2024年11月12日 [動物のこと]
カエルドローン
お疲れ様です。院長です。
11月12日の火曜日でございます。
今日は、洋服記念日だそうです。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、ハワイで爆発的に増加する外来種のカエルの駆除計画に、ドローン攻撃を採用するんだとか…。
ハワイのオアフ島では、外来種の「コキーコヤスガエル」が爆発的に増加しており、ドローン攻撃を実行することにしたそうなんです。
名前にある「コキー」とは鳴き声を表しており、一斉に鳴くと、その声はバイクのエンジン音に匹敵する95デシベルに達するほどうるさいらしいです。
個体数の増加と鳴き声のうるささに業を煮やしたハワイ州当局は、今回ドローンで上空からクエン酸を散布し、コキーコヤスガエルを駆除する事を決めました。
コキーコヤスガエルとは、プエルトリコ原産のコヤスガエル科のカエルで、卵からそのままカエルの姿で生まれてくるという、驚くべき特徴を持っています。
つまり成長する際にオタマジャクシの過程を経ないため、繁殖するのに池や沼、水たまりといった環境を必要としないわけなんです。
この動画はこのカエルが孵化する瞬間をとらえたもの。
卵から直接、小さなカエルが飛び出してくるのがわかります。https://youtu.be/Cbf-ZhpnrGA
このように湿った場所さえあれば、卵から直接のカエルの姿で孵化してくるコキーコヤスガエルは、当然ながら繁殖力が強く、生息環境も広範囲です。
つまり在来種にとっては非常な脅威となるわけです。
そうしたことから、このカエルは「世界の侵略的外来種ワースト100」にもその名を連ねているそうです。
また、このカエルは食欲も旺盛で、在来種の食べ物を奪うだけでなく、その餌となる昆虫が媒介している植物の受粉への影響も懸念されているらしいです。
さらに鳴き声が非常に大きいため、近隣住民の安眠妨害になっていることも、駆除の大きな理由の一つになっているそうです。
ちなみに鳴き声のコキーの「コ」は縄張りを主張し、「キー」はメスを呼ぶためのものとも言われています。
ハワイには輸入された観葉植物に紛れ、1980年代に初めて侵入したと見られていますが、幸か不幸かこの地にはコキーコヤスガエルの天敵となる生き物がいませんでした。
そのため彼らは爆発的にその数を増やし続け、オアフ島では1ヘクタールあたり最大91,000匹が生息している可能性があるそうです。
これはもともとの原産地であるプエルトリコの2〜3倍の密度になるといいますからかなりの増え方をしています。
2024年6月、当局は住民から「クリオウオウ・リッジ・トレイルの頂から約200m下方で、コキーコヤスガエルの鳴き声がする」との報告を受け、ハワイ州土地天然資源省森林野生生物局(DLNR DOFAW)と、オアフ島の外来種委員会(OISC)による調査が行われました。
その結果、コキーコヤスガエルはクリオウオウ・リッジ・トレイルの下方、約52,000平方メートルの広さにわたって分布していると推定されました。
これは今までに判明していた生息地よりも、標高が高い地域でした。
そこでこのエリアで駆除が行われることになったのだが、現地は急峻な斜面になっており、作業員が徒歩で近づくことができません。
当局は山間部の広い地域で効率的に作業を進めるため、ドローンを飛ばしてクエン酸食品添加物を散布することにしたわけです。
クエン酸は人体には無害ですが、皮膚呼吸をする生き物であるカエルの表面に付着すると、吸収されて速やかに死に至るのだとか…。
現在、コキーコヤスガエルはオアフ島だけでなく、ハワイ島やマウイ島、カウアイ島でもその生息が確認されているそうです。
ちなみに日本では、現在のところ定着は確認されていないそうですが、特定外来生物に指定されているため、ペットとしての飼育はできないので気をつけましょう。
ま、オタマジャクシをすっ飛ばすカエルがいるってこともはじめて知りましたし、このカエルなら繁殖力は高いですわねぇ。
まだまだ世界には面白い生き物がいるもんですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月12日の火曜日でございます。
