2021年02月21日 [からだのこと]
(208)サンデーイルネス(仮)転移性脳腫瘍について
お疲れ様です。院長です。
2月21日のサンデーイルネスでございます。
2月もちょうど後1週間って事で、寒さもピークでございますな。
このサンデーイルネス、病気について毎週色々書いてるわけですが、今年は風邪、インフルエンザがかなり少ないようですね。
これはやはり、コロナ対策がそのまま「風邪対策」になってるわけで、マスクも伊達じゃないねぇ。
とは言え、風邪やインフルエンザは流行してないにも関わらず、コロナはまだそれなりに増えてるわけですから、やはりコロナの感染力はすごいんですね。
ですが、徐々に徐々に感染者数も減少してますし、日本でもワクチン接種が開始されました。
なんとか、スカッと良い春を迎えたいですなぁ。
ですが、この新型コロナは、日本が仮に収束したとしても、それだけでは油断できません。
世界中から撲滅させないと、いつまた日本に入ってくるか分かりませんからねぇ。
おまけにオリンピックも開催されそうですし、そうなると世界中から人が来ます。
これ、緊急事態宣言で感染者が減って、ワクチンである程度良い感じになって、いざオリンピック開催して、また感染者が増えたらホント目も当てられないですよね。
まぁ、その辺の事はキチンと考えられてるんでしょうけど、どうも心配ですなぁ…。
もういい加減元に戻ってくれないと、本当に経済破綻しかねないですよ。
何となく影響を受けてるって業種も結構多いですし、1年も続けばそりゃ傾くわ。
ここは本気で、一回キチンとしないとね。
ってことで、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「転移性脳腫瘍」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、体のほかの部分に発生したがんが、主に血液を介して脳に転移したもので、悪性の腫瘍です。
元のがんは、肺がん、次に乳がんの順に多くなります。
最近、日本では大腸がんの増加が目立っています。
乳がんは、頭蓋骨の下で脳をおおっている硬膜(こうまく)と呼ばれる膜に転移する特徴があります。
近年、転移性脳腫瘍の頻度は増えています。
これは最初に発見されるがんの治療成績が向上し、患者さんが長く生存するためとも推察されます。
脳のなかでがんが転移したところの症状として、けいれん、麻痺、感覚障害、人格変化、精神症状、ふらつきなどが現れます。
また、腫瘍が大きくなると頭痛、吐き気、嘔吐などの頭蓋内圧が高くなった時の症状が現れます。
がん細胞が脳の表面を流れる髄液(ずいえき)のなかに転移すると、手足のしびれ、背中の痛み、首が硬くなるなどの症状が現れます。
MRIやCT検査で診断しますが、転移性脳腫瘍は、ひとつであるとはかぎらず、2つ以上の病変が多発することがあります。
そのため、多発した病変がないかどうか、MRIで薄い断層撮影を行い、詳しく検査します。
まれなケースとして、MRIなどで腫瘍が発見され、切除された腫瘍ががんであった場合、手術後、全身にがんがないかどうか詳しい検査をすることがあります。
一部の腫瘍では血液検査で腫瘍マーカーなどを測定します。
最初に発見されたがんを治したあと、腫瘍マーカーを定期的に測定し、値が上がる傾向にある時には転移性脳腫瘍がないかどうかを調べるためにMRI検査を行う場合があります。
治療の方法としては、2p程度のがんが、まわりの神経が耐えられる大きさである5p程度の大きさになるまでには、一般的に4カ月程度かかるといわれています。
したがって脳に転移が発見された時に、最初に見つけられたがんや、脳以外に転移した部分の予後が3カ月以内であると、脳転移の治療にはあまり意味がなくなります。
手術治療を行う原則は、頭以外に最初にできたがんが治っているかどうか、少なくとも予後が6カ月以上期待でき、かつ転移性脳腫瘍がひとつである、または2個以上の転移があっても1回の手術で同時に切除できる場合だそうです。
この原則から外れる場合は、副腎皮質ステロイド薬などの薬物療法、脳全体への放射線治療、場合により定位的放射線治療などが選択されます。
ただし、転移性脳腫瘍が急速に大きくなり、生命への危険が差し迫っている場合には、救命の目的で、前記の原則から外れても手術を行う場合があるそうです。
そのほか例外としては、転移性脳腫瘍を切除することにより大幅に患者さんの機能回復が得られると予想できる場合があります。
手術でがんを切除したあとは、再発を抑えるために放射線治療が行われます。
