2016年09月09日 [からだのこと]
それにしても「脳」って騙されやすいよね…
お疲れ様です。院長です。
9月9日金曜日。
9月に入ってはや9日です。ちょっと涼しいとまではいきませんが、真夏の暑さはなくなりましたね〜
夏が去って、秋かというとまだ秋と呼ぶには早い、夏の終わりですよね〜…
夏は楽しかったですかね?
てことで、夏にまつわる部分で、よく夏は開放的になるとか言いますが、これはいわゆる快楽スイッチってのが入っちゃって、何だかテンション上がり気味になる状態ですよね。
でも、人間ってこの「快楽を追求すること」よりも、もっと得意な本能があるんですよね〜
分かります?
本能ですから、理性的に考える必要はないですよ。思うがままの本能…
実は、人間は本能的に、快楽を求めるということより「苦痛から逃れる」ってことに一番敏感に反応します。
つまり、人間は快楽より苦痛が嫌なんですよね。
ま、これは人間の進化の歴史に関係してまして、その昔、人は目の前のりんごを採ることよりも、目の前の猛獣から逃げることを優先させた方が生き延びる確率があることを学習します。
つまり、りんごを採ることは失敗しても大丈夫ですが、猛獣から逃げ損ねれば命に関わります。
苦痛から逃れるための学習には猶予がありません。すぐにその経験や危険だということを学習してしまわないといけないわけです。
ですから、人は快楽については失敗することができても、苦痛についてはできるだけ失敗しないようにプログラムされているのですね。
一般的に言って私たちは快楽を求めることよりも、苦痛から逃げることの方が学習しやすいという特徴を持っています。これを脳のネガティブ・バイアス(ネガティブ偏向)と言います。
この特徴は生物として生き残るためには都合が良いのですが、社会の中で感情をコントロールしながら生きていく上では不都合になることが多々あります。
ネガティブなことの方が学習しやすいということは、例えば両親に怒られた、友達と絶交した、裏切られたといったような人間関係でのネガティブな経験の方が記憶に残りやすいということですね。
確かにそうやね…
楽しかった記憶は何となく消えていくけど、嫌だった記憶はなかなか消えません。
でもネガティブなことばかり記憶していたら、人間関係は辛いものになるし、イライラしたり、不安になったりと、後ろ向きな感情に支配されることが多くなってしまいますよね。
ただ、脳は変化するという特徴も持っています。これを少し難しい言葉で言うと、神経可塑性と言いまして、最新の脳科学でわかってきたのは、脳は自分の思考に合わせて変化していくということです。
もし思考がネガティブな傾向にある人は、脳はよりネガティブに思考しやすくなるということですね。
逆にポジティブに考えられる人は、よりポジティブに考えやすいように脳が変化します。
これって、今まで脳がどうのというより、精神論的に、「前向きに考える」って発想ですよね。
後ろ向きより、前向きに考えた方がきっと良い事あるよ的な…
ですがこの考えは、本当に脳がよりその方向に変異していくということで、ちゃんと筋が通ってたんですねぇ…
つまり、何事もポジティブに考えなきゃ!
的な論理にちゃんと裏付けるものがあり、そうすることにより、よりポジティブにシンキング出来る脳が作られていくわけですよ。
なるほど。じゃ、今日からそうしよう。
って簡単にいかないのが、最初にお話した快楽を求めるより、苦痛から逃れる選択を人間はしちゃうってことですよね。
つまり、嫌な事から目を向けるように作られてるんですよ。人間は…
そこにあるのはネガティブは思考だけ。
これが本能的に備わってるんですから、質が悪いわけですよ。
では自分の感情と上手に付き合い、より良い人生を歩めるようにするにはどうすればよいかって事なんですけど、ちょっとしたコツを掴めば、誰でもポジティブな発想が出来るようになるんです。
それはできるだけ、誰かの楽しい、うれしい、幸せ、ポジティブな経験や話を聞くことが良いトレーニングになるんですって。
人の幸せ話を聞いても、ひがんだり、うらやましがったりしては意味がありませんよ(笑)
誰かの話を聞く時のコツは、できるだけその人が話している経験を五感を使って同じように感じるということなんですね。
すると、相手の話を自分の幸せな体験のように感じることが何となく出来てきます。
それを繰り返すことで、脳がポジティブな思考をしやすいように変化していくんだそうですよ。
まぁ、よくある「脳をだます」ってやつですね。
でも、この「だまし」を繰り返すことによって、本当に「脳」がポジティブに考えやすくなるって事なら、やってみる価値はありますよね。
本当は、出来事にはポジティブもネガティブもなく、事実があるのみなんですけどね。
その出来事をポジティブなものと捉えるのか、ネガティブなものとして捉えるのかは本人次第ですから、物事のポジティブな面をより多く見られるようになれば、あなたの人生はより生きやすいものになりますから…
ですから、楽しい場に身を置くことも大事ですし、当然ポジティブな人に囲まれた方が良いわけですよね。
ま、人間は本能的に嫌な事から逃げます。
このことも、これが本能なんだと思えるかどうかで、ポジティブ加減がかわってきますからね。
何もかもから逃げるなんてどうせ出来ないですし、やらなきゃならないことはやらなきゃなんです。
ならば少しでも、タメになるよう、ポジティブに脳をだましていきましょうぜ。
でも、私は「苦痛から逃れる」ことより「快楽を求める」ことを優先してしまうような気がするんですけどね(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
9月9日金曜日。
9月に入ってはや9日です。ちょっと涼しいとまではいきませんが、真夏の暑さはなくなりましたね〜
夏が去って、秋かというとまだ秋と呼ぶには早い、夏の終わりですよね〜…
夏は楽しかったですかね?
