2020年03月17日 [動物のこと]
コモドドラゴンとZZ染色体
お疲れ様です。院長です。
3月17日の火曜日でございます。
3月も残すところ2週間となりましたが、相変らず世間じゃコロナな毎日ですね。
日々、数十人単位で感染者が増えてますし、このままいったらどうなるねん的な不安が、そろそろ沸き起こってきています。
こういう集団感染が起こった時は、もちろんその感染源となるウイルスなり細菌も怖いんですが、一般人がパニック状態になってしまうことによって、さらに自体を悪化させます。
そのひとつが、物資の買い占めによる品物不足なんかですよね。
あれ、ひどくなるとドンドン品物が消えていき、ドンドン不安が煽られます。
こうなると、とにかく自分は助かろうって空気が出てきますから、普通の生活すら脅かされていってしまいます。
まぁ、そこまではいかないとは思いますけどね…。
どちらにせよ、まだ収束しそうにないんで、みなさん少し落ち着きましょうね。
おちついて考えたら、まぁいつウイルスに感染するか分かりませんが、仮に感染しても普通の免疫を持ってる人ならそこまで大ごとになりません。
とは言っても感染したくないもんね。
わたくし院長も、感染したとしてもそんな大ごとになる前に免疫力でどうにかなるとは思うんですが、それを気付かず他人に感染してしまっては大変ですからねぇ。
まず、自衛と自分の健康管理が第一ですな。
ってことで、今日もコロナなお話しからスタートですが、もうだいぶ飽きてきたな(笑)
では、今日のネタですが今日は動物ネタでもいって和んでみましょう。
っていっても、今日の主役は癒し系のヤツではございません。
いや、彼らの姿を見て癒されるって人もいるかもしれませんが、普通はそうは思わない風貌をしています。
そんな今日の主役は「コモドドラゴン」さんでございます。
見た目はこんなんです(笑)
な?
癒される系ではないやろ?(笑)
で、このコモドドラゴン、どうしたかと言いますと、単為生殖によりメスだけで3匹の子供を作ってしまったんだそうです。
オスを必要とせずメスだけで生殖ができてしまう「単為生殖」は、特に昆虫の世界では珍しいことではありません。
しかしこのほど、世界最大のトカゲといわれるコモドドラゴンが、アメリカの動物園で単為生殖により卵を孵化させたことがDNA検査で判明したんだそうです。
今回のケースは、2006年のイギリスの2件に続いて3例目となったそうですが、コモドドラゴンは危急種に分類されていることから重要な出来事となったようです。
アメリカのテネシー州にあるチャタヌーガ動物園で、2月末にメスのコモドドラゴンが、単為生殖により卵を孵化させていたことが報告されました。
2019年8月4日に生まれた3匹の子供について、園側は初めて母親となったチャーリーがオスのカダルの助けを借りて出産したのか、単為生殖が起こったのかを明らかにするためにDNA検査をしたところ、3匹はオスの受精を伴わずに生まれたことが判明した。
何でも、メスのコモドドラゴンはWZって性染色体を持ち、オスはZZというのを持ってるそうです。
人間で言うところの、XYとXXってヤツですね。
で、単為生殖が起こると、母親はWWもしくはZZの卵しか作ることができないそうなんです。
また、WWの性染色体を持つ卵は生存不能なために、ZZの卵のみが孵化可能になるということだそうです。
コモドドラゴンは、通常野生では孤立して生活し、接近すると互いに暴力的になる習性があることから、このような生態の進化を遂げたという報告もあるそうで、そもそも単為生殖が可能な種だったんでしょうねぇ。
ですが、コモドドラゴンの単為生殖は非常に稀であり、最初のケースとして2006年にイギリスのチェスターとロンドンの動物園で報告されて以来だそうです。
ま、この稀ってのもあくまで人間の管理下での話ですからね。
野生では頻繁に起ってるのかもしれません。
ですが、チャタヌーガ動物園では、最初チャーリーとカダルの繁殖を望んで一緒に配置していたわけなんですが、どういうわけか単為生殖が起こり孵化に成功しています。
コモドドラゴンは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは危急種(ききゅうしゅ、Vulnerable species)に分類されています。
レッドリスト、ヤバイ順番でいくと、「絶滅」、「野生絶滅」、「絶滅危惧」、「絶滅寸前」、「絶滅危機」、「危急」という位置です。
まだ絶滅危惧種には指定されていませんが、このレッドリストに入ってるってことは、絶滅の可能性があるって事ですから、今後、これを重要な保護プログラムとして研究していくことになるでしょうね。
この孵化のケースは非常に特別で、種の明るい未来を象徴しているといってもいいでしょう。
なお現在、生後6か月となるオニキス、ジャスパー、フリントと名付けられた3匹のオスの子供は、すくすく元気に成長しているということです。
ですが、ちょっと待てよ…
この単為生殖の場合、母親はWWかZZしか作れなくて、WWは生存不能ってことは、オスしか生まれないってことですよねぇ。
しかも、オスには生殖能力がないわけで、これでは単に数を増やすだけってことになりゃしないかね。
ここはオスコモドに頑張ってメスを作ってもらうしかないですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
