2021年02月08日 [からだのこと]
脳の若返り
お疲れ様です。院長です。
2月8日の月曜日でございます。
2月も1週間が過ぎ、寒さもピークですなぁ。
これから少しずつでも暖かくなっていくんでしょうけど、まだまだ春には遠いです。
2月は短いうえに、今年から天皇誕生日も加わりましたから、日数的にはかなり短くなるんですよね。
ですから、日々頑張らないといけないんですが、やはりまだまだコロナの影響もあり、本調子には程遠いです。
でもまぁ、コロナもそうですが、暖かくなってきたらもう少し全体的に上向く気もしますし、きっともうちょっとの辛抱だよ。
きっとね。
で、春が過ぎたらオリンピックですからね。
まぁ、ここは「出来る」と仮定して話ししますが、やればやったで経済効果もあるでしょうし、なにより活気づく気もします。
ですから今は、来るオリンピックまでに少しでも感染者を減らして、選手たちが気持ちよく戦える環境を作ってあげるのが大事でしょ。
国民一丸となって、オリンピックを成功させるぞーくらいに盛り上がらないとねぇ。
ってな感じで、今日もネタに突入ですが、今日のネタは年をとるとみんなが感じる、認知機能低下のお話しです。
認知機能とは、記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断などの知的な能力を指します。
つまり、年齢と共に、記憶力や思考力、学習能力なんかが下がっていくよってことですな。
オリンピックに因んでいうと、前回のオリンピック、開催国はどこやったっけ?
とかね(笑)
年をとると免疫細胞はだんだんと不具合を起こすようになり、体の中に炎症が起こりやすくなると言われています。
これはがんや認知の衰えといった加齢に起因する病気にかかりやすくなる大きな要因だとされています。
ですが将来的には、そうした機能の低下を回復させるアンチエイジング療法が登場するかもしれません。
米スタンフォード大学の研究グループによって、そうした免疫系細胞が衰えるプロセスが発見され、脳の炎症をブロックすることで認知機能の低下を回復できるらしいことが明らかになったそうなんです。
老化によって機能不全に陥った免疫系は体が何かに感染したとしても反応が鈍く、ときには健康な細胞まで攻撃してしまうことがあります。
特に後者のケースでは、体の中に慢性的な炎症を引き起こします。
免疫系の衰えによって認知機能が低下すると考えられるのは、そうした炎症が脳にも悪影響をおよぼすからだと考えられるわけです。
今回の研究で着目されたのは、「プロスタグランジンE2(PGE2)」というホルモンの一種です。
PGE2は、加齢にともなって増える傾向があり、免疫細胞が炎症を引き起こす活動を強めることでも知られています。
研究では、動物実験と人間の細胞を通じて、「マクロファージ(白血球の一種。体内の掃除屋)」が炎症活動を行うにいたるプロセスが観察されました。
その結果、PGE2がマクロファージ内で直接、炎症活動を引き起こしていることが確認されたそうなんです。
さらにマウス細胞でもヒト細胞でも、老化したマクロファージほど多くのPGE2を作り出すことや、そうしたマクロファージの表面にEPG2とむすびつく「EP2受容体」が増えることも明らかになったようです。
くわえて研究グループは、PGE2-EP2の結合を防ぐとどうなるのかも調べてみました。
すると炎症を示す特徴が消えて、年老いたマクロファージがなんと若返ったらしいんです。
これは細胞レベルだけでの話ではなく、老いたマウスにPGE2-EP2結合阻害薬を投与すると、認知機能が改善し、認知テストの結果が若いマウスと同じ水準まで回復したといいますからまさに再生ですな。
研究グループのカトリン・アンドレアソン氏は、こうした免疫系の調整メカニズムは、本質的に「脳の若返り」と同じだと示唆しています。
そしてこのことは、脳幹を通過できない同じ効果を持つ薬品を脳から摘出した細胞に試してみても確認されたとのことです。
ただし、この実験は予備的なもので、利用されたPGE2-EP2結合阻害薬が生身の人間に効果があるかどうかだけでなく、安全かどうかも分かりません。
むしろこの研究の成果とは、老化によって機能不全に陥った免疫系が炎症を引き起こすことを予防する新薬開発の方向性を示したことかもしれないわけです。
その成果から若返りの薬が完成するまで、まだまだ先が長いわけなんですが、そこへいたる胸躍るようなロードマップはできたということになりそうです。
安全かどうかは別として、このPGE2-EP2結合阻害薬、使ってみたい気はしますねぇ。
ここまで突き止めたんなら、後は臨床試験を繰り返せば近い将来、きっと脳の若返りも可能になるはずです。
是非とも…
わたくし院長の生きてるうちに完成させてください。
期待してまっせ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
