2021年06月18日 [色々なこと]
大量絶滅の危機
お疲れ様です。院長です。
6月18日の金曜日でございます。
だんだん暑くなってきましたねぇ〜。
今年の夏も暑いようですし、今のうちに体調は整えておかないと夏を乗り切れませんぜ。
にしても、年々暑さが増してますし、これ、このままいったらそのうち夏は外に出れないなんてことになるんじゃないでしょうか…。
地球温暖化に加え、世界的なパンデミックとなにかと騒がしい日々ですが、もっとややこしい問題があります。
科学者たちは数年前から「第6の大量絶滅」に突入していると警鐘を鳴らしていましたが、事態は思った以上に深刻なようなんです。
種の絶滅が加速しているそうなんです。
かつて地球では5回の大量絶滅を経験したとされています。
20世紀には数多くの脊椎動物が姿を消しました。
そして今回の場合、それがほんの数十年で前世紀以上の種が絶滅する可能性があるそうですからちょっとビビりますね。
メキシコ国立自治大学の生態学者ヘラルド・セバージョス氏やアメリカ、スタンフォード大学生物学者、ポール・エールリッヒ氏らの研究チームによれば、現在の大量絶滅は、今後20年で無数の種を破滅させるほどのものだという話しです。
セバージョス氏らが5年前に行った研究では、「背景絶滅率」(平穏な時期の絶滅率で自然の状態で種が絶滅する割合)と、こん日見られる絶滅率との差異を調べるために、保守的な推定が用いられていました。
それでもなお、自然な状態で脊椎動物種が絶滅する平均的な割合(100年ごとに1万種中2種が絶滅)と今日の絶滅率には、圧倒的な開きがあることを示す結果が得られています。
前世紀では、背景絶滅率の最大100倍の速さで脊椎動物が姿を消していたそうなんです。
セバージョス氏らが今回発表した研究においても、ちっとも楽観的になれない状況が相変わらず続いていることが示されています。
それによれば、将来的な絶滅率はおそらくこれまで過小評価されてきただろうとのことで、絶滅率は現時点でもひどく高いそうなんですが、今後、さらに急速に上昇するおそれがあるということです。
研究チームは、国際自然保護連合(IUCN)とバードライフ・インターナショナルが編集している絶滅のおそれのある野生生物リストのデータから、絶滅寸前(生息域の大半が消失し、世界の個体数が1000匹未満)だと考えられる脊椎動物種を検証してみました。
すると評価された陸生脊椎動物のうち、1.7%にあたる515種が絶滅寸前で、そのうち半分は個体数が250匹にも満たないことが判明したとのことです。
さらに多少状況がマシな個体数1000〜5000匹という基準に照らすと、388種が当てはまったそうなんですが、そのうち84%は絶滅寸前種と同じ生息域に分布していることも明らかになりました。
このことは、食物連鎖の崩壊、森林伐採、汚染、その他人間からの圧力といったその地域に存在する脅威について、比較的マシな種もまた絶滅寸前種と同様であることを示しているそうです。
研究では、絶滅寸前種と密接なつながりがある種は、前者がいなくなってしまえばやはり消失へ向かうという、絶滅が絶滅を呼ぶ状況についても指摘しています。
ラッコがウニの過剰な増殖を抑え、数多くの生物にとって重要な海藻の繁殖を助けているように、ある生態系の中で特に大きな役割を果たしている種のことを「キーストーン種」といいます。
このキーストーン種がいなくなってしまうと、その働きに依存していた別の種までいなくなってしまうことは、生態学ではよく知られた現象です。
セバージョス氏らは、今回の515種があと数十年しか存在しないと予測しています。
数十年…
さすがにこれは緊急事態ですな。
そしてこの仮定が正しかった場合、そこに1900年以降に絶滅した543種をあわせて考えると、現在の絶滅率は背景絶滅率の117倍にも上るといいますから相当なものです。
これは5年前の試算をさらに上回っているわけです。
なお、ここで知っておかねばならないことは、どこか遠くで動物が消えているという他人事の話ではなく、自分たちにも関係があるということです。
人類が他の生き物を絶滅に追いやるということは、自分たちの生活にもかなりの変動が起こるという事です。
てな事より、先ほどの話にもでてきた「キ−ストーン種」ですが、これ人間が一番のキーですよね。
ある生態系の中で特に大きな役割を果たしている種…
人間がいなければ、絶滅することはなかったと考えられる種が、今までどれほどいたことでしょう。
だからと言って人間が絶滅したら良いとはもちろん思いませんし、食物連鎖の頂点にいること自体に問題があるわけではないと思います。
この問題も世界が一つになって取り組んでいかないと、本当に大量絶滅がやってきちゃいます。
我々に出来ることは、かなりあると思います。
逆に言うと、我々人類なら、この大量絶滅を阻止できる可能性もあるわけですよね。
なんとか一丸となって、豊かな自然を取り戻すべきじゃないですかね…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月18日の金曜日でございます。
