2016年09月13日 [からだのこと]
忘却の彼方に記憶有り。
お疲れ様です。院長です。
9月13日火曜日。
今日はあいにくの雨ですわ…
ちょっと季節的には、秋めいてきましたね。寒いと感じる時間帯がありますしね。
ま、それはまだ、真夏仕様でウロウロしてるからで、私の場合、秋モードになるのは11月辺りからですから…
てな事は置いておいて、前回も前々回も、なんだかんだ「脳」に関するお話をしてきました。
で、色々勉強していくうち、意外と「脳」ってバカなんだなというか、勘違いが多いんやなぁという事が分かっていただけたかと思います。
特に「記憶」というひとつのアクションに対しては、本当に曖昧です。
これは、ひとつに人間は進化の過程で、高度な脳を手に入れてしまい、かわりに余計な重荷をしょい込むことになるんですよね。
それは、高度なためにおこる特殊な感情ですよ。
例えば、恋愛感情なんかもそうですし、人に対して見栄を張るなんてことも、人間ならではの特別な感情です。
こういった特殊な感情から、「悲しみ」とか「苦しみ」が生まれることもしばしばです。
つまり、ダイレクトに書いてしまうと、野生動物は恋愛感情など持たずに、時期が来れば手近に生殖活動を行えます。
で、オスがメスから拒絶されても、そのオスは落ち込むわけではなく、躊躇なく次のメスを探します。
ここに余計な感情は一切ありません。あるのはDNAに組み込まれた生殖活動だけですから…
本来、人間もこうであったはずなのに、ここで感情を手に入れてしまったばかりに、「悲しみ」が生まれてしまいます。
メスに拒絶されたら、人間は悲しみます。その逆、メスもオスに拒絶されたら同じく悲しみます。
こういった余計な(生存には)悲しみを、何もかも記憶しておくと、これはこれで精神のバランスが保てません。
ですから、人間の「脳」は記憶することと同じくらい、「忘却」というコマンドを強く発令するわけですよ。
つまり、嫌な事を忘れることが出来ないのは、覚えられないのと同じく問題なわけです。
ですから、人間は微妙な感覚とともに忘れゆく記憶という括りで、リセットする技を覚えていったんだと思われます。
ですから、結局感情が沸いても消えても、そこは脳が「記憶」と「忘却」で操作してるだけなんですよ。
例えば、恋愛に敗れ、悲しみのどん底に落とされたとしても、翌日全てを「忘却」出来てれば、悲しくはないですよね?
記憶と忘却のバランスで、忘却が勝てば忘れていくし、記憶が勝てば悲しみを抱いたままになるわけです。
てくらい、脳って単純な作業を行ってるんですね。
で、ここでご紹介したいお話があるんですが、手足が麻痺した重度の脊髄損傷患者の脳にコンピュータチップを埋め込み、思考を読み取って、腕の電極に指令を送ることで、考えた通りに手を動かせるという素晴らしい技術を、オハイオ州立大学などの研究チームが実現したそうなんです。
これは、脳に小さなコンピュータチップを移植して脳の電気信号をとらえ、その信号が何を意味するか(つまり何を考えてるか)をアルゴリズムで読み取った上で、腕に着けた電極に指令を送り、腕を動かすという技術なんですって。
で、この技術、もう実用段階のレベルまで開発されてて、近い将来脊髄損傷患者に明るい希望を灯すことになりそうです。
こういった技術が生かせるのも、結局は「脳」は単純に電気信号を送り、それに各パーツ(この場合腕ですね)が電気信号を受け取り、その電気信号が筋肉を動かすと…
こう書いてしまうと、細かい感情なんて入る余地はないですよね?
