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弘泉堂鍼灸接骨院
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2020年04月08日 [からだのこと]

114歳が0歳に。

お疲れ様です。院長です。

4月8日の水曜日でございます。

本日より7都府県対象に、緊急事態宣言が発令されました。

これにより、不要不急の外出自粛はもちろん、休業要請という形で、各都府県から「お休みしてください」という要請が、一定の機関、企業に、店舗に出されます。

ですが、あくまで「要請」ですので強制権はないうえ、罰則もありません。

罰則がないから休めなくてもいいやん。

って思う人って根底にあるのは、やはり保障の問題なんですよね。

これはよく分かります。

わたくし院長なんかでも、一個人事業主ですから、休めばそのまま収入が途絶えます。

そりゃこんな時ですからもし要請があれば従おうとは思います。

思いますが、それにも限界がありますよね。

今回は、一応5月6日までということで、約1ヶ月です。

実際、これが多分、当院では無理です(笑)

休んでても、仕事してても同じく支払うお金ってのが必ずあります。

これは、仮に蓄えから払ったとしても、それで終わり。

翌月以降、どうすることも出来ません。

こういう時ですから、無利息の融資とかも用意されてるらしいですが、それは借金ですからねぇ…。

こう考えると、常にカツカツで運営してるトコなんて、休みようがないですよ。

せめて家賃だとか、支払いだとか…

確実に毎月払ってたって証明が出来る額だけでも、補填してくれへんかねぇ。

無理やり営業してる方達も、気が気じゃないんですよ。

例えば当院なんかでも、いつ感染するか分からない業種です。

不特定の患者さんがきますし、中にはマスクなしの方も大勢います。

そして、距離も近いし、問診等で会話もします。

出来ることなら休みたいけどねぇ…。

そりゃ、補償する方も大変なのは分かりますけどね。

これで国の予算が足りなくなった〜ってなったら、復興してから、またみんなで頑張りゃいいやんねぇ。

是非、考えてみて下さい。

って事で、今日もネタ突入ですが、今日のネタは生物の全てを根底から覆すかもしれないすごい研究のお話しです。

アメリカの研究で、114歳の女性から採取された細胞の年齢を完全リセットすることに成功したってお話しです。

アメリカの研究グループが、114歳の女性から採取した細胞を再プログラムして、「iPS細胞」に変化させることに成功しました。

驚いたことにその細胞の年齢は0歳に若返ってしまったといいますから、これはもう若返りにもほどがあります(笑)

「長寿と病気への抵抗力に関する基本メカニズム」の理解へ向けた重要な一歩となるようです。

iPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、大人の細胞を遺伝的にプログラムし直すことで、この世に誕生したばかりの胚に含まれる細胞――すなわち「胚性幹細胞(ES細胞)」と同じような状態に変化させたものです。

ちょっとややこしい言回しですが、とにかくこの状態からは、神経細胞だろうと血液細胞だろうと、理論上は体の中に存在するありとあらゆる種類の細胞に変化させることができるわけです。

ですが、これまでのところ、はたして何歳までの人なら、その細胞からiPS細胞を作ることができるのかよく分かりませんでした。

これを作ることができる年齢の上限の有無は、科学者にとって大きな謎であったのだそうです。

これについて、年齢を重ねすぎた人の細胞を再プログラムすることはできないという学説もありましたしね。

しかし最近になって、100歳以上の高齢者からiPS細胞を作り出すことに成功したという研究が発表され、もしかしたら思った以上に年齢の上限は高いかもしれないことが示唆されていたわけなんです。

100歳以上の高齢者で成功したのなら、それを超える110歳以上の超高齢者ではどうなのだろうか?

ってな疑問を研究者が持っても不思議はないですね。

ですが現在、110歳以上であることがきちんと確認されている人たちは、世界にわずか28名しか存在しません。

そして、こうした超高齢者の研究からは、彼らはただ老化が遅いだけではなく、アルツハイマー病やパーキンソン病といった、老化に関係する病気に対してもやたらと強いことが判明しています。

まぁ、長生きしてるわけですから、そういった病気に罹りにくい人ってことは、素人にも分かります。

このことは、超高齢者の長寿の秘訣が、健康的なライフスタイルだけの問題ではないらしいことを示唆しているわけですが、彼らの老化が遅く、病気にも強い理由は今のところ不明です。

まぁ、簡単にそれが分かれば、これはもう不老不死の世界に一歩踏み込むようなもんですが、複雑に色んな要素が絡み合ってると考えられ、コレと特定は出来ないようなんです。

今回、AgeX Therapeutics社(アメリカ)をはじめとする研究グループは、114歳の女性、43歳の健康な人物、急速に老化が進む遺伝子疾患を持つ8歳の子供から「リンパ芽球」を採取して、そこからiPS細胞を作れるかどうか試してみました。

すると驚いたことに、114歳の女性の細胞は、ほかの被験者と同じくらい簡単にiPS細胞に変化したのだそうです。

さらにiPS細胞を「間充織幹細胞」に変化させることにも成功。

これは骨・軟骨・筋肉・脂肪といった細胞に分化して、人体の構造組織を維持・修復してくれる細胞です。

今回の研究によって、現時点における人間の寿命ギリギリの人たちの細胞でもiPS細胞を作れることが明らかになりました。

これまで大きな謎とされていたiPS細胞を作れる年齢の上限は、事実上ないと言って差し支えがないですね。

なお、この女性のiPS細胞では、「テロメア」という年齢カウンターがリセットされたらしきことも判明しています。

テロメアとは、染色体の末端を守るキャップのようなもので、これは細胞が分裂するたびに短くなり、やがてはきちんと役割を果たせなくなります。

こうなると細胞分裂ができなくなってしまうので、テロメアの長さはすなわち私たちの寿命の長さだとされているんですよね。

またテロメアは細胞分裂のたびに着実に短くなるために、細胞の年齢を知る「カウンター」のようなものとして使えるわけです。

確かに、114歳の女性から作られたiPS細胞の細胞年齢カウンターのリセットは、そう頻繁に起きず、3分の1の確率だったそうです。

それでも研究グループの操作によって、114歳から0歳へと若返らせることができたわけなんですよ。

研究グループによると、この方法を応用することで、普通の人より長く生きる超高齢者の細胞のストックをたっぷりと増やせるかもしれないそうです。

そうなれば、これまでは倫理的に難しいとされてきた超高齢者の細胞の研究をずっと楽に進められるようになりますし、そうした研究からは、一部の人たちがやたらと長生きする理由のヒントが得られるであろうと期待されます。

さらに老化した細胞を若い多能性ES細胞に似た状態に出来たことは、細胞の若返り実現へ向けた一歩である可能性もあるわけなんですね。

まぁ書いてるわたくし本人が、途中で意味不明になるくらい難しい話ではありますが、着実に人類はまた寿命を延ばす方向に向かうでしょうね。

でもまぁ、これ以上寿命を延ばす研究より、今すぐコロナの特効薬を開発してくれたら世界中助かるのになぁ…。

ではまた〜。



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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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