2016年09月22日 [色々なこと]
そもそも名前がジェネリックっておかしくないか?
お疲れ様です。院長です。
9月22日木曜日。
普段なら、一番しんどい木曜日とかって書き出すところなんですが、今日は秋分の日。
当院も診療を休ませて貰っております。今週は月曜日も休みだったので、私的にはちょっとアレなんですが…
まぁ、休みは休み。堪能しましょう。
で、今日は秋分の日ってことで、秋なんですねぇ…
季節の変わり目、風邪がそろそろ流行りだすというか、寒い日にやられて風邪をひいちゃう人もふえてきますんで、注意が必要ですね。
ま、この風邪に限った話ではないんですが、みなさんお薬はどうですか?
風邪などは、感冒薬といってかぜによって起る症状事態を緩和させるお薬です。
あと、使用頻度の高い薬と言えば、今ならロキソニンに代表される痛み止め。
こういったお薬って、その原因は置いておいて、症状を緩和させるものですよね。
つまり、治療してるわけではなく、症状を紛らせてるだけなんですよね。
まぁ、頭痛なんかの場合、原因究明となるとなかなか難しいですし、よほどのこと(例えば脳腫瘍とか)でもない限り、原因は特定できないでしょう。
こうなると、症状としてでている「痛み」さえなくなればいいかとなりますよね。
風邪にしても本来ウィルスが体内にいること自体が問題なんですが、そのウィルスによって引き起こされる諸症状が問題なだけで、別にウィルスが嫌なわけではないですもんね。
とまぁ、いきなりの薬批判でスタートしましたが、今日はそのお薬の話。
みなさん、ジェネリック医薬品ってもちろん聞いたことありますよね?
医師から処方してもらった処方箋を持って、調剤薬局へ行くとジェネリック医薬品を希望されますかと聞かれた経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
具体的にどういうことかを薬剤師さんから説明された方もいらっしゃるかと思いますが、今日はそんなジェネリックなお話をしておきましょう。
まずは、薬の基礎知識として、医薬品とは、薬局や薬店で販売されている「一般用医薬品」と医療機関に受診し、医師から処方をされる「医療用医薬品」があります。
この「医療用医薬品」の中に「先発医薬品」と「後発医薬品」が存在しています。
ジェネリック医薬品とは、この「後発医薬品」のことを指してるわけですね。
「先発医薬品」はこれまで使われてきた新薬で、この先発医薬品の特許の期間が過ぎた後に、厚生労働省から「先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり、先発医薬品と同等の効き目がある」と認められた医薬品が後発医薬品、つまりジェネリック医薬品なんですね。
新薬の特許期間は最長で25年!なかなか長いよね。
この特許期間が過ぎるとこの特許権は国民の共有財産となるんですって。つまり、厚生労働大臣の承認を得られれば、誰でも「ジェネリック医薬品」として製造、販売する事が可能となるんですね。
複数の医薬品メーカーが製造するジェネリック医薬品には、様々な種類の薬があり、又、形態も飲みやすいように工夫されてたりと、後発ならではのいい面もたくさんあったりします。
また最大最高の特徴として、ジェネリック医薬品は、有効性や安全性について先発医薬品で確認されていることから、開発期間やコストを大幅に抑えられる結果、先発医薬品に比べ、4〜5割程安くなっています。
という事は、大幅に薬代が削減できるわけですね。それは、あなた自身の自己負担額が削減できるだけでなく、保険料や税金の負担減にもなり、健康保険組合の負担や国の財政負担の削減の貢献にもつながるわけですから、良いことだらけですよね?
じゃ、なんで全てがジェネリックにならないのか?
ジェネリック医薬品の開発にあたっても、先発医薬品と同じくらい様々な試験が行われています。既に販売されているジェネリック医薬品についても、信頼の向上のために、都道府県などの協力を得て、いろんな検査を行っています。
検査結果も公表されています。先発医薬品より、飲みやすくなるように薬の大きさや味、においの改良や保存性の向上についても工夫されています。
つまり、先発の改良型といっても過言ではないわけですし、そりゃより良くなってますよ。
有効成分、安全性、飲みやすさ…
これからクリアされたわけですからねぇ…
なんで全てがジェネリックにならないのか?
