2018年08月09日 [からだのこと]
俺の血は他人の血
お疲れ様です。院長です。
8月9日の木曜日でございます。
8月9日…
野球の日。
とか言うてる場合じゃなくて、先日は広島でしたが、本日は長崎原爆忌です。
昭和20(1945)年8月9日午前11時2分、長崎市の市街地の北部、松山町付近上空に原爆が投下されました。
8月6日の広島の原爆投下より、3日後の出来事でこれにより日本は事実上敗戦、ポツダム宣言を受け入れ終戦となりました。
前回もお話した通り、戦争論を論じるつもりはありませんし、アメリカが一方的に悪いとも思いません。
やはり、「戦争」そのものが悪い。
色々な解釈や理解、宗教観の違いなど、世界人類が共通な方向を向くなんてことは現実問題、あり得ないと思いますが、この「戦争が悪い」という共通認識さえもてれば、もう少し世界は平和になるのになぁと思います。
とか。
8月6日同様、今日くらいは戦争と平和について考えてみて、ご家族や友人たちとでもディスカッションしてみるのもいいかもしれません。
それが、戦争の悲惨さを受け継いでゆく方法の一つだと、わたくしは思います。
ってことで、ご挨拶がすんだところで、今日もネタにいってみましょう。
今日のネタは、もちろん戦争とは何の関係もないですが、ちょっとホラーなお話でもいってみましょう。
スウェーデンの研究で、人間の犯罪者の血液から採取した抗体を、マウスに注入すると攻撃性が増すことが判明したってちょっと怖いお話です。
この実験では、殺人犯、暴力犯罪者、ギャングの血液から採取した抗体をマウスに注入したところ、彼らは狂暴になり、仲間にすぐに襲いかかるようになったそうなんです。
で、抗体ってなに?って話なんですが、免疫グロブリンとも呼ばれ、血液中のリンパ球のB細胞ってところで産生され、特定のタンパク質などの分子(抗原)を認識して結合する働きをもってます。
ややこしいな(笑)
IgG,IgM,IgA,IgD,IgEって種類があって、それぞれ働きが違いますねん。
ザックリ言うと、例えばウィルスのようなもの(抗原)が体内に侵入してきた場合、そいつらと結合して、中和させるって感じのヤツですわ。
この抗体は、主に血液中や体液中に存在してますから、まぁこの場合この成分を、マウスに注入したってことです。
スウェーデン、アーケシュフース大学病院の研究チームは、暴力犯罪や性犯罪で服役している受刑者16名から自己抗体を採取し、マウスに注射しました。
抗体は下垂体で作られる副腎皮質刺激ホルモンと反応します。
副腎皮質刺激ホルモンの重要な機能は、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの産生と放出を促すことで、アドレナリンやノルアドレナリンといったほかのホルモンの分泌にも関連しています。
つまり研究チームは、抗体を導入することで、このストレス制御ホルモンの産生プロセスに干渉したわけなんですね。
そして結果として、抗体を注射されたマウスは、ほかのマウスが縄張りに侵入してきたとき、襲いかかるまでの時間が短くなったそうなんです。
つまり、凶暴化したってことです。
ここから窺えるのは、この抗体が暴力的な人間とそうでない人間を分ける理由の一つかもしれないということなんですって。
抗体は人に暴力的な振る舞いをさせやすくするのかもしれないと…
対象となった受刑者16名のうち、11名は1回以上の殺人あるいは殺人未遂を犯した者、また1名はギャングの構成員で殺人を犯し、4名は強姦などの暴力的な性的要素を伴う暴行を働いた者でした。
受刑者は長期間服役しており、重度の精神疾患を持つ者はいなかったそうです。
研究チームによれば、今回の実験で確認されたメカニズムを理解するには、もっとずっと大きなサンプル数で実験を行う必要があるということです。
まぁ、そりゃ当然です。
たかが16名程度のデータじゃ、精度が低すぎますし最初から、まぁまぁな犯罪者の方を対象にしてますからねぇ(笑)
この抗体自体、誰でも持ってるもんですし、これの何が「暴力」に繋がるのか、そこも問題
ですよね。
量なのか質なのか…
この実験も、こういった悪い人達の抗体を打ったマウスと、この対極の位置にいる人達、例えばこういう実験をしようと試みてる学者さん達の抗体を打ったマウスとを戦わせるとかしてくれたらもうちっと分かりやすいのにねぇ…
この比べっこで、悪い人群の抗体マウスが、全勝したとかなら、何となくこの説にも信憑性が出る気がするんですがねぇ…
ま、わたくし院長は、持論として環境が人を育てると思ってますから、どんな「抗体」であろうと、その人次第だと思います。
そしてもし、抗体により善悪があるのなら、「悪い心」が抗体も悪くしていってるんじゃないでしょうかねぇ…。
この研究も続報が入れば、お届けしたいと思います。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
