2016年12月05日 [からだのこと]
冷凍食品?U
お疲れ様です。院長です。
12月5日月曜日。
はぁ月曜日、月曜日。(笑)
12月であろうが1月であろうが、月曜日はやっぱしんどい。
これはきっと2017年も変わりませんよ。
今年、2016年の月曜日は、後3回訪れますが、きっと3回ともダルイと宣っていることでしょう。
てな事を言いつつも、そろそろ年末に向けての準備はしていかないとね。
的な事とは、全く関係ないお話になってしまうんですが、今日のお話はこの時の続きのようなお話
読んだ?
読んでないよね(笑)
そう、冷凍保存のお話。で、これ架空の話じゃなくて、ちゃんと費用さえ払えば冷凍保存して、しかるべき時代に解凍してくれる財団が存在するってお話でした。
では、今日のお話はといいますと、あるイギリス人の14歳の女の子が、-196度の低温保持装置の中に眠ったってお話。
で、彼女の人体冷凍保存については、離婚した両親の間で激しい法廷闘争が繰り広げられていたんですって。
母親側は冷凍保存に同意していたが、父親側はその高額な費用と人体冷凍保存に対する抵抗感から反対していたと…
で、その父親の言い分としては、「治療法が確立されて、例えば200年後に蘇ったとしても、家族はいないし、記憶だって失われているかもしれない」
ま、確かにね。因みに200年前と言えば、1816年ですから江戸時代ってことになります。
当然、今の医学と比べて差があるなんてもんじゃないですよね。
ですから、200年後なら治る病気なんていくらでもあると思われます。でもこの父親の意見を借りるなら、江戸時代の娘が現代に蘇るんですわ。
そりゃ、幸せに暮らせるかどうか…
この父親の意見ももっともですな。
ですが、結局、この裁判の判事によると、最終的には本人の意思を尊重し、冷凍保存に同意したということなんですね。
裁判の間、死の床にあった少女は手紙を書きました。そしてそこにはこう書かれています。
「この普通ではないことを希望する理由を説明するように言われました。私はまだ14歳で死にたくはありませんが、もうすぐ死ぬことは分かっています。
人体冷凍保存は私にとっては病気を治して、目を覚ますチャンスだと思います。それは数百年後のことかもしれないけれど。私は土に埋められたくありません。
もっともっと生きたい。未来なら私のがんを治して、目覚めさせてくれるかもしれない。私はそのチャンスに賭けたいのです。それが私の願いです。」
最終的に2016年10月6日、ピーター・ジャクソン高等法院判事によって、冷凍保存の実施が認められました。
判事は死に直面した少女の勇気を讃え、この判決に少女は大喜びしたと伝えられています。
そして、少女は10月17日(判決の11日後)に亡くなり、保存処理後アメリカに運ばれ、そこで液体窒素で3週間かけてゆっくりと冷凍された後に他の150の遺体とともに保管された。
少女の人体冷凍保存に関する初めての裁判が始まったのは9月26日のことでした。それから1週間かそこらというごく短期間で判決が下されたわけです。
しかし、この判決が将来的な蘇生を望み冷凍される権利についての判例を作り出すことはないそうです。
裁判は子供の意思を実施するかどうかについてのもので、人体冷凍保存の権利とその是非を問うものではなかったからということですが、今後もこういった事例は出てくるものだと思います。
まぁ、道徳的なお話になればもう何とも言えませんが、少なくとも環境的に許され、本人の希望があれば良いんじゃないんですかね…
仮に200年後に蘇って記憶がないにしても、そこはなんとかその時代に適応し生きていけると思いますしねぇ…
とまぁここまでは良いとして…
のここまでって言うのは「冷凍保存」ってとこね。
つまり、うまく冷凍出来たとして、これをうまく解凍させないといけないわけですよ。
血液細胞、精子、胚などには有用でしたが、これまでのところ人間はおろか哺乳類であっても冷凍後の蘇生には成功していないそうなんです。
このため特に科学者や医師からの反対意見が根強いわけです。例えば、スウェーデンのある認知神経学者は、失敗は目に見えており、いかさまのようなものだと言っています。
曰く、「脳には1兆個もの細胞があり、互いに1万ものつながりを持っています……それを再び機能させる事など出来る筈がありません」
ま、この学者のいう事ももっともですが、言うても未来に向けての話ですから、この意見ごと、意味をなさないと言えば言えませんかね。
だって、200年前の医学なんてねぇ…
因みに杉田玄白さんが亡くなったのが、ちょうど200年程前なんですよ。あのターヘルアナトミアの…
ですから、今から200年後だったら、脳の再生なんて簡単に出来ちゃうかもしれません。だって、極論、300年後でも1000年後でも良いんですから…
つまり、いつか必ずってレベルまで置いておけるわけ(理論上はね)ですから、失敗はないと言ってもそれはそれで嘘じゃないでしょう。
なお、人体冷凍保存の費用は全身ならおよそ1200〜2000万円の費用がかかるそうです。脳だけの保存でも700〜800万円。
そして年間の保管料がさらに数百万単位でかかるとされています。
ま、賛否を論じる前に、普通ならこの費用面で挫折しちゃうと思いますが、まこれから100年先、どうなってるか見てみたいもんですよねぇ…
とまぁ、今日はそんな過去記事の続編みたいにいきました。
その時も、自分なら冷凍を選択するかどうかで最後は締めたんですが…
多分、私はやらないです(笑)
だっていつ死んでも悔いのない生き方してますから…ナンテナ(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
12月5日月曜日。
はぁ月曜日、月曜日。(笑)
12月であろうが1月であろうが、月曜日はやっぱしんどい。
これはきっと2017年も変わりませんよ。
今年、2016年の月曜日は、後3回訪れますが、きっと3回ともダルイと宣っていることでしょう。
てな事を言いつつも、そろそろ年末に向けての準備はしていかないとね。
的な事とは、全く関係ないお話になってしまうんですが、今日のお話はこの時の続きのようなお話
読んだ?