2月8日の月曜日でございます。
2月も1週間が過ぎ、寒さもピークですなぁ。
これから少しずつでも暖かくなっていくんでしょうけど、まだまだ春には遠いです。
2月は短いうえに、今年から天皇誕生日も加わりましたから、日数的にはかなり短くなるんですよね。
ですから、日々頑張らないといけないんですが、やはりまだまだコロナの影響もあり、本調子には程遠いです。
でもまぁ、コロナもそうですが、暖かくなってきたらもう少し全体的に上向く気もしますし、きっともうちょっとの辛抱だよ。
きっとね。
で、春が過ぎたらオリンピックですからね。
まぁ、ここは「出来る」と仮定して話ししますが、やればやったで経済効果もあるでしょうし、なにより活気づく気もします。
ですから今は、来るオリンピックまでに少しでも感染者を減らして、選手たちが気持ちよく戦える環境を作ってあげるのが大事でしょ。
国民一丸となって、オリンピックを成功させるぞーくらいに盛り上がらないとねぇ。
ってな感じで、今日もネタに突入ですが、今日のネタは年をとるとみんなが感じる、認知機能低下のお話しです。
認知機能とは、記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断などの知的な能力を指します。
つまり、年齢と共に、記憶力や思考力、学習能力なんかが下がっていくよってことですな。
オリンピックに因んでいうと、前回のオリンピック、開催国はどこやったっけ?
とかね(笑)
年をとると免疫細胞はだんだんと不具合を起こすようになり、体の中に炎症が起こりやすくなると言われています。
これはがんや認知の衰えといった加齢に起因する病気にかかりやすくなる大きな要因だとされています。
ですが将来的には、そうした機能の低下を回復させるアンチエイジング療法が登場するかもしれません。
米スタンフォード大学の研究グループによって、そうした免疫系細胞が衰えるプロセスが発見され、脳の炎症をブロックすることで認知機能の低下を回復できるらしいことが明らかになったそうなんです。
老化によって機能不全に陥った免疫系は体が何かに感染したとしても反応が鈍く、ときには健康な細胞まで攻撃してしまうことがあります。
特に後者のケースでは、体の中に慢性的な炎症を引き起こします。
免疫系の衰えによって認知機能が低下すると考えられるのは、そうした炎症が脳にも悪影響をおよぼすからだと考えられるわけです。
今回の研究で着目されたのは、「プロスタグランジンE2(PGE2)」というホルモンの一種です。
PGE2は、加齢にともなって増える傾向があり、免疫細胞が炎症を引き起こす活動を強めることでも知られています。
研究では、動物実験と人間の細胞を通じて、「マクロファージ(白血球の一種。体内の掃除屋)」が炎症活動を行うにいたるプロセスが観察されました。
その結果、PGE2がマクロファージ内で直接、炎症活動を引き起こしていることが確認されたそうなんです。
さらにマウス細胞でもヒト細胞でも、老化したマクロファージほど多くのPGE2を作り出すことや、そうしたマクロファージの表面にEPG2とむすびつく「EP2受容体」が増えることも明らかになったようです。
くわえて研究グループは、PGE2-EP2の結合を防ぐとどうなるのかも調べてみました。
すると炎症を示す特徴が消えて、年老いたマクロファージがなんと若返ったらしいんです。
これは細胞レベルだけでの話ではなく、老いたマウスにPGE2-EP2結合阻害薬を投与すると、認知機能が改善し、認知テストの結果が若いマウスと同じ水準まで回復したといいますからまさに再生ですな。
研究グループのカトリン・アンドレアソン氏は、こうした免疫系の調整メカニズムは、本質的に「脳の若返り」と同じだと示唆しています。
そしてこのことは、脳幹を通過できない同じ効果を持つ薬品を脳から摘出した細胞に試してみても確認されたとのことです。
ただし、この実験は予備的なもので、利用されたPGE2-EP2結合阻害薬が生身の人間に効果があるかどうかだけでなく、安全かどうかも分かりません。
むしろこの研究の成果とは、老化によって機能不全に陥った免疫系が炎症を引き起こすことを予防する新薬開発の方向性を示したことかもしれないわけです。
その成果から若返りの薬が完成するまで、まだまだ先が長いわけなんですが、そこへいたる胸躍るようなロードマップはできたということになりそうです。
安全かどうかは別として、このPGE2-EP2結合阻害薬、使ってみたい気はしますねぇ。
ここまで突き止めたんなら、後は臨床試験を繰り返せば近い将来、きっと脳の若返りも可能になるはずです。
是非とも…
わたくし院長の生きてるうちに完成させてください。
期待してまっせ。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院