2020年09月25日 [からだのこと]
死体の栄養
お疲れ様です。院長です。
9月25日の金曜日でございます。
9月も残り5日となり、ボチボチ月末感が出てまいりましたなぁ…。
10月となると、これまたグッと年末感が出てきます。
実際、今年も残り3か月やもんねぇ。
10月に入れば、イベント的に、ハロウィン色が強くなっていきますが、今年はさすがに渋谷のあの騒ぎもないでしょうね。
超、密やし。
それでも若者は集まりそうですし、毎年、警察の方は大変でしょうね。
ま、ハロウィンの集会はダメ〜ですみますけど、このままコロナが収まりきらないとして、初詣とかどうするんでしょう?
毎年、有名な神社では数万人単位で人が密集してますやん?
ここ京都でも、伏見稲荷大社をはじめ、平安神宮、八坂神社、北野天満宮と数え上げたらキリがないくらい初詣スポットはありますしね。
禁止するんか〜?
それも難しいでしょうしねぇ…。
これから年末に向け、この初詣に対する政府の対応が見ものですわ。
言うても、もう後3ヶ月後の話ですしね。
って事で、今日も元気にネタにいきましょう。
今日は久々な植物ネタでございます。
以前から、このブログでは植物の特殊な能力と言いますか、コミュニケーションを取ることだったり人の言葉を理解してるんじゃないかなんて話を書いてきました。
植物は当然、動くことも出来ませんし、言葉も話せません。
ですが間違いなく、仲間とコミュニケーションを取ることが知られてますし、まだまだ我々の知らない能力が隠されてるようです。
今日のお話しは、その植物の特殊な能力を利用し、あるものを探すってお話しなんですが、そのあるものってのがまぁちょっと普通じゃないものなんですな。
緑が生いしげる森は、ときに人を癒してくれるわけですが、その奥には深い闇をたたえており、森の中で息絶えた人の遺体は、そう簡単には見つからないんです。
鬱蒼としげる木々や、人間の侵入を拒む地形が捜索隊の行手を阻み、そうこうしている間に遺体は腐敗し、失われていきます。
ゆえに森に隠された遺体が何らかの犯罪の犠牲者だったとしても、その解決は難しくなるわけです。
そこで科学者は考えました。
植物から、目撃証言を得て遺体を探し出すことはできないかと…。
これは「法植物学」と呼ばれるもので、最新の研究では、植物に残された痕跡から遺体を発見する方法が模索されているんだとか…。
そう。
探すのは「遺体」なんですよ。
人が死んだ後に残された遺体は、やがて腐り始め、化学物質を放出するようになります。
ですから遺体の周囲に生えている植物は、その化学物質の影響を受けて状態が変化するわけです。
これをいわば「植物の目撃証言」として利用することができるわけです。
たとえば、それは葉の色を変えるかもしれませんし、あるいはそれによって特に繁殖しやすい植物もあるかもしれません。
ま、遺体も腐れば栄養になりますしね。
植物が余計に育つ可能性は十分ありますな。
そして今回、テネシー大学(アメリカ)の研究グループが特に注目しているのは「窒素」なんだそうです。
腐敗する遺体から放出される窒素は、植物にとっては栄養なので、その中で「葉緑素」がたくさん作られるようになります。
その結果として、遺体の周囲にある植物の葉は、普通よりも緑色が濃くなると考えられるのだそうです。
不謹慎ながら、遺体の栄養をたっぷり吸って、緑が色濃くなるわけですな。
このことを検証するために、研究グループは大学構内にある「ボディファーム(遺体農場)」と呼ばれる区画で実験してみることにしました。
ここは、さまざまな遺体が放置され、その腐敗プロセスやそれが周囲の環境に与える影響などが観察されている世界でもユニークな施設です。
すでに述べたように、人間の遺体から化学物質が放出されるために、その周囲の土壌や環境の化学組成・微生物叢には変化が生じます。
こうしたエリアのことを、研究グループは「死体腐敗島(cadaver decomposition island)」と呼んでいるんだとか…。
そうした独特の化学・生物組成(「死体生物叢(necrobiome)」は、周囲に生えている植物内の化学組成を変え、その葉に遠くからでも検出できるような変化を生じさせます。
また死体腐敗島の植生自体も変わると考えられます。
遺体による環境の変化に素早く対応できる生物ほど繁殖しやすいですから、そうした植物は往々にして、長い根を伸ばして環境の変化に対応することに長けた侵略性外来種であるそうなんです。
植物にも侵略性外来種ってのがいるんですねぇ…。
さらに植物の変化を生じさせた遺体が人間のものなのかどうかは、人間に特有の「代謝体」の影響を調べることで区別することができるんだそうです。
あとはこうして集められたデータを元に、人間の遺体が作り出した死体腐敗島の木々の葉の色――
つまりは反射率や自己蛍光をドローンなどで上空から検出してやればいいというわけです。
ま、日本ではそもそもそこまで森に遺体なんて埋まってないと思うんですが、こうした法植物学の研究が行われているアメリカでは、毎年10万人もの人々が行方不明になっているそうです。
その上、捜索のための人手や資金は限られており、しかも森のような場所は捜索隊にとっても危険なので、行方不明者の捜索はいっそう困難なものとなっているわけです。
将来的には、法植物学の知見がそうした捜索の効率を改善し、迅速な遺体発見を可能にしてくれるだろうとのことです。
この技術が確立して、ドローンで上空から銛を見た時、そこいら中に色濃い緑が茂ってたら、それはそれでちょっと怖いな(笑)
死体を埋める人、これから森は発見されますよ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月25日の金曜日でございます。
9月も残り5日となり、ボチボチ月末感が出てまいりましたなぁ…。
10月となると、これまたグッと年末感が出てきます。
実際、今年も残り3か月やもんねぇ。
10月に入れば、イベント的に、ハロウィン色が強くなっていきますが、今年はさすがに渋谷のあの騒ぎもないでしょうね。
超、密やし。
それでも若者は集まりそうですし、毎年、警察の方は大変でしょうね。
ま、ハロウィンの集会はダメ〜ですみますけど、このままコロナが収まりきらないとして、初詣とかどうするんでしょう?
