目に少ない量にまで減少したことが報告されており、すでに危機的な状況が進行しています。
この現象は南極だけに留まりません。
アイスランドやアラスカの氷河の下でも似たような動きが観測されています。
過去の氷河後退期には、環太平洋火山帯で火山活動が急増したことが記録されており、これらのデータを比較することで研究者たちはさらに精密な予測モデルを作り出そうとしています。
この帯には日本、アラスカ、インドネシア、南米のアンデス山脈などが含まれ、世界の火山の多くがここに集中しています。
日本もこの環太平洋火山帯に含まれているため、火山や地震が多い地域となっています。
気候変動は、地表だけでなく地下にも影響を与える可能性があるとわかってきました。
この変化は短期間で起こるものではなく、何百年もかけて進むと考えられていますが、その影響はとても大きいと考えられます。
例えば、温暖化によって氷が溶けると、その重さが減ることで地下の火山にかかる圧力が変わります。
これが原因で火山が活発化し、噴火が起きやすくなる可能性があるそうです。
そして、火山が噴火すると熱が発生し、その熱でさらに氷が溶けます。
このように、氷の融解と火山活動が互いに影響し合う連鎖が起こると考えられます。
この連鎖を止めるためには、科学者たちが現象を詳しく研究し、私たちもその仕組みをしっかり理解することが大切です。
いや、なかなか深刻な状況だとは分かってますが、我々が何かできるもんなんでしょうか…。
出来ることがあるなら手伝いますけどねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月5日の水曜日でございます。
何でも今日は「スチュワーデスの日」なんだそうです。
では元気にネタいきましょう。
南極の氷が溶けると地下の火山が目覚め、噴火により更なる危機を招く恐れがあるんだとか…。
南極の氷下には、眠れる火山たちが存在しています。
気温の上昇とともに氷床が薄くなると、その圧力の減少が地下のマグマに影響を及ぼし、噴火のリスクが高まることが新たな研究で明らかになりました。
研究者たちは、厚さ1kmの氷が薄くなるシナリオをもとに、火山活動がいかに進行するかをシミュレーションしました。
その結果、マグマの膨張とともに氷床崩壊のリスクが増大する「悪循環」が確認されました。
もしこの連鎖が進行すれば、地球規模での海面上昇が避けられないらしいです。
氷河が融けると、様々な秘密も露わになります。
西南極氷床の下には、現在も活動中の火山が潜んでおり、気候変動による氷の融解に伴い、その活動が活発化する可能性があるそうなんです。
「西南極地溝帯系」には、たくさんの火山が集まっています。
地溝帯系は、地面の下で地殻という地球の表面の硬い層が引っ張られて割れ目ができる場所のことです。
この割れ目付近では地下の熱や火山活動が特に活発だとされています。
西南極にある火山には、エレバス山のように地表に見えるものもありますが、多くは氷床の下に隠れているため、これまでは詳しいことが分かっていませんでした。
火山が噴火する理由の一つは、地下にあるマグマという非常に高温の溶けた岩石です。
このマグマは液体のように動く性質を持っており、ガスを含んでいることが多いです。
そして、地表の重さや圧力が弱まると、マグマが膨らみやすくなり、地表に向かって押し上げられます。
今回の研究では、氷河が融けることで、氷の重みが「蓋(ふた)」のような役割を果たしていたものが失われ、マグマが膨張しやすくなることが分かりました。
ブラウン大学やウィスコンシン大学マディソン校などの研究機関の研究チームは4,000回以上のコンピューターシミュレーションを行い、氷の重さが減るとマグマがどのように変化するかを調べました。
例えば、1kmの厚さの氷が300年かけて融けた場合、火山活動が増えて一部の火山では毎年大量の熱が発生し、一部の火山では年間10テラジュールもの熱を放出することが確認されました。
この熱量は、年間300万立方m以上の氷を溶かすのに相当します。
この研究で明らかになったのは、氷河が融けることで火山が噴火しやすくなり、その結果、火山から放出される熱やガスがさらに氷河を融かすという悪循環が起こる可能性です。
このサイクルが続くと、西南極氷床が予想よりも早く崩れる危険性があります。
もし西南極氷床のすべての氷が融けてしまうと、地球全体の海面が3.3mも上がると考えられています。
これはたくさんの国で沿岸地域が海に沈んでしまうことを意味します。
さらに、2024年には南極の海氷が観測史上2番目に少ない量にまで減少したことが報告されており、すでに危機的な状況が進行しています。
この現象は南極だけに留まりません。
アイスランドやアラスカの氷河の下でも似たような動きが観測されています。
過去の氷河後退期には、環太平洋火山帯で火山活動が急増したことが記録されており、これらのデータを比較することで研究者たちはさらに精密な予測モデルを作り出そうとしています。
この帯には日本、アラスカ、インドネシア、南米のアンデス山脈などが含まれ、世界の火山の多くがここに集中しています。
日本もこの環太平洋火山帯に含まれているため、火山や地震が多い地域となっています。
気候変動は、地表だけでなく地下にも影響を与える可能性があるとわかってきました。
この変化は短期間で起こるものではなく、何百年もかけて進むと考えられていますが、その影響はとても大きいと考えられます。
例えば、温暖化によって氷が溶けると、その重さが減ることで地下の火山にかかる圧力が変わります。
これが原因で火山が活発化し、噴火が起きやすくなる可能性があるそうです。
そして、火山が噴火すると熱が発生し、その熱でさらに氷が溶けます。
このように、氷の融解と火山活動が互いに影響し合う連鎖が起こると考えられます。
この連鎖を止めるためには、科学者たちが現象を詳しく研究し、私たちもその仕組みをしっかり理解することが大切です。
いや、なかなか深刻な状況だとは分かってますが、我々が何かできるもんなんでしょうか…。
出来ることがあるなら手伝いますけどねぇ…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院