2019年05月26日 [からだのこと]
(117)サンデーイルネス(仮)網脈絡膜炎について
お疲れ様です。院長です。
5月26日のサンデーイルネスでございます。
5月ももうちょっと、明日から支払いウィークって事で、毎月恒例の月末がやってきます。
なにせ、今月は前半1週間はお休みだったわけで、1/4は少ないんですから、色々大変なのは当然ですわな。
前半休んだ分、後半は頑張りましたがまぁ、そこはまぁ、いけるとこまでってことで…
そんな月末前のイルネス辞典ですが、今日も元気にいってみましょう。
今日は「網脈絡膜炎」(みゃくらくまくえん)について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、脈絡膜(みゃくらくまく)に炎症が起こるものを脈絡膜炎と呼ぶわけですが、網膜炎(もうまくえん)を合併することが多く、その場合は、網脈絡膜炎(もうみゃくらくまくえん)と呼びます。
眼の後ろのほうに位置する網膜や脈絡膜の炎症なので、後部(こうぶ)ぶどう膜炎(まくえん)とも呼ばれています。
はい。
のっけからどこやねんって思われた方も多いかと思いますが、これは「眼」の病気です。
網膜は光を感じる器官、カメラでいうとフィルムにあたるところで、この部位に炎症が起こると、視力が著しく低下することがあります。
では、この症状の原因は何かという事ですが、虹彩毛様体炎(こうさいもうようたいえん)と同じく、炎症の起こった部位に基づいた病名であり、原因は色々考えられます。
その中でも、大きくは、感染症と免疫反応とに分けられます。
感染症には、結核(けっかく)、梅毒(ばいどく)、ハンセン病などの細菌や、ヘルペスやサイトメガロウイルスなどのウイルス、真菌(しんきん)、トキソプラズマなどの原虫、イヌ回虫などの寄生虫による感染などがあげられます。
もう、なんでもこいやな(笑)
そして、免疫反応による代表的な疾患としては、サルコイドーシス、ベーチェット病、原田病などがあげられます。
このほかにも、各種の自己免疫疾患やその類縁疾患に併発することが知られています。
まず症状としては、視力の低下、眼のかすみ、まぶしさなどの症状が現れます。
黒い小さなものが飛んでいるように見えること(飛蚊症(ひぶんしょう))もあります。
ですが、眼の痛みや充血などの強い眼刺激症状はあまり出ないといわれています。
まぁ、飛蚊症まで出ると気付くかもしれませんが、視力低下や、眼のかすみ程度では放置すること間違いなしですから、発見が遅れる場合もあるようですね。
では、治療の方法なんですが、炎症を抑えるためのステロイド投与が基本ですが、点眼だけでは網膜や脈絡膜に達する量が少ないため、炎症の程度によっては、ステロイド薬を目のまわりに注射したり、点滴や内服が必要なこともあります。
また最近では炎症によって起こった硝子体のにごりを取り除いたり、黄斑のはれ(黄斑浮腫(おうはんふしゅ))を引かせるために硝子体の手術も行われるそうです。
感染によるものの場合は、消炎に加えてそれぞれの病原体に応じた薬剤の投与も行われます。
ベーチェット病をはじめとする免疫反応によるものでは、免疫抑制薬の投与が行われることもあります。
この網脈絡膜炎は、多くの種類の疾患が含まれていますから、炎症が網膜に及んで黄斑や視神経が損傷を受けると、視力の著しい低下が起こりますから、早めに適切な検査、治療を受けることが大切です。
いかがでしたか?
年齢がいってくると、視力低下や眼のかすみなどは誰にでもおこりますから、意外と発見が遅れるかもしれません。
定期的な眼科検診も必要ですねぇ。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月26日のサンデーイルネスでございます。
5月ももうちょっと、明日から支払いウィークって事で、毎月恒例の月末がやってきます。
なにせ、今月は前半1週間はお休みだったわけで、1/4は少ないんですから、色々大変なのは当然ですわな。
前半休んだ分、後半は頑張りましたがまぁ、そこはまぁ、いけるとこまでってことで…
そんな月末前のイルネス辞典ですが、今日も元気にいってみましょう。
今日は「網脈絡膜炎」(みゃくらくまくえん)について解説していきたいと思います。
まずはどんな病気かってことですが、脈絡膜(みゃくらくまく)に炎症が起こるものを脈絡膜炎と呼ぶわけですが、網膜炎(もうまくえん)を合併することが多く、その場合は、網脈絡膜炎(もうみゃくらくまくえん)と呼びます。
眼の後ろのほうに位置する網膜や脈絡膜の炎症なので、後部(こうぶ)ぶどう膜炎(まくえん)とも呼ばれています。
はい。
のっけからどこやねんって思われた方も多いかと思いますが、これは「眼」の病気です。
網膜は光を感じる器官、カメラでいうとフィルムにあたるところで、この部位に炎症が起こると、視力が著しく低下することがあります。
では、この症状の原因は何かという事ですが、虹彩毛様体炎(こうさいもうようたいえん)と同じく、炎症の起こった部位に基づいた病名であり、原因は色々考えられます。
その中でも、大きくは、感染症と免疫反応とに分けられます。
感染症には、結核(けっかく)、梅毒(ばいどく)、ハンセン病などの細菌や、ヘルペスやサイトメガロウイルスなどのウイルス、真菌(しんきん)、トキソプラズマなどの原虫、イヌ回虫などの寄生虫による感染などがあげられます。
もう、なんでもこいやな(笑)
そして、免疫反応による代表的な疾患としては、サルコイドーシス、ベーチェット病、原田病などがあげられます。
このほかにも、各種の自己免疫疾患やその類縁疾患に併発することが知られています。
まず症状としては、視力の低下、眼のかすみ、まぶしさなどの症状が現れます。
黒い小さなものが飛んでいるように見えること(飛蚊症(ひぶんしょう))もあります。
ですが、眼の痛みや充血などの強い眼刺激症状はあまり出ないといわれています。
まぁ、飛蚊症まで出ると気付くかもしれませんが、視力低下や、眼のかすみ程度では放置すること間違いなしですから、発見が遅れる場合もあるようですね。
では、治療の方法なんですが、炎症を抑えるためのステロイド投与が基本ですが、点眼だけでは網膜や脈絡膜に達する量が少ないため、炎症の程度によっては、ステロイド薬を目のまわりに注射したり、点滴や内服が必要なこともあります。
また最近では炎症によって起こった硝子体のにごりを取り除いたり、黄斑のはれ(黄斑浮腫(おうはんふしゅ))を引かせるために硝子体の手術も行われるそうです。
感染によるものの場合は、消炎に加えてそれぞれの病原体に応じた薬剤の投与も行われます。
ベーチェット病をはじめとする免疫反応によるものでは、免疫抑制薬の投与が行われることもあります。
この網脈絡膜炎は、多くの種類の疾患が含まれていますから、炎症が網膜に及んで黄斑や視神経が損傷を受けると、視力の著しい低下が起こりますから、早めに適切な検査、治療を受けることが大切です。
いかがでしたか?
年齢がいってくると、視力低下や眼のかすみなどは誰にでもおこりますから、意外と発見が遅れるかもしれません。
定期的な眼科検診も必要ですねぇ。
では、来週のイルネス辞典をお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院