2023年12月05日 [からだのこと]
ADHD
お疲れ様です。院長です。
12月5日の火曜日でございます。
やはり12月、日々カウントダウンされていく感じがやはり独特ですよね〜。
まだ、5日ですけどね。
あっちゅう間にクリスマスやしね(笑)
ではネタにいきましょう。
みなさんは、「ADHD」という病気をご存知でしょうか。
近年その名前が認知されはじめた、発達障がいの一種であるADHD(注意欠陥・多動症)は、子供を対象とした研究が多く、大人に関するものはあまりありませんでした。
つまり、「子供の病気」に位置づけされている部分が多かったわけなんですが、今回、約2100万人分のデータを調べた最新の大規模研究によると、大人のADHDは想像以上に多く、一般的であることがわかったそうなんです。
最新の研究では、関連する57本の先行研究を調べたもので、その結果、大人のADHDは全体の3%、世界で推定1億8000万人の成人がこの症状を抱えているだろうことが判明したらしいです。
オーストラリア、カーティン大学のゲティネット・ヤヤ博士によるこの研究は、大人のADHDの広まりを客観的に示した初めてのものだといいます。
ADHDは、「注意力の欠如」や「多動性・衝動性」を特徴とする発達障がい(最近では非定型ともいわれる)の1つです。
一般には子供のものというイメージがありますが、今回の研究では大人の3%がADHDであることが明らかになっています。
ですが重要なことに、そうした人のほとんどは治療を受けていません。
人によって症状の出方は様々ですし、軽度ならば日常生活を営むことにそこまで支障は生じないでしょう。
他の人より物忘れがひどかったり、うっかりミスが多かったり、上の空だったり、人の話を聞かなかったりと、いわゆる天然キャラとしてまわりが受け入れてくれることもあると思われます。
ですが、普通の人が当たり前に出来る事が、出来ない事で、自分に対して嫌悪感を持ち、生きづらさを感じている人も少なくないでしょう。
そのためか、今回の研究では、大人のADHD患者のうち10人中9人は、病院にいって診断したり、治療を受けていないことが明らかになっています。
その理由は、本人に自覚がない場合もあるでしょうが、大人のADHDを専門とする病院がとても少ない点も挙げられます。
さらに診断もかなり難しいとのことなんです。
大人のADHDの症状は、主に注意力の欠如(何かに集中することが苦手)であるという点です。
ところが医師たちの診断は、子供によくみられる多動(落ち着きがなく、じっとしていられない)を基準にしていることが多く、注意欠如型のADHDは、簡単に見落とされてしまうんだそうです。
こうして子供の頃にADHDが見逃され、治療されなかったことが、大人になってからも症状が続く大きな要因の1つであるといいます。
頭の中がいつもとっちらかっていたり、鍵や財布などをすぐに失くしたり、集中力がすぐに途切れてしまいがちなのは、ADHDを抱える大人のあるあるです。
まぁ、集中力が途切れてしまうって症状は、社会生活をこなすうえで、なかなか厄介なものですなぁ。
普通は、なんらか職について働かなきゃいけないわけで、集中力の低い人はその時点で生き辛いですわねぇ。
ですが、ADHDと付き合うコツさえ覚えれば、案外強力な武器になってくれることもあるそうなんです。
例えば注意欠如を特徴とする大人のADHDですが、そうした人に集中力がないわけではありません。
それどころか環境さえ整っていれば、人並み以上の集中力を発揮できることがあるそうなんです。
実際、ADHDを抱えるあるアメリカ人女性は、環境さえ整っていれば驚異的なほどの仕事量をこなせたり、子供や動物とすぐに仲良くなれたりと、この症状ならではの特徴生かして上手に生きていく方法を紹介しています。
とは言え、生きづらいのも確かで、不安症やうつ病になりやすく、慢性的な不眠症になりやすいため、自ら命を絶つ人も少なくなく、その割合は一般の人の3倍にのぼるそうです。
この研究の共著者であるオーストラリア、カーティン大学のロサ・アラティ教授は、今後は大人のADHDにももっと注意を向けるべきだと、プレスリリースで次のように述べています。
「大人のADHDにもっと関心を向けることは、社会の健康にとって大切なことです。
それを治療せず放置しておけば、長期にわたる社会的・身体的・精神的な健康問題につながりかねません」
子供向けにADHDを客観的に判断できるVRゲームも誕生したようですし、大人向けも開発してくれると診断しやすくなるんじゃないでしょうかね。
もしかしたらさらに割合が上がる確率もありそうですが、日常生活に困難をきたすほど重度なら回りも自分も気が付くでしょうけど、軽度だと「ちょっと抜けたところがある人」くらいに見過ごされますからねぇ。
まぁ、こういった疾患は、昔からあったんでしょうけど、認知されだしたのが最近ですから、まだまだ治療法なんかも確立していません。
まず、病気であることを認識することからスタートしないと、治療もクソもないですからね。
特に日本では、こういった疾患に対してかなり遅れていますから、日本人にも大人のADHDの人はかなりいると思いますよ。
治療は難しいでしょうけど、周りの理解を得ることは出来るかもしれませんし、今一度自分を見つめ直してみてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月5日の火曜日でございます。
