2017年09月05日 [からだのこと]
そして脱水。
お疲れ様です。院長です。
9月5日の火曜日でごわす。
9月に入って5日経ちましたが、だいぶ涼しくなってきましたねぇ…
朝晩なんかは、何となく肌寒いと感じる時間も、多くなってきましたね。
とは言え、まだ昼間はそれなりに暑いですし、夏の疲れを引きずったまま、残暑と戦ってる人も多いんではないでしょうか…。
言うてるわたしも、どうも夏バテ気味なんですよね…
日中はまだ暑いので、院内は冷房が効いてる状態なんで、ずっとそこにいると寒くなってきます。
そして、昼にジムへ行く時なんかが暑くてねぇ(笑)
この寒暖差が一番悪いと分かってはいるんですが、なかなか対応できてません。
全ては暑さが悪い(笑)
暑いと身体がバテてきます。
そりゃ暑いんやもん、バテてきますよねぇ…
では、何故暑いとバテるんでしょう?
その理由はシンプルです。
体が体温を下げようとしてしまうからなんですね。
体が懸命になって体温を下げようとしてしまい、この余計な作業のせいで疲れてしまうわけなんです。
暑い日、体は体温を維持するためにいくつかの調整を行なっています。
例えば、血管を広げて皮膚表面まで血液が流れやすいようにします。
こうすることで血液の熱を逃がすことができるので、冷却が進むわけです。
暑くなると肌が赤みを帯びる人がいるのもこういう理由からです。
また発汗し、汗が蒸発することで皮膚は冷却されます。
しかしこれらの作業を身体が行うことで、心拍数は上がり、代謝も促進されるわけですね。
つまりは、単純に疲れて眠くなってくるわけです。
また多くの人は汗をかけば、脱水症状が悪化します。その症状も疲労となって表れてきます。
日光による皮膚のダメージも脱水症状を悪化させる一因です。
日光が皮膚に当たると色素沈着が変わったり、シワや火傷ができたりするわけですが、そうした化学的な変化も疲労の原因になるんですよね。
身体は、日光からうけたダメージを修復しようと働いてしまいますから…。
そして、日焼けは体の体温調整機能を阻害してしまいます。皮膚の日焼けを修復しようと、体の別の部分から体液が流用されてくるためであると考えられます。
つまりは、発汗のための体液が減ってしまい、また脱水症状も進むため、疲労が増すというスパイラルにはまります。
海になんか行って、半日遊び倒したら死ぬほど疲れるのは、身体の疲れにこれらの理由が加算されるからなんですね。
と書くと、まぁ外には出てないから大丈夫じゃないの?って思われるかもしれませんが、室内でも暑いと体温が上がり気付かぬうちに汗をかくので、脱水症状が出てくるわけです。
とここまで書くと、とにかく脱水が悪いんだなという事は分かっていただけるかと思います。
そうなんですよね。炎天下に外に出るとかいう場合を除き、暑い日の疲れはこの脱水が主な原因になるわけです。
では、よくどれだけ飲んだらいいの?って話になりますけど、これはほんと人それぞれだと思います。
一日2リットルとか、喉が渇く前にこまめにとかもよく聞きますよね。
ですが、この2リットルという数字も正直、適当です(笑)
だって、単純に高齢のあばあちゃんと、わたくし院長ではまず重さが倍くらい違います。
ま、ちっちゃいおばあちゃんの場合ですけど…(笑)
この二人が同じ量の水分を必要とするかと言うと、まぁそれは違いますよね。
もちろん、体重が全ての指標になるわけではないですが、一つの目安にはなるかなぁと…。
それと、もちろん生活スタイルですよね。
よく動く人と、ずっと冷房のきいたオフィスで、デスクワークする人ではこれも全然、必要量が違ってきます。
なので、結論からするとこの脱水に関しては、症状的なものが出てないならそれで良いと思って間違いないです。
つまり、脱水の初期症状、口の渇きとか、かるいめまい、ふらつきなんかが出てないなら水分量は足りてると思って大丈夫かと…
もちろん、めまいなんかが出てからでは遅いので、そういった小さな兆候に敏感になることですね。
めまいとまではいかなくても、なんとなく足が地についてない感じがするとか、フワフワした感じがするってとこから、めまいなどに移行するわけですから、この兆候が出たら確実に水分補給は行わないといけません。
では、最後にこの水分なんですが、なに飲みましょ?
