2021年11月12日 [からだのこと]
人骨販売中
お疲れ様です。院長です。
11月12日の金曜日でございます。
だいぶ寒くなってきましたね〜。
寒くなると、人間動きが悪くなりますし、関節が痛むなんて人も多いかと思います。
寒さが骨身に染みるなんて言葉もありますし、やはり寒いってのは快適ではないんですな。
てことで、今日は骨身に染みるに因んだ、「骨」のお話しでもしようかと思います。
当院の患者さんなら、みなさん見ておられるとおもいますが、当院には「骨格模型」が置いてあります。
全身の骨格模型なんですが、当然これは作りものです。
とは言っても、モデルは実在していて、当院の骨格模型のモデルは、ドイツ人の「スタン」君と言います。
まぁ、名前は本当かどうか分かりませんが、ドイツ人の骨格をモデルに再現してある骨格標本なわけです。
で、過去、このブログでも紹介したことがあるんですが、こういった「骨格模型」実は、実物の人間の「骨」を加工した製品もあるんですよね。
つまり、本物の人骨なわけですね。
こういった「骨」の場合、その経緯がもちろん重要になるわけですが、基本的には生前に、標本にするという意志を残して亡くなられた方のものがほとんどです。
ですが、中には学校なんかで、ずっと使われていた骨格標本が、実は本物の人骨で、古すぎてその経緯が分からないなんてものもあったりはします。
てな前置きから、今日のお話しは「人骨」のネット販売のお話しでございます。
今や多くのネットビジネスが普及しているわけですが、ニューヨークに住む21歳の男性は、人骨販売の通販サイトを手掛けており、そのことを自身SNSで宣伝したことで注目を集めています。
そのユニークなビジネスはなかなか好調のようなんですが、一部専門家からは人骨を販売するという倫理的性質に疑問の声があがっているそうです。
まぁ、そりゃそうです。
ニューヨークのパーソンズスクール・オブ・デザインの学生であるジョン・ピチャヤ・フェリーさん(21歳)は、TikTokで50万人以上、インスタグラム『JonsBones』で4.6万人ものフォロワーを抱えています。
ではフェリーさんはの『JonsBones』というウェブサイト、一体どんな風に売られているんでしょう?
サイトによると、頭蓋骨から肋骨、脊椎など、人間のあらゆる部位の骨が揃っており、価格は18ドル(約2000円)ほどのものもあれば、6000ドル(約682000円)にのぼるものまで様々です。
購入者は、頭蓋骨全体から扁平骨、長骨、更には医学的異常がある希少性のものまで選択することができます。
ウェブサイトでは、医学生らが研究に使用できるよう、特別に準備したものを揃えているようです。
ちょっと見た感じでは、かなりの品ぞろえですなぁ…。
まぁ、売るのは良いとして、問題は入手経路じゃないですかね。
フェリーさんのユニークなビジネスは、ソーシャルメディアでかなりの注目を集めているようなんですが、一部専門家はこのビジネスの倫理的性質に疑問の声を投げかけているというのもこの点です。
何世紀にもわたって、医学生や医師は、特殊なルーツで盗掘を繰り返し、墓から掘り起こした死体で医療骨学を研究するという事実があるそうなんです。
そのため、販売されている人骨も盗まれた遺物で、それらはもともと奴隷やネイティブ民族、または虐げられて抑圧された人々のものである可能性が高いと推測されるんだとか…。
フェリーさんが、いったいどこからどのようなルートで大量の人骨を入手しているのかという詳細は不明だそうですが、彼はメディアでこのように主張しています。
【販売されている骨のほとんどは、地下室や遺品整理で発見されたもので、持続可能な方法によって人骨を調達しました。
私は、次世代の人類学者や医師、また教育者への教育目的のために、プラットフォームを利用してこのビジネスをしています。
骨は保存され、意図された目的のために使用されることを前提としていますが、実際に購入した顧客が入手後どのように扱うのかまでは、追跡することはできません。
ただ、私は「骨を最大限の敬意を持って扱うように」とアドバイスするだけです。】
まぁ、そう言われてしまえばそうなのかもねぇ。
日本だと、火葬しか認められていませんから、なかなか完全体の人骨ってのは手に入らないと思います。
ご存知の様に、火葬しちゃうと骨も結構バラバラというか、形が残りませんからねぇ…。
ただ、土葬が行われている国の場合、良い感じに白骨化した頃合いで掘り返せば、キレイに骨だけ入手できますよね。
そしてその墓も、キチンと戻しておけば発見されることもないんじゃないでしょうかね。
基本、一度埋めたご遺体なんぞ、掘りかえすことはないはずですからねぇ。
まぁ、こんな方法で入手してるとも思えませんが、売るほどあるっていうのは、何かありそうな気もします(笑)
そして買う人も研究や勉強のためだけではないんじゃないでしょうかねぇ。
勉強なら、いわゆる「骨格模型」で十分ですし、実際の人骨を用いる必要はない気がします。
変な使われ方をしてない事を祈りますよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月12日の金曜日でございます。
