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2021年02月16日 [からだのこと]

MOONあなたは知ってるの2

お疲れ様です。院長です。

2月16日の火曜日でございます。

2月も後半戦って事で、もう寒さのピークは過ぎましたかね。

まだ当然、寒いんですがピークを過ぎれば、後は穏やかにでも暖かくなっていきます。

コロナの感染者も穏やかなカーブでも、確実に減り続けてくれたらいつか必ず収束の日は来ますからね。

それまで頑張りましょう。

ってことで、今日はとっととネタにいきますが、今日のネタは久々の天体ネタでございます。

地球の唯一の衛星「月」は大昔から人間にとって特別な存在とされてきました。

様々な迷信や神話が生まれ、自然災害や犯罪などとも関連付けられていた月ですが、実際にはどんな影響をもたらしているのでしょう?

月の満ち欠けの影響は諸説あるんですが、少なくとも睡眠に関しては関連性がありそうなんですね。

最新の研究によると、月の満ち欠けによる光の変化が、知らず知らずのうちに私たちの体に影響を与えていることがわかったそうなんです。

光と睡眠の関係については様々な研究が行われていますが、そのアプローチは、太陽が沈んだ後の人工的な光が私たちの睡眠や健康にどのような影響を及ぼすのかに集中しているそうです。

しかし、夜の光は人工的なものだけではありません。

月の満ち欠けによっても様々なレベルの光にさらされているわけで、こうした月の変化にも私たちの体は知らず知らずのうちに刺激されていることが、新たな研究でわかってきました。

月の光はとても明るくて、ほかに光源がない場合、この夜の自然光が人間の夜の活動や睡眠を調整する役目を果たしていると考えるのは理にかなっていると思われるんですね。

ですが、月の周期が人間の夜の活動や睡眠を調整していると言い切ってしまえるかどうかについては、いまだに議論が続いているわけです。

この謎を調べるために、研究チームは、広範な異なる地域に住んでいる500人以上の被験者たちに腕時計型の活動モニターを装着してもらい、その睡眠パターンを追いました。

まず、アルゼンチン北部フォルモサ州に住むトバ族98人を対象としました。

彼らの一部は電気が通っていない村に住み、また別の人たちは電気が一部しか通っていない村、残りの人たちは都会と同じように電気に不自由しない村に住んでいます。

てか、トバ族って(笑)

原始の響きが凄まじいな。

で、さらに別の実験で、電気が完備している近代都市ワシントン州シアトルに住む464人の大学生の睡眠パターンも調べました。

一ヶ月の月齢を通して、全地域の人たちの睡眠と覚醒パターンを調査したところ、住んでいる地域に関係なく同じようなパターンが見られることがわかったそうなんです。

満月の前の数日間は睡眠時間が減少し、その後は増えるというのが共通のパターンで、明らかに睡眠に月齢が影響を与えているらしいことが分かったそうなんです。

この影響は、電気がない地域でより顕著に現れたそうですが、ワシントン大学の学生を含む、電気が普通に使える地域でも影響が見られたそうですから間違いないんでしょうね。

結果の違いは多少はあるものの、データからは概して、満月に向かうときには就寝時間が遅くなり、全体的に睡眠時間も短くなるそうです。

これは、月が満月に近くなってくると、もたらされる光の量も多くなり、日没後でも明るくなるからと考えられます。

分析したサンプル数はそれほど多くないので、これらの結果をさらに詳しく説明するためには、もっと調査が必要なことは確かですが、違う国に住むふたつの集団で同じパターンが観察されたわけで信憑性は高いと言えるかもしれません。

また、電気が使えるレベルが被験者グループによって異なることから、いくつかの重要なことがわかるそうです。

これらの結果は、民族的、社会的文化的背景や、都市化のレベルに関係なく、人間の睡眠は月の満ち欠けと同期していることをはっきり示している、と論文には書かれています。

こうした影響を引き起こすものについて、研究者たちは、産業革命以前の人間社会から引き継がれてきた進化的適応である可能性があると主張しています。

電気が普及する前の社会でも、こうこうと照らされた月明かりのもとで夜遅くまで起きて、多くのことができたわけです。

今日でも電気のない生活をしている人々が享受しているようなあらゆる種類の伝統的習慣に恩恵をもたらしています。

ひと月のうちのある時期、月が夜の重要な光源だったのは、何千年も前の私たちの祖先にとって明らかだったでしょうしねぇ。

トバ族によると、月明かりの夜は今でも、狩りや釣りが行われることが多いそうですし、社会的イベントも増え、男女の性の営みも盛んになるんだとか…。

月夜の夜の人間の活動の真の適応値(人間がもつ生体エネルギーを数値化したもの)はまだ確立されていませんが、このデータからは、夜の早い時間に月明かりの恩恵が受けられる場合、環境がさまざまに違っても、人間はより活動的になり、睡眠時間が減ることを示していると言っていいようだと研究者たちは結論付けてます。

この発見は、現代人に対する電気の光の影響は、先祖の時代の睡眠を調整する月明かりの役割を活用したものかもしれないことを示唆していると…。

なるほどねぇ…。

わたくし院長、月は結構好きで、毎月満月は調べています。

ちなみに2月の満月は、27日ですから、おそらく23日くらいから、このデータで言うところの就寝時間が遅くなり、全体的に睡眠時間も短くなるサイクルがきそうです。

興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。

ま、それは別として、たまにはゆっくり月を眺めるのもいいもんですよ。

では、27日をお楽しみに〜。


030216


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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