2022年04月27日 [からだのこと]
睡眠と明かり
お疲れ様です。院長です。
4月27日の水曜日でございます。
すっかり春になりましたな。
この頃は陽も長くなってきて、朝も夜明けが早いので嬉しいです。
やっぱ起きた時、明るい方がいいですよね。
てことで、今日のネタはみなさん、寝るとき、部屋は真っ暗にする派ですか?問題についてです。
何でも、最新の研究では、部屋を明るくして寝ると眠りが浅くなるだけではなく、心臓病や糖尿病、肥満のリスクが上がるってなデータがあるそうです。
研究によると、睡眠中に少しの光を浴びるだけでも、睡眠が浅くなり、心拍数が上がった状態が続き、インスリンの作用が十分に発揮できない状態になるんだとか…。
たった一晩、適度な照明がついた部屋で眠るだけで、ブドウ糖と心血管系の制御機能が損なわれ、心臓病・糖尿病・肥満になるリスクが高まるのそうなんです。
睡眠中に浴びる光をできるだけ少なくすることがとても大切なのだという事らしです。
昼に光を浴びると、心拍数が上がることは以前から知られていました。
心臓のギアを上げ、意識をはっきりさせるために、交感神経が活発になるためと考えられています。
これは、目が覚めている間に遭遇するさまざまな出来事にうまく対応するための人体の仕組みと言えるでしょう。
「今回の結果は、夜に光を浴びた場合も同じようなことが起きることを示しています」と、イリノイ州ノースウェスタン大学のフィリス・ジー博士は説明しています。
「明るい部屋で眠ろうとすると、たとえ適度な明るさでも心拍数が上がります」と、ノースウェスタン大学ダニエラ・グリマルディ助教は話します。
「睡眠中でも、自律神経が活発になるのです。
好ましいことではありません。
通常、心拍と心血管系の活動は昼に上がって、夜には低下するものです」と…。
昼と夜の生理機能は、交感神経と副交感神経によって調節されています。
昼その役割を担うのは交感神経で、夜になれば副交感神経が交代して、休息をとるよう全身に伝えます。
今回の研究では、灯りのついた部屋で眠ると、翌朝に「インスリン抵抗性」が上がることが判明しているそうなんです。
インスリン抵抗性が高まると、体の中の細胞がインスリンに鈍くなり、本来ならエネルギーになるはずの血中のブドウ糖をうまく利用できなくなります。
それを埋め合わせるために、膵臓(すいぞう)はさらにインスリンを分泌します。
そしてこれを長い間繰り返すと、徐々に血糖値が上がっていくというわけです。
過去には、明るい部屋で寝ると、健康な人でも太りやすくなることを明らかにした研究もあると、ジー博士は説明しています。
そして今回は、その基礎的なメカニズムが浮き彫りになっているわけですな。
「今回、この現象を説明する上で基礎になるかもしれないメカニズムが判明しました」と、ジー博士は話しています。
「それがブドウ糖の調整能力に影響するようです」
なお今回の研究の参加者は、夜に自分の体に起きている生物学的な変化に気づいていなかったといいます。
「ですが、脳は感じています」とグリマルディ助教は言っています。
「その脳の活動は、浅く、途切れ途切れにしか寝ていない人の脳であるかのようで、つまり本来あるべきように休めていないのです。」と…。
とは言え、夜眠るとき、人工の光に照らされるのはよくあることです。
室内の照明だけでなく、都市部なら外からも照明の光が差し込んできますしね。
また最大で4割もの人たちが、ベッドライトやテレビをつけっぱなしにして眠っているという研究データもあるそうです。
「睡眠・栄養・運動以外に、昼間に光を浴びることも健康にとっては大切なことです。
ですが、夜になれば、たとえ適度な明るさであっても、心臓や内分泌系の健康を損ねる恐れがあります」と、ジー博士は述べています。
この研究では、部屋の明るさが一晩の眠りに与える影響を、100ルクス(適度な明るさ)と3ルクス(薄暗い)で比較して調査しました。
その結果、適度な明るさであっても体の警戒レベルが上がるほか、心拍数が上昇し、心臓が収縮する力が強まり、酸素を含んだ血液が血管に送り出されるスピードが速まることが明らかになったそうです。
「こうした発見は、夜になれば内外から照らされる現代社会で生きる人々にとって、とりわけ大切なことです」と、ジー博士は話します。
ということで寝る直前にはカーテンを閉め、ライトを完全に消して暗くして寝るのがベストな様です。
わたくし院長、まぁ、明るくても寝ちゃいますが、基本は真っ暗の方が好きなんで、暗くして寝ますけどここまでとはねぇ…。
以下はぐっすり眠るための3つのヒントだそうです。
1. 眠るときは消灯する。
安全のためなど、どうしても灯りが必要ならば、薄暗いものを床の近くに設置するのがいいそうです。
2. 照明の色が大切。
琥珀色・赤・オレンジの光(電球色)は脳への刺激が少ないそうです。
白や青い光(昼光色)は眠りの大敵なので、寝室には使わないようにしよう。
3. 外から光が入ってくるなら、遮光カーテンやアイマスクがオススメ。
ベッドを動かして、外の光を避けるのもありだそうです。
なおジー博士によると、眠るときに部屋の「物がよく見えるのなら、明るすぎ」であるそうです。
なるほど。
まぁ、あまり神経質になっちゃうのも逆効果な気もしますから、出来る範囲で、今晩から試してみてはいかがでしょうか。
でも真っ暗にしたら寝れないって人も意外と多いと思いますけどねぇ。
暗くても寝れるタイプで良かったです(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月27日の水曜日でございます。
