2019年05月27日 [からだのこと]
脳はNO!とは言えないかな(笑)
お疲れ様です。院長です。
5月27日の月曜日でございます。
さぁ、5月も支払い週間、そして月末がやってきますなぁ…。
何せ、最初の1週間のバカンスから、まだまだ尾を引いたままですが、嫌でも月日は流れます。
気持ち的にはだいぶ日常が戻ってきてはいるんですが、仕事的にはまだ追いついてないよう(笑)
何とか、今月中に追いつかせて6月に突入したいもんですわ。
それには、ここ数日の頑張りが非常に大事ですので、気合を入れて頑張るぞと。
ってな感じで、今日もネタ突入ですが、今日のネタは久々な感じのサイエンス&テクノロジーな医療系ネタでもぶっこんでみましょう。
どんな話かってぇと、死んだ豚の脳を蘇らせることに成功したってな、ぶっ飛んだお話です。
これは、史上初のことらしく、最新の蘇生装置を利用することで、死んでから4時間が経過したブタの脳の細胞機能と分子機能の一部が回復したという話です。
これが、人類長年の夢ともいえる「死者の復活」への第一歩となるのかどうか…。
死者の復活と言えば、世界的に有名な「フランケンシュタイン」って小説がありますが、あれって発表されたのは1818年なんだそうです。
実に今から201年前の作品なんですよね。
この作品ではそこいらの墓から、色々死体をあばいてきて、それをつなぎ合わせて復活させるって言う、まぁただの「絵空事」なわけですが、そこから200年ですからね。
人類の進化はとんでもなく進んでる筈でございます。
今回、脳の一部を再生させたって話ですが、そもそも脳は、酸素量や血流量の低下に非常に弱い臓器なわけで、万が一、酸素と血液の供給が止まってしまえば、脳細胞の活動は数秒から数分のうちに停止してしまうと考えられています。
ですが、今回の研究の第一歩は、血流が止まってから数分で広まる脳細胞の死が、絶対に避けられないものであるのかどうかを疑問視するところから始まっています。
つまり「死後、脳からまだ生きている細胞を採取し、それを培養できる」と考えたようなんですね。
で、今回の研究は、アメリカ・エール大学の神経科学者のネナド・セスタン氏が考案した「BrainEx」という装置によるものなんですが、この装置は、単離した脳に保護液を循環させることができる装置らしいんですな。
それはちょうど、心臓が血液を送り込むかのように、およそ37度の正常体温での脈動血流を再現したものなんだそうです。
実験では、食肉用のブタ32頭から摘出した死後4時間経過した脳を、BrainExに装着しました。
そして、6時間ほど保護液のかん流を行ったところ、未処理の脳と比べてはっきりとした違いが生じたらしいです。
ま、未処理のに比べるとそりゃ違うでしょう。
装置に通したほうの脳は、組織と細胞の構造が維持されており、細胞死が抑制されていることが確認されたのだそうです。
つまり、死後の脳を「生かせる」ことに成功したわけですな。
さらにグリア細胞と血管が刺激に反応したり、代謝にあわせて自発的なシナプス活動が見られるなど、一部の分子機能と細胞機能が復活までしていたそうなんです。
ですが、その一方で、脳が通常通りに機能するために必要となる、秩序だった全体的な活動のサインは確認されなかったとのことなんです。
つまり、実験の結果として、ブタの意識が回復したわけではないということなんですね。
この点について研究チームは、全体的な活動の蘇生が研究目的ではなく、それが確認されれば直ちに研究を中止していたことを強調しています。
これは、おそらく倫理的な問題に対しての、言い訳と言いますか、死者を蘇生させる目的の研究ではないという事をアピールしてるんでしょう。
実際、万が一意識が回復してしまった際に、それを消すための麻酔と中止手順を用意したうえで実験は実施されていたとのことではありますがね。
まぁ、幸か不幸か意識は戻らなかったわけですが、今回の発見からも、脳細胞にはこれまで想像されていた以上にずっと強い回復力が備わっていることだけは分かったようです。
そしてこの特性を利用すれば、やがては脳梗塞、外傷、長期間の低酸素状態などのために脳機能が損なわれてしまっても、治療が可能になるかもしれないと、研究チームは言ってます。
これからのこの研究に注目が集まりますが、この「BrainEx」という装置、実際に脳を生かすことが出来るわけですから、これから色々研究の幅は広がると思われますね。
ま、例によって倫理的な問題はつきまといますが、あくまで「脳」の研究ですからね。
でもいつか、死者を蘇生させてしまう日がくるだろうなぁって想像はできますよね(笑)
それも治療の延長だとするなら、アリっちゃありですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月27日の月曜日でございます。