だんだん暑くなってきましたねぇ〜。
今年の夏も暑いようですし、今のうちに体調は整えておかないと夏を乗り切れませんぜ。
にしても、年々暑さが増してますし、これ、このままいったらそのうち夏は外に出れないなんてことになるんじゃないでしょうか…。
地球温暖化に加え、世界的なパンデミックとなにかと騒がしい日々ですが、もっとややこしい問題があります。
科学者たちは数年前から「第6の大量絶滅」に突入していると警鐘を鳴らしていましたが、事態は思った以上に深刻なようなんです。
種の絶滅が加速しているそうなんです。
かつて地球では5回の大量絶滅を経験したとされています。
20世紀には数多くの脊椎動物が姿を消しました。
そして今回の場合、それがほんの数十年で前世紀以上の種が絶滅する可能性があるそうですからちょっとビビりますね。
メキシコ国立自治大学の生態学者ヘラルド・セバージョス氏やアメリカ、スタンフォード大学生物学者、ポール・エールリッヒ氏らの研究チームによれば、現在の大量絶滅は、今後20年で無数の種を破滅させるほどのものだという話しです。
セバージョス氏らが5年前に行った研究では、「背景絶滅率」(平穏な時期の絶滅率で自然の状態で種が絶滅する割合)と、こん日見られる絶滅率との差異を調べるために、保守的な推定が用いられていました。
それでもなお、自然な状態で脊椎動物種が絶滅する平均的な割合(100年ごとに1万種中2種が絶滅)と今日の絶滅率には、圧倒的な開きがあることを示す結果が得られています。
前世紀では、背景絶滅率の最大100倍の速さで脊椎動物が姿を消していたそうなんです。
セバージョス氏らが今回発表した研究においても、ちっとも楽観的になれない状況が相変わらず続いていることが示されています。
それによれば、将来的な絶滅率はおそらくこれまで過小評価されてきただろうとのことで、絶滅率は現時点でもひどく高いそうなんですが、今後、さらに急速に上昇するおそれがあるということです。
研究チームは、国際自然保護連合(IUCN)とバードライフ・インターナショナルが編集している絶滅のおそれのある野生生物リストのデータから、絶滅寸前(生息域の大半が消失し、世界の個体数が1000匹未満)だと考えられる脊椎動物種を検証してみました。
すると評価された陸生脊椎動物のうち、1.7%にあたる515種が絶滅寸前で、そのうち半分は個体数が250匹にも満たないことが判明したとのことです。
さらに多少状況がマシな個体数1000〜5000匹という基準に照らすと、388種が当てはまったそうなんですが、そのうち84%は絶滅寸前種と同じ生息域に分布していることも明らかになりました。
このことは、食物連鎖の崩壊、森林伐採、汚染、その他人間からの圧力といったその地域に存在する脅威について、比較的マシな種もまた絶滅寸前種と同様であることを示しているそうです。
研究では、絶滅寸前種と密接なつながりがある種は、前者がいなくなってしまえばやはり消失へ向かうという、絶滅が絶滅を呼ぶ状況についても指摘しています。
ラッコがウニの過剰な増殖を抑え、数多くの生物にとって重要な海藻の繁殖を助けているように、ある生態系の中で特に大きな役割を果たしている種のことを「キーストーン種」といいます。
このキーストーン種がいなくなってしまうと、その働きに依存していた別の種までいなくなってしまうことは、生態学ではよく知られた現象です。
セバージョス氏らは、今回の515種があと数十年しか存在しないと予測しています。
数十年…
さすがにこれは緊急事態ですな。
そしてこの仮定が正しかった場合、そこに1900年以降に絶滅した543種をあわせて考えると、現在の絶滅率は背景絶滅率の117倍にも上るといいますから相当なものです。
これは5年前の試算をさらに上回っているわけです。
なお、ここで知っておかねばならないことは、どこか遠くで動物が消えているという他人事の話ではなく、自分たちにも関係があるということです。
人類が他の生き物を絶滅に追いやるということは、自分たちの生活にもかなりの変動が起こるという事です。
てな事より、先ほどの話にもでてきた「キ−ストーン種」ですが、これ人間が一番のキーですよね。
ある生態系の中で特に大きな役割を果たしている種…
人間がいなければ、絶滅することはなかったと考えられる種が、今までどれほどいたことでしょう。
だからと言って人間が絶滅したら良いとはもちろん思いませんし、食物連鎖の頂点にいること自体に問題があるわけではないと思います。
この問題も世界が一つになって取り組んでいかないと、本当に大量絶滅がやってきちゃいます。
我々に出来ることは、かなりあると思います。
逆に言うと、我々人類なら、この大量絶滅を阻止できる可能性もあるわけですよね。
なんとか一丸となって、豊かな自然を取り戻すべきじゃないですかね…。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院