すっかり春になりましたな。
この頃は陽も長くなってきて、朝も夜明けが早いので嬉しいです。
やっぱ起きた時、明るい方がいいですよね。
てことで、今日のネタはみなさん、寝るとき、部屋は真っ暗にする派ですか?問題についてです。
何でも、最新の研究では、部屋を明るくして寝ると眠りが浅くなるだけではなく、心臓病や糖尿病、肥満のリスクが上がるってなデータがあるそうです。
研究によると、睡眠中に少しの光を浴びるだけでも、睡眠が浅くなり、心拍数が上がった状態が続き、インスリンの作用が十分に発揮できない状態になるんだとか…。
たった一晩、適度な照明がついた部屋で眠るだけで、ブドウ糖と心血管系の制御機能が損なわれ、心臓病・糖尿病・肥満になるリスクが高まるのそうなんです。
睡眠中に浴びる光をできるだけ少なくすることがとても大切なのだという事らしです。
昼に光を浴びると、心拍数が上がることは以前から知られていました。
心臓のギアを上げ、意識をはっきりさせるために、交感神経が活発になるためと考えられています。
これは、目が覚めている間に遭遇するさまざまな出来事にうまく対応するための人体の仕組みと言えるでしょう。
「今回の結果は、夜に光を浴びた場合も同じようなことが起きることを示しています」と、イリノイ州ノースウェスタン大学のフィリス・ジー博士は説明しています。
「明るい部屋で眠ろうとすると、たとえ適度な明るさでも心拍数が上がります」と、ノースウェスタン大学ダニエラ・グリマルディ助教は話します。
「睡眠中でも、自律神経が活発になるのです。
好ましいことではありません。
通常、心拍と心血管系の活動は昼に上がって、夜には低下するものです」と…。
昼と夜の生理機能は、交感神経と副交感神経によって調節されています。
昼その役割を担うのは交感神経で、夜になれば副交感神経が交代して、休息をとるよう全身に伝えます。
今回の研究では、灯りのついた部屋で眠ると、翌朝に「インスリン抵抗性」が上がることが判明しているそうなんです。
インスリン抵抗性が高まると、体の中の細胞がインスリンに鈍くなり、本来ならエネルギーになるはずの血中のブドウ糖をうまく利用できなくなります。
それを埋め合わせるために、膵臓(すいぞう)はさらにインスリンを分泌します。
そしてこれを長い間繰り返すと、徐々に血糖値が上がっていくというわけです。
過去には、明るい部屋で寝ると、健康な人でも太りやすくなることを明らかにした研究もあると、ジー博士は説明しています。
そして今回は、その基礎的なメカニズムが浮き彫りになっているわけですな。
「今回、この現象を説明する上で基礎になるかもしれないメカニズムが判明しました」と、ジー博士は話しています。
「それがブドウ糖の調整能力に影響するようです」
なお今回の研究の参加者は、夜に自分の体に起きている生物学的な変化に気づいていなかったといいます。
「ですが、脳は感じています」とグリマルディ助教は言っています。
「その脳の活動は、浅く、途切れ途切れにしか寝ていない人の脳であるかのようで、つまり本来あるべきように休めていないのです。」と…。
とは言え、夜眠るとき、人工の光に照らされるのはよくあることです。
室内の照明だけでなく、都市部なら外からも照明の光が差し込んできますしね。
また最大で4割もの人たちが、ベッドライトやテレビをつけっぱなしにして眠っているという研究データもあるそうです。
「睡眠・栄養・運動以外に、昼間に光を浴びることも健康にとっては大切なことです。
ですが、夜になれば、たとえ適度な明るさであっても、心臓や内分泌系の健康を損ねる恐れがあります」と、ジー博士は述べています。
この研究では、部屋の明るさが一晩の眠りに与える影響を、100ルクス(適度な明るさ)と3ルクス(薄暗い)で比較して調査しました。
その結果、適度な明るさであっても体の警戒レベルが上がるほか、心拍数が上昇し、心臓が収縮する力が強まり、酸素を含んだ血液が血管に送り出されるスピードが速まることが明らかになったそうです。
「こうした発見は、夜になれば内外から照らされる現代社会で生きる人々にとって、とりわけ大切なことです」と、ジー博士は話します。
ということで寝る直前にはカーテンを閉め、ライトを完全に消して暗くして寝るのがベストな様です。
わたくし院長、まぁ、明るくても寝ちゃいますが、基本は真っ暗の方が好きなんで、暗くして寝ますけどここまでとはねぇ…。
以下はぐっすり眠るための3つのヒントだそうです。
1. 眠るときは消灯する。
安全のためなど、どうしても灯りが必要ならば、薄暗いものを床の近くに設置するのがいいそうです。
2. 照明の色が大切。
琥珀色・赤・オレンジの光(電球色)は脳への刺激が少ないそうです。
白や青い光(昼光色)は眠りの大敵なので、寝室には使わないようにしよう。
3. 外から光が入ってくるなら、遮光カーテンやアイマスクがオススメ。
ベッドを動かして、外の光を避けるのもありだそうです。
なおジー博士によると、眠るときに部屋の「物がよく見えるのなら、明るすぎ」であるそうです。
なるほど。
まぁ、あまり神経質になっちゃうのも逆効果な気もしますから、出来る範囲で、今晩から試してみてはいかがでしょうか。
でも真っ暗にしたら寝れないって人も意外と多いと思いますけどねぇ。
暗くても寝れるタイプで良かったです(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院