2024年07月15日 [からだのこと]
うつタイプ
お疲れ様です。院長です。
7月15日の月曜日でございます。
今日は海の日です。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、うつ病の6種のタイプが、AIによる脳のスキャンデータで特定できることが分かったそうなんです。
米スタンフォード大学医学部の研究チームが、 AIに脳のスキャン画像を解析させたところ、うつ病には6種類のタイプがあることが判明したそうなんです。
こうしたタイプは症状が違うだけでなく、効果的な治療法や薬も違うと考えられています。
将来的には脳スキャンでうつ病の種類を確認し、患者にぴったりな治療が行われるようになるかもしれないとのことです。
この研究では、少なくとも3つのタイプについては、特に効きやすい治療や効きにくい治療を特定することにも成功しているそうですから、前途は明るいかもしれませんな。
うつ病のおよそ30%は、治療があまり効かないために「治療抵抗性うつ病」と呼ばれています。
また、うつ病患者の3分の2は、治療を受けても完全回復には至らないとも言われています。
このようにうつ病の治療が難しい理由のひとつは、その患者に適切な薬や治療法がよくわからないからと考えられています。
きちんと効いてくれる薬探しは、試行錯誤を重ねながら、ときに数カ月から数年も続くそうなんです。
それだけ長い時間をかけても、ぴったりの薬が見つからず、かえって症状が悪化することもあるそうです。
ですからもっと手軽に、患者に負担の少ないやり方で、適切な薬や治療を見つける方法が切実に求められているわけです。
今回の研究を行ったスタンフォード大学医学部のチームの目的も、それを探すことでした。
そのために行ったのが、脳のスキャンです。
うつ病や不安障害と診断された801人に各種課題に取り込んでもらい、そのときの脳を「機能的MRI(fMRI)」で撮影します。
そうやって撮影された画像を、機械学習という一種のAIでグループ分けしてみました。
すると一口にうつ病と言っても、6種類のタイプがあることがわかったそうなんです。
研究チームはさらに、こうしたうつタイプにいくつかの薬や療法を施し、3つのタイプについては特に効きやすい(あるいは効きにくい)治療があることを明らかにしています。
たとえば、脳の認知領域の過活動を特徴とするうつタイプは、「イフェクサー(ベンラファキシン)」という抗うつ薬がよく効くそうです。
安静時に脳の抑うつ・問題解決領域が過剰に活発になりがちなタイプは、トークセラピーが効果的だったと…。
ですがそれとは逆に、安静時に脳内の注意力を制御する領域が不活発になるタイプでは、トークセラピーが効きにくかったそうです。
研究チームによると、このように脳機能の障害によってうつ病を分類できることを示したのは、この研究が初めてであるそうです。
それが意味するのは、脳機能を客観的に測定することで、いずれは患者一人一人にぴったりな治療を行えるようになるということです。
たとえば、このチームはまた別の研究で、抗うつ薬が効きそうな患者を特定することにも成功しています。
fMRIで、うつ病の4分の1以上を占める主要なタイプを特定しておけば、これから行う治療が患者に効くかどうかを6割の正確さで予測できるそうなんです。
こうした予測をすることで、これまでは時間がかかるのが常だった適切な薬や治療法探しを、ずっとスムーズに行えるようになるそうです。
なお今回特定された6つのうつタイプのうち1種は、うつ病でない人との脳と比べて特に目立った違いがなかったそうなんです。
このことから、うつ病の根底にある脳生物学的な要因は、まだ完全に解明されていない可能性が高いと言えますな。
今回の研究では、うつ病や不安障害に関連することが知られている脳領域が スキャンされましたが、それではとらえきれないまた別の機能障害がまだ隠されているだろうということです。
研究チームはこの後、今回のアプローチをさらに広げ、もっとたくさんの患者でうつ病を調べていく予定であるそうです。
うつ病はかなり世界中で急速に広まってますからねぇ…。
きっと、何か大きな理由があるんじゃないかとわたくし院長は思ってますが…。
