2018年10月24日 [動物のこと]
キラーアメーバ。
お疲れ様です。院長です。
10月24日の水曜日でございます。
ついに10月も後1週間でございますな。
来週の水曜は、月末31日です。
てことは、今年もあと2ヶ月と1週間てことで、だんだん年末が近付いてくるわけですが、まだそんな感じじゃないよね。
でも、後一月後、11月の終わりとなったら、こりゃもう慌ただしい限りですよ。
つまり、なんだかんだと余裕かませるのも、後1ヶ月ってことですな。
今年の締めくくりを迎えるにあたり、後1ヶ月は重要なはずですから、みなさんシッカリ頑張りましょう。
ってことで、今日も始まりましたが、今日はちょっと怖いヤツのお話でもいってみましょう。
今日の主役は「フォーラーネグレリア」っていう原生生物、いわゆるアメーバでございます。
アメーバっていうと、まぁ、超下等な生物って感じですが、今日の「フォーラーネグレリア」は人の「脳」を食っちゃうっていう殺人アメーバなんですよ。
「脳」を食う…
想像しただけで、寒気がしますが、実際このアメーバに脳を食われ、命を落とす人がいるわけなんですよ。
つい先月も米テキサス州に住んでいた29歳の男性が、これによって命を落としたそうです。
まぁ、稀なことではあるようですが、こんな死に方したくないんで、ちょっとこのアメーバに付いて勉強してみましょう。
まず、このアメーバ、温かい淡水に潜むと考えられています。
通常は25〜35℃ほどの湖や川、あるいは温泉のような温かい淡水に潜んでいますが、ごくわずかですが土壌にも生息しています。
きわめて稀なことですが、汚染された水道水や適切に消毒されていないプールでも見られることがあるらしいんです。
ほとんどの場合、川や湖で感染しますが、2007〜2016年の報告書によると、スリップンスライド(山や丘にブルーシートをひいて水を流して滑る遊び)での感染が1人、鼻洗浄器からの感染が3人いることが明らかになっています。
いずれも汚染された水道水が感染源だったそうです。
汚染された水道水って、どんな状況なんでしょ?
で、この感染、実は鼻に入ったときだけなんだそうです。
つまり、うっかり川の水を飲んでしまっても心配はないそうなんです。
ただし、鼻に汚染水が入ればリスクがあるんだって。
鼻に入るったってどこまでをいうんやろ?
いわゆる鼻の穴までなら、潜れば確実に入るよねぇ…。
で、このアメーバ、殺人アメーバと言われていますが、通常は土壌や水の中の堆積物に潜むバクテリアを食べるだけで満足しています。
普通はまったく無害で、泥の中で自分の暮らしに忙しい生活を送っているんですが、不運な犠牲者の鼻の穴の中といった新しい環境に紛れ込んでしまうと、そこにあるものを食べ始めるわけです。
で、鼻の中に入ったフォーラーネグレリアは、嗅球(きゅうきゅう)って器官をを食べ始めます。
これは臭いの情報を処理する器官であるため、感染者はまず臭いが分からなくなるそうです。
で、アメーバは、そこから食事や繁殖を行いつつ、嗅神経をたどって脳にまでたどり着くわけです。
こうなってしまうともう手の施しようがなく、脳組織や脳細胞を貪られ、やがて脳が膨張し、最後には死が待っているってわけです。
脳にまで、アメーバが達してしまうとほぼ致命的といえるでしょう。
このフォーラーネグレリアによる感染症は、「原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)」という正式名で、初期の症状は、ひどい頭痛・発熱・気分の悪さ・嘔吐などで、進行するとてんかん・幻覚・変性意識・昏睡といった症状が現れます。
一般に、感染から5日で症状が現れ始め、さらに5日で死亡するという素早さで、致死率は97パーセントと非常に高い非常に厄介な病気と言えるでしょう。
ですが、基本的に感染は稀です。
確率的には7000万人に1人とかの割合だそうですが、罹れば死ぬわけだしねぇ…
このアメーバの場合、水を飲んでも大丈夫で、鼻から体内に侵入するわけですから、まぁやむを得ずややこしい水に浸からなきゃならない時は、鼻栓をしとけば防げるようです。
といっても、日本ではまだ4例とかしか症例はないそうなんですが、ほぼ死亡してから、アメーバの存在に気付くというパターンですので、これを知っていたら少なくとも医師に汚染されてるかもしれない水に浸かったということを告げれる分、助かる確率は格段に上がると思います。
てな殺人アメーバのご紹介でした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
