2020年06月29日 [動物のこと]
透明人間〜現る現る♪
お疲れ様です。院長です。
6月29日の月曜日でございます。
いよいよ6月も明日で終わり、7月がやってきますね。
やはり7月と聞くと、夏感もりもりですし、徐々に気温も上がっていくことでしょう。
にしても、マスクは暑い(笑)
もうだいぶ嫌になってきてますよね〜。
最近じゃ、夏用マスクなんてのも売られてたりしますし、試してみるのもアリかもしれませんよ。
そうそう。
中止にならなけりゃ、この7月はオリンピックだったんですよね。
なんか、コロナのインパクトが強すぎて、それどころじゃなかったですけど、本来なら今頃アホみたいに盛り上がってたんでしょうなぁ…。
世界中から人が集まり、ここ観光都市京都もきっと観光客でごった返してたはずですよ。
ほんと、未知のウイルス、恐ろしいです。
今、世界中の科学者さんが、コロナウイルスのワクチンを作るのに必死になってんでしょうけど、まだ朗報は届いておりません。
頭のいい方、頑張って下さい。
ってことで、今日もネタに突入していくわけですが、今日のネタもかなり頭のいい方々が主役で、この方たちは、人間の細胞にイカの透明化能力を発動させることに成功したんだそうです。
透明化能力…
これは一体、どんな能力なのでしょう。
日本にも食用として輸入されている「カリフォルニアヤリイカ(学名 Doryteuthis opalescens)」にはすごい力が秘められているそうなんです。
頭足動物の能力である、皮膚の色を変えられるのはもちろん、透明になることも可能なんですって…。
すごいやん、カリフォルニアヤリイカって思ってちょっと調べてみると、これ、ただのカリフォルニア産のヤリイカやん。
きっと食べたことあるわ(笑)
至って普通のイカですな。
動物界には体を透明にする能力を持つ種はいくつか存在しますが、今回注目されたのは、カリフォルニアヤリイカのメスで、この透明化能力は、外套膜(がいとうまく)の縞模様を不透明な白からほぼ透明に変化させて目立たないようにするもので、こんなことができるのは「白色素胞」という特殊な細胞があるおかげなんだそうです。
そこに備わっている膜結合粒子は「リフレクチン」というタンパク質でできていで、このタンパク質の配置が変わると、光の透過率や反射率が変化する仕組みのようです。
そこでヤリイカは神経伝達物質「アセチルコリン」を利用して、リフレクチンの配置を意図的に制御し、体の色や模様を自由に変えているそうなんです。
カリフォルニア大学(アメリカ)の研究チームは、このメカニズムを人間の組織で再現するために、ヒト腎細胞の遺伝子を改変してリフレクチンを生産できるようにしてしまったらしいんですね。
すると細胞全体に球形のナノ構造でまとまったリフレクチンが出来上がったとのこと…。
さらに、リフレクチンを含んだ細胞を塩化ナトリウムに浸すと、その濃度によって光の透過率が変化することも確認されました。
なお、そうなる理由は、塩化ナトリウムに触れたリフレクチンの粒子が膨張し、その並び方が変わることであるそうで、塩化ナトリウムを増やすと光の散乱が増すので、その分だけ腎細胞は不透明になるんだそうです。
メスのヤリイカがアセチルコリンで皮膚の透明度を調整しているのと同じようなメカニズムと言えなくもないですな。
研究チームによると、この成果を応用すれば、色のパターンを変化させるイカの能力を、哺乳類の細胞に組み込むこともできるかもしれないと考えています。
そんなもん、何の役に立つの?