で、今日の結論として、「人間深く考えるな」ってことが言いたかったんですよ(笑)
所詮、脳の信号だ。位に考えてれば、嫌な事があっても、自らの命を絶つとか、他人を傷つけてまで目的を達するとかある意味必要なくならないかなぁと…
いま、とんでもない悲しみに襲われてる人は、たまたま「記憶」と「忘却」のせめぎあいで「記憶」が勝ってるだけ。
しばらくすると「忘却」が巻き返しますから、そうなったらその辛さは何もなかったことの様になってしまうでしょう。
なんて、今日はちょっとメッセージ色をだしてみました。
ですから、今日、仕事が嫌だなぁと思うのも、嫌な記憶が少しだけ勝ってるからですよ。
明日になれば、忘却されてるかもしれませんしね(笑)
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月13日火曜日。
今日はあいにくの雨ですわ…
ちょっと季節的には、秋めいてきましたね。寒いと感じる時間帯がありますしね。
ま、それはまだ、真夏仕様でウロウロしてるからで、私の場合、秋モードになるのは11月辺りからですから…
てな事は置いておいて、前回も前々回も、なんだかんだ「脳」に関するお話をしてきました。
で、色々勉強していくうち、意外と「脳」ってバカなんだなというか、勘違いが多いんやなぁという事が分かっていただけたかと思います。
特に「記憶」というひとつのアクションに対しては、本当に曖昧です。
これは、ひとつに人間は進化の過程で、高度な脳を手に入れてしまい、かわりに余計な重荷をしょい込むことになるんですよね。
それは、高度なためにおこる特殊な感情ですよ。
例えば、恋愛感情なんかもそうですし、人に対して見栄を張るなんてことも、人間ならではの特別な感情です。
こういった特殊な感情から、「悲しみ」とか「苦しみ」が生まれることもしばしばです。
つまり、ダイレクトに書いてしまうと、野生動物は恋愛感情など持たずに、時期が来れば手近に生殖活動を行えます。
で、オスがメスから拒絶されても、そのオスは落ち込むわけではなく、躊躇なく次のメスを探します。
ここに余計な感情は一切ありません。あるのはDNAに組み込まれた生殖活動だけですから…
本来、人間もこうであったはずなのに、ここで感情を手に入れてしまったばかりに、「悲しみ」が生まれてしまいます。
メスに拒絶されたら、人間は悲しみます。その逆、メスもオスに拒絶されたら同じく悲しみます。
こういった余計な(生存には)悲しみを、何もかも記憶しておくと、これはこれで精神のバランスが保てません。
ですから、人間の「脳」は記憶することと同じくらい、「忘却」というコマンドを強く発令するわけですよ。
つまり、嫌な事を忘れることが出来ないのは、覚えられないのと同じく問題なわけです。
ですから、人間は微妙な感覚とともに忘れゆく記憶という括りで、リセットする技を覚えていったんだと思われます。
ですから、結局感情が沸いても消えても、そこは脳が「記憶」と「忘却」で操作してるだけなんですよ。
例えば、恋愛に敗れ、悲しみのどん底に落とされたとしても、翌日全てを「忘却」出来てれば、悲しくはないですよね?
記憶と忘却のバランスで、忘却が勝てば忘れていくし、記憶が勝てば悲しみを抱いたままになるわけです。
てくらい、脳って単純な作業を行ってるんですね。
で、ここでご紹介したいお話があるんですが、手足が麻痺した重度の脊髄損傷患者の脳にコンピュータチップを埋め込み、思考を読み取って、腕の電極に指令を送ることで、考えた通りに手を動かせるという素晴らしい技術を、オハイオ州立大学などの研究チームが実現したそうなんです。
これは、脳に小さなコンピュータチップを移植して脳の電気信号をとらえ、その信号が何を意味するか(つまり何を考えてるか)をアルゴリズムで読み取った上で、腕に着けた電極に指令を送り、腕を動かすという技術なんですって。
で、この技術、もう実用段階のレベルまで開発されてて、近い将来脊髄損傷患者に明るい希望を灯すことになりそうです。
こういった技術が生かせるのも、結局は「脳」は単純に電気信号を送り、それに各パーツ(この場合腕ですね)が電気信号を受け取り、その電気信号が筋肉を動かすと…
こう書いてしまうと、細かい感情なんて入る余地はないですよね?
で、今日の結論として、「人間深く考えるな」ってことが言いたかったんですよ(笑)
所詮、脳の信号だ。位に考えてれば、嫌な事があっても、自らの命を絶つとか、他人を傷つけてまで目的を達するとかある意味必要なくならないかなぁと…
いま、とんでもない悲しみに襲われてる人は、たまたま「記憶」と「忘却」のせめぎあいで「記憶」が勝ってるだけ。
しばらくすると「忘却」が巻き返しますから、そうなったらその辛さは何もなかったことの様になってしまうでしょう。
なんて、今日はちょっとメッセージ色をだしてみました。
ですから、今日、仕事が嫌だなぁと思うのも、嫌な記憶が少しだけ勝ってるからですよ。
明日になれば、忘却されてるかもしれませんしね(笑)
では、また〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院