10月24日の水曜日でございます。
ついに10月も後1週間でございますな。
来週の水曜は、月末31日です。
てことは、今年もあと2ヶ月と1週間てことで、だんだん年末が近付いてくるわけですが、まだそんな感じじゃないよね。
でも、後一月後、11月の終わりとなったら、こりゃもう慌ただしい限りですよ。
つまり、なんだかんだと余裕かませるのも、後1ヶ月ってことですな。
今年の締めくくりを迎えるにあたり、後1ヶ月は重要なはずですから、みなさんシッカリ頑張りましょう。
ってことで、今日も始まりましたが、今日はちょっと怖いヤツのお話でもいってみましょう。
今日の主役は「フォーラーネグレリア」っていう原生生物、いわゆるアメーバでございます。
アメーバっていうと、まぁ、超下等な生物って感じですが、今日の「フォーラーネグレリア」は人の「脳」を食っちゃうっていう殺人アメーバなんですよ。
「脳」を食う…
想像しただけで、寒気がしますが、実際このアメーバに脳を食われ、命を落とす人がいるわけなんですよ。
つい先月も米テキサス州に住んでいた29歳の男性が、これによって命を落としたそうです。
まぁ、稀なことではあるようですが、こんな死に方したくないんで、ちょっとこのアメーバに付いて勉強してみましょう。
まず、このアメーバ、温かい淡水に潜むと考えられています。
通常は25〜35℃ほどの湖や川、あるいは温泉のような温かい淡水に潜んでいますが、ごくわずかですが土壌にも生息しています。
きわめて稀なことですが、汚染された水道水や適切に消毒されていないプールでも見られることがあるらしいんです。
ほとんどの場合、川や湖で感染しますが、2007〜2016年の報告書によると、スリップンスライド(山や丘にブルーシートをひいて水を流して滑る遊び)での感染が1人、鼻洗浄器からの感染が3人いることが明らかになっています。
いずれも汚染された水道水が感染源だったそうです。
汚染された水道水って、どんな状況なんでしょ?
で、この感染、実は鼻に入ったときだけなんだそうです。
つまり、うっかり川の水を飲んでしまっても心配はないそうなんです。
ただし、鼻に汚染水が入ればリスクがあるんだって。
鼻に入るったってどこまでをいうんやろ?
いわゆる鼻の穴までなら、潜れば確実に入るよねぇ…。
で、このアメーバ、殺人アメーバと言われていますが、通常は土壌や水の中の堆積物に潜むバクテリアを食べるだけで満足しています。
普通はまったく無害で、泥の中で自分の暮らしに忙しい生活を送っているんですが、不運な犠牲者の鼻の穴の中といった新しい環境に紛れ込んでしまうと、そこにあるものを食べ始めるわけです。
で、鼻の中に入ったフォーラーネグレリアは、嗅球(きゅうきゅう)って器官をを食べ始めます。
これは臭いの情報を処理する器官であるため、感染者はまず臭いが分からなくなるそうです。
で、アメーバは、そこから食事や繁殖を行いつつ、嗅神経をたどって脳にまでたどり着くわけです。
こうなってしまうともう手の施しようがなく、脳組織や脳細胞を貪られ、やがて脳が膨張し、最後には死が待っているってわけです。
脳にまで、アメーバが達してしまうとほぼ致命的といえるでしょう。
このフォーラーネグレリアによる感染症は、「原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)」という正式名で、初期の症状は、ひどい頭痛・発熱・気分の悪さ・嘔吐などで、進行するとてんかん・幻覚・変性意識・昏睡といった症状が現れます。
一般に、感染から5日で症状が現れ始め、さらに5日で死亡するという素早さで、致死率は97パーセントと非常に高い非常に厄介な病気と言えるでしょう。
ですが、基本的に感染は稀です。
確率的には7000万人に1人とかの割合だそうですが、罹れば死ぬわけだしねぇ…
このアメーバの場合、水を飲んでも大丈夫で、鼻から体内に侵入するわけですから、まぁやむを得ずややこしい水に浸からなきゃならない時は、鼻栓をしとけば防げるようです。
といっても、日本ではまだ4例とかしか症例はないそうなんですが、ほぼ死亡してから、アメーバの存在に気付くというパターンですので、これを知っていたら少なくとも医師に汚染されてるかもしれない水に浸かったということを告げれる分、助かる確率は格段に上がると思います。
てな殺人アメーバのご紹介でした。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院