もう、食料にしちまうのが一番でしょ。
2018年05月15日 [動物のこと]
お疲れ様です。院長です。
5月15日の火曜日でございます。
5月も早くも折り返しですなぁ…。
ボチボチ梅雨がどうのこうのなんて話題も出だす時期になってきました。
ま、梅雨がもくれば夏も来ま。
これから湿度と気温が急上昇していきますから、気をつけないとねぇ…。
でもまぁ、夏はやっぱり何となくテンション上がりますよね。
暑くてしんどいですが、カラッと晴れると気持ちいいですもんね。
まぁ、年とると日焼けとかしんどくなりますけど、子供の頃はなんであんなに平気やったんやろね〜。
最近じゃ、子供もあんまり日焼けさせない方がいいってな風潮もありますが、昔は男女問わず、真っ黒でしたもんね。
毎日々、何してたんやろ?
今思い返すと、何して遊んでたんやろね〜。
朝から晩まで、外で走り回ってましたし、よく熱中症とかならへんかったもんやねぇ…。
ってことで、今日のネタですが、今日は子供の頃の夏の遊びと言ったらコレをよくやりましたね〜。
近くの池で「ザリガニ」釣りをよくやりました。
駄菓子屋でスルメを買ってきて餌にしてタコ糸を垂らして釣るんですが、まぁ釣るっていうより、その餌をザリガニが挟んだところを持ちあげるみたいな…
そして、大きいザリガニだと持って帰るんですが、小さいのだったらその場で解体(笑)してこれも餌にしてましたね。
共食いやん(^^;
でも、これの方がよく釣れた気がします。
ってことで、今日はそんなザリガニ釣りからのザリガニネタでもいってみましょう。
いま、巷を賑わせてる「ミステリークレイフィッシュ」ってご存知?
クレイフィッシュとはそう、ザリガニのことで、ミステリーなザリガニなんですが、何がミステリーかと言うとこのザリガニ、なんと単為生殖(たんいせいしょく)を行うので1匹でも子(クローン)を作り、繁殖することが出来るんです。
クローンとな?
まぁ、クローンというと遺伝子操作で造るものみたいなイメージですが、この場合そのまま分身みたいなイメージで捉えて頂ければ分かりやすいです。
クローンなので、どのザリガニを見ても、斑模様の斑の位置や形も全く同じなんですねぇ(笑)
てのも、ミステリークレイフィッシュはこれまでに「メス」しか見つかっておらず、いまだにオスは見つかっておりません。
そして、1匹だけで増殖するため、普通に1匹だけ飼育していても、産卵時期を迎えると一気に増殖します(笑)
こんなですから、その数はヨーロッパをはじめ、世界各地で爆発的に増加しているそうなんですが、このザリガニ、なんとわずか25年前に誕生したばかりだということなんですね。
歴史は浅く、ミステリークレイフィッシュは、1990年代後半にドイツの愛好家の間で人気となりました。
ですが、人気が高まるにつれ、飼い主たちは困惑していくわけですわ。
なぜなら、そのザリガニは交尾せずに卵を産み、子孫はすべて雌、そしてそれぞれが繁殖可能ですから、急激に数が増えてしまいます。
そして2003年、科学者たちはミステリークレイフィッシュが自分自身のクローンを作っていることを確認します。
そのDNAの配列は、北米と中米の固有種であるアメリカザリガニと著しい類似点を示していたそうですが、このクローンを作るというところが恐ろしく違うわけですね。
専門家の話によると、1匹が1年後には数百匹になるということですから、個人などでは「飼える」わけがありません。
そして、多くの所有者が近くの湖や川に、ミステリークレイフィッシュを捨て、結果、ミステリークレイフィッシュは野生の環境で爆発的に増殖し、チェコ共和国、ハンガリー、クロアチア、ウクライナ、そしてその後、日本とマダガスカルで、野生化した個体数が増えはじめたそうです。
2013年、専門家たちは、もはや珍しい生き物ではなくなっていたミステリークレイフィッシュの全ゲノム解析に着手しました。
ですが、これまで誰もザリガニのゲノム配列を解読したことがないので、作業は苦難の連続だったそうです。
まぁ、分かりませんけど、分かる気がする(笑)
しかし、ひとたびそれが成功すると、彼らはミステリークレイフィッシュを含む、15種のザリガニのゲノム塩基配列も解読。
豊富な遺伝子情報の詳細により、ミステリークレイフィッシュの奇妙な起源がより明らかになりました。
