2019年04月23日 [からだのこと]
ギヴミーチョコレート。
お疲れ様です。院長です。
4月23日の火曜日でございます。
さぁ、平成カウントダウン、残り1週間でございます。
つまり、来週の火曜日が平成最後の火曜日であり、平成最後の日となるわけです。
しかも、27日からの大型連休に飲み込まれてますから、30日の夜から、1日へのカウントダウン的なイベントは、ちょっと予想がつかないですが、一説にはハロウィンなんかを凌ぐ盛り上がりを見せるんじゃないかとも言われています。
まぁ、盛り上がって経済が回るのはいいことですが、そこかしこで事件があったんじゃ、折角のお祝いムードも台無しですからねぇ…。
節度をもって騒ぎましょう。
いや、別に騒がなくてもいいか(笑)
普通にワーッて盛り上がるだけでよろしいですよ。
でまぁ、5月に入る新元号、つまり新しい時代になるわけで、これはこれで慣れるまで何となく違和感がありますが、慣れると言えば新社会人の方なんかは、1ヶ月が過ぎボチボチ疲れが出てきてませんかね。
「五月病」なんて言われる病気もあるくらいですから、1ヶ月位経った今頃から、いろんな意味で疲れが出てくるもんですからね。
そんな疲れたときには甘いものって、聞いたことありませんか?
実際、仕事の合間や、勉強の合間にチョコレートなんかを口にすると、なぜかほっとしたり、イライラが落ち着いたりって経験は、多くの人がしていると思います。
この現象は、甘いものを食べると、脳のなかで「幸せホルモン」といわれるセロトニンが増えていると考えられています。
では、この「セロトニン」さえ増やしてしまえば、人はどんな状況でも幸せでいれるのか…。
んなわけはありませんし、その辺のことを今日はちょっと考えていきましょう。
セロトニンの話の前に、脳の中のお話ですが、脳のなかでは神経細胞がひしめいていて、細胞同士がたくさんの情報をやりとりしています。
感情もそのひとつで、その伝達を担っているのが、脳内神経伝達物質と呼ばれる物質です。
たとえばやる気を高めるノルアドレナリン、元気さを生み出すドーパミン、落ち着いた状態をつくるGABAなどさまざまなものがあります。
これらの物質がバランスよく存在することで、ほどよく落ち着いた前向きな状態がつくられているわけです。
では、こういった物質は、一体どうやって分泌されているのでしょう。
基本的には、アミノ酸、ビタミン、ミネラルを原料として、脳の中で作られます。
ですから、こういった栄養素をバランスよく摂取している必要もあるわけですな。
特にアミノ酸は、たんぱく質を細かくした状態ですので、タンパク質不足は、こういったところにも弊害が出るわけです。
アミノ酸には、いろいろ種類がありますが、例えば、セロトニンの材料はトリプトファンというアミノ酸です。
では、ここでセロトニンの話に戻して、甘いものを食べると血糖値がグンと上がり、これをうけ血糖値を下げるためのホルモンが出されます。
このとき、タンパク質の合成や細胞の増殖を促したりするため、血液中のトリプトファンの比率が上がります。
脳には優先的にトリプトファンが多く届けられるため、結果としてセロトニンが多く作られ、幸せ感につながる、ということになるわけです。
ただ、問題なのはこの幸せ感は「一時的」なもので、もっと甘いものを欲してしまったり、自律神経のバランスがくずれたりすることもありますし、なにより血糖値が上がることによって下げるホルモン、インスリンってヤツが結構困ったホルモンで…
血糖値を下げるという大役とともに、肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを促進したり、貯蔵されているグリコーゲンが分解されるのを抑制します。
また、脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制したりするんですよね。
つまり、出来るだけ栄養を脂肪に変えて、今、貯えてある「脂肪」を出来るだけ分解されないようにしようとしちゃうんですよ。
これは、いわゆる「太りやすく」している状態で、栄養分をドンドン貯えていってしまうので、さらに甘いものが欲しくなると…。
で、そのまま調子に乗って食べちゃうって人よりも、普通は我慢しようとしますから、結局くるしい我慢を強いられるわけです。
ですから、疲れた時(正確には空腹時)に甘いものを食べるってのは、非常に危険な行為と言えるかもしれません。
少々疲れても、キチンと栄養が回るように、日頃からちゃんとバランスの取れた食事を取ることが一番大事ってことですな。
特に、タンパク質です。
みなさん、意識的にタンパク質を取りましょうね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月23日の火曜日でございます。
さぁ、平成カウントダウン、残り1週間でございます。
つまり、来週の火曜日が平成最後の火曜日であり、平成最後の日となるわけです。
しかも、27日からの大型連休に飲み込まれてますから、30日の夜から、1日へのカウントダウン的なイベントは、ちょっと予想がつかないですが、一説にはハロウィンなんかを凌ぐ盛り上がりを見せるんじゃないかとも言われています。
まぁ、盛り上がって経済が回るのはいいことですが、そこかしこで事件があったんじゃ、折角のお祝いムードも台無しですからねぇ…。
節度をもって騒ぎましょう。
いや、別に騒がなくてもいいか(笑)
普通にワーッて盛り上がるだけでよろしいですよ。
でまぁ、5月に入る新元号、つまり新しい時代になるわけで、これはこれで慣れるまで何となく違和感がありますが、慣れると言えば新社会人の方なんかは、1ヶ月が過ぎボチボチ疲れが出てきてませんかね。
「五月病」なんて言われる病気もあるくらいですから、1ヶ月位経った今頃から、いろんな意味で疲れが出てくるもんですからね。
そんな疲れたときには甘いものって、聞いたことありませんか?
