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2016年09月19日 [からだのこと]

疲労と自律神経(ハッピーマンデーVr.)

お疲れ様です。院長です。

9月19日月曜日。

本日はハッピーマンデー「敬老の日」でございます。

昔は9月15日が敬老の日だったんですが、ハッピーなマンデーですわ。

ただ、今週は木曜日も「秋分の日」でお休みなんですよね…

もうちょっと考えて、ハッピーなマンデーにしろやって感じはしないでもないですな。

とはいえ、休みというもの人間には本当に必要なんですよね。

現代人は、必要以上に疲れてます。

そして、その疲れを取る事がなかなか出来にくくなってるんですよね。


ってことで、今日は「疲れ」について少々考えてみましょう。


自分では疲れを取っているつもりでも、それが逆効果につながってしまう危険性もあるんで、ここはどうやって疲れを抜くかを勉強しましょう。

まずは「疲労のメカニズム」を考え、疲労を促進させてしまう行動や、逆に疲労を軽減させる方法なんかをさぐります。


私たちが疲れた時、身体の中に蛋白質の一種である「疲労物質」が出てきます。 で、この「疲労物質」が脳に伝達され、私たちは疲れたな、と認識するわけです。

いつも通り「脳」が関わっとるな(笑)



そして、例えば締め切りのある仕事をしているときや、ものごとに夢中になっているときなどは、「脳」が一種の興奮状態となります。

で、そういう状況下に置かれると、「脳」は、疲労物質から送られる信号を無視して、疲労感を認識しなくなると考えられています。



じゃ、いつもこの「興奮状態」を作っとけばいいじゃん!ってならないのが人間なわけで…

人間の身体には限界があり、「脳」が認識しようがしまいが疲労は確実に蓄積されていきます。

ですから「興奮状態」をいくら作り出せても「身体」の限界がいつかはやってきます。

その過程で、出されている「疲労物質」を無視しちゃうと、余計辛い結果が待ってるんですよね。

つまり、それの最終形が過労死といわれるもので、死ぬ直前まで頑張っちゃうんですよね…


じゃ、まず疲れやすい行動ってのを紐解きましょう。

これは何も「ハードにワークする」ってことではないんですよ。

ただハードワークだけなら、寝たら回復しますし、普通に疲労物質がさきに限界を教えてくれます。

例えば運動なんか、そうですよね。よほどの環境下に放りこまれない限り、疲労から限界がきます。この場合の限界は適正な限界ですので、問題ありません。


一番注意が必要なのは、自律神経の乱れだといわれています。

自律神経(交感神経と副交感神経)が乱れると、睡眠や食事、休息などすべてのバランスが崩れてしまい、疲れを取るどころかさららる疲れを招いていきますから…


では、日常生活上、どういった行動が自律神経を狂わしていくのか?


日常生活でよくある「あるある」を紹介しながら解説しましょう。



まず一番に、忙しいからと言っての夜更かし的な労働(遊びも含め)ですね。

自律神経と体内時計には、密接な関わりがありますので、体内時計が狂いだすと、自律神経もおかしくなります。

朝日とともに目覚め、太陽が沈むと静かに眠りだす…

このリズムで体内時計は毎日リセットされていきますから、夜更かしや、遅くまで寝ている行為は禁忌と言えるでしょう。



それから、夏や冬に特に起こる寒暖差。

これも、その温度に適応するため、自律神経が目まぐるしく働きます。自律神経自体は、自分の力でコントロールできないので、この作業が頻繁に行われると疲労が蓄積する要因となってしまいます。

ですから、この時期の予防策としては、クーラーの設定温度を少し上げて、内外の温度差を出来るだけ小さくすることですね。



それから、入浴時の熱いシャワーなんかも、自律神経のうち身体を興奮させ活動的にする神経である交感神経が働いて血管を収縮させ、血圧を上げてしまいます。

この「交感神経優位」な状態が必ずしも悪いわけではありませんが、用途として行わない場合(つまり気合を入れるために熱いシャワーを使う)本来、副交感神経優位な状態にしたい入浴時にこれが行われず、へんに興奮してしまうわけです。



そして、毎日の生活に欠かせない、食事も自律神経が活躍する場と言えます。ですから、ながら食べなどで食事時間が長くなると、自律神経は長時間働き続けることになり、これも疲労の原因となったりします。

ですから可能なら、友人との楽しい食事なんかで話し込んじゃう場合でも、一旦食事を終え、お茶やコーヒーなんかを飲みながらゆっくり話すようにするだけで、随分違うので試してみて下さい。


そして現代人の一番の敵、スマホやタブレットなどを使用すること。

ニュース、SNSやメールなど情報の宝庫ですので、これを見るときは脳のあちこちが活性化し、交感神経が大活躍します。これも疲労の原因になりますね。

時間が長ければ長いほど、この「興奮状態」は続き、知らず知らずのうちに疲労が溜まっていくわけです。


ついついいつもやってるでしょ?


現代人として生活していく上で、これらの習慣は切っても切れないものかと思います。

では、いかにしてこういった悪習慣と戦うか…

つまり、悪習慣を断ち切れないなら、少しでも自律神経を「回復」させられることはないかと…


その一つが、葉っぱの香りなど緑の香りを嗅ぐことだそうです。

こういった緑の香りをかぐことにより、自律神経の疲れが癒され、リセットされるといわれています。

観葉植物を部屋に置いたり、時には緑の中に自然散策に行ってみてはどうでしょうか。



そして、自然風景の写真を眺めるのもいいそうです。何か嘘くさいでしょうが、これも疲労回復効果が科学的に証明されたものだそうなんですって。

お気に入りの山や海の写真なんかを部屋の片隅にでも飾っておくだけなら、まぁ出来なくもないですよね。


こういった緑とか自然とかってまぁ、良いんだろうね的に分かってるんですが、効果があるって証明されてるとなると実践しようって気にもなりますよね。


疲れないように、自律神経を休ませるのが一番なんですが…

なかなか難しですもんね。

それなら、こういった小さな努力で、少しでも疲れを軽減させましょう。



って感じなんですが、今日の私は、休みなんで多分、この後すんごくダラダラしちゃいます。


では、今週も何とか乗り切っていきましょう〜



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京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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