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2019年12月13日 [からだのこと]

EPR(緊急保存・蘇生手術)

お疲れ様です。院長です。

12月13日の金曜日でございます。

お。

どうしても触れないわけにはいかない、13日の金曜日(笑)

12月ですから、今年最後の13日の金曜日となりますね。

ま、1週間が7日あって、1年は12ヶ月ですから、大体の年に、13日の金曜日は、1〜2回はまわってきます。

因みに2019年度は、9月と12月の2回でした。

さらに因みに2020年度は、3月と11月にやってきますよ〜(笑)

まぁ、特に不吉な事もなく、なんなら気付かずに過ごしてしまう時もあるかと思いますが、気付けば反応しちゃうのは、我々世代だけでしょうかね。

もう、今の若い人は特に気にもしてないでしょう。

それだけ、我我世代の者にとって、「ジェイソン・ボーヒーズ」は衝撃的だったってことですよね。

またまた因みに、この「ジェイソン・ボーヒーズ」、誕生日が1946年の6月13日って設定なんですよ。

てことは、6月の13日が金曜日になる年は、ちょっとしたイベント月ですやん(笑)

って思って調べてみたら…

2025年の6月13日は金曜日でした(笑)

5年後…

ジェイソンが蘇る。

とか、ないですかね(笑)

ってな無駄話から始まりましたが、今日もネタにいきましょう。

今日は医療系ブログらしい、世界初の人工冬眠を利用した手術のお話でもしてみたいと思います。

患者を人工冬眠で眠らせるという、世界初の手術がアメリカで行われたそうなんです。

手術を行った医師はまだ詳しいことを話せないらしいんですが、銃やナイフなどで大量に出血してしまった患者にとっては、今後は生死を分ける重要な手術になるかもしれないって話です。

まぁ、アメリカの話なんで銃で撃たれたり、ナイフで刺されたりで大量出血した場合ってことになってますが、別に大量出血ってそれ以外にもあるしね(笑)

ですが、外傷によって心臓が停止してしまったときの生存率は非常に乏しいといわれていますが、そうした瀕死の患者であっても、体を急速に冷却することで失血を食い止め、蘇生する可能性を高めることができるのだという話です。

アメリカ国防総省から助成を受けてティシャーマン氏らが開発したこの手術は、「緊急保存・蘇生手術(emergency preservation and resuscitation/EPR)」といいまして、ニューヨーク科学アカデミーで報告されました。

その初となる実施例では、貫通性外傷、つまりは銃で打たれて身体に穴が空くような怪我を負い、出血多量で心停止にいたった患者に対して行われました。

じつはこの手術はアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration; 通称FDA)からの特別な許可の下、患者の同意を得ないまま行われたそうなんですよ。

EPR法を試すには、患者の心臓がすでに止まっていなければならなかったからで、そして、すでに心臓が止まってしまった患者を救おうというのならば、事態は一刻を争いますわな。

にしても、やっちゃうアメリカはすごい気がします。

まぁ、心臓がとまってる状態ですから、もうなんでもしてくれ!って普通は思うんでしょうけど、やっちゃったら問題にならないのかねぇ…。

ってな倫理的なことは置いておいて、このEPR法手術は、一般的な手術と同じ手順で始められます。

傷の状態を調べ、患者の呼吸を確保するために挿管し、輸血し、必要に応じて胸を開き、直接心臓をマッサージすることで血流の改善を試みます。

EPR法を実施するのは、こうした通常の手順を踏んでもなお効果が得られないときだけで、その目的は、出血部位の処置を終えるまでの時間稼ぎをすることなんだそうです。

まぁ、普通は心臓マッサージ等を行い、まずは患者が生命を維持してくれないと前には進めませんわな。

で、このEPR法だと大動脈に直接挿管して、よく冷やした生理食塩水を大量に送り込むんだそうです。

これによって、脳と心臓をはじめとする重要な器官にできるだけ早く冷水を流します。

この処置で失血が食い止められ蘇生する可能性が高まるってんですから、まぁやれることはなんでもやってくれって感じですよね。

ただ、この成果に関しては、2020年後半に公表される予定で、現時点で手術を行った医師も詳しいことを話せないそうなんですね。

ただ、一応念のためここで説明しますと、EPR法はSF映画でお馴染みの冬眠ポッドで人体を凍結するといった類のものではないそうです。

冬眠ポッドのような極端な冷却を行なって生化学プロセスを低下させれば、損傷が余計に早く進行する可能性すらあるといいますし、今の技術じゃ解凍できないそうですからね。

EPR法はあくまで時間稼ぎとしての手段なんだそうで、「EPR(緊急保存・蘇生手術)」という名称にしたのも、できるだけSFのイメージがつかないよう考慮したからなのだとか…。

執刀医によれば、冷却は非常に面倒で、しかもむずかしい作業なのだそうです。

今の段階では冷却水で体を冷やしていますが、いずれは細胞の活動を停止させて同じ効果を得られるような薬剤の開発をしたいと考えているとのことです。

まぁ、こういった類の研究は、バンバン続けて欲しいですよね。

救える命があるなら救おうと思うのが当たり前ですからね。

2020年後半に発表があるらしいんで、続報が入れば、お伝えできればなーと思っております。

13日の金曜日にピッタリの内容でしたでしょ?

ではまた〜。


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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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