2025年01月01日 [色々なこと]
月のスピード
お疲れ様です。院長です。
1月1日の水曜日でございます。
明けましておめでとうございます。
今年もこのブログ共々、弘泉堂鍼灸接骨院をよろしくお願いします。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、月では地球より時間が速く進むそうなんです。
アインシュタインの相対性理論を用いて物理学者が計算したそうです。
地球と月では、時間の流れるスピードが違うようで、新たな研究によると、月の時計は地球よりも「1日あたり56.02マイクロ秒」だけ速く進むそうです。
人間の感覚だとないにも等しい”時差”ですけどね(笑)
ところが、この時差はNASAの「アルテミス計画」などの宇宙ミッションではきわめて大きな意味を持つそうなんです。
そもそもなぜ地球と月では時間の流れが違うのでしょう?
そしてなぜ物理学者はこのわずかなズレを重視するのでしょう?
ここで紹介するのは、相対性理論を使った時間の科学です。
時間は誰にとっても平等と思われるでしょう。
ですが、じつのところ、2人の人物がまったく同じ速度で、まったく同じ方向に移動していない限り、両者にとっての1時間が同じ長さになることはありません。
相対性理論が示す重要な真実は、絶対的な時間というものが存在しないということなんですね。
それゆえに地球と月とでは、時間の流れが違ってきます。
月は自転する地球の周りを周回しています。
ですから月の動きは、地球上の任意の地点に対して相対的なものとなるわけです。
これは地球から見た時、月の時計を遅れさせるような効果があります。
また月の重力は地球のものより小さいので、これもまた時間の流れに影響するそうです。
こちらの影響は先ほどとは逆で、月面の時計を速く進ませる効果があります。
つまり、月の時計と地球の時計とでは進み方が違うということです。
では具体的にどのくらい時計の進み方にズレがあるのでしょう?
2024年4月、なんとアメリカ政府が科学者たちにそれを明らかにしてみろと挑戦状を出したそうなんです。
これを受けて立った科学者たちの中に、米国コロラド大学ボルダー校の理論物理学者ニール・アシュビー氏らがいました。
この複雑な問題を解くために、アシュビー氏らは、地球と月が太陽の重力のみによって自由落下しつつ、お互いの重心の周りを回っているという前提からスタートしました。
こう捉えることで、地球と月の自転・潮汐力・完全な球形ではないことなど、さまざまな複雑な要因の影響を定式化しやすくなります。
そして算出された月の時計と地球の時計のズレは、1日あたり56.02マイクロ秒だったそうです。
月の時計は24時間で0.00005602秒だけ地球の時計よりも速く進むそうです。
人間の感覚的にはないにも等しいわずかな差ですが、月と地球とで頻繁に通信が交わされる宇宙ミッションでは無視できないズレなのだそうです。
とりわけ重要なのは、月でのナビゲーションの安全性です。
現代のナビゲーション・システムをうまく機能させるには時計を同期させることがキモとなるが、それは光速で飛ぶ電波によってなされています。
光は1ナノ秒(0.001マイクロ秒)で30cm進みます。
人間的には電光石火の速さですが、それでも地球と月で生じる56マイクロ秒のズレを考慮しないと、1日あたり17kmもの誤差が生じることになるわけです。
「アルテミス計画」のような宇宙ミッションでは、探査機や宇宙飛行士の位置を毎時10m以内で把握することが求められます。
したがって56マイクロ秒のズレはとても許容できないものとなるようです。
もちろん、たくさんの人間やロボットが月で活動し、このレベルでの時間管理が必要になるまでには、数年から数十年がかかることでしょう。
ですが人類の宇宙進出に携わる科学者たちは、そのための準備を今から着々と進めているわけですね。
まぁ、我々世代、次の世代、その次の世代くらいまでは関係ない話でしょうけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
1月1日の水曜日でございます。
明けましておめでとうございます。
今年もこのブログ共々、弘泉堂鍼灸接骨院をよろしくお願いします。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、月では地球より時間が速く進むそうなんです。
アインシュタインの相対性理論を用いて物理学者が計算したそうです。
地球と月では、時間の流れるスピードが違うようで、新たな研究によると、月の時計は地球よりも「1日あたり56.02マイクロ秒」だけ速く進むそうです。
人間の感覚だとないにも等しい”時差”ですけどね(笑)
ところが、この時差はNASAの「アルテミス計画」などの宇宙ミッションではきわめて大きな意味を持つそうなんです。
そもそもなぜ地球と月では時間の流れが違うのでしょう?
そしてなぜ物理学者はこのわずかなズレを重視するのでしょう?
ここで紹介するのは、相対性理論を使った時間の科学です。
時間は誰にとっても平等と思われるでしょう。
ですが、じつのところ、2人の人物がまったく同じ速度で、まったく同じ方向に移動していない限り、両者にとっての1時間が同じ長さになることはありません。
相対性理論が示す重要な真実は、絶対的な時間というものが存在しないということなんですね。
それゆえに地球と月とでは、時間の流れが違ってきます。
月は自転する地球の周りを周回しています。
ですから月の動きは、地球上の任意の地点に対して相対的なものとなるわけです。
これは地球から見た時、月の時計を遅れさせるような効果があります。
また月の重力は地球のものより小さいので、これもまた時間の流れに影響するそうです。
こちらの影響は先ほどとは逆で、月面の時計を速く進ませる効果があります。
つまり、月の時計と地球の時計とでは進み方が違うということです。
では具体的にどのくらい時計の進み方にズレがあるのでしょう?
2024年4月、なんとアメリカ政府が科学者たちにそれを明らかにしてみろと挑戦状を出したそうなんです。
これを受けて立った科学者たちの中に、米国コロラド大学ボルダー校の理論物理学者ニール・アシュビー氏らがいました。
この複雑な問題を解くために、アシュビー氏らは、地球と月が太陽の重力のみによって自由落下しつつ、お互いの重心の周りを回っているという前提からスタートしました。
こう捉えることで、地球と月の自転・潮汐力・完全な球形ではないことなど、さまざまな複雑な要因の影響を定式化しやすくなります。
そして算出された月の時計と地球の時計のズレは、1日あたり56.02マイクロ秒だったそうです。
月の時計は24時間で0.00005602秒だけ地球の時計よりも速く進むそうです。
人間の感覚的にはないにも等しいわずかな差ですが、月と地球とで頻繁に通信が交わされる宇宙ミッションでは無視できないズレなのだそうです。
とりわけ重要なのは、月でのナビゲーションの安全性です。
現代のナビゲーション・システムをうまく機能させるには時計を同期させることがキモとなるが、それは光速で飛ぶ電波によってなされています。
光は1ナノ秒(0.001マイクロ秒)で30cm進みます。
人間的には電光石火の速さですが、それでも地球と月で生じる56マイクロ秒のズレを考慮しないと、1日あたり17kmもの誤差が生じることになるわけです。
「アルテミス計画」のような宇宙ミッションでは、探査機や宇宙飛行士の位置を毎時10m以内で把握することが求められます。
したがって56マイクロ秒のズレはとても許容できないものとなるようです。
もちろん、たくさんの人間やロボットが月で活動し、このレベルでの時間管理が必要になるまでには、数年から数十年がかかることでしょう。
ですが人類の宇宙進出に携わる科学者たちは、そのための準備を今から着々と進めているわけですね。
まぁ、我々世代、次の世代、その次の世代くらいまでは関係ない話でしょうけどね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院