2021年06月25日 [からだのこと]
脳と睾丸
お疲れ様です。院長です。
6月25日の金曜日でございます。
6月も終盤戦、支払い週間がやってきました。
25日と言えば、比較的給料日ってトコも多いと思うんですが、これなんで「25」日に給料日なんでしょうね?
ちょっと不思議に思い、ネットで調べてみたところ、色々な理由があるようなんですが、月末に支払いがある事が多く、それに間に合うように月末前のキリのいい数字の日ということで決められたって話が、一番信憑性が高い気がしました。
そう、月末は支払いが多いんですよね。
わたくし院長は、一応、事業主ですから、お給料をお支払いする立場なんですが、うちの給料日は月末です。
つまり、わたくし院長にとっての「支払い」なわけですな。
まぁ、月末支払いも多いですが、あと27日と10日が多いですかね。
カードなんかの引落しも10日と27日が圧倒的に多いです。
こうなると、なんで「27日」やねん。
って思いますが、これも「25日」の給料日が入った翌々日ってことで、比較的取っぱぐれが少ないからという事でしょうか…。
と、支払日に関するどうでも良い事で、長々と書いてしまいましたが、今日もネタにいきましょうか。
では今日のネタですが、比較的多いかな〜な人体ネタでございます。
人体の不思議といいますか、我々人間の身体には、まだ分かっていない点が結構あるのはご存知でしょうか。
特に、「脳」の領域については、分かっていない事の方が多いとも言われています。
今日はその「脳」と意外な器官のお話しでございます。
よく男性は下半身でものを考えると言われることがあったりしますが、この表現もあながち間違っていないのかもしれません。
最新の研究によると、脳と睾丸は、他のどの器官よりも一番良く似ていることがわかったそうなんです。
もちろん見た目の話ではなく、両者を構成する組織、タンパク質の話でございますよ。
脳と睾丸は1万3442種の共通したタンパク質があり、すべての器官の中で最も多くの遺伝子を共有しているといいますから驚きですな。
ポルトガル、アベイロ大学とポルト大学などの研究グループは、脳・心臓・肝臓・腎臓・卵巣、そして精巣などの臓器のプロテオーム(細胞に発現するタンパク質)を比較分析してみました。
その結果明らかになったのは、脳に一番よく似ていたのが精巣(睾丸)だったということです。
脳は1万4315種類のタンパク質で構成されているそうで、一方、精巣は1万5687万種なんだとか…。
そしてその中の実に1万3442種が共通していたそうなんです。
てか、ほとんど同じではないですか…。
しかもただそれを構成するタンパク質が似ているというだけではなく、研究者によれば、遺伝子もまたもっともよく似ているということなのだといいますから、下半身でものを考えるって表現はやはり間違ってないのかもしれませんな(笑)
さらに意外にも、脳と睾丸には機能的に共通する部分がたくさんあるそうなんです。
たとえば脳も精巣も非常にたくさんのエネルギーを消費します。
片や思考を処理するために、片や日々大量の精子をつくり出すためにです。
そうしたエネルギーを供給するために、神経細胞には「グリア細胞」が、精巣には「セルトリ細胞」というものがあります。
どちらも「乳酸」をつくり出し、これがエネルギー源として使われています。
またそうしたエネルギー消費量の多さゆえに、脳も精巣も酸化のストレスに弱いんです。
そしてこの弱点を克服するために、似たような保護障壁が備わっています(脳は「血液脳関門」、精巣は「血液精巣隔壁」)。
さらに、どちらも細胞内でつくり出された物質を外へと送り出す機能があります。
これを「エキソサイトーシス(開口分泌)」といい、精細胞なら精子を放出するし、神経細胞なら神経伝達物質を放出します。
じつはこれまでも脳と精巣との関係をうかがわせる事例は知られていました。
たとえば脳障害と性機能障害、あるいは精子の質と知能に関連があることが明らかにされていたりします。
脳と精巣がこれほどまでそっくりに仕上がったプロセスは定かではありませんが、研究グループの推測によれば、「種分化」というプロセスが背景にあるようなんです。
それによると、人類を独立した種に形成したものと同じ選択圧が、両器官の発達形成をもうながしたんだとか…。
そのために一見まったく無関係に思える組織が似たようなつくりになったのだということのようです。
ちなみにタンパク質の構成という点では女性の脳も精巣と同じであるそうです。
まぁ、まだまだ人体には分からない事がたくさんあるって事ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月25日の金曜日でございます。
6月も終盤戦、支払い週間がやってきました。
25日と言えば、比較的給料日ってトコも多いと思うんですが、これなんで「25」日に給料日なんでしょうね?
