2020年09月13日 [からだのこと]
(185)サンデーイルネス(仮)未破裂脳動脈瘤について
お疲れ様です。院長です。
9月13日のサンデーイルネスでございます。
9月もここまでくると、さすがに秋らしい時間が増えてきますね。
朝晩はさすがに冷えるとまではいきませんが、涼しく感じる事も増えております。
これから秋が深まるにつれ、コロナ禍も深まっていくんじゃないかと、そこは非常に心配ですな。
冬が第二波の本番だって言う専門家もいたりしますし、実際、ウイルス性の感冒は冬に大流行しますからねぇ…。
インフルエンザとコロナが合体して大流行とかなったら、こりゃもう手に負えません。
今年は、インフルエンザの予防接種も、なかなか数が足りなくなるでしょうし、とにかくみなさん、免疫力を下げない事を心がけないとね。
免疫を上げるには、やはりストレスを溜めない事が大事ですし、早寝早起き、よく食べてよく眠ることも大事です。
そして適度な運動も必要ですしね。
特に寒くなりだすと身体を動かさなくなりますから、そこはあえて動くようにしましょうね。
みなさんも経験あると思いますけど、風邪をひく前って、何だか予兆みたいなんを感じるじゃないですか。
あ、ひいたかも…
みたいな。
ああいう時は、この冬は絶対外をうろついちゃダメですよ。
つまり、免疫が下がってる状態ですし、どこにインフルエンザやコロナのウイルスが飛んでるか分かりませんからね。
特にインフルエンザは予防接種をうってても、罹る時は罹りますからね。
この冬はほんと気をつけて自分の身は自分で守りましょうね。
風邪の予兆を感じたら、外へは出ず家の中でいた方が良いんですが、ジッと寝てるとこれも良くないです。
ジッと寝るのはひいてしまってからです。
まだひききってない時は、あえて身体を動かす方が良い場合が多いです。
身体を動かすと、少なからず体温が上がりますし、体温上昇はすなわち免疫上昇に繋がりますから…。
あと、キチンと食事することも大事です。
何か食べるとこれまた体温が上がりますしね。
何とかこの冬を乗り越えるべく、頑張りましょう。
ってことで、今日も元気にいきましょう。
では、今日の「イルネス辞典」は、「未破裂脳動脈瘤」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、脳ドックなどでMRA(磁気共鳴(じききょうめい)血管撮影)を行った時に発見されることが多い病気です。
自覚症状はまったくなく、診察をしても異常がないとされるのが普通です。
なかには眼の動きが悪くなって調べたら、未破裂脳動脈瘤であったという場合もあるそうです。
小さい脳動脈瘤を含めると、100人に2〜3人はいるといわれていますからまずますの頻度です。
この病気の原因は、脳の動脈の一部が内側からの圧力に耐えかねて、こぶのようにふくらんで起こります。
脳の血管の先天的な弱さに、高血圧や血流の影響が加わって起こると考えられています。
内頸(ないけい)動脈、脳底(のうてい)動脈、中大脳動脈、後大脳動脈など、大きな動脈や、それらの動脈の分枝に起こります。
症状の現れかたですが、普通はまったく症状がなく、たまたま検査で見つかることがほとんどです。
動眼(どうがん)神経の近くの内頸動脈に起こると、動眼神経を圧迫して、片側の眼が外方以外には動かなくなり、瞳孔が大きくなり、対光反射がなく、まぶたが下がってくる眼瞼下垂(がんけんかすい)などの動眼神経麻痺の症状が起こることがあります。
MRAなどで未破裂脳動脈瘤が疑われたら、三次元造影CT血管撮影で確認します。
さらに脳血管撮影で動脈瘤の部位、形状を診断します。
未破裂脳動脈瘤が自然に破裂してくも膜下出血を起こす確率は、大きさ、形などでも違いますが、平均して年に1%程度といわれています。
たとえば62歳の男性に見つかった場合、平均余命が20年あるとすると、生涯でくも膜下出血を起こす可能性は20%ということですから高いんだか低いんだか…。
治療の方法としては、日本脳ドック学会のガイドラインでは
(1)余命が10〜15年以上ある。
(2)動脈瘤の大きさが5〜7o以上。
(3)動脈瘤の大きさが5〜7oより小さい場合でも、症状のあるものや特定の部位にあるもの、一定の形態的特徴をもつもの。
という条件がそろえば、手術をすすめるそうです。
頭蓋骨を切開し動脈瘤に直接アプローチする方法が通常ですが、血管内手術を行う場合もあるそうです。
また、治療をせずに半年後、1年後などにMRAで経過をみるというのもひとつの方法です。
手術の危険性と、放置した場合のくも膜下出血発症の危険性を脳神経外科医と相談して、方針を決めることになります。
まぁ、頭の事ですから万が一が怖いですが、動脈瘤が小さい場合、経過観察をしながらそのままの場合もあります。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月13日のサンデーイルネスでございます。