科学者の興味本位のようにも思える研究ですが、実用的な応用もなくはないんだそうで、生体組織の透明度を上げることで、新しい発見がなされるかもしれないんだって。
たとえば過去には、クラゲから得られる緑色蛍光タンパク質が、生体内の活動を追跡する上で欠かせないツールとなった実例があります。
その単離に成功した下村脩氏がノーベル賞を受賞しているほど重要な発見でした。
かつて、人間の手による光学迷彩はSFの世界にのみ登場する未来の科学技術でした。
それが現実のものになろうとしているといえるのかもしれません。
もしかしたら、今回の透明化タンパク質を発現させる技術も、いずれそのような科学には欠かせないツールになる日が来るのかもしれませんけどねぇ…。
最終的には、この技術を応用して、透明人間が出来上がったりするのかどうかは分かりませんが、まぁなんかの役に立つんでしょう。
ま、わたくし院長が言いたかったのは、透明人間を作る研究もええですが、そんだけ賢いんだから、はよコロナの薬かワクチンを作ってくれって事ですわ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月29日の月曜日でございます。
いよいよ6月も明日で終わり、7月がやってきますね。
やはり7月と聞くと、夏感もりもりですし、徐々に気温も上がっていくことでしょう。
にしても、マスクは暑い(笑)
もうだいぶ嫌になってきてますよね〜。
最近じゃ、夏用マスクなんてのも売られてたりしますし、試してみるのもアリかもしれませんよ。
そうそう。
中止にならなけりゃ、この7月はオリンピックだったんですよね。
なんか、コロナのインパクトが強すぎて、それどころじゃなかったですけど、本来なら今頃アホみたいに盛り上がってたんでしょうなぁ…。
世界中から人が集まり、ここ観光都市京都もきっと観光客でごった返してたはずですよ。
ほんと、未知のウイルス、恐ろしいです。
今、世界中の科学者さんが、コロナウイルスのワクチンを作るのに必死になってんでしょうけど、まだ朗報は届いておりません。
頭のいい方、頑張って下さい。
ってことで、今日もネタに突入していくわけですが、今日のネタもかなり頭のいい方々が主役で、この方たちは、人間の細胞にイカの透明化能力を発動させることに成功したんだそうです。
透明化能力…
これは一体、どんな能力なのでしょう。
日本にも食用として輸入されている「カリフォルニアヤリイカ(学名 Doryteuthis opalescens)」にはすごい力が秘められているそうなんです。
頭足動物の能力である、皮膚の色を変えられるのはもちろん、透明になることも可能なんですって…。
すごいやん、カリフォルニアヤリイカって思ってちょっと調べてみると、これ、ただのカリフォルニア産のヤリイカやん。
きっと食べたことあるわ(笑)
至って普通のイカですな。
動物界には体を透明にする能力を持つ種はいくつか存在しますが、今回注目されたのは、カリフォルニアヤリイカのメスで、この透明化能力は、外套膜(がいとうまく)の縞模様を不透明な白からほぼ透明に変化させて目立たないようにするもので、こんなことができるのは「白色素胞」という特殊な細胞があるおかげなんだそうです。
そこに備わっている膜結合粒子は「リフレクチン」というタンパク質でできていで、このタンパク質の配置が変わると、光の透過率や反射率が変化する仕組みのようです。
そこでヤリイカは神経伝達物質「アセチルコリン」を利用して、リフレクチンの配置を意図的に制御し、体の色や模様を自由に変えているそうなんです。
カリフォルニア大学(アメリカ)の研究チームは、このメカニズムを人間の組織で再現するために、ヒト腎細胞の遺伝子を改変してリフレクチンを生産できるようにしてしまったらしいんですね。
すると細胞全体に球形のナノ構造でまとまったリフレクチンが出来上がったとのこと…。
さらに、リフレクチンを含んだ細胞を塩化ナトリウムに浸すと、その濃度によって光の透過率が変化することも確認されました。
なお、そうなる理由は、塩化ナトリウムに触れたリフレクチンの粒子が膨張し、その並び方が変わることであるそうで、塩化ナトリウムを増やすと光の散乱が増すので、その分だけ腎細胞は不透明になるんだそうです。
メスのヤリイカがアセチルコリンで皮膚の透明度を調整しているのと同じようなメカニズムと言えなくもないですな。
研究チームによると、この成果を応用すれば、色のパターンを変化させるイカの能力を、哺乳類の細胞に組み込むこともできるかもしれないと考えています。
そんなもん、何の役に立つの?
科学者の興味本位のようにも思える研究ですが、実用的な応用もなくはないんだそうで、生体組織の透明度を上げることで、新しい発見がなされるかもしれないんだって。
たとえば過去には、クラゲから得られる緑色蛍光タンパク質が、生体内の活動を追跡する上で欠かせないツールとなった実例があります。
その単離に成功した下村脩氏がノーベル賞を受賞しているほど重要な発見でした。
かつて、人間の手による光学迷彩はSFの世界にのみ登場する未来の科学技術でした。
それが現実のものになろうとしているといえるのかもしれません。
もしかしたら、今回の透明化タンパク質を発現させる技術も、いずれそのような科学には欠かせないツールになる日が来るのかもしれませんけどねぇ…。
最終的には、この技術を応用して、透明人間が出来上がったりするのかどうかは分かりませんが、まぁなんかの役に立つんでしょう。
ま、わたくし院長が言いたかったのは、透明人間を作る研究もええですが、そんだけ賢いんだから、はよコロナの薬かワクチンを作ってくれって事ですわ(笑)
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院