2019年11月24日 [からだのこと]
(143)サンデーイルネス(仮)脳性麻痺について
お疲れ様です。院長です。
11月24日のサンデーイルネスでございます。
ついに11月最後のイルネス辞典になりましたなぁ。
次は12月の1日でございまして、師走第一号となるわけです。
まぁ、12月に入ったからと言って何がどうという事はないんですが、もう気持ちだけは慌ただしくなりますよね。
そして、当院は12月は大掃除月間って事で、毎週どっかしら掃除します。
まぁ、大掃除って位ですから、普段しないところをするわけで、いっぺんにやるのは疲れるので、12月中にやるってスタイルでございます。
普段掃除しないとこって、普段しないだけに汚れてるんですよね(笑)
当院の場合、狭いスタッフルームとか、受付カウンター周りとかですかね。
あと、大物として、エアコンの掃除とベッドカーテンの洗濯がありますな。
これは週に1枚洗うとしても、5枚で5週間かかりますから、12月に入ったらすぐに始めねばなりませんのよ。
まぁ、まだ11月も残ってますし、まずは計画だけはキチンとたてとかないとね。
でないと12月は師走ってくらいですから、アッちゅうまに過ぎていきますからね。
ってことで今日も元気にいってみましょう。
今週の「イルネス辞典」は「脳性麻痺」について解説していきたいと思います。
脳性麻痺は、胎児がおなかのなかにいる時から出生直後(4週まで)の間に起きた、脳の何らかの障害による「運動異常」のことをそうよびます。
年齢とともに進行していく麻痺や、一時的な麻痺、あるいは単に発達が遅れているだけのものは脳性麻痺とは別のものです。
「小児麻痺」というのもありますが、これはポリオウイルス感染によって発生する「急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)」のことで、脳性麻痺とはまた別のものでございます。
ではこの「脳性麻痺」、原因は何かってことなんですが、遺伝的要因や脳の奇形、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、中枢神経感染症(胎内でのサイトメガロウイルス感染症、ヘルペス感染症など)、分娩時の仮死など、かなりたくさんの原因があると考えられています。
症状の現れ方としては、多くは、出生後の定期的な乳幼児健康診断時に、運動発達の異常で発見されます。
主な症状として、(1)運動発達の遅れ、(2)異常な運動と姿勢、(3)胸郭(きょうかく)が変形して関節が拘縮する。などがあります。
生後6カ月ころまでは、首の座りが遅い、反り返りが極端に強い、哺乳が極端に下手であるなどの症状で始まり、それ以降になると、興奮・緊張時に異常な姿勢をとる、手足が動きにくく突っ張る、消えるべき反射が残っている、「はいはい」やつかまり立ちができないなどが現れます。
学童期に入ると、二次的障害として脊柱(せきちゅう)の側弯(そくわん)、関節が固くなり動きが制限されることが認められたりします。
検査と診断としましては、母子手帳記録(妊娠中の様子、分娩の経過など)を参照し、症状がみられるようになるまでの精神と運動発達の状況について十分に把握します。
体の診察、心理発達検査を基本として、必要に応じて頭部CT・MRI、脳脊髄液検査などが加わることがあります。
これらすべての情報を総合して診断されます。
では、治療の方法ですが、現在の医学では病気を完全に治すことはできません。
したがって治療は、障害があっても姿勢・運動、摂食、発語などをうまくコントロールしていけるように治療、訓練を受けることが中心になります。
医師の診察で麻痺のタイプと程度および発達の程度を評価して、それに合った治療と訓練の目標を決めます。
治療には、(1)薬物療法、(2)手術療法があり、(1)は筋肉の緊張を和らげる薬の内服、(2)は足の変形を治し、筋肉の緊張を和らげるための手術が行われます。
訓練には、(3)理学療法、(4)作業療法があります。(3)は主に移動する機能の向上と筋肉の緊張の緩和、(4)は手を使った日常動作を向上させるために行われます。
(1)は小児科、(2)は整形外科、(3)(4)はリハビリテーション科で主に行います。
まず、この病気が疑わしい場合は、小児科、小児神経科の外来を受診し、本当に脳性麻痺があつかどうかを判断をしてもらいます。
小児神経科のある医療機関での診断がよろしいかと思われます。
また診断後も、心と体の発達に関する適切な評価、日常生活のサポートを受けられる医療機関を選ぶことも今後の治療を考えると大事な事だと思います。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
