2021年03月28日 [からだのこと]
(213)サンデーイルネス(仮)鼻中隔湾曲症について
お疲れ様です。院長です。
3月28日のサンデーイルネスでございます。
3月も残すところ3日となり、一層、春感が出てまいりました。
早いところでは桜も満開なんて話ですし、今年は開花が早いですね。
開花が早いという事は、暖かくなるのも早いんでしょうし、もうすぐ春ですねってな感じですな。
こうなると、花見って話になりますが、去年はそれすら中止でしたから、今年は花を見るくらいはいいですよねぇ。
花を見るのがダメなんじゃなくて、花の下で宴会するのがダメなわけで、そこはキチンと守りましょう。
とは言え、政府の出してる指針では、昼間は特になんの要請も罰則もないんですよね。
つまり、花見なんかの場合、昼間ですからこれは危険かもしれませんよね。
ですが、さすがに1年も続いたら、いい意味でも悪い意味でも「慣れ」ちゃいますよね。
もちろん、マスクに慣れたことによって、風邪やインフルエンザが極端に少なくなったって副産物もありますけど、いい加減自粛続きじゃ疲れますよね。
って思ってる人たちが、花見に浮かれて大宴会(笑)
そして感染再拡大…
とかならないか心配ですが、もう止めようもないですしね。
緊急事態宣言も解除になってるところの方が多いんですし、緊急事態宣言中、キッチリ自粛したろ?
って言い分も確かにありますよね。
解除したんなら、ある程度いいでしょう〜って思うのも無理はないしねぇ…。
まぁ、ここが正念場でもありますし、みなさん感染対策をキッチリやったうえで、盛り上がって下さいね。
もう再々緊急事態宣言とか、マジメンドウなんで(笑)
ってことで、今日も本題にいきましょう。
今日の「イルネス辞典」は、「鼻中隔弯曲症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、鼻中隔は左右の鼻腔を分ける壁で、軟骨と骨で形成されていて、これらの両面は鼻の粘膜でおおわれています。
この鼻中隔がゆがんで左右のどちらかに突出すると、凸側は鼻腔が狭くなり、凹側は広くなります。
そのため、鼻のなかでの空気の流れが影響を受け、鼻づまりが生じます。
これが鼻中隔弯曲症です。
原因は何かと言いますと、鼻中隔は、小児期にはほぼまっすぐです。
思春期になると鼻中隔を形成する軟骨が急激に大きくなり、鼻を高くするように発達します。
しかし、頭蓋骨や顔面骨はそれほど発達しないため、軟骨がゆがんだり、骨と軟骨の接合部に変形を来します。
その結果、鼻中隔は左右のどちらかに突出したような形態をとることになります。
その程度は個人によってさまざまですが、女性よりも男性に多いとされています。
症状の現れ方として最も代表的な症状は鼻づまり(鼻閉(びへい))です。
一般に、鼻づまりは鼻腔が狭い側(凸側)に強いのですが、広い側(凹側)でも生じることがあります。
これは、凹側の鼻甲介(びこうかい)(鼻腔にある粘膜におおわれた骨の突起)の粘膜が肥厚し、空気の通りが悪くなるためです。
また、鼻中隔弯曲症はいびきの原因にもなります。
鼻づまりが高度の場合は睡眠呼吸障害を起こすこともあります。
さらに、鼻内の気流の乱れのため、粘膜に炎症を起こせば副鼻腔炎(ふくびくうえん)や滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)も引き起こすことがあります。
鼻出血も、凸側の鼻粘膜が吸気で常に刺激を受けるため起こりやすくなります。
前鼻鏡で左右の鼻腔のなかを観察し、前方の鼻中隔の弯曲の程度を調べます。
後方の弯曲は内視鏡を使って観察します。
このように視診で診断は可能ですが、さらにその弯曲の程度と部位と、合併する副鼻腔炎の有無をチェックするためには、副鼻腔CT検査が非常に有用です。
治療の方法としては、鼻中隔弯曲症のため、鼻づまりが高度の場合、いびきや睡眠呼吸障害の原因となる場合、さらに副鼻腔炎や滲出性中耳炎の原因となる場合、あるいはアレルギー性鼻炎を伴ってさらに高度の鼻づまりを引き起こしている場合は、鼻中隔矯正術を行います。これは、曲がっている鼻中隔の軟骨と骨を除去する手術です。
その結果、左右の鼻腔の隔壁の一部は粘膜のみとなります。
鼻中隔の弯曲があるかどうかは、耳鼻咽喉科医が診なければわかりません。
鼻づまりを引き起こす病気は非常にたくさんあります。
長く鼻づまりが続く場合は、念のため、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月28日のサンデーイルネスでございます。
3月も残すところ3日となり、一層、春感が出てまいりました。
早いところでは桜も満開なんて話ですし、今年は開花が早いですね。
開花が早いという事は、暖かくなるのも早いんでしょうし、もうすぐ春ですねってな感じですな。
こうなると、花見って話になりますが、去年はそれすら中止でしたから、今年は花を見るくらいはいいですよねぇ。
花を見るのがダメなんじゃなくて、花の下で宴会するのがダメなわけで、そこはキチンと守りましょう。
とは言え、政府の出してる指針では、昼間は特になんの要請も罰則もないんですよね。
つまり、花見なんかの場合、昼間ですからこれは危険かもしれませんよね。
ですが、さすがに1年も続いたら、いい意味でも悪い意味でも「慣れ」ちゃいますよね。
もちろん、マスクに慣れたことによって、風邪やインフルエンザが極端に少なくなったって副産物もありますけど、いい加減自粛続きじゃ疲れますよね。
って思ってる人たちが、花見に浮かれて大宴会(笑)
そして感染再拡大…
とかならないか心配ですが、もう止めようもないですしね。
緊急事態宣言も解除になってるところの方が多いんですし、緊急事態宣言中、キッチリ自粛したろ?