フロリダ州とジョージア州のサティーラ川の支流のみに住む、アメリカザリガニ属のスロウザリガニとして知られる種が交尾をしたとき、2匹のうちの1匹の性細胞に変異があったそうです。
そして生まれたのが、初代のミステリークレイフィッシュだということです。
通常、生物は父親からの染色体を1組、母親からの染色体を1組、計2組の染色体しか持ちません。
しかし、突然変異のザリガニにはそれが3組あり、それが卵子であるか精子であるかは判明していないそうなんです。
どういうわけか、2つの性細胞が融合し、3つの染色体コピーを有する雌のザリガニの胚が生まれたわけなんですね。
そして、ミステリークレイフィッシュは、自らの卵を胚に分裂させることができ、その子孫はすべて雌で、3組の染色体の同一コピーを受け継ぐわけです。
つまり、それらは完全なクローンなわけです。
ミステリークレイフィッシュの存在は、動物界についての大きな謎の一つに光を当てたわけですね。
なぜ多くの動物は性交し、繁殖するかということです。
1万分の1の確率でクローンで増殖する種が存在し、そのすべてが雌であり、多くの研究は、性交のない種は長く続かないのでまれであるということを示唆している事実はあります。
実際に、病原体が1つのクローンを攻撃する方法を進化させた場合、その戦略はすべてのクローンに対して成功するわけですよね。
有性生殖の種は、その遺伝子を新しい組み合わせで、混ぜることによって、抵抗力を発達させる確率を高めることができます。
つまり、クローンの場合、ドンピシャではまった病原体などが出てきた場合、一撃で絶滅させられる可能性がありますが、有性生殖の場合、少しづつ変化させられる可能性があるわけですね。
これは確かに大きなアドバンテージかもしれませんが、この単為生殖には、爆発的な増殖っていう特殊能力があります。
ネズミ算って、1匹が2匹に、2匹が4匹にって増え方ですが、このザリガニの場合、1匹が数百に増えて、その数百がすべて数百にクローン化出来るわけですから、この増え方はもはや武器でしょう。
有利か不利かは分かりませんが、こんな生物が現れたらそりゃ、生態系も崩れるわなぁ…。
なんかの拍子に、一気に絶滅しない限り、増え続けるであろうミステリークレイフィッシュですが、一体これからどうなるのでしょう。
日本の池や湖に、こいつがウジャウジャいるなんてことにならない事を祈るばかりです。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月15日の火曜日でございます。
5月も早くも折り返しですなぁ…。
ボチボチ梅雨がどうのこうのなんて話題も出だす時期になってきました。
ま、梅雨がもくれば夏も来ま。
これから湿度と気温が急上昇していきますから、気をつけないとねぇ…。
でもまぁ、夏はやっぱり何となくテンション上がりますよね。
暑くてしんどいですが、カラッと晴れると気持ちいいですもんね。
まぁ、年とると日焼けとかしんどくなりますけど、子供の頃はなんであんなに平気やったんやろね〜。
最近じゃ、子供もあんまり日焼けさせない方がいいってな風潮もありますが、昔は男女問わず、真っ黒でしたもんね。
毎日々、何してたんやろ?
今思い返すと、何して遊んでたんやろね〜。
朝から晩まで、外で走り回ってましたし、よく熱中症とかならへんかったもんやねぇ…。
ってことで、今日のネタですが、今日は子供の頃の夏の遊びと言ったらコレをよくやりましたね〜。
近くの池で「ザリガニ」釣りをよくやりました。
駄菓子屋でスルメを買ってきて餌にしてタコ糸を垂らして釣るんですが、まぁ釣るっていうより、その餌をザリガニが挟んだところを持ちあげるみたいな…
そして、大きいザリガニだと持って帰るんですが、小さいのだったらその場で解体(笑)してこれも餌にしてましたね。
共食いやん(^^;
でも、これの方がよく釣れた気がします。
ってことで、今日はそんなザリガニ釣りからのザリガニネタでもいってみましょう。
いま、巷を賑わせてる「ミステリークレイフィッシュ」ってご存知?
クレイフィッシュとはそう、ザリガニのことで、ミステリーなザリガニなんですが、何がミステリーかと言うとこのザリガニ、なんと単為生殖(たんいせいしょく)を行うので1匹でも子(クローン)を作り、繁殖することが出来るんです。
クローンとな?
