2020年05月31日 [からだのこと]
(170)サンデーイルネス(仮)先天性腸管閉鎖について
お疲れ様です。院長です。
5月31日のサンデーイルネスでございます。
ついに5月も終了でございます。
いよいよ鬱陶しいの代表、6月がやってきますね。
6月と言えば梅雨ですが、去年はあんまり雨が降らなかったんですよ。
そのかわり、6月から猛暑続きでずっと暑かったです。
今年は、どんな梅雨〜夏になるんでしょうか…。
暑さは年々増してますし、このままいくと夏は自然と外出禁止になるんじゃないかって感じですもんね。
それと、今年はコロナの影響で、みなさんマスクをしての夏ですからね。
これ、意外と辛いと思います。
今現在でも、少し動くとマスクの中に汗をかいてかなり暑いですし、真夏の作業となると想像を絶する暑さになるでしょう。
おまけに、屋外だとさらに暑くなるでしょうからこれは熱中症を起こしやすい状況となります。
ですから、今年の夏は熱中症、ヤバいですよ。
まだマスクも手放せませんし、暑いし…。
かなり厳しい夏になると思われますね。
一応、明日から関西では、休業要請が全面解除されます。
となると、多少の時短営業なんかはあるかもしれませんが、基本、元通りにはなっていきます。
ま、当院なんかは緊急事態宣言中もまったく関係なかったですが、それでも少し患者数は落ちてましたからねぇ。
すぐに元に戻るとは到底思えませんが、少しずつ日常が帰ってきてくれたらいいなと…。
でも、これで終わりとはとても思えませんよね。
第二波がくるであろう意見は、専門家からも出てますしなにより、先にロックダウンを解除した諸外国で、クラスターが頻繁に発生してるってなニュースも耳にしますしね。
政府としてもなかなか判断の難しい部分ではあると思いますが、いつまでも自粛させとくわけにもいきませんしね。
諸外国でも、経済活動を再開させる動きは活発化してますし、日本もその方向には進むでしょう。
ですが、まだまだ収束したわけではないんでね。
いつまた感染拡大が起こるかもしれませんし、油断は絶対いけません。
ですから、まだまだ全てを開放するんではなく、自粛って言葉を胸に日々過ごしていきましょう。
てな感じで今日もネタ突入といきましょう。
本日のイルネス辞典は、「先天性腸管閉鎖」について解説していきたいと思います。
先天性腸管閉鎖は、十二指腸から結腸までのいずれの腸管にも発生し、重篤な腸管の通過障害をきたすものです。
要するに、十二指腸から結腸までの間の、どこかが閉鎖、つまり詰まってしまう疾患ですね。
頻度の高いものは十二指腸閉鎖と小腸(空腸(くうちょう)、回腸(かいちょう))閉鎖で、結腸閉鎖は極めてまれだと言われています。
また下部空腸、回腸閉鎖の場合だと、約20%の症例に多発閉鎖が認められます。
消化管再開通障害説と胎生後期の血行障害説がありますが、後者で説明づけられるものが多いといわれています。
出生前に胎児エコー(超音波)にて腸管の拡張像が認められる場合が多く、十二指腸閉鎖では二重泡像、空腸閉鎖では多重泡像を示します。
上部腸閉鎖では羊水過多(ようすいかた)を認めますが、下部腸閉鎖では認めない場合も多くなります。
出生後は嘔吐をきたしますが、十二指腸のファーター乳頭部より口側の閉鎖では胆汁性嘔吐となり、それ以下の閉鎖では非胆汁性嘔吐となります。
腹部膨満(ぼうまん)も必ず現れ、空腸閉鎖では上腹部に限られた、回腸閉鎖では腹部全体の膨隆(ぼうりゅう)を認めます。
胎便(たいべん)の排泄も遅れ、黄疸(おうだん)(とくに間接ビリルビン値の上昇)も認めます。
また、十二指腸閉鎖は心奇形や染色体異常を合併する率が高いといわれています。
腹部単純X線検査では、閉鎖部位により二重泡像や多重泡像を認めます。
注腸造影では下部空腸閉鎖や回腸閉鎖で小結腸像が認められます。
なお、注腸造影は腸回転異常症やヒルシュスプルング病の合併の有無をみるためにも必須の検査です。
心奇形や染色体異常の合併に関しても検査します。
緊急処置として、胃管の留置、持続吸引により腸管の減圧を行い、脱水症や電解質の補正を行います。
手術は一期的な閉鎖が原則ですが、腸穿孔(せんこう)(孔(あな)があく)や胎便性腹膜炎(たいべんせいふくまくえん)を合併している場合には腸瘻(ちょうろう)を造設した後、全身状態の改善を待って根治手術を行う場合もあります。
出生前診断で疑われた場合は、新生児外科治療の可能な施設での分娩が望まれます。
いかがでしたか。