やはり12月、日々カウントダウンされていく感じがやはり独特ですよね〜。
まだ、5日ですけどね。
あっちゅう間にクリスマスやしね(笑)
ではネタにいきましょう。
みなさんは、「ADHD」という病気をご存知でしょうか。
近年その名前が認知されはじめた、発達障がいの一種であるADHD(注意欠陥・多動症)は、子供を対象とした研究が多く、大人に関するものはあまりありませんでした。
つまり、「子供の病気」に位置づけされている部分が多かったわけなんですが、今回、約2100万人分のデータを調べた最新の大規模研究によると、大人のADHDは想像以上に多く、一般的であることがわかったそうなんです。
最新の研究では、関連する57本の先行研究を調べたもので、その結果、大人のADHDは全体の3%、世界で推定1億8000万人の成人がこの症状を抱えているだろうことが判明したらしいです。
オーストラリア、カーティン大学のゲティネット・ヤヤ博士によるこの研究は、大人のADHDの広まりを客観的に示した初めてのものだといいます。
ADHDは、「注意力の欠如」や「多動性・衝動性」を特徴とする発達障がい(最近では非定型ともいわれる)の1つです。
一般には子供のものというイメージがありますが、今回の研究では大人の3%がADHDであることが明らかになっています。
ですが重要なことに、そうした人のほとんどは治療を受けていません。
人によって症状の出方は様々ですし、軽度ならば日常生活を営むことにそこまで支障は生じないでしょう。
他の人より物忘れがひどかったり、うっかりミスが多かったり、上の空だったり、人の話を聞かなかったりと、いわゆる天然キャラとしてまわりが受け入れてくれることもあると思われます。
ですが、普通の人が当たり前に出来る事が、出来ない事で、自分に対して嫌悪感を持ち、生きづらさを感じている人も少なくないでしょう。
そのためか、今回の研究では、大人のADHD患者のうち10人中9人は、病院にいって診断したり、治療を受けていないことが明らかになっています。
その理由は、本人に自覚がない場合もあるでしょうが、大人のADHDを専門とする病院がとても少ない点も挙げられます。
さらに診断もかなり難しいとのことなんです。
大人のADHDの症状は、主に注意力の欠如(何かに集中することが苦手)であるという点です。
ところが医師たちの診断は、子供によくみられる多動(落ち着きがなく、じっとしていられない)を基準にしていることが多く、注意欠如型のADHDは、簡単に見落とされてしまうんだそうです。
こうして子供の頃にADHDが見逃され、治療されなかったことが、大人になってからも症状が続く大きな要因の1つであるといいます。
頭の中がいつもとっちらかっていたり、鍵や財布などをすぐに失くしたり、集中力がすぐに途切れてしまいがちなのは、ADHDを抱える大人のあるあるです。
まぁ、集中力が途切れてしまうって症状は、社会生活をこなすうえで、なかなか厄介なものですなぁ。
普通は、なんらか職について働かなきゃいけないわけで、集中力の低い人はその時点で生き辛いですわねぇ。
ですが、ADHDと付き合うコツさえ覚えれば、案外強力な武器になってくれることもあるそうなんです。
例えば注意欠如を特徴とする大人のADHDですが、そうした人に集中力がないわけではありません。
それどころか環境さえ整っていれば、人並み以上の集中力を発揮できることがあるそうなんです。
実際、ADHDを抱えるあるアメリカ人女性は、環境さえ整っていれば驚異的なほどの仕事量をこなせたり、子供や動物とすぐに仲良くなれたりと、この症状ならではの特徴生かして上手に生きていく方法を紹介しています。
とは言え、生きづらいのも確かで、不安症やうつ病になりやすく、慢性的な不眠症になりやすいため、自ら命を絶つ人も少なくなく、その割合は一般の人の3倍にのぼるそうです。
この研究の共著者であるオーストラリア、カーティン大学のロサ・アラティ教授は、今後は大人のADHDにももっと注意を向けるべきだと、プレスリリースで次のように述べています。
「大人のADHDにもっと関心を向けることは、社会の健康にとって大切なことです。
それを治療せず放置しておけば、長期にわたる社会的・身体的・精神的な健康問題につながりかねません」
子供向けにADHDを客観的に判断できるVRゲームも誕生したようですし、大人向けも開発してくれると診断しやすくなるんじゃないでしょうかね。
もしかしたらさらに割合が上がる確率もありそうですが、日常生活に困難をきたすほど重度なら回りも自分も気が付くでしょうけど、軽度だと「ちょっと抜けたところがある人」くらいに見過ごされますからねぇ。
まぁ、こういった疾患は、昔からあったんでしょうけど、認知されだしたのが最近ですから、まだまだ治療法なんかも確立していません。
まず、病気であることを認識することからスタートしないと、治療もクソもないですからね。
特に日本では、こういった疾患に対してかなり遅れていますから、日本人にも大人のADHDの人はかなりいると思いますよ。
治療は難しいでしょうけど、周りの理解を得ることは出来るかもしれませんし、今一度自分を見つめ直してみてください。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院