てことで、夏にまつわる部分で、よく夏は開放的になるとか言いますが、これはいわゆる快楽スイッチってのが入っちゃって、何だかテンション上がり気味になる状態ですよね。
でも、人間ってこの「快楽を追求すること」よりも、もっと得意な本能があるんですよね〜
分かります?
本能ですから、理性的に考える必要はないですよ。思うがままの本能…
実は、人間は本能的に、快楽を求めるということより「苦痛から逃れる」ってことに一番敏感に反応します。
つまり、人間は快楽より苦痛が嫌なんですよね。
ま、これは人間の進化の歴史に関係してまして、その昔、人は目の前のりんごを採ることよりも、目の前の猛獣から逃げることを優先させた方が生き延びる確率があることを学習します。
つまり、りんごを採ることは失敗しても大丈夫ですが、猛獣から逃げ損ねれば命に関わります。
苦痛から逃れるための学習には猶予がありません。すぐにその経験や危険だということを学習してしまわないといけないわけです。
ですから、人は快楽については失敗することができても、苦痛についてはできるだけ失敗しないようにプログラムされているのですね。
一般的に言って私たちは快楽を求めることよりも、苦痛から逃げることの方が学習しやすいという特徴を持っています。これを脳のネガティブ・バイアス(ネガティブ偏向)と言います。
この特徴は生物として生き残るためには都合が良いのですが、社会の中で感情をコントロールしながら生きていく上では不都合になることが多々あります。
ネガティブなことの方が学習しやすいということは、例えば両親に怒られた、友達と絶交した、裏切られたといったような人間関係でのネガティブな経験の方が記憶に残りやすいということですね。
確かにそうやね…
楽しかった記憶は何となく消えていくけど、嫌だった記憶はなかなか消えません。
でもネガティブなことばかり記憶していたら、人間関係は辛いものになるし、イライラしたり、不安になったりと、後ろ向きな感情に支配されることが多くなってしまいますよね。
ただ、脳は変化するという特徴も持っています。これを少し難しい言葉で言うと、神経可塑性と言いまして、最新の脳科学でわかってきたのは、脳は自分の思考に合わせて変化していくということです。
もし思考がネガティブな傾向にある人は、脳はよりネガティブに思考しやすくなるということですね。
逆にポジティブに考えられる人は、よりポジティブに考えやすいように脳が変化します。
これって、今まで脳がどうのというより、精神論的に、「前向きに考える」って発想ですよね。
後ろ向きより、前向きに考えた方がきっと良い事あるよ的な…
ですがこの考えは、本当に脳がよりその方向に変異していくということで、ちゃんと筋が通ってたんですねぇ…
つまり、何事もポジティブに考えなきゃ!
的な論理にちゃんと裏付けるものがあり、そうすることにより、よりポジティブにシンキング出来る脳が作られていくわけですよ。
なるほど。じゃ、今日からそうしよう。
って簡単にいかないのが、最初にお話した快楽を求めるより、苦痛から逃れる選択を人間はしちゃうってことですよね。
つまり、嫌な事から目を向けるように作られてるんですよ。人間は…
そこにあるのはネガティブは思考だけ。
これが本能的に備わってるんですから、質が悪いわけですよ。
では自分の感情と上手に付き合い、より良い人生を歩めるようにするにはどうすればよいかって事なんですけど、ちょっとしたコツを掴めば、誰でもポジティブな発想が出来るようになるんです。
それはできるだけ、誰かの楽しい、うれしい、幸せ、ポジティブな経験や話を聞くことが良いトレーニングになるんですって。
人の幸せ話を聞いても、ひがんだり、うらやましがったりしては意味がありませんよ(笑)
誰かの話を聞く時のコツは、できるだけその人が話している経験を五感を使って同じように感じるということなんですね。
すると、相手の話を自分の幸せな体験のように感じることが何となく出来てきます。
それを繰り返すことで、脳がポジティブな思考をしやすいように変化していくんだそうですよ。
まぁ、よくある「脳をだます」ってやつですね。
でも、この「だまし」を繰り返すことによって、本当に「脳」がポジティブに考えやすくなるって事なら、やってみる価値はありますよね。
本当は、出来事にはポジティブもネガティブもなく、事実があるのみなんですけどね。
その出来事をポジティブなものと捉えるのか、ネガティブなものとして捉えるのかは本人次第ですから、物事のポジティブな面をより多く見られるようになれば、あなたの人生はより生きやすいものになりますから…
ですから、楽しい場に身を置くことも大事ですし、当然ポジティブな人に囲まれた方が良いわけですよね。
ま、人間は本能的に嫌な事から逃げます。
このことも、これが本能なんだと思えるかどうかで、ポジティブ加減がかわってきますからね。
何もかもから逃げるなんてどうせ出来ないですし、やらなきゃならないことはやらなきゃなんです。
ならば少しでも、タメになるよう、ポジティブに脳をだましていきましょうぜ。
でも、私は「苦痛から逃れる」ことより「快楽を求める」ことを優先してしまうような気がするんですけどね(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院