2020年12月30日 [からだのこと]
人肉ステーキ。
お疲れ様です。院長です。
12月30日の水曜日でございます。
本日より当院は、新年3日までお休みでございます。
4日より平常診療いたしますので、よろしくお願いします。
ってことで、ついにお休みでございます。
今年も色々ありました。
今日は一応、ジムに行って年内最後に散髪でもして新年を迎えたいと思っております。
このブログは、年末年始も関係なく、毎日更新されますんで、お暇な方は読みに来てください。
ってことで、今日もネタにいきましょう。
今日のネタは、ちょっと大丈夫なん?ってお話しです。
なんと、「人肉ステーキ」ってお話しです。
アメリカの研究で、人間の細胞を培養して作る人肉ステーキが開発されたそうなんです。
ここだけ聞くと、カニバリズム的な猟奇的な感じしかしないんですが、まず人間の体の15〜20%はタンパク質で構成されています。
ところが今、世界に「タンパク質危機」が迫っており、世界的な人口の増加などの理由から、2025〜30年には、現在の畜産業や漁業では社会のタンパク質需要を満たせなくなると懸念されているんですね。
その為、従来の食肉に代わる代替肉の開発が急ピッチで進められています。
植物由来のベジミートや、動物や魚の細胞を培養した培養肉などがそれですね。
そしてこの度新たに開発されたのが、人間の細胞と血液を培養して作る人工肉なんです。
これなら人間が食べる肉を人間の細胞で培養できる為、食肉生産を人間だけで完結することができるわけです。
やはり、共食い感もありますし、タブーな感じが拭い去れないんですが、技術的にはそうではないということです。
現在、英デザインミュージアムで開催されている「Beazley Designs of the Year」では、米国の科学者とデザイナーグループが人体の細胞から培養した人肉ステーキが展示されているそうです。
その「Ouroboros Steak(ウロボロス・ステーキ)」は、自分のほっぺたの内側から採取した細胞に、やはり人間の血液から採取された血清を与えて培養するんだとか…。
ウロボロスとは、自分の尻尾を噛んで環になったヘビや竜の姿をシンボル化したもので、ウロボロス・ステーキはそのイメージ通り、自分自身の血液と細胞だけで食肉生産を完結することができる、環境にやさしく持続可能な培養肉となっているってことなんですね。
現在研究が進められている培養肉は、普通に育てられる食肉に比べれば持続可能なものかもしれませんが、培養するために「ウシ胎児血清(FBS)」でタンパク質を補給してやらねばなりません。
リッターあたり4万〜9万円程度で取引されているウシ胎児血清は、妊娠した雌牛を屠殺した後に摘出される胎児の血液から抽出されます。
したがって培養肉は、結局のところ普通の食肉と同じよう環境に負荷をかけて家畜を育てねばならないし、それによって動物の生命を奪わなくて済むわけでもないわけなんです。
「ウシ胎児血清は、たくさんのお金と動物の生命を犠牲にしています」とウロボロス・ステーキの開発者の1人、アンドリュー・ペリング氏はコメントしています。
その問題点を解決したと主張する研究所はいくつかあるらしいんですが、第三者によって査読される学術的研究でそうした主張が確認されたことは今のところないということなんです。
この人工肉は、DIYキットを使うことで自分の細胞から培養することができるそうなんです。
綿棒を使って、口の中のちょうど頬の裏側のあたりから細胞を採取し、キノコの菌糸体から予め育てられた骨組みに置きます。
そこに人間の血清を注ぎながら温かい環境で培養すると、3ヶ月もすれば立派なウロボロス・ステーキに成長するんだとか…。
ちなみに展示されている試作品は、生物資源バンクATCCが研究開発の用途で販売しているヒト細胞と、廃棄予定の期限切れ輸血用血液から採取した血清で培養されたものなので、一般的な培養肉とは違って、安価で動物が殺されることもありません。
期限切れの血液は医療用廃棄物で、ウシ胎児血清よりも安価かつ持続可能です。
文化的には受け入れられにくいだろうと、研究チームも考えてはいるようです。
人体のタンパク質需要を満たす現実的な解決策として、「人肉食」を推奨しているわけではないという事ですし、まぁどうなんでしょうねぇ…。
わたくし院長、個人的な意見としては、自分の細胞から培養した自分の「人肉」を食べる事には、特に抵抗はありませんが、やはり倫理的、宗教的にもダメって場合が多いでしょうね。
ですが、本当に食糧難になった時、自分で自分のタンパク質を確保できるなら、これほど地球にやさしいことはないとは思いますよね。
いつか売り出されたら買ってみようかとは思いますよね。
「人肉培養キット」
