2020年06月25日 [からだのこと]
ミニ肝臓とラット
お疲れ様です。院長です。
6月25日の木曜日でございます。
6月も残り5日となり、月末が近付いてきましたね〜。
新型コロナの影響はダンダンなくなってきてますが、まだもう少しですかねぇ。
今月もまだ苦しいねぇ(笑)
徐々に日常は戻ってきてますが、やはりまだどこかに不安な気持ちはありますし、完全に元に戻るにはもう少し時間がかかるでしょうね。
まだまだジッと耐えるしかないですな。
ま、今はコロナもそうですが、ジメジメした暑さにバテそうですけどね。
マスクが暑すぎて集中してるとふらつくこともありますし(笑)
そんな状況ですから、夏用マスクってのが流行ってきてるらしいですな。
通気性のいいマスクなんでしょうけど、通気性がいいって事は、ウイルスも通ってくんじゃないの?
そうなりゃ本末転倒ですし、ある程度そこは抑えとかないと…。
でも、良いマスクって言ったら変ですが、50枚入りとかの使い捨てより、5枚入りとかで売ってるちょっと厚手のヤツ、あれの方が夏場はやっぱ堪えるね。
ホントは高級な分、ウイルス除去率は良いんでしょうけど、この時期は風通しのいい涼しマスクがいいよねぇ。
そんな事もあって、この夏は要注意かもしれませんな。
夏だけに、いくら自粛気味と言ってもやはりレジャーに出掛ける人も多いでしょうし、今はとりあえず商業施設も大体復活してますからね。
暑くてもマスクはキチンしないと秋冬がヤバイですからね。
ってことで、今日もネタに突入しましょう。
今日のネタは最新のサイエンス&テクノロジーなネタでもいってみましょう。
アメリカの研究で、人間から培養した肝臓をラットに移植することに成功したってお話しです。
今回の研究は、肝臓移植の未来が開けるすごいお話しなんですよ。
今、深刻な肝臓病を患い、移植手術を受けるしか助かる方法がないとしても、そう簡単には手術は受けられません。
肝臓を移植してくれるドナーが必要ですし、誰の肝臓でも大丈夫と言うわけではもちろんありません。
仮に運よくドナーが見つかり、移植手術を受けられたとしても、免疫系が外部の侵入者から体を守ろうと移植された臓器を攻撃するために、拒絶反応が発生してしまうという難点もあります。
そのため移植手術を受けた人は、生きている間ずっと免疫抑制剤を服用し続けなければならないのが現状です。
そこで、考えられたのが、もし患者自身の細胞から移植用の臓器を育てることができれば、どちらの問題も解決すると…。
必要なときにいつでも手に入るし、元々自分の体なのだから拒絶反応が起きることもありません。
ピッツバーグ大学(アメリカ)の研究チームが行なったのは、ヒト細胞から作り出したミニ肝臓をラットに移植するという、ドナー不足も拒絶反応も心配しなくていい移植手術へ向けた実験でした。
まず人間の皮膚から採取した細胞を再プログラムして、「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」に変えます。
iPS細胞は、人体のあらゆる細胞に変化することができるので、今回の場合はホルモンなどの化学物質を利用して幹細胞に育てます。
通常、人間の肝臓は生まれてから成熟するまで2年ほどかかりますが、ラットの肝臓から細胞が付着するための骨組みだけを残して元々の細胞を取り除き、そこにヒト幹細胞を植え付けると、数週間でミニ肝臓を作ることができるんだとか…。
こうして作られたミニ・ヒト肝臓が5匹のラットに移植されました。
それから4日間の観察期間、どのラットの体内でも肝臓はきちんと機能していたとのことで、本物と同様に胆汁酸と尿素を分泌しており、血清からは人間の肝タンパク質も検出されたそうです。
ですが、当然、まったく問題がなかったわけでもないようで、どのラットでも、ミニ肝臓がつながれた部分に血栓と局部貧血が起きていたそうです。
ミニ肝臓を適切に移植するにはまだ課題があるわけなんですが、それでも大きな前進といえるでしょう。
こうした臓器の培養技術が最終的に目指すのは、もちろんドナーいらずの移植用臓器を作り出すことですが、そこまでいかなくても、今回の実験のように人間の臓器を移植した動物で、薬の効果を試すといった使い途もあるそうです。
また研究チームによれば、近い将来の目標はミニ肝臓を移植の架け橋として使えるようにすることなんだそうです。
たとえば、急性肝不全の患者の場合、肝臓を丸ごと新しいものに変えなくても、肝臓を補い、その機能をアップさせるだけで事足りる場合もあり得ます。
そうした場合に、ミニ肝臓の技術が役に立つかもしれないそうなんです。
なんにせよ、この分野も着実に進歩していってます。
自分の細胞で自分用の臓器が作れるようになる日も、そう遠い未来ではないかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
6月25日の木曜日でございます。
6月も残り5日となり、月末が近付いてきましたね〜。
新型コロナの影響はダンダンなくなってきてますが、まだもう少しですかねぇ。
今月もまだ苦しいねぇ(笑)
徐々に日常は戻ってきてますが、やはりまだどこかに不安な気持ちはありますし、完全に元に戻るにはもう少し時間がかかるでしょうね。
まだまだジッと耐えるしかないですな。
ま、今はコロナもそうですが、ジメジメした暑さにバテそうですけどね。
マスクが暑すぎて集中してるとふらつくこともありますし(笑)
そんな状況ですから、夏用マスクってのが流行ってきてるらしいですな。
通気性のいいマスクなんでしょうけど、通気性がいいって事は、ウイルスも通ってくんじゃないの?