ちょっと不思議に思い、ネットで調べてみたところ、色々な理由があるようなんですが、月末に支払いがある事が多く、それに間に合うように月末前のキリのいい数字の日ということで決められたって話が、一番信憑性が高い気がしました。
そう、月末は支払いが多いんですよね。
わたくし院長は、一応、事業主ですから、お給料をお支払いする立場なんですが、うちの給料日は月末です。
つまり、わたくし院長にとっての「支払い」なわけですな。
まぁ、月末支払いも多いですが、あと27日と10日が多いですかね。
カードなんかの引落しも10日と27日が圧倒的に多いです。
こうなると、なんで「27日」やねん。
って思いますが、これも「25日」の給料日が入った翌々日ってことで、比較的取っぱぐれが少ないからという事でしょうか…。
と、支払日に関するどうでも良い事で、長々と書いてしまいましたが、今日もネタにいきましょうか。
では今日のネタですが、比較的多いかな〜な人体ネタでございます。
人体の不思議といいますか、我々人間の身体には、まだ分かっていない点が結構あるのはご存知でしょうか。
特に、「脳」の領域については、分かっていない事の方が多いとも言われています。
今日はその「脳」と意外な器官のお話しでございます。
よく男性は下半身でものを考えると言われることがあったりしますが、この表現もあながち間違っていないのかもしれません。
最新の研究によると、脳と睾丸は、他のどの器官よりも一番良く似ていることがわかったそうなんです。
もちろん見た目の話ではなく、両者を構成する組織、タンパク質の話でございますよ。
脳と睾丸は1万3442種の共通したタンパク質があり、すべての器官の中で最も多くの遺伝子を共有しているといいますから驚きですな。
ポルトガル、アベイロ大学とポルト大学などの研究グループは、脳・心臓・肝臓・腎臓・卵巣、そして精巣などの臓器のプロテオーム(細胞に発現するタンパク質)を比較分析してみました。
その結果明らかになったのは、脳に一番よく似ていたのが精巣(睾丸)だったということです。
脳は1万4315種類のタンパク質で構成されているそうで、一方、精巣は1万5687万種なんだとか…。
そしてその中の実に1万3442種が共通していたそうなんです。
てか、ほとんど同じではないですか…。
しかもただそれを構成するタンパク質が似ているというだけではなく、研究者によれば、遺伝子もまたもっともよく似ているということなのだといいますから、下半身でものを考えるって表現はやはり間違ってないのかもしれませんな(笑)
さらに意外にも、脳と睾丸には機能的に共通する部分がたくさんあるそうなんです。
たとえば脳も精巣も非常にたくさんのエネルギーを消費します。
片や思考を処理するために、片や日々大量の精子をつくり出すためにです。
そうしたエネルギーを供給するために、神経細胞には「グリア細胞」が、精巣には「セルトリ細胞」というものがあります。
どちらも「乳酸」をつくり出し、これがエネルギー源として使われています。
またそうしたエネルギー消費量の多さゆえに、脳も精巣も酸化のストレスに弱いんです。
そしてこの弱点を克服するために、似たような保護障壁が備わっています(脳は「血液脳関門」、精巣は「血液精巣隔壁」)。
さらに、どちらも細胞内でつくり出された物質を外へと送り出す機能があります。
これを「エキソサイトーシス(開口分泌)」といい、精細胞なら精子を放出するし、神経細胞なら神経伝達物質を放出します。
じつはこれまでも脳と精巣との関係をうかがわせる事例は知られていました。
たとえば脳障害と性機能障害、あるいは精子の質と知能に関連があることが明らかにされていたりします。
脳と精巣がこれほどまでそっくりに仕上がったプロセスは定かではありませんが、研究グループの推測によれば、「種分化」というプロセスが背景にあるようなんです。
それによると、人類を独立した種に形成したものと同じ選択圧が、両器官の発達形成をもうながしたんだとか…。
そのために一見まったく無関係に思える組織が似たようなつくりになったのだということのようです。
ちなみにタンパク質の構成という点では女性の脳も精巣と同じであるそうです。
まぁ、まだまだ人体には分からない事がたくさんあるって事ですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院