ま、思ってるだけですがね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
7月15日の月曜日でございます。
今日は海の日です。
では元気にネタいきましょう。
なんでも、うつ病の6種のタイプが、AIによる脳のスキャンデータで特定できることが分かったそうなんです。
米スタンフォード大学医学部の研究チームが、 AIに脳のスキャン画像を解析させたところ、うつ病には6種類のタイプがあることが判明したそうなんです。
こうしたタイプは症状が違うだけでなく、効果的な治療法や薬も違うと考えられています。
将来的には脳スキャンでうつ病の種類を確認し、患者にぴったりな治療が行われるようになるかもしれないとのことです。
この研究では、少なくとも3つのタイプについては、特に効きやすい治療や効きにくい治療を特定することにも成功しているそうですから、前途は明るいかもしれませんな。
うつ病のおよそ30%は、治療があまり効かないために「治療抵抗性うつ病」と呼ばれています。
また、うつ病患者の3分の2は、治療を受けても完全回復には至らないとも言われています。
このようにうつ病の治療が難しい理由のひとつは、その患者に適切な薬や治療法がよくわからないからと考えられています。
きちんと効いてくれる薬探しは、試行錯誤を重ねながら、ときに数カ月から数年も続くそうなんです。
それだけ長い時間をかけても、ぴったりの薬が見つからず、かえって症状が悪化することもあるそうです。
ですからもっと手軽に、患者に負担の少ないやり方で、適切な薬や治療を見つける方法が切実に求められているわけです。
今回の研究を行ったスタンフォード大学医学部のチームの目的も、それを探すことでした。
そのために行ったのが、脳のスキャンです。
うつ病や不安障害と診断された801人に各種課題に取り込んでもらい、そのときの脳を「機能的MRI(fMRI)」で撮影します。
そうやって撮影された画像を、機械学習という一種のAIでグループ分けしてみました。
すると一口にうつ病と言っても、6種類のタイプがあることがわかったそうなんです。
研究チームはさらに、こうしたうつタイプにいくつかの薬や療法を施し、3つのタイプについては特に効きやすい(あるいは効きにくい)治療があることを明らかにしています。
たとえば、脳の認知領域の過活動を特徴とするうつタイプは、「イフェクサー(ベンラファキシン)」という抗うつ薬がよく効くそうです。
安静時に脳の抑うつ・問題解決領域が過剰に活発になりがちなタイプは、トークセラピーが効果的だったと…。
ですがそれとは逆に、安静時に脳内の注意力を制御する領域が不活発になるタイプでは、トークセラピーが効きにくかったそうです。
研究チームによると、このように脳機能の障害によってうつ病を分類できることを示したのは、この研究が初めてであるそうです。
それが意味するのは、脳機能を客観的に測定することで、いずれは患者一人一人にぴったりな治療を行えるようになるということです。
たとえば、このチームはまた別の研究で、抗うつ薬が効きそうな患者を特定することにも成功しています。
fMRIで、うつ病の4分の1以上を占める主要なタイプを特定しておけば、これから行う治療が患者に効くかどうかを6割の正確さで予測できるそうなんです。
こうした予測をすることで、これまでは時間がかかるのが常だった適切な薬や治療法探しを、ずっとスムーズに行えるようになるそうです。
なお今回特定された6つのうつタイプのうち1種は、うつ病でない人との脳と比べて特に目立った違いがなかったそうなんです。
このことから、うつ病の根底にある脳生物学的な要因は、まだ完全に解明されていない可能性が高いと言えますな。
今回の研究では、うつ病や不安障害に関連することが知られている脳領域が スキャンされましたが、それではとらえきれないまた別の機能障害がまだ隠されているだろうということです。
研究チームはこの後、今回のアプローチをさらに広げ、もっとたくさんの患者でうつ病を調べていく予定であるそうです。
うつ病はかなり世界中で急速に広まってますからねぇ…。
きっと、何か大きな理由があるんじゃないかとわたくし院長は思ってますが…。
ま、思ってるだけですがね(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院