3月17日の火曜日でございます。
3月も残すところ2週間となりましたが、相変らず世間じゃコロナな毎日ですね。
日々、数十人単位で感染者が増えてますし、このままいったらどうなるねん的な不安が、そろそろ沸き起こってきています。
こういう集団感染が起こった時は、もちろんその感染源となるウイルスなり細菌も怖いんですが、一般人がパニック状態になってしまうことによって、さらに自体を悪化させます。
そのひとつが、物資の買い占めによる品物不足なんかですよね。
あれ、ひどくなるとドンドン品物が消えていき、ドンドン不安が煽られます。
こうなると、とにかく自分は助かろうって空気が出てきますから、普通の生活すら脅かされていってしまいます。
まぁ、そこまではいかないとは思いますけどね…。
どちらにせよ、まだ収束しそうにないんで、みなさん少し落ち着きましょうね。
おちついて考えたら、まぁいつウイルスに感染するか分かりませんが、仮に感染しても普通の免疫を持ってる人ならそこまで大ごとになりません。
とは言っても感染したくないもんね。
わたくし院長も、感染したとしてもそんな大ごとになる前に免疫力でどうにかなるとは思うんですが、それを気付かず他人に感染してしまっては大変ですからねぇ。
まず、自衛と自分の健康管理が第一ですな。
ってことで、今日もコロナなお話しからスタートですが、もうだいぶ飽きてきたな(笑)
では、今日のネタですが今日は動物ネタでもいって和んでみましょう。
っていっても、今日の主役は癒し系のヤツではございません。
いや、彼らの姿を見て癒されるって人もいるかもしれませんが、普通はそうは思わない風貌をしています。
そんな今日の主役は「コモドドラゴン」さんでございます。
見た目はこんなんです(笑)
な?
癒される系ではないやろ?(笑)
で、このコモドドラゴン、どうしたかと言いますと、単為生殖によりメスだけで3匹の子供を作ってしまったんだそうです。
オスを必要とせずメスだけで生殖ができてしまう「単為生殖」は、特に昆虫の世界では珍しいことではありません。
しかしこのほど、世界最大のトカゲといわれるコモドドラゴンが、アメリカの動物園で単為生殖により卵を孵化させたことがDNA検査で判明したんだそうです。
今回のケースは、2006年のイギリスの2件に続いて3例目となったそうですが、コモドドラゴンは危急種に分類されていることから重要な出来事となったようです。
アメリカのテネシー州にあるチャタヌーガ動物園で、2月末にメスのコモドドラゴンが、単為生殖により卵を孵化させていたことが報告されました。
2019年8月4日に生まれた3匹の子供について、園側は初めて母親となったチャーリーがオスのカダルの助けを借りて出産したのか、単為生殖が起こったのかを明らかにするためにDNA検査をしたところ、3匹はオスの受精を伴わずに生まれたことが判明した。
何でも、メスのコモドドラゴンはWZって性染色体を持ち、オスはZZというのを持ってるそうです。
人間で言うところの、XYとXXってヤツですね。
で、単為生殖が起こると、母親はWWもしくはZZの卵しか作ることができないそうなんです。
また、WWの性染色体を持つ卵は生存不能なために、ZZの卵のみが孵化可能になるということだそうです。
コモドドラゴンは、通常野生では孤立して生活し、接近すると互いに暴力的になる習性があることから、このような生態の進化を遂げたという報告もあるそうで、そもそも単為生殖が可能な種だったんでしょうねぇ。
ですが、コモドドラゴンの単為生殖は非常に稀であり、最初のケースとして2006年にイギリスのチェスターとロンドンの動物園で報告されて以来だそうです。
ま、この稀ってのもあくまで人間の管理下での話ですからね。
野生では頻繁に起ってるのかもしれません。
ですが、チャタヌーガ動物園では、最初チャーリーとカダルの繁殖を望んで一緒に配置していたわけなんですが、どういうわけか単為生殖が起こり孵化に成功しています。
コモドドラゴンは、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは危急種(ききゅうしゅ、Vulnerable species)に分類されています。
レッドリスト、ヤバイ順番でいくと、「絶滅」、「野生絶滅」、「絶滅危惧」、「絶滅寸前」、「絶滅危機」、「危急」という位置です。
まだ絶滅危惧種には指定されていませんが、このレッドリストに入ってるってことは、絶滅の可能性があるって事ですから、今後、これを重要な保護プログラムとして研究していくことになるでしょうね。
この孵化のケースは非常に特別で、種の明るい未来を象徴しているといってもいいでしょう。
なお現在、生後6か月となるオニキス、ジャスパー、フリントと名付けられた3匹のオスの子供は、すくすく元気に成長しているということです。
ですが、ちょっと待てよ…
この単為生殖の場合、母親はWWかZZしか作れなくて、WWは生存不能ってことは、オスしか生まれないってことですよねぇ。
しかも、オスには生殖能力がないわけで、これでは単に数を増やすだけってことになりゃしないかね。
ここはオスコモドに頑張ってメスを作ってもらうしかないですな。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院