まぁ、クローンというと遺伝子操作で造るものみたいなイメージですが、この場合そのまま分身みたいなイメージで捉えて頂ければ分かりやすいです。
クローンなので、どのザリガニを見ても、斑模様の斑の位置や形も全く同じなんですねぇ(笑)
てのも、ミステリークレイフィッシュはこれまでに「メス」しか見つかっておらず、いまだにオスは見つかっておりません。
そして、1匹だけで増殖するため、普通に1匹だけ飼育していても、産卵時期を迎えると一気に増殖します(笑)
こんなですから、その数はヨーロッパをはじめ、世界各地で爆発的に増加しているそうなんですが、このザリガニ、なんとわずか25年前に誕生したばかりだということなんですね。
歴史は浅く、ミステリークレイフィッシュは、1990年代後半にドイツの愛好家の間で人気となりました。
ですが、人気が高まるにつれ、飼い主たちは困惑していくわけですわ。
なぜなら、そのザリガニは交尾せずに卵を産み、子孫はすべて雌、そしてそれぞれが繁殖可能ですから、急激に数が増えてしまいます。
そして2003年、科学者たちはミステリークレイフィッシュが自分自身のクローンを作っていることを確認します。
そのDNAの配列は、北米と中米の固有種であるアメリカザリガニと著しい類似点を示していたそうですが、このクローンを作るというところが恐ろしく違うわけですね。
専門家の話によると、1匹が1年後には数百匹になるということですから、個人などでは「飼える」わけがありません。
そして、多くの所有者が近くの湖や川に、ミステリークレイフィッシュを捨て、結果、ミステリークレイフィッシュは野生の環境で爆発的に増殖し、チェコ共和国、ハンガリー、クロアチア、ウクライナ、そしてその後、日本とマダガスカルで、野生化した個体数が増えはじめたそうです。
2013年、専門家たちは、もはや珍しい生き物ではなくなっていたミステリークレイフィッシュの全ゲノム解析に着手しました。
ですが、これまで誰もザリガニのゲノム配列を解読したことがないので、作業は苦難の連続だったそうです。
まぁ、分かりませんけど、分かる気がする(笑)
しかし、ひとたびそれが成功すると、彼らはミステリークレイフィッシュを含む、15種のザリガニのゲノム塩基配列も解読。
豊富な遺伝子情報の詳細により、ミステリークレイフィッシュの奇妙な起源がより明らかになりました。
フロリダ州とジョージア州のサティーラ川の支流のみに住む、アメリカザリガニ属のスロウザリガニとして知られる種が交尾をしたとき、2匹のうちの1匹の性細胞に変異があったそうです。
そして生まれたのが、初代のミステリークレイフィッシュだということです。
通常、生物は父親からの染色体を1組、母親からの染色体を1組、計2組の染色体しか持ちません。
しかし、突然変異のザリガニにはそれが3組あり、それが卵子であるか精子であるかは判明していないそうなんです。
どういうわけか、2つの性細胞が融合し、3つの染色体コピーを有する雌のザリガニの胚が生まれたわけなんですね。
そして、ミステリークレイフィッシュは、自らの卵を胚に分裂させることができ、その子孫はすべて雌で、3組の染色体の同一コピーを受け継ぐわけです。
つまり、それらは完全なクローンなわけです。
ミステリークレイフィッシュの存在は、動物界についての大きな謎の一つに光を当てたわけですね。
なぜ多くの動物は性交し、繁殖するかということです。
1万分の1の確率でクローンで増殖する種が存在し、そのすべてが雌であり、多くの研究は、性交のない種は長く続かないのでまれであるということを示唆している事実はあります。
実際に、病原体が1つのクローンを攻撃する方法を進化させた場合、その戦略はすべてのクローンに対して成功するわけですよね。
有性生殖の種は、その遺伝子を新しい組み合わせで、混ぜることによって、抵抗力を発達させる確率を高めることができます。
つまり、クローンの場合、ドンピシャではまった病原体などが出てきた場合、一撃で絶滅させられる可能性がありますが、有性生殖の場合、少しづつ変化させられる可能性があるわけですね。
これは確かに大きなアドバンテージかもしれませんが、この単為生殖には、爆発的な増殖っていう特殊能力があります。
ネズミ算って、1匹が2匹に、2匹が4匹にって増え方ですが、このザリガニの場合、1匹が数百に増えて、その数百がすべて数百にクローン化出来るわけですから、この増え方はもはや武器でしょう。
有利か不利かは分かりませんが、こんな生物が現れたらそりゃ、生態系も崩れるわなぁ…。
なんかの拍子に、一気に絶滅しない限り、増え続けるであろうミステリークレイフィッシュですが、一体これからどうなるのでしょう。
日本の池や湖に、こいつがウジャウジャいるなんてことにならない事を祈るばかりです。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院