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2020年06月30日 [色々なこと]

コロナ医療費

お疲れ様です。院長です。

6月30日の火曜日でございます。

ついに6月も終りですね〜。

別に何がどうってこともないんですが、7月って響きの方が6月より良いかなぁと…

なにせ、6月のイメージは梅雨ですからねぇ。

前にも書きましたが、ジューンブライドとかいって結婚式向けの月間みたいに言われてる部分はあるんですが、これ、もともとヨーロッパ発祥ですし、ヨーロッパでは乾季に入り爽やかな季節なんですよね。

ですから、そもそも日本では6月に結婚式なんかやるもんじゃない(笑)

雨もそうですし、やはり暑くなりますからね。

春とか秋とかの爽やかな季節に執り行うのがよろしいかと思いますよ。

って、話は脱線してますが、明日から7月です。

まぁ、もう夏といってもいいでしょう。

やっと春が終わるわけです。

この春はとにかく激動の春でしたもんねぇ…。

4月には緊急事態宣言が出されましたし、やはり世界中が感染の恐怖に、ピリピリしてました。

今も全然収束はしてないんですが、一時期に比べると、少なくとも日本はマシにはなってると思われたんですが、ここへきてまた毎日感染者が増えてきてますよね。

どうも第二波じゃないの?ってな気もしなくはないんですが、ピーク時に比べればまだどうにかなる数字かなと…

感染者が減ってくると、当然ですが入院患者も減りますし、コロナから生還される方もたくさん出てくるわけです。

てことで、今日のネタはそんなコロナから無事生還した、とあるアメリカ人の男性のお話しでございます。

もはや世界の常識となっているくらい、アメリカでは、病院にかかると、莫大な治療費を請求されます。

これは、日本のように国民健康保険のようなものが存在しないからで、個々にそれなりの保険に入っていないと大変なことになるわけです。

ただし、新型コロナウイルスにおいては、トランプ大統領が救済法案に署名し「CARES法」により、2兆2,000億ドルの予算が、様々な面から影響を受けた個人や世帯への経済的支援に充てられております。

もしこの法がなければ、コロナに感染し長期入院治療をした患者たちは、莫大な請求書の支払いを余儀なくされ、露頭に迷うことになったかもしれないんですよね。

今日のネタのアメリカ人男性もその一人で、その人は、ワシントン州でコロナに感染し長期入院してたんですが、奇跡的に回復し、無事退院する運びになりました。

ワシントン州西シアトルに住むマイケル・フローさん(70歳)は、新型コロナウイルスに感染し、イサクアにあるスウェーディッシュ・メディカル・センターに入院しました。

62日間という長い入院期間中のほとんどが、意識不明の状態に陥っていたというフローさん、一時期は、彼の死を覚悟した看護師らが、息も絶え絶えのフローさんの耳元へ電話を寄せ、フローさんの妻や子供たちに最後の別れを伝えるよう配慮したとも伝えられています。

話はちょっと逸れちゃいますが、このコロナは最後のお別れも出来ないのが、辛いですよねぇ…。

で、このフローさんはついに病との闘いに打ち勝ち、退院時には、担当医師に車椅子を押されて病室から出て来たフローさんを、多くの医療スタッフらが拍手で見送ったそうです。

しかしその後、自宅で療養しているフローさんに、入院時の医療請求書が送付されたんですが、その金額にフローさんと家族は大きな衝撃を受けました。

このフローさんの元に送付された医療請求書は、なんと181ページにもおよび、まるで本のような厚さだったそうです。

請求項目は1日50件、計3千件もあり、合計金額が112万2501.04ドル(約1億2000万円)となっていたそうです。

(笑)

1億2千万円。

詳細においては下記のように記されてあったそうです。

ICU(緊急治療室)費用:1日9736ドル×42日間=合計40万8912ドル

人工呼吸器の使用費用:1日2835ドル×29日間=合計8万2215ドル

心肺停止の治療費用:2日間で10万ドル

その他、薬代が4分の1を占めていたということだそうです。

いくらなんでも高すぎるな(笑)

人工呼吸器の使用料が1日2835ドル(約31万円)ってボリすぎですぜ。

どんな機種かにもよりますが、大体日本では300万円〜400万円位のものが多く使われてるそうですから、この男性の使用料だけで約900万円っておかしいやんねぇ(笑)

高額の請求書を受け取り、家族ともども思わず失神してしまいそうになったフローさんでしたが、幸いにも彼は、高齢者向け公的医療保険に加入していたため、医療費の大半はカバーされ、更に3月に成立した「CARES法」のおかげで、これらの治療費が全額免除される可能性もあるといいます。

しかし、このフローさんは複雑な心境なんだそうです。

「これほどの高額な医療費が、税金で支払われることになりますから、私は生き延びたことに罪悪を感じずにはいられません。」

こうおっしゃってます。

なおこの請求書には、リハビリ施設での2週間の療養費は含まれていないそうで、もし、「CARES法」がなければ、フローさんはメディケアのカバー分を差し引いても、かなりの負担を背負わなければならなかったことでしょう。

この医療費ももちろん、税金で賄われるわけで、その点にこのフローさんも心を痛めてるらしいですが、こんなもん医療費がおかしすぎるんやって。

この金額を普通に払える人はそうそういないでしょうし、かといってコロナなんか治療しませんって選択肢は選べないわけですからね。

何がどうなったら、医療費がこの金額になるのか分かりませんが、これが世界一の大国、アメリカなんですよね。

わたしゃ、日本人でよかったよ(笑)

ではまた〜。


020630


京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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