さぁ、5月も支払い週間、そして月末がやってきますなぁ…。
何せ、最初の1週間のバカンスから、まだまだ尾を引いたままですが、嫌でも月日は流れます。
気持ち的にはだいぶ日常が戻ってきてはいるんですが、仕事的にはまだ追いついてないよう(笑)
何とか、今月中に追いつかせて6月に突入したいもんですわ。
それには、ここ数日の頑張りが非常に大事ですので、気合を入れて頑張るぞと。
ってな感じで、今日もネタ突入ですが、今日のネタは久々な感じのサイエンス&テクノロジーな医療系ネタでもぶっこんでみましょう。
どんな話かってぇと、死んだ豚の脳を蘇らせることに成功したってな、ぶっ飛んだお話です。
これは、史上初のことらしく、最新の蘇生装置を利用することで、死んでから4時間が経過したブタの脳の細胞機能と分子機能の一部が回復したという話です。
これが、人類長年の夢ともいえる「死者の復活」への第一歩となるのかどうか…。
死者の復活と言えば、世界的に有名な「フランケンシュタイン」って小説がありますが、あれって発表されたのは1818年なんだそうです。
実に今から201年前の作品なんですよね。
この作品ではそこいらの墓から、色々死体をあばいてきて、それをつなぎ合わせて復活させるって言う、まぁただの「絵空事」なわけですが、そこから200年ですからね。
人類の進化はとんでもなく進んでる筈でございます。
今回、脳の一部を再生させたって話ですが、そもそも脳は、酸素量や血流量の低下に非常に弱い臓器なわけで、万が一、酸素と血液の供給が止まってしまえば、脳細胞の活動は数秒から数分のうちに停止してしまうと考えられています。
ですが、今回の研究の第一歩は、血流が止まってから数分で広まる脳細胞の死が、絶対に避けられないものであるのかどうかを疑問視するところから始まっています。
つまり「死後、脳からまだ生きている細胞を採取し、それを培養できる」と考えたようなんですね。
で、今回の研究は、アメリカ・エール大学の神経科学者のネナド・セスタン氏が考案した「BrainEx」という装置によるものなんですが、この装置は、単離した脳に保護液を循環させることができる装置らしいんですな。
それはちょうど、心臓が血液を送り込むかのように、およそ37度の正常体温での脈動血流を再現したものなんだそうです。
実験では、食肉用のブタ32頭から摘出した死後4時間経過した脳を、BrainExに装着しました。
そして、6時間ほど保護液のかん流を行ったところ、未処理の脳と比べてはっきりとした違いが生じたらしいです。
ま、未処理のに比べるとそりゃ違うでしょう。
装置に通したほうの脳は、組織と細胞の構造が維持されており、細胞死が抑制されていることが確認されたのだそうです。
つまり、死後の脳を「生かせる」ことに成功したわけですな。
さらにグリア細胞と血管が刺激に反応したり、代謝にあわせて自発的なシナプス活動が見られるなど、一部の分子機能と細胞機能が復活までしていたそうなんです。
ですが、その一方で、脳が通常通りに機能するために必要となる、秩序だった全体的な活動のサインは確認されなかったとのことなんです。
つまり、実験の結果として、ブタの意識が回復したわけではないということなんですね。
この点について研究チームは、全体的な活動の蘇生が研究目的ではなく、それが確認されれば直ちに研究を中止していたことを強調しています。
これは、おそらく倫理的な問題に対しての、言い訳と言いますか、死者を蘇生させる目的の研究ではないという事をアピールしてるんでしょう。
実際、万が一意識が回復してしまった際に、それを消すための麻酔と中止手順を用意したうえで実験は実施されていたとのことではありますがね。
まぁ、幸か不幸か意識は戻らなかったわけですが、今回の発見からも、脳細胞にはこれまで想像されていた以上にずっと強い回復力が備わっていることだけは分かったようです。
そしてこの特性を利用すれば、やがては脳梗塞、外傷、長期間の低酸素状態などのために脳機能が損なわれてしまっても、治療が可能になるかもしれないと、研究チームは言ってます。
これからのこの研究に注目が集まりますが、この「BrainEx」という装置、実際に脳を生かすことが出来るわけですから、これから色々研究の幅は広がると思われますね。
ま、例によって倫理的な問題はつきまといますが、あくまで「脳」の研究ですからね。
でもいつか、死者を蘇生させてしまう日がくるだろうなぁって想像はできますよね(笑)
それも治療の延長だとするなら、アリっちゃありですけどね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院