実際、仕事の合間や、勉強の合間にチョコレートなんかを口にすると、なぜかほっとしたり、イライラが落ち着いたりって経験は、多くの人がしていると思います。
この現象は、甘いものを食べると、脳のなかで「幸せホルモン」といわれるセロトニンが増えていると考えられています。
では、この「セロトニン」さえ増やしてしまえば、人はどんな状況でも幸せでいれるのか…。
んなわけはありませんし、その辺のことを今日はちょっと考えていきましょう。
セロトニンの話の前に、脳の中のお話ですが、脳のなかでは神経細胞がひしめいていて、細胞同士がたくさんの情報をやりとりしています。
感情もそのひとつで、その伝達を担っているのが、脳内神経伝達物質と呼ばれる物質です。
たとえばやる気を高めるノルアドレナリン、元気さを生み出すドーパミン、落ち着いた状態をつくるGABAなどさまざまなものがあります。
これらの物質がバランスよく存在することで、ほどよく落ち着いた前向きな状態がつくられているわけです。
では、こういった物質は、一体どうやって分泌されているのでしょう。
基本的には、アミノ酸、ビタミン、ミネラルを原料として、脳の中で作られます。
ですから、こういった栄養素をバランスよく摂取している必要もあるわけですな。
特にアミノ酸は、たんぱく質を細かくした状態ですので、タンパク質不足は、こういったところにも弊害が出るわけです。
アミノ酸には、いろいろ種類がありますが、例えば、セロトニンの材料はトリプトファンというアミノ酸です。
では、ここでセロトニンの話に戻して、甘いものを食べると血糖値がグンと上がり、これをうけ血糖値を下げるためのホルモンが出されます。
このとき、タンパク質の合成や細胞の増殖を促したりするため、血液中のトリプトファンの比率が上がります。
脳には優先的にトリプトファンが多く届けられるため、結果としてセロトニンが多く作られ、幸せ感につながる、ということになるわけです。
ただ、問題なのはこの幸せ感は「一時的」なもので、もっと甘いものを欲してしまったり、自律神経のバランスがくずれたりすることもありますし、なにより血糖値が上がることによって下げるホルモン、インスリンってヤツが結構困ったホルモンで…
血糖値を下げるという大役とともに、肝臓や筋肉でブドウ糖からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを促進したり、貯蔵されているグリコーゲンが分解されるのを抑制します。
また、脂肪組織で脂肪が合成されるのを促進したり、脂肪の分解を抑制したりするんですよね。
つまり、出来るだけ栄養を脂肪に変えて、今、貯えてある「脂肪」を出来るだけ分解されないようにしようとしちゃうんですよ。
これは、いわゆる「太りやすく」している状態で、栄養分をドンドン貯えていってしまうので、さらに甘いものが欲しくなると…。
で、そのまま調子に乗って食べちゃうって人よりも、普通は我慢しようとしますから、結局くるしい我慢を強いられるわけです。
ですから、疲れた時(正確には空腹時)に甘いものを食べるってのは、非常に危険な行為と言えるかもしれません。
少々疲れても、キチンと栄養が回るように、日頃からちゃんとバランスの取れた食事を取ることが一番大事ってことですな。
特に、タンパク質です。
みなさん、意識的にタンパク質を取りましょうね。
ではまた〜。
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院