読んでないよね(笑)
そう、冷凍保存のお話。で、これ架空の話じゃなくて、ちゃんと費用さえ払えば冷凍保存して、しかるべき時代に解凍してくれる財団が存在するってお話でした。
では、今日のお話はといいますと、あるイギリス人の14歳の女の子が、-196度の低温保持装置の中に眠ったってお話。
で、彼女の人体冷凍保存については、離婚した両親の間で激しい法廷闘争が繰り広げられていたんですって。
母親側は冷凍保存に同意していたが、父親側はその高額な費用と人体冷凍保存に対する抵抗感から反対していたと…
で、その父親の言い分としては、「治療法が確立されて、例えば200年後に蘇ったとしても、家族はいないし、記憶だって失われているかもしれない」
ま、確かにね。因みに200年前と言えば、1816年ですから江戸時代ってことになります。
当然、今の医学と比べて差があるなんてもんじゃないですよね。
ですから、200年後なら治る病気なんていくらでもあると思われます。でもこの父親の意見を借りるなら、江戸時代の娘が現代に蘇るんですわ。
そりゃ、幸せに暮らせるかどうか…
この父親の意見ももっともですな。
ですが、結局、この裁判の判事によると、最終的には本人の意思を尊重し、冷凍保存に同意したということなんですね。
裁判の間、死の床にあった少女は手紙を書きました。そしてそこにはこう書かれています。
「この普通ではないことを希望する理由を説明するように言われました。私はまだ14歳で死にたくはありませんが、もうすぐ死ぬことは分かっています。
人体冷凍保存は私にとっては病気を治して、目を覚ますチャンスだと思います。それは数百年後のことかもしれないけれど。私は土に埋められたくありません。
もっともっと生きたい。未来なら私のがんを治して、目覚めさせてくれるかもしれない。私はそのチャンスに賭けたいのです。それが私の願いです。」
最終的に2016年10月6日、ピーター・ジャクソン高等法院判事によって、冷凍保存の実施が認められました。
判事は死に直面した少女の勇気を讃え、この判決に少女は大喜びしたと伝えられています。
そして、少女は10月17日(判決の11日後)に亡くなり、保存処理後アメリカに運ばれ、そこで液体窒素で3週間かけてゆっくりと冷凍された後に他の150の遺体とともに保管された。
少女の人体冷凍保存に関する初めての裁判が始まったのは9月26日のことでした。それから1週間かそこらというごく短期間で判決が下されたわけです。
しかし、この判決が将来的な蘇生を望み冷凍される権利についての判例を作り出すことはないそうです。
裁判は子供の意思を実施するかどうかについてのもので、人体冷凍保存の権利とその是非を問うものではなかったからということですが、今後もこういった事例は出てくるものだと思います。
まぁ、道徳的なお話になればもう何とも言えませんが、少なくとも環境的に許され、本人の希望があれば良いんじゃないんですかね…
仮に200年後に蘇って記憶がないにしても、そこはなんとかその時代に適応し生きていけると思いますしねぇ…
とまぁここまでは良いとして…
のここまでって言うのは「冷凍保存」ってとこね。
つまり、うまく冷凍出来たとして、これをうまく解凍させないといけないわけですよ。
血液細胞、精子、胚などには有用でしたが、これまでのところ人間はおろか哺乳類であっても冷凍後の蘇生には成功していないそうなんです。
このため特に科学者や医師からの反対意見が根強いわけです。例えば、スウェーデンのある認知神経学者は、失敗は目に見えており、いかさまのようなものだと言っています。
曰く、「脳には1兆個もの細胞があり、互いに1万ものつながりを持っています……それを再び機能させる事など出来る筈がありません」
ま、この学者のいう事ももっともですが、言うても未来に向けての話ですから、この意見ごと、意味をなさないと言えば言えませんかね。
だって、200年前の医学なんてねぇ…
因みに杉田玄白さんが亡くなったのが、ちょうど200年程前なんですよ。あのターヘルアナトミアの…
ですから、今から200年後だったら、脳の再生なんて簡単に出来ちゃうかもしれません。だって、極論、300年後でも1000年後でも良いんですから…
つまり、いつか必ずってレベルまで置いておけるわけ(理論上はね)ですから、失敗はないと言ってもそれはそれで嘘じゃないでしょう。
なお、人体冷凍保存の費用は全身ならおよそ1200〜2000万円の費用がかかるそうです。脳だけの保存でも700〜800万円。
そして年間の保管料がさらに数百万単位でかかるとされています。
ま、賛否を論じる前に、普通ならこの費用面で挫折しちゃうと思いますが、まこれから100年先、どうなってるか見てみたいもんですよねぇ…
とまぁ、今日はそんな過去記事の続編みたいにいきました。
その時も、自分なら冷凍を選択するかどうかで最後は締めたんですが…
多分、私はやらないです(笑)
だっていつ死んでも悔いのない生き方してますから…ナンテナ(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院