2020年05月05日 [色々なこと]
手の匂いを嗅ぐこと。
お疲れ様です。院長です。
5月5日の火曜日でございます。
今日は子供の日って事で、空を見上げりゃ鯉のぼりが…
この頃は、出てませんよね〜。
わたくし院長の子供の頃は、もうちょっと鯉のぼりが空に揚がってた気もするんですが、近頃はとんと見かけません。
まぁ、普通に考えれば、なかなか邪魔ですもんね(笑)
年に1回の事ですし、保管しとくにも場所も取りますもんね。
そして子供の日と言えば「かしわ餅」ですかね。
これ、最近でも食べるんですかね?
昔は必ず食べたもんですが、近頃はあまり見かけなくなった気もします。
そういや、かしわ餅って餅屋さんで買うんですよね。
コンビニでも扱ってんでしょうか…。
昔は餅屋さんってのがそこここにあって、お餅だの饅頭だの売ってたんですが、最近じゃ少なくなりました。
それだけ街も変わってきたって事でしょうかね。
そんな子供の日ですが、今日も話題はコロナがらみという事で、接触感染に関係するお話しです。
接触感染ってのは、感染者が飛ばした飛沫の中に入っているウイルスが、物に付着し、それに触れた非感染者が感染してしまうと言うものですが、触れただけで感染するわけではないんです。
ここから、粘膜もしくは呼吸器にウイルスが侵入しないといけません。
例えば、感染者が電車の中でマスクなしで咳をしたとして、つり革とか手すりにウイルスが付着します。
これに非感染者が触れるわけですが、ここからこの触れてウイルスが着いてる手で、顔なんか触っちゃったらかなり危険です。
顔には、目の粘膜、鼻の粘膜、口など感染するパーツが目白押しなわけで、これを防ぐために「手洗い」敢行されるわけです。
ここまで読んでいただいたら、手にウイルスが付着しただけじゃ感染しないわけで、顔とか触んなきゃいいんじゃん。
って思う人もいると思います。
確かにそうなんですが、どうもそう簡単なことではないんです。
人は一日1000回近く顔を触るってデータもあるくらい、無意識にも顔を触るのがヒトって生き物のようなんです。
感染症対策として、マスクをして手洗いを敢行するってクセがついても、顔は触ってしまうわけで、ここには何か意味があるものかって疑問に思った人達が研究しました。
ワイツマン科学研究所(イスラエル)の研究チームは、それほどまでに人が自分の顔を触りたい生き物なのならば、そこに何か進化上の理由があるのでは? と考えたそうなんです。
人が無意識に顔を触るという所から、進化上の理由ってトコに着目するあたりが普通ではないですよねぇ…。
で、この研究チームはこの可能性にいきあたりました。
それは、人は顔を手で触ったときに、その匂いを嗅いでいるという可能性なんだそうです。
たとえば、それによって自分が手で触れたものについて情報を得ているのかもしれませんし、自分自身が臭くないか確認しているとも考えられます。
あるいは、大昔には鏡などなかったことを考えれば、匂いで自分自身を認識している可能性だってあるかもしれません。
そこで研究チームは今回、19ヶ国で約400名に対してネット調査を実施し、匂いを嗅ぐ頻度を尋ねてみたそうです。
参加者のうち137名は男性、260名は女性で、平均年齢は35歳(19歳から74歳)でした。
結果、94%が「自分自身」の匂いを、60%が「他人」を、94%が「家族や親戚」を嗅ぐという回答が得られたとのことです。
女性の場合、男性と比べて、自分の子供の匂いをよく嗅いでいることも分かったそうです。
ま、確かに匂いフェチって誰にでもありますよね。
好んで、自分の足の臭いとか嗅ぐ人もいるしねぇ(笑)
さらに参加者の90%以上が、自分の手や脇の匂いを嗅ぐと回答しています。
さらに55%は手で脇に触れた後にその匂いを嗅いでおり、手で股間に触れた後に匂いも嗅ぐ人も大勢(男性73%、女性55%)いたそうです。
また182名は、子供が手の匂いを一番よく嗅いでいたのは3〜6歳のときだったとも回答しています。
この研究では、過去に行われた霊長類や人間を対象とした関連研究にも触れていて、例えば、ある研究によるなら、私たちには顔に触れているとき鼻呼吸が増える傾向があるそうです。
これはつまり自分自身の匂いを嗅いでいると考えられます。
また別の研究では、さまざまな状況で顔に触れる頻度を観察し、ある状況では20分の間に最大15回も触るという結果も出てるんだそうです。
このように、顔に触れるのは手の匂いを嗅ぐためだという視点から考えると、色々な仕草に意味が出てくるとも考えられます。
例えばよくある恥ずかしい思いをしたときに、手で顔を隠したりはしませんか。
これも研究チームによれば、匂いが関係している可能性があるのだそうです。
手の匂いを嗅ぐことで自分自身を確認し、それによって感情をコントロールしやすくしているのだとか…
つまり手の匂いを嗅ぐという行為は、心の安定を保つ上で重要なんだと考えられます。
ですから、コロナ禍のせいで顔に触れないことが推奨されているわけですが、もしかしたら、こんな不安なときだからこそ、余計顔に触りたくなるのかもしれないわけですよ。
触りたい、でも触れない。
このジレンマはもうどうしようもない気がしますが、無意識に触ってしまうことがあるわけなんですから、とにかくこまめに手を洗うってのは大事だという事が再認識できましたよね。
あなたもわたしも、分かっていても無意識に顔を触り、手の匂いを嗅いでいます。
何かに触れたら手を洗う、アルコールで消毒する。
これをクセにしてしまうしか、無意識には勝てません。
意外とこれが感染源かもしれませんからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月5日の火曜日でございます。
今日は子供の日って事で、空を見上げりゃ鯉のぼりが…
この頃は、出てませんよね〜。
わたくし院長の子供の頃は、もうちょっと鯉のぼりが空に揚がってた気もするんですが、近頃はとんと見かけません。
まぁ、普通に考えれば、なかなか邪魔ですもんね(笑)
年に1回の事ですし、保管しとくにも場所も取りますもんね。
そして子供の日と言えば「かしわ餅」ですかね。
これ、最近でも食べるんですかね?