一番の理由は、みなさんがイマイチ分かってないからです。
ジェネリック=安物と思ってる方が結構いらっしゃって、まぁ高いと言っても保険診療内の薬代ですから、それなら良い方がいいわと…
これも当たり前の反応だと思います。
あと、慢性の疾患の場合、今飲んでる薬がバッチリきいてるとなると、いくら同様の成分が入ってるからと言って、変更するにはなかなか勇気が要る事かと思います。
こういった人が多い事から、すべてが変更されることはないんです。
では、本当にジェネリックでいいのか?
この点なんですが、ここからは私の個人的感想ってことで留めておいていただきたいのですが…
薬によってはまったく効きが違います。
これは、私見ですよあくまでも…
で、必ずしも先発医薬品のほうが、効きがいいわけではありません。
これはちょっと意味が分かりにくいかもしれませんが、要するに「有効成分」の含有量であったり、溶け方、その他微妙に両方ちがうんですよね。
もちろん、有効成分の一定量や、安全性については厚生労働省のテストをクリアしてますが、この含有量は一定以上、一定以下と幅があるわけですよね。
ですから、微妙な違いで、効きにちがいが出てくるんです。
後は、忘れてはならない副作用。
薬にはどんなものでも必ず副作用があります。
この副作用の出方も、さまざま違ってきます。
で、結論的に、これはその人の体質、体格、その他あらゆることによって変わってしまいますので、自分が効く方を選ぶってのが正解だと思います。
私の場合、痛み止めは後発の方が効きますし、副作用も少ないです。
あと、色んなお薬飲んだりしてますが、全てに後発がいいわけではないんです。
先発の方が合う薬もあったりします。
ですから、両方試すってのが一番かと思います。
で、実際「お試し調剤」なんて制度もあるそうなんですよね。
これを活用されるのも良いかと思います。
「お試し調剤」というのは、最初の1〜2週間だけジェネリック医薬品を試してみることができる制度だそうです。
又、「ジェネリック医薬品相談窓口」なんてのもあるらしいので、こういったものもドンドン活用すべきかと…
できたら薬は飲まないに越したことはないと思います。できたらね。
でも、如何せんそうも言ってられないなら、出来るだけ少量で効いてくれて、副作用の少ないもの。
これがベストですもんね。
ほんと、人によっては、全然違うと言っても過言じゃないくらい違いますんで、一度お試しあれ。
では、薬に頼らず、今日を乗り切りましょう〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月22日木曜日。
普段なら、一番しんどい木曜日とかって書き出すところなんですが、今日は秋分の日。
当院も診療を休ませて貰っております。今週は月曜日も休みだったので、私的にはちょっとアレなんですが…
まぁ、休みは休み。堪能しましょう。
で、今日は秋分の日ってことで、秋なんですねぇ…
季節の変わり目、風邪がそろそろ流行りだすというか、寒い日にやられて風邪をひいちゃう人もふえてきますんで、注意が必要ですね。
ま、この風邪に限った話ではないんですが、みなさんお薬はどうですか?
風邪などは、感冒薬といってかぜによって起る症状事態を緩和させるお薬です。
あと、使用頻度の高い薬と言えば、今ならロキソニンに代表される痛み止め。
こういったお薬って、その原因は置いておいて、症状を緩和させるものですよね。
つまり、治療してるわけではなく、症状を紛らせてるだけなんですよね。
まぁ、頭痛なんかの場合、原因究明となるとなかなか難しいですし、よほどのこと(例えば脳腫瘍とか)でもない限り、原因は特定できないでしょう。
こうなると、症状としてでている「痛み」さえなくなればいいかとなりますよね。
風邪にしても本来ウィルスが体内にいること自体が問題なんですが、そのウィルスによって引き起こされる諸症状が問題なだけで、別にウィルスが嫌なわけではないですもんね。
とまぁ、いきなりの薬批判でスタートしましたが、今日はそのお薬の話。
みなさん、ジェネリック医薬品ってもちろん聞いたことありますよね?
