お疲れ様です。院長です。

1月19日の金曜日でございます。

毎日寒いです。

まだこれから極寒が来るかと思うと、夏の方がやはりマシかなぁとか思いますが、夏になったら冬が恋しくなるんですよね。

もう、寒いのは飽きたから、夏にして下さい（笑）

では今日もネタにいきましょう。

なんでも、たった1杯のお酒で、道徳的判断が変わるという研究結果が出たそうなんですよ。

道徳的判断…。

お酒好きにはなんとも微妙な言葉ですな。

みなさんは、お酒を飲んで大いに酔っ払った翌日、自分の行動や言動を思い出して恥ずかしくなる、罪悪感に襲われる、そんな経験はあるでしょうか？

ポーランドの大学では、アルコールが私たちの道徳心に与える影響をについての研究を行っており、普段なら絶対やらないようなことでも、お酒が入るとついやってしまう理由を説明しているそうです。

最新の研究によれば、たった1杯お酒を飲んだだけで、道徳心が緩み、通常なら絶対にしないようなことでも、やってしまうようになるのだそうですよ。

お酒が人間の行動に与える影響は、ずっと昔から調査の対象だったそうです。

お酒で失敗したという話はいくらでもありますが、そのような時、酔っ払った私たちの脳では何が起きているのでしょうか？

アルコールが自制心や判断力を鈍らせることはならよく知られているわけなんですが、もっと具体的に、道徳心や善悪の判断に与える影響はほとんど調べられていなかったそうなんです。

ポーランド、シレジア大学のマリオラ・パルゼル＝チャチュラ准教授は、「多くの犯罪がアルコールの影響下で行われているにもかかわらず、酔った人が善悪をどうとらえ、何を考えるようになるのかを探った研究はほとんどありません」と語っています。

そこで彼らはアルコールが道徳的判断にどう影響するのかの研究を行ったわけです。

パルゼル＝チャチュラ准教授率いる研究チームは18〜52歳の健康な参加者329人を集め、「お金をいくらもらえば、悪いことをするか？」という質問をしてみたそうです。

例えば、まったく知らない子どもの手のひらに針を刺すといったことや、親を罵倒するといった行為は、一般的なモラルに反する行為と言えるでしょう。

こうした悪事をいくらお金をもらえばやるかと、お酒を飲んだ参加者に聞いてみたそうなんです。

質問は、「優しさ」「公正さ」「忠誠」「権威への従順さ」「慎み」の5つのカテゴリーに分けられていました。

例えば、子どもに針を刺す質問は優しさを測るためのものだそうですし、親への罵りなら権威への従順さを測るためのものなんだとか…。

実験の結果、お酒が入ると優しさと慎み深さが低下し、それ以外はシラフのときと特に変わらないことがわかったそうです。

つまり、アルコールによって、他人を傷つける行為やはしたない行為に対する抵抗感が弱まるということのようです。

とりわけ大きく低下するのが慎みだそうで、お酒を飲んだ参加者たちは「裸で這い回ったり、ステージで放尿したり」と、普段なら恥ずかしくて絶対できないような行為でも、やってもいいかと考えるようになったそうです。

まぁ、これも酔いの程度によりますよねぇ…。

この研究でとりわけ興味深いのは、酔っ払いは悪いとわかってやっている可能性があることです。

過去の研究では、酔っ払っていようがいまいが、何が正しく何が間違っているのかという判断はまったく変わらないことがわかっています。

つまりお酒が入っていても、善悪の判断は正常にできるのだと…。

ところがお酒たった1杯だけでも、悪いことと知りながら「まあいいか」という気持ちになってしまうそうなんですよ。

このお酒1杯ってのが、人によるんじゃないのかねぇ…。

では、一体何がそう思わせるのでしょう？

可能性としては、お酒によって認知や感情が変化しているとも考えられます。

ですが今回の研究では結論を出すことができず、今後の実験が必要であるとのことなんです。

今回の研究結果は、お酒を飲むと普段ならやらないことをやってしまいがちな理由を部分的に説明しています。

「お酒は何世紀にもわたって人類と共にあり、多くの文化で普通に飲まれています」「私たちは、このテーマについてもっと研究する必要があるのです」と、パルゼル＝チャチュラ准教授は語っています。

まぁ、これ、血中アルコール濃度と密接に関係あるんじゃないでしょうかね？

あまり酔わない、つまりお酒に強い人なら、1杯の酒で「まあいいか」とはならない気がするんですけどね。

どんなに酒に強い人でも、許容量を超えると泥酔するわけで、血中アルコール濃度がどこまで上がるとって話だと思うんですが違うのかね。

ま、この研究も今後に期待しましょう。

ではまた〜。











京都　中京区　円町　弘泉堂鍼灸接骨院