今日は、洋服記念日だそうです。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、ハワイで爆発的に増加する外来種のカエルの駆除計画に、ドローン攻撃を採用するんだとか…。
ハワイのオアフ島では、外来種の「コキーコヤスガエル」が爆発的に増加しており、ドローン攻撃を実行することにしたそうなんです。
名前にある「コキー」とは鳴き声を表しており、一斉に鳴くと、その声はバイクのエンジン音に匹敵する95デシベルに達するほどうるさいらしいです。
個体数の増加と鳴き声のうるささに業を煮やしたハワイ州当局は、今回ドローンで上空からクエン酸を散布し、コキーコヤスガエルを駆除する事を決めました。
コキーコヤスガエルとは、プエルトリコ原産のコヤスガエル科のカエルで、卵からそのままカエルの姿で生まれてくるという、驚くべき特徴を持っています。
つまり成長する際にオタマジャクシの過程を経ないため、繁殖するのに池や沼、水たまりといった環境を必要としないわけなんです。
この動画はこのカエルが孵化する瞬間をとらえたもの。
卵から直接、小さなカエルが飛び出してくるのがわかります。https://youtu.be/Cbf-ZhpnrGA
このように湿った場所さえあれば、卵から直接のカエルの姿で孵化してくるコキーコヤスガエルは、当然ながら繁殖力が強く、生息環境も広範囲です。
つまり在来種にとっては非常な脅威となるわけです。
そうしたことから、このカエルは「世界の侵略的外来種ワースト100」にもその名を連ねているそうです。
また、このカエルは食欲も旺盛で、在来種の食べ物を奪うだけでなく、その餌となる昆虫が媒介している植物の受粉への影響も懸念されているらしいです。
さらに鳴き声が非常に大きいため、近隣住民の安眠妨害になっていることも、駆除の大きな理由の一つになっているそうです。
ちなみに鳴き声のコキーの「コ」は縄張りを主張し、「キー」はメスを呼ぶためのものとも言われています。
ハワイには輸入された観葉植物に紛れ、1980年代に初めて侵入したと見られていますが、幸か不幸かこの地にはコキーコヤスガエルの天敵となる生き物がいませんでした。
そのため彼らは爆発的にその数を増やし続け、オアフ島では1ヘクタールあたり最大91,000匹が生息している可能性があるそうです。
これはもともとの原産地であるプエルトリコの2〜3倍の密度になるといいますからかなりの増え方をしています。
2024年6月、当局は住民から「クリオウオウ・リッジ・トレイルの頂から約200m下方で、コキーコヤスガエルの鳴き声がする」との報告を受け、ハワイ州土地天然資源省森林野生生物局(DLNR DOFAW)と、オアフ島の外来種委員会(OISC)による調査が行われました。
その結果、コキーコヤスガエルはクリオウオウ・リッジ・トレイルの下方、約52,000平方メートルの広さにわたって分布していると推定されました。
これは今までに判明していた生息地よりも、標高が高い地域でした。
そこでこのエリアで駆除が行われることになったのだが、現地は急峻な斜面になっており、作業員が徒歩で近づくことができません。
当局は山間部の広い地域で効率的に作業を進めるため、ドローンを飛ばしてクエン酸食品添加物を散布することにしたわけです。
クエン酸は人体には無害ですが、皮膚呼吸をする生き物であるカエルの表面に付着すると、吸収されて速やかに死に至るのだとか…。
現在、コキーコヤスガエルはオアフ島だけでなく、ハワイ島やマウイ島、カウアイ島でもその生息が確認されているそうです。
ちなみに日本では、現在のところ定着は確認されていないそうですが、特定外来生物に指定されているため、ペットとしての飼育はできないので気をつけましょう。
ま、オタマジャクシをすっ飛ばすカエルがいるってこともはじめて知りましたし、このカエルなら繁殖力は高いですわねぇ。
まだまだ世界には面白い生き物がいるもんですね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院