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2020年09月20日 [からだのこと]

(186)サンデーイルネス(仮)無症候性心筋虚血について

お疲れ様です。院長です。

9月20日のサンデーイルネスでございます。

早いもんで、9月も残すところあと10日となりましたね。

さすがに秋だね。

まぁ、暑い日もありますが、もう秋と認めざるを得ないでしょう。

そして、世間じゃ昨日から連休ですよね〜。

当院は、今日から日、月、火と、さらに水曜日も絡んでくるんで4連休になります。

そりゃねぇ…。

休み大好き(笑)

でも、ホント言うと、コロナの影響がやはり3月位から出てて、全体的に暇なんですよね。

暇って事は色々経済が困窮してくるわけですが、そこへお休みをたくさんいただいてもねぇ…。

まぁ、コロナもなく普段通りだったとしても、どっか行ったりはしないんですが、気分的にね。

こんな暇やのに休んでてええんかいなって気にはなりますな。

今回の連休が、またコロナにどう影響するか分かりませんが、平常時より感染者は増えるでしょう。

そしてそのまま秋冬に突入すると…。

なんか、このまま増えたり減ったり、いつまでも続きそうですもんね。

若干、慣れてきてる部分もありますし、少し油断してる気もします。

そりゃ、なんだかんだ3月位から大騒ぎになって、もう9月も終盤ですからねぇ…。

半年くらいは、コロナコロナ言うてるんですから、飽きてもくるわな(笑)

当院などまだマシな方で、この半年以上の間、まともに営業できてない業種の方なんかもいるでしょうし、飲食店なんてまだ全然元に戻ってないでしょう。

あと、京都にも祇園とか木屋町とか歓楽街があるわけですが、ここら辺のいわゆる接待を伴う飲食店関係の人達って、もう完全に干上がってんじゃないの。

政府もGOTOキャンペーンとかやって一部の職種の人だけ助けるなら、こっちにも手を貸してやるべきですよねぇ。

GOTOキャバクラ。とか(笑)

GOTOホストクラブ。とか。

領収書持っていったら、半額キャッシュバックとかしたら、もう活気づいてエライ事になるんでないの?

ま、キャバクラにホストクラブが一番の感染源みたいなトコはありますし、当分この職種は無理でしょうねぇ…。

てな、まだまだコロナ禍の真っ只中ですが、今日も元気にいきましょう。

今日のイルネス辞典は、「無症候性心筋虚血」について解説していきたいと思います。

まずはどんな病気かってことですが、狭心症(きょうしんしょう)や心筋梗塞(しんきんこうそく)は、発作的に、胸の痛みなどの症状を起こす病気です。

しかし、心筋梗塞のなかに症状を伴わないものがあることは昔からよく知られています。

安定型の狭心症でも心筋の血流不足(虚血)の75%は無症候であり、内服薬で自覚症状がなくなっても、約40%の狭心症例ではなお虚血が発生していることがわかっています。

このように、心臓の冠動脈が狭窄・閉塞して虚血状態にあっても症状がない病態を無症候性心筋虚血といいます。

無症状だけに気付かれない事も多いわけですね。

では原因なんですが、虚血がありながら無症候なのは、個人によって痛覚の閾値(いきち)が異なること、エンドルフィンという鎮痛作用などで知られる脳内物質の血中濃度が異なることなどが考えられています。

閾値ってのは、まぁ簡単に言えば痛覚の場合、「痛い」と感じる値とでも言いますかね。

閾値が低いと痛がりってことで、閾値が高いと痛みに強いって事になります。

この無症候性心筋虚血は、3つのタイプに分類されます。

T型は、まったく無症候で、検診などでたまたま見つかる場合です。

この型の頻度は、対象となる集団によって大きく異なりますが、米国の報告では2.5〜4.5%くらいとされています。

疫学調査で、この集団の長期予後は虚血のない集団に比べて劣ることが示されています。

U型は、心筋梗塞後で無症状ながら検査で虚血が証明される場合です。

梗塞後の30〜40%の症例で認められます。

症状のある場合と同等のリスクがあります。

V型は慢性の狭心症で、症状がある時とない時がある症例です。

このような症例の頻度は高く70〜90%といわれています。

T型では、主に健康診断などの運動負荷試験で検出されます。

また、U型やV型でも診断法として運動負荷試験とホルター心電図が汎用されますが、虚血を特異的に検出する方法として心筋シンチグラムを併用することが有用です。

虚血が明らかになった場合、冠動脈造影で確認します。

治療の方法としましては、無症候性心筋虚血を対象としたいくつかの臨床試験によって、ベータブロッカー(β遮断(ベータしゃだん)薬)によって虚血を軽減し、予後を改善することが示されています。

冠動脈のけいれんが関与していると考えられる場合は、カルシウム拮抗薬の服用を考えます。

いずれの場合も抗血小板剤を併用します。

ニトログリセリンなどの硝酸薬は、症状がある時に使用されることが多いですが、無症候性虚血に対しても有効であるとの報告があります。

いかがでしたか。

では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。



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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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