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2021年09月29日 [色々なこと]

VOC収集デバイス

お疲れ様です。院長です。

9月29日の水曜日でございます。

9月も残りわずかとなり、いよいよ秋本番ですね。

秋と言えば、コロナが今、少し落ち着いてきた感じですが、また秋冬で第六波が来るんじゃないかって専門家もいますよね。

さらに感染経路も飛沫感染から、空気感染するんじゃないかなんて話もありますしねぇ。

まぁ、ウイルス自体が変異を繰り返してますし、最初の優しいヤツは飛沫感染だけだったのかもしれませんけどね。

デルタ、ラムダ、ミューと色んなタイプがでてきてますし、これからも変異株は登場するでしょうね。

そうなると、感染対策も今までと同じってわけにはいかなくなりますよねぇ。

マスクに手洗い密を避けるっていっても、空気中をウイルスが漂ってたらアウトですから、もう家から出れないじゃん。

てことで、今日のネタなんですが、空気中ってのは、もちろん、コロナウイルス以外の有害な物質も漂っています。

例えば、ホコリとかダニの死骸とか…

アレルギーを持ってる人なら特にこういった物質は排除したいもんです。

そこで今日ご紹介するのは、空気中に漂う100種類以上の有害化学物質を検出する、クレジットカードサイズのデバイスが開発されたそうなんです。

我々人間が使う、消臭剤、殺虫剤、塗料など、これらの製品は、空気中に漂う化学物質を放出させます。

それは当然、目には見えませんが、大量に吸い込めばときに健康に被害をもたらすこともあるわけです。

アメリカ化学学会で発表されたこのクレジットカードサイズのデバイスは、ポケットに入れたり、シャツにとめたりしておくだけで、空気中に漂う100種類以上の揮発性有機化合物を検出してくれるという優れものなんです。

新築の家でのどの痛みや頭痛などを感じる「シックハウス症候群」は、接着剤や塗料に含まれる「ホルムアルデヒト」などが空気中に放出され、住人がそれを吸い込んでしまうことによって引き起こされます。

こうした簡単に空気に揮発してしまう化学物質のことを「揮発性有機化合物(VOC)」と総称します。

シックハウス症候群の例に見られるように、それは家庭用品やガソリンといった身近なものに含まれているほか、産業などから排出されることもあり、大気汚染の大きな原因の1つとなっています。

普段は気が付かないかもしれませんが、種類や暴露した量次第では、アレルギー性鼻炎やがんといった健康被害をもたらすおそれもあるわけです。

そのため、こうした化合物が漂っている可能性がある場所では、できるだけシンプルな道具でその有無を検出できることが望ましいわけなんです。

これまでもVOCを集め、測定するための検出器はありました。

しかしそれらはあらゆるVOCを集められるわけではなく、場合によっては数種類も携帯する必要がありました。

今回、アレン・アプレット博士らが発表したのは、そうした欠点を新しい素材を使って克服したVOC収集デバイスなんです。

そのクレジットカードくらいの大きさのケースには、「OSU-6」と呼ばれるシリカ素材が収められています。

そこにはナノスケールの小さな孔があいており、「ファンデルワールス力」という原子、イオン、分子の間に電気的な引力が働くきます(ちなみにヤモリが壁から落ちないのもこの力のおかげなんだとか…)。

通常、この力は微弱なものですが、OSU-6のナノ細孔は湾曲しており、これが増幅されています。

そしてこの力は化学的な力ではなく、物理的な力ですから、OSU-6は100種類以上ものVOCをキャッチすることができる構造なんですね。

収集デバイスを使うときは、まずケースを開いて、OSU-6をつめた3本のチューブを空気に露出させます。

それからシャツにとめておいたり、ポケットに入れたりしておけばいいという簡単な操作です。

使用後は収集デバイスを研究所に送ります。

そこでOSU-6が温められると、キャッチされていた化合物が放出されるので、その測定から結果が判定されるという仕組みらしいです。

これまでの実験では、反応しやすい化合物や不安定な化合物が安定するために、従来は検出が難しかったVOCも検出できることが確かめられたということです。

現在、研究グループは、製造施設や農業施設といった汚染物質が発生しやすい場所で収集デバイスのテストを行っているということです。

また兵士が直面する危険を把握しておきたい米軍でも、使用を開始しているとのことです。

いずれは一般への流通も行われる予定であるらしく、お値段は分析費用込みで75ドル(約8200円)位を想定してるそうです。

いち早く有害物質が検出できれば、すぐに対応することができますし、クレジットカードサイズで携帯便利ですし、お値段もお手頃なのでこれは普及するかもしれないですなぁ。

さすがアメリカ国防総省が出資しているだけのことはあるといえますが、まぁ研究所に送ったりと面倒は面倒ですよね。

まぁ、このデバイスが使えるかどうかという事より、こういった「クリーン」を作っていかなきゃならない環境になっていることが問題な気がしますけどね。

言うても、こういったVOCのほとんどが、人間が作りだして放出してるものなんですから…。

こんな感じのデバイスで、コロナウイルスが検知できますよ〜なんてのが売り出されたら、もう飛ぶように売れちゃうんでしょうけどねぇ。

わたくし院長も、結構アレルギーが出るほうなんで、興味はありますけどね。

ではまた〜。





京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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