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2024年12月03日 [色々なこと]

緑のオアシス

お疲れ様です。院長です。

12月3日の火曜日でございます。

今日はなんでも、プレイステーションの日なんだそうですよ。

初期型の発売が1994年だったそうですから、もう30周年とかになるんですねぇ。

では元気にネタいきましょう。

気候変動による地球温暖化の影響で、世界の都市はますます暑くなっています。

涼しい木陰を投げかける樹木は、熱されたコンクリートジャングルでホッと一息つける緑のオアシスです。

ですが本当の意味で都市部の街を涼しくするには、一体どれだけの木を植える必要があるのでしょう?

新たな研究では、それを計算するための樹木と気温低下の普遍的な法則を明らかにしています。

樹木が都市を涼しくしてくれるのは、単純に物理的な効果ゆえです。

木は地面から吸い取った大量の水を空気中に放出しています。

その水が葉から蒸発する際、大量の熱が吸収されていきいます。

くわえて木陰だって温度を下げる効果があります。

そうした樹木による天然のエアコン効果はよく知られていることですが、それを都市という単位で見た場合、本当のところどのくらい効果があるのでしょう?

これまでのほとんどの研究は、1つの通りやほんの狭い区画など、かなり狭い空間での効果しか調べてきませんでした。

それらの研究でわかったことは、木の樹冠(枝や葉が集まった部分)の面積が1%拡大すると、その付近の気温が0.04〜0.57度下がるというものでした。

では都市全体となるどどれくらいの木の本数が必要となるのでしょう?

同じことを都市全体でも言えるのでしょうか?

そこで今回、世界の生態系に関する科学的研究を専門とする米ニューヨークを本拠とするケアリー生態系研究所と、中国科学院などの研究チームが調査を行ないました。

今回の分析対象となったのは、中国の北京と深圳、アメリカのボルチモアとサクラメントの4都市でした。

それぞれがある地域はかなり気候が異なっており、北京とボルチモアは温帯、深圳は亜熱帯、サクラメントは地中海性気候帯にあります。

この4都市の衛星画像を入手し、それを都市の1区画に相当する小さなマス目に区分します。

そのうえで各マス目の樹冠の面積と気温との関係を割り出し、その結果をより大きな範囲に当てはめていきます。

ここから判明したのは、樹木のエアコン効果は範囲が大きくなるほどアップするということでした。

例えば北京では、1マスの樹木が1%増えると気温が0.06度下がりましたが、北京全体となると0.18度涼しくなっていました。

研究チームのジョウ・ウェイチ氏は、「冷却効率がスケール全体でべき乗則に従っていることを発見しました」と、プレスリリースで説明しています。

しかもこの法則は、気候が異なる4都市すべてに当てはまっているといいますから、おそらくは世界中どの都市でも同じ法則であると考えられます。

この結果を踏まえれば、ある都市で望ましい冷却効果を得るために必要な木々の本数も計算できるようになります。

例えば、ボルチモアなら木の面積を1%増やせば、0.23度涼しくなると予測されます。

もしも1.5度涼しくするなら、木の面積を6.39%増やせばいいというわけです。

こうした結果は、都市計画の立案に携わる人たちにとっては便利なツールになると期待されています。

研究チームの今後の予定は、もっとさまざまな気候の都市でも法則が当てはまるのか調べ、この自然による温暖化対策がどれほど効果的なものなのか検証することであるそうです。

これが分かれば、その数の樹木を、とにかく植えちゃえば良いんじゃないのかねぇ…。

ま、もちろん、スペースの問題もあるでしょうけど、やり方はある気もしますが…。

とにかく何とかしていかないとね。

ではまた〜。








京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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