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2020年04月20日 [日々のこと]

ブルックリンの買い占め野郎

お疲れ様です。院長です。

4月20日の月曜日でございます。

4月も残すところ10日程となりました。

今月末からはいよいよゴールデンウイークってことで、浮かれ気分のはずですが、世の中的に浮かれてる人はいないでしょう。

ってより、ゴールデンウイーク明けるまで休まざるを得ないって人もいらっしゃるでしょうし、こんなつまらんゴールデンウイークは、ほんと最後にしましょう。

それには、なんとかこの夏あたりでコロナを撃退、収束へ〜ってなってもらわなきゃ困ります。

ここまで拡がるとは思ってもなかったですし、備えってのも大事だなぁと痛感しましたね。

とは言っても、震災の時みたいに数日間生きられる様の防災リュックとかなら用意もしておけますが、今回みたいにマスクが全く手に入らなくなるとか想定してませんもんね。

これを教訓に、これからは少しくらいはマスクも備蓄しとくべきなのかもしれませんが、これだけ長引けば五十歩百歩ですわな。

わたくし院長、コロナが騒がれてから、一度も自分ではマスク買えてませんから…

おそらく買い物に行くのが夜遅いという事もあるでしょうけど、今日現在、店頭にマスクがあるのを見たことないし。

ま、今の状態なら、「あれば買う」が当たり前ですよね。

ネットでの高額ならいざしらず、店頭にマスクが並んでたら、「とりあえず」買いますよね。

それが品薄になる原因の一つと言われればそれまでですが、それ位は咎められるほどじゃないでしょう。

本当にヤバイ買占めはそんなもんじゃございません。

今日はそんな「買占め」についてのお話しです。

つい、2週間程前のアメリカでのお話しなんですが、100万個近くのN95マスクや医療用品を買占めしていた男性が逮捕され、FBIがそのすべてを押収したって記事がネットに出てました。

まぁ、転売目的の買い占め野郎は、どこの国にもいるでしょうけど、この男の場合、数がえぐすぎます。

100万個ですよ(笑)

100個ちゃいますし、1万個でもないです。

100万個。

さすがアメリカ、買い占めるにしてもスケールがドでかいですな。

この男は、ブルックリン在住で、この買い占めたN95マスクや医療用手袋など、医療従事者にとって必要不可欠なアイテムを大量に転売していたそうで、なんとFBIに逮捕されたそうなんです。

そしてこの男の家から100万近いアイテムが押収されました。

しかし男への逮捕理由は、不足している医療用品の買占めや転売ではなく、FBI捜査員に咳をしたことと虚偽の発言なんだとか。

事件は4月2日、ニューヨークのブルックリンに住む43歳のバルク・フェルドハイム宅から、100万近くにおよぶ医療用品や消毒スプレーなどがFBIにより押収されました。

アメリカ司法省と保健社会福祉省は、それらをニューヨークとニュージャージーの新型コロナウイルス患者の治療をする医療従事者に配布することを発表したそうです。

フェルドハイムについて密告を受けたFBI捜査員が、3月29日にフェルドハイムに事情聴取をしたところ、フェルドハイムは隠していた大量の医療用品について虚偽の発言を行い、捜査員に向かって故意に咳をし、「自分はコロナウイルスに感染している」と発言したそうなんです。

その後、捜査員らはフェルドハイム宅にあった大量のアイテムを押収。

その中身は、N95マスクが192000枚、医療用手袋60万枚、手術用マスク13000枚にくわえて、治療用マスク、N100マスク、手術用ガウン、消毒用タオル、微粒子フィルター、手の消毒剤、消毒用スプレーなど合計100万点にものぼったそうです。

いくらなんでもやりすぎだわね。

しかも、医療用ってのがまた腹立たしい。

検察当局は、フェルドハイムがコロナ感染危機を利用するためにこれら大量のアイテムを買占め、市場価格の7倍もの価格で医師や看護師らに転売していたことを明らかにしています。

現在、フェルドハイムは連邦警官への暴行および虚偽の発言で逮捕・起訴されているそうです。

フェルドハイムの弁護士によると、フェルドハイムは買占めや法外な値段で転売していたことについての起訴はされておらず、嘘をついたことと捜査員に咳をしたことで起訴されているということで、弁護士は「依頼人は全ての告発を断固として否認している」と述べているそうです。

ウィリアム・バー司法長官は、声明文でこのように発表した。

法外な価格で販売する目的でこのように必要な医療用品を買占めている者たちには、必ず捜査の手がはいることを覚えておいた方がいいと…。

これ、この犯人が嘘を言わずに、捜査官にも抵抗しなければ逮捕されてないってことですもんね。

つまり、見せしめ?的に逮捕したってことなんでしょうか…

まぁ、もしそうだとしたら、法的にはイカンかもしれませんが、これは拍手もんの対応でしょう。

日本じゃまず考えられませんよね。

なお、ニュージャージー州とニューヨーク州の保健省、ニューヨーク市保健衛生省は押収した用品については、フェルドハイムに市場価格での支払いをすることを発表しているそうです。

つまり、押収といっても適正価格で買い取ってもらえるわけで、この犯人もそこまで損することはないわけです。

ですが、これだけの医療用品が出回れば、従事者にとってはありがたいわけで、このFBIの行動には賛辞が送られてるようです。

にしても、このブルックリンのおっさん、これだけの品物を仕入れる現金と、置いとける場所があったのもさすがアメリカですな。

まさか、日本にはこんなヤツいないでしょうけど、マスクは売ってないよねぇ…。

わたくし院長の家には、まだ布マスク2枚も届いてませんし、使い捨てマスクを洗って使用する毎日です。

ではまた〜。



020420



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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