だいぶ寒くなってきましたね〜。
寒くなると、人間動きが悪くなりますし、関節が痛むなんて人も多いかと思います。
寒さが骨身に染みるなんて言葉もありますし、やはり寒いってのは快適ではないんですな。
てことで、今日は骨身に染みるに因んだ、「骨」のお話しでもしようかと思います。
当院の患者さんなら、みなさん見ておられるとおもいますが、当院には「骨格模型」が置いてあります。
全身の骨格模型なんですが、当然これは作りものです。
とは言っても、モデルは実在していて、当院の骨格模型のモデルは、ドイツ人の「スタン」君と言います。
まぁ、名前は本当かどうか分かりませんが、ドイツ人の骨格をモデルに再現してある骨格標本なわけです。
で、過去、このブログでも紹介したことがあるんですが、こういった「骨格模型」実は、実物の人間の「骨」を加工した製品もあるんですよね。
つまり、本物の人骨なわけですね。
こういった「骨」の場合、その経緯がもちろん重要になるわけですが、基本的には生前に、標本にするという意志を残して亡くなられた方のものがほとんどです。
ですが、中には学校なんかで、ずっと使われていた骨格標本が、実は本物の人骨で、古すぎてその経緯が分からないなんてものもあったりはします。
てな前置きから、今日のお話しは「人骨」のネット販売のお話しでございます。
今や多くのネットビジネスが普及しているわけですが、ニューヨークに住む21歳の男性は、人骨販売の通販サイトを手掛けており、そのことを自身SNSで宣伝したことで注目を集めています。
そのユニークなビジネスはなかなか好調のようなんですが、一部専門家からは人骨を販売するという倫理的性質に疑問の声があがっているそうです。
まぁ、そりゃそうです。
ニューヨークのパーソンズスクール・オブ・デザインの学生であるジョン・ピチャヤ・フェリーさん(21歳)は、TikTokで50万人以上、インスタグラム『JonsBones』で4.6万人ものフォロワーを抱えています。
ではフェリーさんはの『JonsBones』というウェブサイト、一体どんな風に売られているんでしょう?
サイトによると、頭蓋骨から肋骨、脊椎など、人間のあらゆる部位の骨が揃っており、価格は18ドル(約2000円)ほどのものもあれば、6000ドル(約682000円)にのぼるものまで様々です。
購入者は、頭蓋骨全体から扁平骨、長骨、更には医学的異常がある希少性のものまで選択することができます。
ウェブサイトでは、医学生らが研究に使用できるよう、特別に準備したものを揃えているようです。
ちょっと見た感じでは、かなりの品ぞろえですなぁ…。
まぁ、売るのは良いとして、問題は入手経路じゃないですかね。
フェリーさんのユニークなビジネスは、ソーシャルメディアでかなりの注目を集めているようなんですが、一部専門家はこのビジネスの倫理的性質に疑問の声を投げかけているというのもこの点です。
何世紀にもわたって、医学生や医師は、特殊なルーツで盗掘を繰り返し、墓から掘り起こした死体で医療骨学を研究するという事実があるそうなんです。
そのため、販売されている人骨も盗まれた遺物で、それらはもともと奴隷やネイティブ民族、または虐げられて抑圧された人々のものである可能性が高いと推測されるんだとか…。
フェリーさんが、いったいどこからどのようなルートで大量の人骨を入手しているのかという詳細は不明だそうですが、彼はメディアでこのように主張しています。
【販売されている骨のほとんどは、地下室や遺品整理で発見されたもので、持続可能な方法によって人骨を調達しました。
私は、次世代の人類学者や医師、また教育者への教育目的のために、プラットフォームを利用してこのビジネスをしています。
骨は保存され、意図された目的のために使用されることを前提としていますが、実際に購入した顧客が入手後どのように扱うのかまでは、追跡することはできません。
ただ、私は「骨を最大限の敬意を持って扱うように」とアドバイスするだけです。】
まぁ、そう言われてしまえばそうなのかもねぇ。
日本だと、火葬しか認められていませんから、なかなか完全体の人骨ってのは手に入らないと思います。
ご存知の様に、火葬しちゃうと骨も結構バラバラというか、形が残りませんからねぇ…。
ただ、土葬が行われている国の場合、良い感じに白骨化した頃合いで掘り返せば、キレイに骨だけ入手できますよね。
そしてその墓も、キチンと戻しておけば発見されることもないんじゃないでしょうかね。
基本、一度埋めたご遺体なんぞ、掘りかえすことはないはずですからねぇ。
まぁ、こんな方法で入手してるとも思えませんが、売るほどあるっていうのは、何かありそうな気もします(笑)
そして買う人も研究や勉強のためだけではないんじゃないでしょうかねぇ。
勉強なら、いわゆる「骨格模型」で十分ですし、実際の人骨を用いる必要はない気がします。
変な使われ方をしてない事を祈りますよ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院