って言い分も確かにありますよね。
解除したんなら、ある程度いいでしょう〜って思うのも無理はないしねぇ…。
まぁ、ここが正念場でもありますし、みなさん感染対策をキッチリやったうえで、盛り上がって下さいね。
もう再々緊急事態宣言とか、マジメンドウなんで(笑)
ってことで、今日も本題にいきましょう。
今日の「イルネス辞典」は、「鼻中隔弯曲症」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、鼻中隔は左右の鼻腔を分ける壁で、軟骨と骨で形成されていて、これらの両面は鼻の粘膜でおおわれています。
この鼻中隔がゆがんで左右のどちらかに突出すると、凸側は鼻腔が狭くなり、凹側は広くなります。
そのため、鼻のなかでの空気の流れが影響を受け、鼻づまりが生じます。
これが鼻中隔弯曲症です。
原因は何かと言いますと、鼻中隔は、小児期にはほぼまっすぐです。
思春期になると鼻中隔を形成する軟骨が急激に大きくなり、鼻を高くするように発達します。
しかし、頭蓋骨や顔面骨はそれほど発達しないため、軟骨がゆがんだり、骨と軟骨の接合部に変形を来します。
その結果、鼻中隔は左右のどちらかに突出したような形態をとることになります。
その程度は個人によってさまざまですが、女性よりも男性に多いとされています。
症状の現れ方として最も代表的な症状は鼻づまり(鼻閉(びへい))です。
一般に、鼻づまりは鼻腔が狭い側(凸側)に強いのですが、広い側(凹側)でも生じることがあります。
これは、凹側の鼻甲介(びこうかい)(鼻腔にある粘膜におおわれた骨の突起)の粘膜が肥厚し、空気の通りが悪くなるためです。
また、鼻中隔弯曲症はいびきの原因にもなります。
鼻づまりが高度の場合は睡眠呼吸障害を起こすこともあります。
さらに、鼻内の気流の乱れのため、粘膜に炎症を起こせば副鼻腔炎(ふくびくうえん)や滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)も引き起こすことがあります。
鼻出血も、凸側の鼻粘膜が吸気で常に刺激を受けるため起こりやすくなります。
前鼻鏡で左右の鼻腔のなかを観察し、前方の鼻中隔の弯曲の程度を調べます。
後方の弯曲は内視鏡を使って観察します。
このように視診で診断は可能ですが、さらにその弯曲の程度と部位と、合併する副鼻腔炎の有無をチェックするためには、副鼻腔CT検査が非常に有用です。
治療の方法としては、鼻中隔弯曲症のため、鼻づまりが高度の場合、いびきや睡眠呼吸障害の原因となる場合、さらに副鼻腔炎や滲出性中耳炎の原因となる場合、あるいはアレルギー性鼻炎を伴ってさらに高度の鼻づまりを引き起こしている場合は、鼻中隔矯正術を行います。これは、曲がっている鼻中隔の軟骨と骨を除去する手術です。
その結果、左右の鼻腔の隔壁の一部は粘膜のみとなります。
鼻中隔の弯曲があるかどうかは、耳鼻咽喉科医が診なければわかりません。
鼻づまりを引き起こす病気は非常にたくさんあります。
長く鼻づまりが続く場合は、念のため、耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院