11月24日のサンデーイルネスでございます。
ついに11月最後のイルネス辞典になりましたなぁ。
次は12月の1日でございまして、師走第一号となるわけです。
まぁ、12月に入ったからと言って何がどうという事はないんですが、もう気持ちだけは慌ただしくなりますよね。
そして、当院は12月は大掃除月間って事で、毎週どっかしら掃除します。
まぁ、大掃除って位ですから、普段しないところをするわけで、いっぺんにやるのは疲れるので、12月中にやるってスタイルでございます。
普段掃除しないとこって、普段しないだけに汚れてるんですよね(笑)
当院の場合、狭いスタッフルームとか、受付カウンター周りとかですかね。
あと、大物として、エアコンの掃除とベッドカーテンの洗濯がありますな。
これは週に1枚洗うとしても、5枚で5週間かかりますから、12月に入ったらすぐに始めねばなりませんのよ。
まぁ、まだ11月も残ってますし、まずは計画だけはキチンとたてとかないとね。
でないと12月は師走ってくらいですから、アッちゅうまに過ぎていきますからね。
ってことで今日も元気にいってみましょう。
今週の「イルネス辞典」は「脳性麻痺」について解説していきたいと思います。
脳性麻痺は、胎児がおなかのなかにいる時から出生直後(4週まで)の間に起きた、脳の何らかの障害による「運動異常」のことをそうよびます。
年齢とともに進行していく麻痺や、一時的な麻痺、あるいは単に発達が遅れているだけのものは脳性麻痺とは別のものです。
「小児麻痺」というのもありますが、これはポリオウイルス感染によって発生する「急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)」のことで、脳性麻痺とはまた別のものでございます。
ではこの「脳性麻痺」、原因は何かってことなんですが、遺伝的要因や脳の奇形、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)、中枢神経感染症(胎内でのサイトメガロウイルス感染症、ヘルペス感染症など)、分娩時の仮死など、かなりたくさんの原因があると考えられています。
症状の現れ方としては、多くは、出生後の定期的な乳幼児健康診断時に、運動発達の異常で発見されます。
主な症状として、(1)運動発達の遅れ、(2)異常な運動と姿勢、(3)胸郭(きょうかく)が変形して関節が拘縮する。などがあります。
生後6カ月ころまでは、首の座りが遅い、反り返りが極端に強い、哺乳が極端に下手であるなどの症状で始まり、それ以降になると、興奮・緊張時に異常な姿勢をとる、手足が動きにくく突っ張る、消えるべき反射が残っている、「はいはい」やつかまり立ちができないなどが現れます。
学童期に入ると、二次的障害として脊柱(せきちゅう)の側弯(そくわん)、関節が固くなり動きが制限されることが認められたりします。
検査と診断としましては、母子手帳記録(妊娠中の様子、分娩の経過など)を参照し、症状がみられるようになるまでの精神と運動発達の状況について十分に把握します。
体の診察、心理発達検査を基本として、必要に応じて頭部CT・MRI、脳脊髄液検査などが加わることがあります。
これらすべての情報を総合して診断されます。
では、治療の方法ですが、現在の医学では病気を完全に治すことはできません。
したがって治療は、障害があっても姿勢・運動、摂食、発語などをうまくコントロールしていけるように治療、訓練を受けることが中心になります。
医師の診察で麻痺のタイプと程度および発達の程度を評価して、それに合った治療と訓練の目標を決めます。
治療には、(1)薬物療法、(2)手術療法があり、(1)は筋肉の緊張を和らげる薬の内服、(2)は足の変形を治し、筋肉の緊張を和らげるための手術が行われます。
訓練には、(3)理学療法、(4)作業療法があります。(3)は主に移動する機能の向上と筋肉の緊張の緩和、(4)は手を使った日常動作を向上させるために行われます。
(1)は小児科、(2)は整形外科、(3)(4)はリハビリテーション科で主に行います。
まず、この病気が疑わしい場合は、小児科、小児神経科の外来を受診し、本当に脳性麻痺があつかどうかを判断をしてもらいます。
小児神経科のある医療機関での診断がよろしいかと思われます。
また診断後も、心と体の発達に関する適切な評価、日常生活のサポートを受けられる医療機関を選ぶことも今後の治療を考えると大事な事だと思います。
いかがでしたか。
では次回のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院