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2017年05月17日 [動物のこと]

アリ?

お疲れ様です。院長です。

5月17日水曜日でございます。

ここへきてやっと連休ボケも治ってきました(笑)

何でもそうですが、長い期間をかけて変化したものを、元に戻すにはそれ以上の時間がかかりますよね〜

身体の不調も同じです。

早め早めのケアがとても大事ですので、みなさん常日頃から気をつけましょうね。

とか、普通に始まりましたが今日のネタは、昨日に引き続き…

いや、タイトルだけやな(笑)

昨日は別にアリの話ってわけじゃなかったですが、今日はそのもの「蟻」のお話…

アリの巣には、女王アリと呼ばれるアリが君臨してるのはみなさんご存知だと思います。

そして女王アリの最大の仕事は、長生きをし、卵を産み続けることにあります。

ところが、卵を死ぬまで生み続けるこの女王アリですが、実は交尾をするのは、女王の運命を背負って巣立つ時期の一瞬だけなんだそうです。

つまり、そのときの精子を生涯、大事に使っているということなんだそうです。

これがなかなかスゴイことで、本来、寿命が短い精子を常温で長期間生かしておくためのメカニズムが、甲南大理工学部生物学科、後藤彩子講師の研究で少しずつ明らかになってきたんだって。

もちろん、この後藤さんのことは一切知りません(笑)

ですが、アリの研究においてはなかなかの人物のようで…

この後藤さんの実験室には、大量のアリがケースで飼育されています。

女王アリだけで数万匹は飼育されてるそうで、後藤さん曰く、「世界で1番、女王アリを飼っている研究室」だということらしいです。

女王アリは、無数のメスの中でエサや温度などの環境によって特別に成長した個体のことで、オスや働きアリに比べて体が大きく、極端に長生きします。

多くの種で10年以上生き、海外では30年近く生きた記録もあると言いますからなかなかの強者ですね。

「女王」と名はつきますが、絶対的な君主かと言うとそうでもなく、卵を産めなくなれば、同じ巣にすむ働きアリに殺されることもあるそうで、その場合代わりの女王が育てられたり、その巣は滅びたりするらしいです。

で、最初の話に戻りますが、一度の交尾で蓄えた精子を死ぬまで利用し続けるって、なかなかなメカニズムやん。

一般的に精子の寿命はかなり短いです。

ヒトの場合、受精能力を保っていられるのは射精後、数時間から長くても数日までで、対して女王アリは10年以上、おなかの中にある袋(受精嚢)に精子をため、生かしておくことができるというからどうなってんねんって構造ですな(^^;

で、この保存のメカニズムを解明すべく、後藤さんが調べたところ、袋の中では精子の動きが止まっていることを発見しました。

そして、精子を袋から取り出すと、動き始めることも確認されました。

「運動して呼吸をすると、有毒な活性酸素が生じますし、貯蔵している間に精子が動くメリットはなく、動きを止めることで生かしているのでは」と考えられるそう。

まぁ、冷凍保存て感覚で考えたら、何となくやけど納得できなくもないか…

ただ、女王アリがどのようにして精子の動きを止めているかは、いまだ謎なんだそうで、後藤さんが最近、注目するのは受精嚢の酸素濃度で、内部はかなりの低酸素状態になっており、動きを止めることに関係しているかもしれないということです。

また、アリの受精嚢の中だけで働く12個の遺伝子ってのがあるそうで、こういったものが精子の長期貯蔵にかかわっている可能性があり、それらの機能の解明にもこれから挑んでいくそうです。

ま、アリだけに小さすぎて観察は大変やろうなぁとか普通に思う(笑)

こういった、昆虫なんかの生体は本当に不思議で、こういうのを調べる人って何となく憧れるなぁ…

わたくしは極端に虫嫌いで、もうカブトムシあたりでも無理ですが、個々の昆虫が持ってる特殊な能力には実に興味があったりします。

つまり、バッタの跳躍力とか、それこそカブトムシの力とかすごいですもんね。

因みに人間の跳躍力は、普通では自分の身長(体長)も飛べません。

走り高跳びの世界記録でも、195pの選手が2m45pですから、身長をちょっと超えたくらいです。

しかしバッタは5cm程度の体長でも2m45p程度は跳躍します。

これ、率にしたらえぐいでしょ?

めんどくさいんでしませんけど(笑)

そういや、永遠のヒーロー仮面ライダーはバッタの化けもん(笑)やもんね。

話はそれ倒してきてますが、こういった研究をし続けてる人が、色んなとこにおるわけです。

で、いつも思うんですが、この手の「研究者」ってのを、例えば大学や各種機関が雇ってる場合、給料の原資はどこから出るんやろね?

まぁ、大学の研究室なんかなら、それも経費って事なんでしょうけど、それで大学の宣伝効果があったりするんでしょうかね?

もしくは、研究が完遂して、その結果なんらかの利益がある事を見越しての先行投資的なもんでしょうか…

ま、大きなお世話か(笑)

で、次のステップとして、精子貯蔵のメカニズムが分かれば、ヒトや家畜などの精子の保管に応用できる可能性を探っていく様です。

まぁ、人の精子を保存する事にどんな意味があるのかは分かりませんが、家畜等の場合、良い品種が出来続けるってことで必要なんでしょう。

現在は超低温での保存などを行っているようですが、常温保存できることにより、細胞の破壊のない完全な状態で保存できるとのこと。

ま、何にせよ、研究者たちの探求心がいつか全ての謎を解明させることでしょう。

てことで、一所懸命仕事せんとね。

ではまた〜




bata




京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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