(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月30日の水曜日でございます。
本日より当院は、新年3日までお休みでございます。
4日より平常診療いたしますので、よろしくお願いします。
ってことで、ついにお休みでございます。
今年も色々ありました。
今日は一応、ジムに行って年内最後に散髪でもして新年を迎えたいと思っております。
このブログは、年末年始も関係なく、毎日更新されますんで、お暇な方は読みに来てください。
ってことで、今日もネタにいきましょう。
今日のネタは、ちょっと大丈夫なん?ってお話しです。
なんと、「人肉ステーキ」ってお話しです。
アメリカの研究で、人間の細胞を培養して作る人肉ステーキが開発されたそうなんです。
ここだけ聞くと、カニバリズム的な猟奇的な感じしかしないんですが、まず人間の体の15〜20%はタンパク質で構成されています。
ところが今、世界に「タンパク質危機」が迫っており、世界的な人口の増加などの理由から、2025〜30年には、現在の畜産業や漁業では社会のタンパク質需要を満たせなくなると懸念されているんですね。
その為、従来の食肉に代わる代替肉の開発が急ピッチで進められています。
植物由来のベジミートや、動物や魚の細胞を培養した培養肉などがそれですね。
そしてこの度新たに開発されたのが、人間の細胞と血液を培養して作る人工肉なんです。
これなら人間が食べる肉を人間の細胞で培養できる為、食肉生産を人間だけで完結することができるわけです。
やはり、共食い感もありますし、タブーな感じが拭い去れないんですが、技術的にはそうではないということです。
現在、英デザインミュージアムで開催されている「Beazley Designs of the Year」では、米国の科学者とデザイナーグループが人体の細胞から培養した人肉ステーキが展示されているそうです。
その「Ouroboros Steak(ウロボロス・ステーキ)」は、自分のほっぺたの内側から採取した細胞に、やはり人間の血液から採取された血清を与えて培養するんだとか…。
ウロボロスとは、自分の尻尾を噛んで環になったヘビや竜の姿をシンボル化したもので、ウロボロス・ステーキはそのイメージ通り、自分自身の血液と細胞だけで食肉生産を完結することができる、環境にやさしく持続可能な培養肉となっているってことなんですね。
現在研究が進められている培養肉は、普通に育てられる食肉に比べれば持続可能なものかもしれませんが、培養するために「ウシ胎児血清(FBS)」でタンパク質を補給してやらねばなりません。
リッターあたり4万〜9万円程度で取引されているウシ胎児血清は、妊娠した雌牛を屠殺した後に摘出される胎児の血液から抽出されます。
したがって培養肉は、結局のところ普通の食肉と同じよう環境に負荷をかけて家畜を育てねばならないし、それによって動物の生命を奪わなくて済むわけでもないわけなんです。
「ウシ胎児血清は、たくさんのお金と動物の生命を犠牲にしています」とウロボロス・ステーキの開発者の1人、アンドリュー・ペリング氏はコメントしています。
その問題点を解決したと主張する研究所はいくつかあるらしいんですが、第三者によって査読される学術的研究でそうした主張が確認されたことは今のところないということなんです。
この人工肉は、DIYキットを使うことで自分の細胞から培養することができるそうなんです。
綿棒を使って、口の中のちょうど頬の裏側のあたりから細胞を採取し、キノコの菌糸体から予め育てられた骨組みに置きます。
そこに人間の血清を注ぎながら温かい環境で培養すると、3ヶ月もすれば立派なウロボロス・ステーキに成長するんだとか…。
ちなみに展示されている試作品は、生物資源バンクATCCが研究開発の用途で販売しているヒト細胞と、廃棄予定の期限切れ輸血用血液から採取した血清で培養されたものなので、一般的な培養肉とは違って、安価で動物が殺されることもありません。
期限切れの血液は医療用廃棄物で、ウシ胎児血清よりも安価かつ持続可能です。
文化的には受け入れられにくいだろうと、研究チームも考えてはいるようです。
人体のタンパク質需要を満たす現実的な解決策として、「人肉食」を推奨しているわけではないという事ですし、まぁどうなんでしょうねぇ…。
わたくし院長、個人的な意見としては、自分の細胞から培養した自分の「人肉」を食べる事には、特に抵抗はありませんが、やはり倫理的、宗教的にもダメって場合が多いでしょうね。
ですが、本当に食糧難になった時、自分で自分のタンパク質を確保できるなら、これほど地球にやさしいことはないとは思いますよね。
いつか売り出されたら買ってみようかとは思いますよね。
「人肉培養キット」
(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院