よく患者さんから言われるのが、お茶はアカンのかと…
まぁ、アカンわけではないですが、ベストではないと思われます。
お茶には利尿作用があったり、カフェインが入ってたりするからです。
で、脱水に対してって話になるとちなみに日本体育協会ってとこでは、0.1〜0.2%の食塩(ナトリウム40〜80ミリグラム/100ミリリットル )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
市販のイオン飲料や経口補水液の他、1リットルの水に対して小さじ半分(3グラム)の食塩と40グラム(大さじ4杯)の砂糖を加えるぐらいがいいと…
こうやって、自分で作るのが一番良いんですよね。本来は…。
その人によっては、血糖値の問題だったり、血圧の問題だったりと糖と塩分の摂取には、個人差がありますから…。
ポカリ系の粉末を、自分の量で作って常備するなんてのも良いと思います。
ポカリ系は、おいしいレベルまで濃くすると、結構な糖質を取っちゃいますんで、そこらへんは注意が必要かもしれません。
特に、外仕事をする方や、力仕事をする方なんかはこの糖質と塩分を含む飲みものが必須アイテムなんで必ず飲みましょうね。
あと、もちろんですがスポーツする人なんかもこの系の飲み物を飲みましょう。
よくジムなんかでも水だけ飲んでる人がいますけど、大量発汗の場合、汗とともに電解質が失われてます。
あ、電解質ってのは、水などの溶媒に溶解した際に、陽イオンと陰イオンに電離する物質のことで、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、クロール(Cl)、重炭酸(HCO3-)などがあります。
これらは主要ミネラルとしても重要で、身体の機能の維持や調節など、生命活動に必要な役割を果たすために、体内にある一定の範囲内で保持されています。
これらが無くなるわけですから、そりゃ大変。
そして、さらに電解質が不足している状態で、水だけ飲むと体液が薄まりますので、これも問題ありとなります。
ですから、スポーツに限らず大量発汗する際は、必ず電解質と水分を補いましょう。
因みに、院長はトレーニング時は、糖分はもちろん、ナトリウム、カリウム、ビタミンB2、B6、B12、カルシウム 、ナイアシン、パントテン酸、アミノ酸数種を水に混ぜたドリンクを飲んでます。
量は約1.5リットル位です。
そして、トレーニング前、トレーニング後にも内容の少々違うドリンクを飲みます。
この、一連のトレーニング前、中、後の水分だけで3リットルは飲んでる計算になります。
ま、ここまでする必要は全くないですが、水分とミネラル分はなめてると大変だよと…。
てことで、何だか真夏のブログみたいになっちゃいましたが、実は真夏より、これからの方が要注意なんですよね。
真夏だと、意識していた水分補給も、少し涼しくなると忘れがちですし、今は夏の疲れが出てくる時です。
夏の終わり〜秋にかけてこそ、身体のケアが必要ですからね。
てことで、今日も頑張ってジムいきます。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月5日の火曜日でごわす。
9月に入って5日経ちましたが、だいぶ涼しくなってきましたねぇ…
朝晩なんかは、何となく肌寒いと感じる時間も、多くなってきましたね。
とは言え、まだ昼間はそれなりに暑いですし、夏の疲れを引きずったまま、残暑と戦ってる人も多いんではないでしょうか…。
言うてるわたしも、どうも夏バテ気味なんですよね…
日中はまだ暑いので、院内は冷房が効いてる状態なんで、ずっとそこにいると寒くなってきます。
そして、昼にジムへ行く時なんかが暑くてねぇ(笑)
この寒暖差が一番悪いと分かってはいるんですが、なかなか対応できてません。
全ては暑さが悪い(笑)
暑いと身体がバテてきます。
そりゃ暑いんやもん、バテてきますよねぇ…
では、何故暑いとバテるんでしょう?
その理由はシンプルです。
体が体温を下げようとしてしまうからなんですね。
体が懸命になって体温を下げようとしてしまい、この余計な作業のせいで疲れてしまうわけなんです。
暑い日、体は体温を維持するためにいくつかの調整を行なっています。
例えば、血管を広げて皮膚表面まで血液が流れやすいようにします。
こうすることで血液の熱を逃がすことができるので、冷却が進むわけです。
暑くなると肌が赤みを帯びる人がいるのもこういう理由からです。
また発汗し、汗が蒸発することで皮膚は冷却されます。
しかしこれらの作業を身体が行うことで、心拍数は上がり、代謝も促進されるわけですね。
つまりは、単純に疲れて眠くなってくるわけです。
また多くの人は汗をかけば、脱水症状が悪化します。その症状も疲労となって表れてきます。
日光による皮膚のダメージも脱水症状を悪化させる一因です。
日光が皮膚に当たると色素沈着が変わったり、シワや火傷ができたりするわけですが、そうした化学的な変化も疲労の原因になるんですよね。
身体は、日光からうけたダメージを修復しようと働いてしまいますから…。
そして、日焼けは体の体温調整機能を阻害してしまいます。皮膚の日焼けを修復しようと、体の別の部分から体液が流用されてくるためであると考えられます。