毎年、有名な神社では数万人単位で人が密集してますやん?
ここ京都でも、伏見稲荷大社をはじめ、平安神宮、八坂神社、北野天満宮と数え上げたらキリがないくらい初詣スポットはありますしね。
禁止するんか〜?
それも難しいでしょうしねぇ…。
これから年末に向け、この初詣に対する政府の対応が見ものですわ。
言うても、もう後3ヶ月後の話ですしね。
って事で、今日も元気にネタにいきましょう。
今日は久々な植物ネタでございます。
以前から、このブログでは植物の特殊な能力と言いますか、コミュニケーションを取ることだったり人の言葉を理解してるんじゃないかなんて話を書いてきました。
植物は当然、動くことも出来ませんし、言葉も話せません。
ですが間違いなく、仲間とコミュニケーションを取ることが知られてますし、まだまだ我々の知らない能力が隠されてるようです。
今日のお話しは、その植物の特殊な能力を利用し、あるものを探すってお話しなんですが、そのあるものってのがまぁちょっと普通じゃないものなんですな。
緑が生いしげる森は、ときに人を癒してくれるわけですが、その奥には深い闇をたたえており、森の中で息絶えた人の遺体は、そう簡単には見つからないんです。
鬱蒼としげる木々や、人間の侵入を拒む地形が捜索隊の行手を阻み、そうこうしている間に遺体は腐敗し、失われていきます。
ゆえに森に隠された遺体が何らかの犯罪の犠牲者だったとしても、その解決は難しくなるわけです。
そこで科学者は考えました。
植物から、目撃証言を得て遺体を探し出すことはできないかと…。
これは「法植物学」と呼ばれるもので、最新の研究では、植物に残された痕跡から遺体を発見する方法が模索されているんだとか…。
そう。
探すのは「遺体」なんですよ。
人が死んだ後に残された遺体は、やがて腐り始め、化学物質を放出するようになります。
ですから遺体の周囲に生えている植物は、その化学物質の影響を受けて状態が変化するわけです。
これをいわば「植物の目撃証言」として利用することができるわけです。
たとえば、それは葉の色を変えるかもしれませんし、あるいはそれによって特に繁殖しやすい植物もあるかもしれません。
ま、遺体も腐れば栄養になりますしね。
植物が余計に育つ可能性は十分ありますな。
そして今回、テネシー大学(アメリカ)の研究グループが特に注目しているのは「窒素」なんだそうです。
腐敗する遺体から放出される窒素は、植物にとっては栄養なので、その中で「葉緑素」がたくさん作られるようになります。
その結果として、遺体の周囲にある植物の葉は、普通よりも緑色が濃くなると考えられるのだそうです。
不謹慎ながら、遺体の栄養をたっぷり吸って、緑が色濃くなるわけですな。
このことを検証するために、研究グループは大学構内にある「ボディファーム(遺体農場)」と呼ばれる区画で実験してみることにしました。
ここは、さまざまな遺体が放置され、その腐敗プロセスやそれが周囲の環境に与える影響などが観察されている世界でもユニークな施設です。
すでに述べたように、人間の遺体から化学物質が放出されるために、その周囲の土壌や環境の化学組成・微生物叢には変化が生じます。
こうしたエリアのことを、研究グループは「死体腐敗島(cadaver decomposition island)」と呼んでいるんだとか…。
そうした独特の化学・生物組成(「死体生物叢(necrobiome)」は、周囲に生えている植物内の化学組成を変え、その葉に遠くからでも検出できるような変化を生じさせます。
また死体腐敗島の植生自体も変わると考えられます。
遺体による環境の変化に素早く対応できる生物ほど繁殖しやすいですから、そうした植物は往々にして、長い根を伸ばして環境の変化に対応することに長けた侵略性外来種であるそうなんです。
植物にも侵略性外来種ってのがいるんですねぇ…。
さらに植物の変化を生じさせた遺体が人間のものなのかどうかは、人間に特有の「代謝体」の影響を調べることで区別することができるんだそうです。
あとはこうして集められたデータを元に、人間の遺体が作り出した死体腐敗島の木々の葉の色――
つまりは反射率や自己蛍光をドローンなどで上空から検出してやればいいというわけです。
ま、日本ではそもそもそこまで森に遺体なんて埋まってないと思うんですが、こうした法植物学の研究が行われているアメリカでは、毎年10万人もの人々が行方不明になっているそうです。
その上、捜索のための人手や資金は限られており、しかも森のような場所は捜索隊にとっても危険なので、行方不明者の捜索はいっそう困難なものとなっているわけです。
将来的には、法植物学の知見がそうした捜索の効率を改善し、迅速な遺体発見を可能にしてくれるだろうとのことです。
この技術が確立して、ドローンで上空から銛を見た時、そこいら中に色濃い緑が茂ってたら、それはそれでちょっと怖いな(笑)
死体を埋める人、これから森は発見されますよ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院