8月9日の木曜日でございます。
8月9日…
野球の日。
とか言うてる場合じゃなくて、先日は広島でしたが、本日は長崎原爆忌です。
昭和20(1945)年8月9日午前11時2分、長崎市の市街地の北部、松山町付近上空に原爆が投下されました。
8月6日の広島の原爆投下より、3日後の出来事でこれにより日本は事実上敗戦、ポツダム宣言を受け入れ終戦となりました。
前回もお話した通り、戦争論を論じるつもりはありませんし、アメリカが一方的に悪いとも思いません。
やはり、「戦争」そのものが悪い。
色々な解釈や理解、宗教観の違いなど、世界人類が共通な方向を向くなんてことは現実問題、あり得ないと思いますが、この「戦争が悪い」という共通認識さえもてれば、もう少し世界は平和になるのになぁと思います。
とか。
8月6日同様、今日くらいは戦争と平和について考えてみて、ご家族や友人たちとでもディスカッションしてみるのもいいかもしれません。
それが、戦争の悲惨さを受け継いでゆく方法の一つだと、わたくしは思います。
ってことで、ご挨拶がすんだところで、今日もネタにいってみましょう。
今日のネタは、もちろん戦争とは何の関係もないですが、ちょっとホラーなお話でもいってみましょう。
スウェーデンの研究で、人間の犯罪者の血液から採取した抗体を、マウスに注入すると攻撃性が増すことが判明したってちょっと怖いお話です。
この実験では、殺人犯、暴力犯罪者、ギャングの血液から採取した抗体をマウスに注入したところ、彼らは狂暴になり、仲間にすぐに襲いかかるようになったそうなんです。
で、抗体ってなに?って話なんですが、免疫グロブリンとも呼ばれ、血液中のリンパ球のB細胞ってところで産生され、特定のタンパク質などの分子(抗原)を認識して結合する働きをもってます。
ややこしいな(笑)
IgG,IgM,IgA,IgD,IgEって種類があって、それぞれ働きが違いますねん。
ザックリ言うと、例えばウィルスのようなもの(抗原)が体内に侵入してきた場合、そいつらと結合して、中和させるって感じのヤツですわ。
この抗体は、主に血液中や体液中に存在してますから、まぁこの場合この成分を、マウスに注入したってことです。
スウェーデン、アーケシュフース大学病院の研究チームは、暴力犯罪や性犯罪で服役している受刑者16名から自己抗体を採取し、マウスに注射しました。
抗体は下垂体で作られる副腎皮質刺激ホルモンと反応します。
副腎皮質刺激ホルモンの重要な機能は、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの産生と放出を促すことで、アドレナリンやノルアドレナリンといったほかのホルモンの分泌にも関連しています。
つまり研究チームは、抗体を導入することで、このストレス制御ホルモンの産生プロセスに干渉したわけなんですね。
そして結果として、抗体を注射されたマウスは、ほかのマウスが縄張りに侵入してきたとき、襲いかかるまでの時間が短くなったそうなんです。
つまり、凶暴化したってことです。
ここから窺えるのは、この抗体が暴力的な人間とそうでない人間を分ける理由の一つかもしれないということなんですって。
抗体は人に暴力的な振る舞いをさせやすくするのかもしれないと…
対象となった受刑者16名のうち、11名は1回以上の殺人あるいは殺人未遂を犯した者、また1名はギャングの構成員で殺人を犯し、4名は強姦などの暴力的な性的要素を伴う暴行を働いた者でした。
受刑者は長期間服役しており、重度の精神疾患を持つ者はいなかったそうです。
研究チームによれば、今回の実験で確認されたメカニズムを理解するには、もっとずっと大きなサンプル数で実験を行う必要があるということです。
まぁ、そりゃ当然です。
たかが16名程度のデータじゃ、精度が低すぎますし最初から、まぁまぁな犯罪者の方を対象にしてますからねぇ(笑)
この抗体自体、誰でも持ってるもんですし、これの何が「暴力」に繋がるのか、そこも問題
ですよね。
量なのか質なのか…
この実験も、こういった悪い人達の抗体を打ったマウスと、この対極の位置にいる人達、例えばこういう実験をしようと試みてる学者さん達の抗体を打ったマウスとを戦わせるとかしてくれたらもうちっと分かりやすいのにねぇ…
この比べっこで、悪い人群の抗体マウスが、全勝したとかなら、何となくこの説にも信憑性が出る気がするんですがねぇ…
ま、わたくし院長は、持論として環境が人を育てると思ってますから、どんな「抗体」であろうと、その人次第だと思います。
そしてもし、抗体により善悪があるのなら、「悪い心」が抗体も悪くしていってるんじゃないでしょうかねぇ…。
この研究も続報が入れば、お届けしたいと思います。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院