昔は必ず食べたもんですが、近頃はあまり見かけなくなった気もします。
そういや、かしわ餅って餅屋さんで買うんですよね。
コンビニでも扱ってんでしょうか…。
昔は餅屋さんってのがそこここにあって、お餅だの饅頭だの売ってたんですが、最近じゃ少なくなりました。
それだけ街も変わってきたって事でしょうかね。
そんな子供の日ですが、今日も話題はコロナがらみという事で、接触感染に関係するお話しです。
接触感染ってのは、感染者が飛ばした飛沫の中に入っているウイルスが、物に付着し、それに触れた非感染者が感染してしまうと言うものですが、触れただけで感染するわけではないんです。
ここから、粘膜もしくは呼吸器にウイルスが侵入しないといけません。
例えば、感染者が電車の中でマスクなしで咳をしたとして、つり革とか手すりにウイルスが付着します。
これに非感染者が触れるわけですが、ここからこの触れてウイルスが着いてる手で、顔なんか触っちゃったらかなり危険です。
顔には、目の粘膜、鼻の粘膜、口など感染するパーツが目白押しなわけで、これを防ぐために「手洗い」敢行されるわけです。
ここまで読んでいただいたら、手にウイルスが付着しただけじゃ感染しないわけで、顔とか触んなきゃいいんじゃん。
って思う人もいると思います。
確かにそうなんですが、どうもそう簡単なことではないんです。
人は一日1000回近く顔を触るってデータもあるくらい、無意識にも顔を触るのがヒトって生き物のようなんです。
感染症対策として、マスクをして手洗いを敢行するってクセがついても、顔は触ってしまうわけで、ここには何か意味があるものかって疑問に思った人達が研究しました。
ワイツマン科学研究所(イスラエル)の研究チームは、それほどまでに人が自分の顔を触りたい生き物なのならば、そこに何か進化上の理由があるのでは? と考えたそうなんです。
人が無意識に顔を触るという所から、進化上の理由ってトコに着目するあたりが普通ではないですよねぇ…。
で、この研究チームはこの可能性にいきあたりました。
それは、人は顔を手で触ったときに、その匂いを嗅いでいるという可能性なんだそうです。
たとえば、それによって自分が手で触れたものについて情報を得ているのかもしれませんし、自分自身が臭くないか確認しているとも考えられます。
あるいは、大昔には鏡などなかったことを考えれば、匂いで自分自身を認識している可能性だってあるかもしれません。
そこで研究チームは今回、19ヶ国で約400名に対してネット調査を実施し、匂いを嗅ぐ頻度を尋ねてみたそうです。
参加者のうち137名は男性、260名は女性で、平均年齢は35歳(19歳から74歳)でした。
結果、94%が「自分自身」の匂いを、60%が「他人」を、94%が「家族や親戚」を嗅ぐという回答が得られたとのことです。
女性の場合、男性と比べて、自分の子供の匂いをよく嗅いでいることも分かったそうです。
ま、確かに匂いフェチって誰にでもありますよね。
好んで、自分の足の臭いとか嗅ぐ人もいるしねぇ(笑)
さらに参加者の90%以上が、自分の手や脇の匂いを嗅ぐと回答しています。
さらに55%は手で脇に触れた後にその匂いを嗅いでおり、手で股間に触れた後に匂いも嗅ぐ人も大勢(男性73%、女性55%)いたそうです。
また182名は、子供が手の匂いを一番よく嗅いでいたのは3〜6歳のときだったとも回答しています。
この研究では、過去に行われた霊長類や人間を対象とした関連研究にも触れていて、例えば、ある研究によるなら、私たちには顔に触れているとき鼻呼吸が増える傾向があるそうです。
これはつまり自分自身の匂いを嗅いでいると考えられます。
また別の研究では、さまざまな状況で顔に触れる頻度を観察し、ある状況では20分の間に最大15回も触るという結果も出てるんだそうです。
このように、顔に触れるのは手の匂いを嗅ぐためだという視点から考えると、色々な仕草に意味が出てくるとも考えられます。
例えばよくある恥ずかしい思いをしたときに、手で顔を隠したりはしませんか。
これも研究チームによれば、匂いが関係している可能性があるのだそうです。
手の匂いを嗅ぐことで自分自身を確認し、それによって感情をコントロールしやすくしているのだとか…
つまり手の匂いを嗅ぐという行為は、心の安定を保つ上で重要なんだと考えられます。
ですから、コロナ禍のせいで顔に触れないことが推奨されているわけですが、もしかしたら、こんな不安なときだからこそ、余計顔に触りたくなるのかもしれないわけですよ。
触りたい、でも触れない。
このジレンマはもうどうしようもない気がしますが、無意識に触ってしまうことがあるわけなんですから、とにかくこまめに手を洗うってのは大事だという事が再認識できましたよね。
あなたもわたしも、分かっていても無意識に顔を触り、手の匂いを嗅いでいます。
何かに触れたら手を洗う、アルコールで消毒する。
これをクセにしてしまうしか、無意識には勝てません。
意外とこれが感染源かもしれませんからね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院