9月もここまでくると、さすがに秋らしい時間が増えてきますね。
朝晩はさすがに冷えるとまではいきませんが、涼しく感じる事も増えております。
これから秋が深まるにつれ、コロナ禍も深まっていくんじゃないかと、そこは非常に心配ですな。
冬が第二波の本番だって言う専門家もいたりしますし、実際、ウイルス性の感冒は冬に大流行しますからねぇ…。
インフルエンザとコロナが合体して大流行とかなったら、こりゃもう手に負えません。
今年は、インフルエンザの予防接種も、なかなか数が足りなくなるでしょうし、とにかくみなさん、免疫力を下げない事を心がけないとね。
免疫を上げるには、やはりストレスを溜めない事が大事ですし、早寝早起き、よく食べてよく眠ることも大事です。
そして適度な運動も必要ですしね。
特に寒くなりだすと身体を動かさなくなりますから、そこはあえて動くようにしましょうね。
みなさんも経験あると思いますけど、風邪をひく前って、何だか予兆みたいなんを感じるじゃないですか。
あ、ひいたかも…
みたいな。
ああいう時は、この冬は絶対外をうろついちゃダメですよ。
つまり、免疫が下がってる状態ですし、どこにインフルエンザやコロナのウイルスが飛んでるか分かりませんからね。
特にインフルエンザは予防接種をうってても、罹る時は罹りますからね。
この冬はほんと気をつけて自分の身は自分で守りましょうね。
風邪の予兆を感じたら、外へは出ず家の中でいた方が良いんですが、ジッと寝てるとこれも良くないです。
ジッと寝るのはひいてしまってからです。
まだひききってない時は、あえて身体を動かす方が良い場合が多いです。
身体を動かすと、少なからず体温が上がりますし、体温上昇はすなわち免疫上昇に繋がりますから…。
あと、キチンと食事することも大事です。
何か食べるとこれまた体温が上がりますしね。
何とかこの冬を乗り越えるべく、頑張りましょう。
ってことで、今日も元気にいきましょう。
では、今日の「イルネス辞典」は、「未破裂脳動脈瘤」について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、脳ドックなどでMRA(磁気共鳴(じききょうめい)血管撮影)を行った時に発見されることが多い病気です。
自覚症状はまったくなく、診察をしても異常がないとされるのが普通です。
なかには眼の動きが悪くなって調べたら、未破裂脳動脈瘤であったという場合もあるそうです。
小さい脳動脈瘤を含めると、100人に2〜3人はいるといわれていますからまずますの頻度です。
この病気の原因は、脳の動脈の一部が内側からの圧力に耐えかねて、こぶのようにふくらんで起こります。
脳の血管の先天的な弱さに、高血圧や血流の影響が加わって起こると考えられています。
内頸(ないけい)動脈、脳底(のうてい)動脈、中大脳動脈、後大脳動脈など、大きな動脈や、それらの動脈の分枝に起こります。
症状の現れかたですが、普通はまったく症状がなく、たまたま検査で見つかることがほとんどです。
動眼(どうがん)神経の近くの内頸動脈に起こると、動眼神経を圧迫して、片側の眼が外方以外には動かなくなり、瞳孔が大きくなり、対光反射がなく、まぶたが下がってくる眼瞼下垂(がんけんかすい)などの動眼神経麻痺の症状が起こることがあります。
MRAなどで未破裂脳動脈瘤が疑われたら、三次元造影CT血管撮影で確認します。
さらに脳血管撮影で動脈瘤の部位、形状を診断します。
未破裂脳動脈瘤が自然に破裂してくも膜下出血を起こす確率は、大きさ、形などでも違いますが、平均して年に1%程度といわれています。
たとえば62歳の男性に見つかった場合、平均余命が20年あるとすると、生涯でくも膜下出血を起こす可能性は20%ということですから高いんだか低いんだか…。
治療の方法としては、日本脳ドック学会のガイドラインでは
(1)余命が10〜15年以上ある。
(2)動脈瘤の大きさが5〜7o以上。
(3)動脈瘤の大きさが5〜7oより小さい場合でも、症状のあるものや特定の部位にあるもの、一定の形態的特徴をもつもの。
という条件がそろえば、手術をすすめるそうです。
頭蓋骨を切開し動脈瘤に直接アプローチする方法が通常ですが、血管内手術を行う場合もあるそうです。
また、治療をせずに半年後、1年後などにMRAで経過をみるというのもひとつの方法です。
手術の危険性と、放置した場合のくも膜下出血発症の危険性を脳神経外科医と相談して、方針を決めることになります。
まぁ、頭の事ですから万が一が怖いですが、動脈瘤が小さい場合、経過観察をしながらそのままの場合もあります。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院