医師から処方してもらった処方箋を持って、調剤薬局へ行くとジェネリック医薬品を希望されますかと聞かれた経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
具体的にどういうことかを薬剤師さんから説明された方もいらっしゃるかと思いますが、今日はそんなジェネリックなお話をしておきましょう。
まずは、薬の基礎知識として、医薬品とは、薬局や薬店で販売されている「一般用医薬品」と医療機関に受診し、医師から処方をされる「医療用医薬品」があります。
この「医療用医薬品」の中に「先発医薬品」と「後発医薬品」が存在しています。
ジェネリック医薬品とは、この「後発医薬品」のことを指してるわけですね。
「先発医薬品」はこれまで使われてきた新薬で、この先発医薬品の特許の期間が過ぎた後に、厚生労働省から「先発医薬品と同じ有効成分を同量含んでおり、先発医薬品と同等の効き目がある」と認められた医薬品が後発医薬品、つまりジェネリック医薬品なんですね。
新薬の特許期間は最長で25年!なかなか長いよね。
この特許期間が過ぎるとこの特許権は国民の共有財産となるんですって。つまり、厚生労働大臣の承認を得られれば、誰でも「ジェネリック医薬品」として製造、販売する事が可能となるんですね。
複数の医薬品メーカーが製造するジェネリック医薬品には、様々な種類の薬があり、又、形態も飲みやすいように工夫されてたりと、後発ならではのいい面もたくさんあったりします。
また最大最高の特徴として、ジェネリック医薬品は、有効性や安全性について先発医薬品で確認されていることから、開発期間やコストを大幅に抑えられる結果、先発医薬品に比べ、4〜5割程安くなっています。
という事は、大幅に薬代が削減できるわけですね。それは、あなた自身の自己負担額が削減できるだけでなく、保険料や税金の負担減にもなり、健康保険組合の負担や国の財政負担の削減の貢献にもつながるわけですから、良いことだらけですよね?
じゃ、なんで全てがジェネリックにならないのか?
ジェネリック医薬品の開発にあたっても、先発医薬品と同じくらい様々な試験が行われています。既に販売されているジェネリック医薬品についても、信頼の向上のために、都道府県などの協力を得て、いろんな検査を行っています。
検査結果も公表されています。先発医薬品より、飲みやすくなるように薬の大きさや味、においの改良や保存性の向上についても工夫されています。
つまり、先発の改良型といっても過言ではないわけですし、そりゃより良くなってますよ。
有効成分、安全性、飲みやすさ…
これからクリアされたわけですからねぇ…
なんで全てがジェネリックにならないのか?
一番の理由は、みなさんがイマイチ分かってないからです。
ジェネリック=安物と思ってる方が結構いらっしゃって、まぁ高いと言っても保険診療内の薬代ですから、それなら良い方がいいわと…
これも当たり前の反応だと思います。
あと、慢性の疾患の場合、今飲んでる薬がバッチリきいてるとなると、いくら同様の成分が入ってるからと言って、変更するにはなかなか勇気が要る事かと思います。
こういった人が多い事から、すべてが変更されることはないんです。
では、本当にジェネリックでいいのか?
この点なんですが、ここからは私の個人的感想ってことで留めておいていただきたいのですが…
薬によってはまったく効きが違います。
これは、私見ですよあくまでも…
で、必ずしも先発医薬品のほうが、効きがいいわけではありません。
これはちょっと意味が分かりにくいかもしれませんが、要するに「有効成分」の含有量であったり、溶け方、その他微妙に両方ちがうんですよね。
もちろん、有効成分の一定量や、安全性については厚生労働省のテストをクリアしてますが、この含有量は一定以上、一定以下と幅があるわけですよね。
ですから、微妙な違いで、効きにちがいが出てくるんです。
後は、忘れてはならない副作用。
薬にはどんなものでも必ず副作用があります。
この副作用の出方も、さまざま違ってきます。
で、結論的に、これはその人の体質、体格、その他あらゆることによって変わってしまいますので、自分が効く方を選ぶってのが正解だと思います。
私の場合、痛み止めは後発の方が効きますし、副作用も少ないです。
あと、色んなお薬飲んだりしてますが、全てに後発がいいわけではないんです。
先発の方が合う薬もあったりします。
ですから、両方試すってのが一番かと思います。
で、実際「お試し調剤」なんて制度もあるそうなんですよね。
これを活用されるのも良いかと思います。
「お試し調剤」というのは、最初の1〜2週間だけジェネリック医薬品を試してみることができる制度だそうです。
又、「ジェネリック医薬品相談窓口」なんてのもあるらしいので、こういったものもドンドン活用すべきかと…
できたら薬は飲まないに越したことはないと思います。できたらね。
でも、如何せんそうも言ってられないなら、出来るだけ少量で効いてくれて、副作用の少ないもの。
これがベストですもんね。
ほんと、人によっては、全然違うと言っても過言じゃないくらい違いますんで、一度お試しあれ。
では、薬に頼らず、今日を乗り切りましょう〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院