では次回のサンデーイルネスをお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月31日のサンデーイルネスでございます。
ついに5月も終了でございます。
いよいよ鬱陶しいの代表、6月がやってきますね。
6月と言えば梅雨ですが、去年はあんまり雨が降らなかったんですよ。
そのかわり、6月から猛暑続きでずっと暑かったです。
今年は、どんな梅雨〜夏になるんでしょうか…。
暑さは年々増してますし、このままいくと夏は自然と外出禁止になるんじゃないかって感じですもんね。
それと、今年はコロナの影響で、みなさんマスクをしての夏ですからね。
これ、意外と辛いと思います。
今現在でも、少し動くとマスクの中に汗をかいてかなり暑いですし、真夏の作業となると想像を絶する暑さになるでしょう。
おまけに、屋外だとさらに暑くなるでしょうからこれは熱中症を起こしやすい状況となります。
ですから、今年の夏は熱中症、ヤバいですよ。
まだマスクも手放せませんし、暑いし…。
かなり厳しい夏になると思われますね。
一応、明日から関西では、休業要請が全面解除されます。
となると、多少の時短営業なんかはあるかもしれませんが、基本、元通りにはなっていきます。
ま、当院なんかは緊急事態宣言中もまったく関係なかったですが、それでも少し患者数は落ちてましたからねぇ。
すぐに元に戻るとは到底思えませんが、少しずつ日常が帰ってきてくれたらいいなと…。
でも、これで終わりとはとても思えませんよね。
第二波がくるであろう意見は、専門家からも出てますしなにより、先にロックダウンを解除した諸外国で、クラスターが頻繁に発生してるってなニュースも耳にしますしね。
政府としてもなかなか判断の難しい部分ではあると思いますが、いつまでも自粛させとくわけにもいきませんしね。
諸外国でも、経済活動を再開させる動きは活発化してますし、日本もその方向には進むでしょう。
ですが、まだまだ収束したわけではないんでね。
いつまた感染拡大が起こるかもしれませんし、油断は絶対いけません。
ですから、まだまだ全てを開放するんではなく、自粛って言葉を胸に日々過ごしていきましょう。
てな感じで今日もネタ突入といきましょう。
本日のイルネス辞典は、「先天性腸管閉鎖」について解説していきたいと思います。
先天性腸管閉鎖は、十二指腸から結腸までのいずれの腸管にも発生し、重篤な腸管の通過障害をきたすものです。
要するに、十二指腸から結腸までの間の、どこかが閉鎖、つまり詰まってしまう疾患ですね。
頻度の高いものは十二指腸閉鎖と小腸(空腸(くうちょう)、回腸(かいちょう))閉鎖で、結腸閉鎖は極めてまれだと言われています。
また下部空腸、回腸閉鎖の場合だと、約20%の症例に多発閉鎖が認められます。
消化管再開通障害説と胎生後期の血行障害説がありますが、後者で説明づけられるものが多いといわれています。
出生前に胎児エコー(超音波)にて腸管の拡張像が認められる場合が多く、十二指腸閉鎖では二重泡像、空腸閉鎖では多重泡像を示します。
上部腸閉鎖では羊水過多(ようすいかた)を認めますが、下部腸閉鎖では認めない場合も多くなります。
出生後は嘔吐をきたしますが、十二指腸のファーター乳頭部より口側の閉鎖では胆汁性嘔吐となり、それ以下の閉鎖では非胆汁性嘔吐となります。
腹部膨満(ぼうまん)も必ず現れ、空腸閉鎖では上腹部に限られた、回腸閉鎖では腹部全体の膨隆(ぼうりゅう)を認めます。
胎便(たいべん)の排泄も遅れ、黄疸(おうだん)(とくに間接ビリルビン値の上昇)も認めます。
また、十二指腸閉鎖は心奇形や染色体異常を合併する率が高いといわれています。
腹部単純X線検査では、閉鎖部位により二重泡像や多重泡像を認めます。
注腸造影では下部空腸閉鎖や回腸閉鎖で小結腸像が認められます。
なお、注腸造影は腸回転異常症やヒルシュスプルング病の合併の有無をみるためにも必須の検査です。
心奇形や染色体異常の合併に関しても検査します。
緊急処置として、胃管の留置、持続吸引により腸管の減圧を行い、脱水症や電解質の補正を行います。
手術は一期的な閉鎖が原則ですが、腸穿孔(せんこう)(孔(あな)があく)や胎便性腹膜炎(たいべんせいふくまくえん)を合併している場合には腸瘻(ちょうろう)を造設した後、全身状態の改善を待って根治手術を行う場合もあります。
出生前診断で疑われた場合は、新生児外科治療の可能な施設での分娩が望まれます。
いかがでしたか。
では次回のサンデーイルネスをお楽しみに〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院