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2019年10月06日 [からだのこと]

(136)サンデーイルネス(仮)大腿四頭筋拘縮症について

お疲れ様です。院長です。

10月6日のサンデーイルネスでございます。

10月に入り、少し秋感が増したかとも思ったんですが、まだ暑い日は暑いねぇ。

暑い日ってより、昼間が暑い時はありますが、確実に朝晩は涼しくなってますな。

それと、いよいよ日の出時間が遅くなってきてますんで、冬型にシフトしてきてます。

そして徐々に涼しくなり、気付けば寒くなると…。

あ、寒くなるまでにまだ「紅葉」ってイベントもありますね。

わが街京都では、観光客が世界中から押し寄せて、この時期かなり街中が混雑します。

名所なんかもライトアップしたりして、かかってこいや状態になります。

まぁ、観光都市なわけですから、こういったイベント時期にドンドン人が来ないと、街が潤わないわけですから、来て下さる分にゃ、文句はないんですが道が混むのはねぇ…。

これから秋〜冬にかけては、色々イベントが目白押しですが、京都ってトコは、この紅葉と桜のシーズンが一番人出が多いんじゃないですかね。

やっぱ、寺社仏閣を含め、自然と調和した名所が多いからなんでしょうか。

例えば、ハロウィンとかクリスマスとか、そういったイベントだと、他に行きますもんね。

そういや、ボチボチ街中では、ハロウィン感出てきてます。

今年は、紅葉も遅いって話ですし、先にハロウィンが盛り上がりそうですね。

ハロウィンって言えば、毎年渋谷の街に若者が押し寄せ、ここ数年社会現象になってますけど、あれも地元の方は困ってはるでしょうねぇ。

それに比べると京都の混雑位、大人しいもんですけどね。

でも、近年外国人の方が異常に増えて、中には超ハイテンションな方たちもいらっしゃるので、ちょっとついてけない部分はありますけどね。

ってな季節の変わり目は、体調も崩しやすいですし気−付けて下さいね。

では、今日も本題にいきましょう。

今日のイルネス辞典は、「大腿四頭筋拘縮症」について解説していきたいと思います。

まず、大腿四頭筋とは大腿(ふともも)の前面にあり、大腿直筋(だいたいちょくきん)・外側広筋(がいそくこうきん)・中間広筋・内側(ないそく)広筋の4つの筋からなる筋肉のことです。

この病気はその筋が硬くなって本来の機能が損なわれ、種々の症状を来した状態をいいます。

乳幼児期にふとももへ抗菌薬や解熱剤を筋肉注射したことが原因でこの病気を引き起こして大きな社会問題となった事件が過去にありましたが、まれに、先天性と思われる例もあります。

この病気は大腿直筋が障害される直筋型、大腿直筋と外側広筋が障害される混合型、中間広筋と外側広筋が障害される広筋型の3つのタイプに分けられます。

タイプによって症状に違いがあり、直筋型では尻上がり現象ってのがみられます。

尻上がり現象とは、うつ伏せに寝て膝を曲げるとお尻が浮き上がる現象をいいます。

直筋型の場合、正座は程度の差はありますが、可能です。

混合型では尻上がり現象がみられ、正座もできません。

広筋型では尻上がり現象はみられませんが、正座ができません。

また、直筋型、混合型では脚を外側へ振り回しながら歩くぶんまわし歩行や出っ尻歩行、広筋型では膝を突っ張って歩く棒足歩行といった歩き方の異常がみられる場合があります。

診断はふとももへ筋肉注射を受けたことがあって、そこに皮膚のくぼみや硬いしこりがあり、それに加えて前記のような症状があれば容易ですが、関節の状態を診るためにX線検査を行ったり、筋肉の状態を把握するためにMRI検査を行う場合があります。

治療は、重症例に対して筋膜・靭帯・障害されている筋肉を切る筋切離術(きんせつりじゅつ)が整形外科医によって行われるのが一般的です。

手術を行うことにより、尻上がり現象の程度が軽くなったり、正座ができるようになったり、歩き方がよくなったりすることが期待できますが、手術前の状態によってもその成績は異なり、症状が再発したり、再手術が必要になることがあります。

また、筋肉を切るために術後に筋力が低下する場合があります。

稀に先天性の場合もあると書きましたが、現在ではほぼ大腿部への筋肉注射というもの自体が、行われない傾向にあるため、発症例は先天性のものだろうと思われるわけですね。

どちらにせよ、子供の疾患ですしまずは大人が、こういった事例をキッチリ知っておくことが大事ですよね。

いかがでしたか。

では、次週のイルネス辞典をお楽しみに〜。



daitai



京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院


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