がんの種類によっては、抗がん薬や免疫療法が追加されます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月21日のサンデーイルネスでございます。
2月もちょうど後1週間って事で、寒さもピークでございますな。
このサンデーイルネス、病気について毎週色々書いてるわけですが、今年は風邪、インフルエンザがかなり少ないようですね。
これはやはり、コロナ対策がそのまま「風邪対策」になってるわけで、マスクも伊達じゃないねぇ。
とは言え、風邪やインフルエンザは流行してないにも関わらず、コロナはまだそれなりに増えてるわけですから、やはりコロナの感染力はすごいんですね。
ですが、徐々に徐々に感染者数も減少してますし、日本でもワクチン接種が開始されました。
なんとか、スカッと良い春を迎えたいですなぁ。
ですが、この新型コロナは、日本が仮に収束したとしても、それだけでは油断できません。
世界中から撲滅させないと、いつまた日本に入ってくるか分かりませんからねぇ。
おまけにオリンピックも開催されそうですし、そうなると世界中から人が来ます。
これ、緊急事態宣言で感染者が減って、ワクチンである程度良い感じになって、いざオリンピック開催して、また感染者が増えたらホント目も当てられないですよね。
まぁ、その辺の事はキチンと考えられてるんでしょうけど、どうも心配ですなぁ…。
もういい加減元に戻ってくれないと、本当に経済破綻しかねないですよ。
何となく影響を受けてるって業種も結構多いですし、1年も続けばそりゃ傾くわ。
ここは本気で、一回キチンとしないとね。
ってことで、今日も本題に入りましょう。
今日のイルネス辞典は、「転移性脳腫瘍」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、体のほかの部分に発生したがんが、主に血液を介して脳に転移したもので、悪性の腫瘍です。
元のがんは、肺がん、次に乳がんの順に多くなります。
最近、日本では大腸がんの増加が目立っています。
乳がんは、頭蓋骨の下で脳をおおっている硬膜(こうまく)と呼ばれる膜に転移する特徴があります。
近年、転移性脳腫瘍の頻度は増えています。
これは最初に発見されるがんの治療成績が向上し、患者さんが長く生存するためとも推察されます。
脳のなかでがんが転移したところの症状として、けいれん、麻痺、感覚障害、人格変化、精神症状、ふらつきなどが現れます。
また、腫瘍が大きくなると頭痛、吐き気、嘔吐などの頭蓋内圧が高くなった時の症状が現れます。
がん細胞が脳の表面を流れる髄液(ずいえき)のなかに転移すると、手足のしびれ、背中の痛み、首が硬くなるなどの症状が現れます。
MRIやCT検査で診断しますが、転移性脳腫瘍は、ひとつであるとはかぎらず、2つ以上の病変が多発することがあります。
そのため、多発した病変がないかどうか、MRIで薄い断層撮影を行い、詳しく検査します。
まれなケースとして、MRIなどで腫瘍が発見され、切除された腫瘍ががんであった場合、手術後、全身にがんがないかどうか詳しい検査をすることがあります。
一部の腫瘍では血液検査で腫瘍マーカーなどを測定します。
最初に発見されたがんを治したあと、腫瘍マーカーを定期的に測定し、値が上がる傾向にある時には転移性脳腫瘍がないかどうかを調べるためにMRI検査を行う場合があります。
治療の方法としては、2p程度のがんが、まわりの神経が耐えられる大きさである5p程度の大きさになるまでには、一般的に4カ月程度かかるといわれています。
したがって脳に転移が発見された時に、最初に見つけられたがんや、脳以外に転移した部分の予後が3カ月以内であると、脳転移の治療にはあまり意味がなくなります。
手術治療を行う原則は、頭以外に最初にできたがんが治っているかどうか、少なくとも予後が6カ月以上期待でき、かつ転移性脳腫瘍がひとつである、または2個以上の転移があっても1回の手術で同時に切除できる場合だそうです。
この原則から外れる場合は、副腎皮質ステロイド薬などの薬物療法、脳全体への放射線治療、場合により定位的放射線治療などが選択されます。
ただし、転移性脳腫瘍が急速に大きくなり、生命への危険が差し迫っている場合には、救命の目的で、前記の原則から外れても手術を行う場合があるそうです。
そのほか例外としては、転移性脳腫瘍を切除することにより大幅に患者さんの機能回復が得られると予想できる場合があります。
手術でがんを切除したあとは、再発を抑えるために放射線治療が行われます。
がんの種類によっては、抗がん薬や免疫療法が追加されます。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院