そうなりゃ本末転倒ですし、ある程度そこは抑えとかないと…。
でも、良いマスクって言ったら変ですが、50枚入りとかの使い捨てより、5枚入りとかで売ってるちょっと厚手のヤツ、あれの方が夏場はやっぱ堪えるね。
ホントは高級な分、ウイルス除去率は良いんでしょうけど、この時期は風通しのいい涼しマスクがいいよねぇ。
そんな事もあって、この夏は要注意かもしれませんな。
夏だけに、いくら自粛気味と言ってもやはりレジャーに出掛ける人も多いでしょうし、今はとりあえず商業施設も大体復活してますからね。
暑くてもマスクはキチンしないと秋冬がヤバイですからね。
ってことで、今日もネタに突入しましょう。
今日のネタは最新のサイエンス&テクノロジーなネタでもいってみましょう。
アメリカの研究で、人間から培養した肝臓をラットに移植することに成功したってお話しです。
今回の研究は、肝臓移植の未来が開けるすごいお話しなんですよ。
今、深刻な肝臓病を患い、移植手術を受けるしか助かる方法がないとしても、そう簡単には手術は受けられません。
肝臓を移植してくれるドナーが必要ですし、誰の肝臓でも大丈夫と言うわけではもちろんありません。
仮に運よくドナーが見つかり、移植手術を受けられたとしても、免疫系が外部の侵入者から体を守ろうと移植された臓器を攻撃するために、拒絶反応が発生してしまうという難点もあります。
そのため移植手術を受けた人は、生きている間ずっと免疫抑制剤を服用し続けなければならないのが現状です。
そこで、考えられたのが、もし患者自身の細胞から移植用の臓器を育てることができれば、どちらの問題も解決すると…。
必要なときにいつでも手に入るし、元々自分の体なのだから拒絶反応が起きることもありません。
ピッツバーグ大学(アメリカ)の研究チームが行なったのは、ヒト細胞から作り出したミニ肝臓をラットに移植するという、ドナー不足も拒絶反応も心配しなくていい移植手術へ向けた実験でした。
まず人間の皮膚から採取した細胞を再プログラムして、「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」に変えます。
iPS細胞は、人体のあらゆる細胞に変化することができるので、今回の場合はホルモンなどの化学物質を利用して幹細胞に育てます。
通常、人間の肝臓は生まれてから成熟するまで2年ほどかかりますが、ラットの肝臓から細胞が付着するための骨組みだけを残して元々の細胞を取り除き、そこにヒト幹細胞を植え付けると、数週間でミニ肝臓を作ることができるんだとか…。
こうして作られたミニ・ヒト肝臓が5匹のラットに移植されました。
それから4日間の観察期間、どのラットの体内でも肝臓はきちんと機能していたとのことで、本物と同様に胆汁酸と尿素を分泌しており、血清からは人間の肝タンパク質も検出されたそうです。
ですが、当然、まったく問題がなかったわけでもないようで、どのラットでも、ミニ肝臓がつながれた部分に血栓と局部貧血が起きていたそうです。
ミニ肝臓を適切に移植するにはまだ課題があるわけなんですが、それでも大きな前進といえるでしょう。
こうした臓器の培養技術が最終的に目指すのは、もちろんドナーいらずの移植用臓器を作り出すことですが、そこまでいかなくても、今回の実験のように人間の臓器を移植した動物で、薬の効果を試すといった使い途もあるそうです。
また研究チームによれば、近い将来の目標はミニ肝臓を移植の架け橋として使えるようにすることなんだそうです。
たとえば、急性肝不全の患者の場合、肝臓を丸ごと新しいものに変えなくても、肝臓を補い、その機能をアップさせるだけで事足りる場合もあり得ます。
そうした場合に、ミニ肝臓の技術が役に立つかもしれないそうなんです。
なんにせよ、この分野も着実に進歩していってます。
自分の細胞で自分用の臓器が作れるようになる日も、そう遠い未来ではないかもしれませんね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院