つまりは、発汗のための体液が減ってしまい、また脱水症状も進むため、疲労が増すというスパイラルにはまります。
海になんか行って、半日遊び倒したら死ぬほど疲れるのは、身体の疲れにこれらの理由が加算されるからなんですね。
と書くと、まぁ外には出てないから大丈夫じゃないの?って思われるかもしれませんが、室内でも暑いと体温が上がり気付かぬうちに汗をかくので、脱水症状が出てくるわけです。
とここまで書くと、とにかく脱水が悪いんだなという事は分かっていただけるかと思います。
そうなんですよね。炎天下に外に出るとかいう場合を除き、暑い日の疲れはこの脱水が主な原因になるわけです。
では、よくどれだけ飲んだらいいの?って話になりますけど、これはほんと人それぞれだと思います。
一日2リットルとか、喉が渇く前にこまめにとかもよく聞きますよね。
ですが、この2リットルという数字も正直、適当です(笑)
だって、単純に高齢のあばあちゃんと、わたくし院長ではまず重さが倍くらい違います。
ま、ちっちゃいおばあちゃんの場合ですけど…(笑)
この二人が同じ量の水分を必要とするかと言うと、まぁそれは違いますよね。
もちろん、体重が全ての指標になるわけではないですが、一つの目安にはなるかなぁと…。
それと、もちろん生活スタイルですよね。
よく動く人と、ずっと冷房のきいたオフィスで、デスクワークする人ではこれも全然、必要量が違ってきます。
なので、結論からするとこの脱水に関しては、症状的なものが出てないならそれで良いと思って間違いないです。
つまり、脱水の初期症状、口の渇きとか、かるいめまい、ふらつきなんかが出てないなら水分量は足りてると思って大丈夫かと…
もちろん、めまいなんかが出てからでは遅いので、そういった小さな兆候に敏感になることですね。
めまいとまではいかなくても、なんとなく足が地についてない感じがするとか、フワフワした感じがするってとこから、めまいなどに移行するわけですから、この兆候が出たら確実に水分補給は行わないといけません。
では、最後にこの水分なんですが、なに飲みましょ?
よく患者さんから言われるのが、お茶はアカンのかと…
まぁ、アカンわけではないですが、ベストではないと思われます。
お茶には利尿作用があったり、カフェインが入ってたりするからです。
で、脱水に対してって話になるとちなみに日本体育協会ってとこでは、0.1〜0.2%の食塩(ナトリウム40〜80ミリグラム/100ミリリットル )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
市販のイオン飲料や経口補水液の他、1リットルの水に対して小さじ半分(3グラム)の食塩と40グラム(大さじ4杯)の砂糖を加えるぐらいがいいと…
こうやって、自分で作るのが一番良いんですよね。本来は…。
その人によっては、血糖値の問題だったり、血圧の問題だったりと糖と塩分の摂取には、個人差がありますから…。
ポカリ系の粉末を、自分の量で作って常備するなんてのも良いと思います。
ポカリ系は、おいしいレベルまで濃くすると、結構な糖質を取っちゃいますんで、そこらへんは注意が必要かもしれません。
特に、外仕事をする方や、力仕事をする方なんかはこの糖質と塩分を含む飲みものが必須アイテムなんで必ず飲みましょうね。
あと、もちろんですがスポーツする人なんかもこの系の飲み物を飲みましょう。
よくジムなんかでも水だけ飲んでる人がいますけど、大量発汗の場合、汗とともに電解質が失われてます。
あ、電解質ってのは、水などの溶媒に溶解した際に、陽イオンと陰イオンに電離する物質のことで、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、リン(P)、クロール(Cl)、重炭酸(HCO3-)などがあります。
これらは主要ミネラルとしても重要で、身体の機能の維持や調節など、生命活動に必要な役割を果たすために、体内にある一定の範囲内で保持されています。
これらが無くなるわけですから、そりゃ大変。
そして、さらに電解質が不足している状態で、水だけ飲むと体液が薄まりますので、これも問題ありとなります。
ですから、スポーツに限らず大量発汗する際は、必ず電解質と水分を補いましょう。
因みに、院長はトレーニング時は、糖分はもちろん、ナトリウム、カリウム、ビタミンB2、B6、B12、カルシウム 、ナイアシン、パントテン酸、アミノ酸数種を水に混ぜたドリンクを飲んでます。
量は約1.5リットル位です。
そして、トレーニング前、トレーニング後にも内容の少々違うドリンクを飲みます。
この、一連のトレーニング前、中、後の水分だけで3リットルは飲んでる計算になります。
ま、ここまでする必要は全くないですが、水分とミネラル分はなめてると大変だよと…。
てことで、何だか真夏のブログみたいになっちゃいましたが、実は真夏より、これからの方が要注意なんですよね。
真夏だと、意識していた水分補給も、少し涼しくなると忘れがちですし、今は夏の疲れが出てくる時です。
夏の終わり〜秋にかけてこそ、身体のケアが必要ですからね。
てことで、今日も頑張ってジムいきます。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院