うつの薬。
2018年05月09日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
5月9日の水曜日でございます。
さぁ。
そろそろ休みボケもなくなりましたか。
まだですか(笑)
やはり、一生懸命がんばった期間があってこそ休みも楽しいわけで、次の休みまで一生懸命頑張んなはれ。
次は盆休みだなぁ…
気が早いですが、8月は12日が日曜日なので、12、13、14、15、16と休むかなぁ(笑)
うん。
まだ早いな(笑)
ってことで、盆休みに思いを馳せてる院長ですが、この時期、そんな休みボケよりひどい症状になる病が出現してきます。
大体、この連休明けあたりから発症する「五月病」と呼ばれるヤツですね。
主に、新しい環境に適応できず、精神的に追い込まれていく疾患の総称ですね。
専門的には、「適応障害」とか、「うつ病」と診断されることが多いです。
あ、ちなみにこれ、「ごがつ病」と読むのが正解で、「さつき病」とは読みませんから注意して下さい。
で、今日のネタなんですが、この五月病にも関係する、「うつ病」のお薬に関するお話でもひとついってみましょう。
みなさんも何となくは知ってると思いますが、「うつ病」って病気は気分が落ち込みます。
原因は色々あり過ぎて特定できませんが、とにかく気分が落ちまくり、何をすることも出来なくなる病気です。
治療法としては、気持ちをおちつけストレスを軽減させるということが大事なんですが、薬物療法も広く取り入れられています。
この場合、落ち込んだ気分を、少しでも回復させる抗鬱剤と呼ばれるものが投与されるんですが、今回そんな鬱病治療に、新しい発見がありました。
アリルシクロヘキシルアミン系の解離性麻酔薬である「ケタミン」は、日本では2007年より麻薬及び向精神薬取締法の麻薬に指定されている薬物です。
ですが、このケタミンが、最新の研究によると、鼻腔用スプレーとして使用すると、最初の24時間でうつ症状に”有意な”改善が見られることが判明したったお話です。
これまでもうつ病に対し効果があると言われていたケタミンですが、ジョンソン&ジョンソン社のヤンセン研究開発とイェール大学医学大学院からの報告によれば、製薬会社がケタミンをうつ病の治療薬として研究するのはこれが初めてだということです。
試験は、差し迫った症状(自殺の危険性がある)の68人の患者を対象として、患者全員を病院に入院させて、ケタミンを投与しました。
その半数は鼻腔用スプレーでエスケタミン(ケタミン分子の一部)が、残り半数にはプラセボ(偽薬)が投与された。
するとエスケタミンを投与されたグループでは、投与からの4週間でうつ症状にはるかに大きな改善が確認されました。ただし25日目になると効果は落ち着いたそうです。
これにより、研究チームは重度のうつ状態にあり、差し迫った自殺の危険性がある人々に、即効性のある治療薬となりうる可能性があると述べています。
ここで、解説ですが、ほとんどの抗うつ剤は、投与してから効果がきちんと発揮されるまでには、最低でも4〜6週間かかります。
このことを考えれば、初期段階の治療として有効だろうということですな。
スプレーは製品化を目指して、現在、臨床試験を実施中と。
てことで、今現在は臨床試験において、エスケタミンの依存症や乱用に関する報告はありません。
が、その可能性についてはさらに多くの研究が必要であり、今後の臨床試験ではこの点も調べるべきでしょう。
乱用の危険があるのは、鼻腔用スプレーによって手軽に服用できるからで、気軽に服用できることから、必要以上に薬を使ってしまう恐れがありますしね。
とまぁ、問題も色々あるんですが、それよりもこの「うつ病」が世界中に蔓延してきてる事実について考えなければいけません。
こういった「特効薬」的なものを開発する必要があるのも、「うつ病」患者の急増が背景にあるわけです。
そして、世界中での自殺者の数…
この原因のかなりの部分が、うつ病によるものと考えられていますから、とにかく早く対処したいのでしょう。
今回の新薬開発は、イギリスのお話ですが、このうつ病問題は先進国においては共通の問題となっていますからね。
ちなみにWHOの発表では、うつ病患者は、世界で3億人を突破してるとかいう話ですから、かなり差し迫った状況と言えるのかもしれません。
ってことで、こういう薬が出たら出たで、良いんですが根本解決にはなってないよねぇ…
うつ病の原因は、色々ありますがやはり心理的なものですから…。
近年急増してるという事は、昔はなかったって事ですよ。
ま、少なかったってことですね。
では、なぜ増えたのか…。
ここを考え、そして改善していかないと原因を放置したまま治療したって、こりゃ意味なくないか?
ガラスの破片が落ちてる床を、裸足で歩きながら、治療してるようなもんじゃん。
そりゃ、薬付ければ治るよ。
でもガラスを始末しないとまた切るじぇ。
それだけ世の中が住みにくくなったのか、ヒトの精神が弱くなったのか…
そこは分かりませんが、意外とこの病気…
ヒトの未来に関わるほどのものかもしれませんね。
なんてな(笑)
てことで、うつ病とは真逆にいる院長は、今日も休みボケと戦いながら頑張ります。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
5月9日の水曜日でございます。
さぁ。
そろそろ休みボケもなくなりましたか。
まだですか(笑)
やはり、一生懸命がんばった期間があってこそ休みも楽しいわけで、次の休みまで一生懸命頑張んなはれ。
次は盆休みだなぁ…
気が早いですが、8月は12日が日曜日なので、12、13、14、15、16と休むかなぁ(笑)
うん。
まだ早いな(笑)
ってことで、盆休みに思いを馳せてる院長ですが、この時期、そんな休みボケよりひどい症状になる病が出現してきます。
大体、この連休明けあたりから発症する「五月病」と呼ばれるヤツですね。
主に、新しい環境に適応できず、精神的に追い込まれていく疾患の総称ですね。
専門的には、「適応障害」とか、「うつ病」と診断されることが多いです。
あ、ちなみにこれ、「ごがつ病」と読むのが正解で、「さつき病」とは読みませんから注意して下さい。
で、今日のネタなんですが、この五月病にも関係する、「うつ病」のお薬に関するお話でもひとついってみましょう。
みなさんも何となくは知ってると思いますが、「うつ病」って病気は気分が落ち込みます。
原因は色々あり過ぎて特定できませんが、とにかく気分が落ちまくり、何をすることも出来なくなる病気です。
治療法としては、気持ちをおちつけストレスを軽減させるということが大事なんですが、薬物療法も広く取り入れられています。
この場合、落ち込んだ気分を、少しでも回復させる抗鬱剤と呼ばれるものが投与されるんですが、今回そんな鬱病治療に、新しい発見がありました。
アリルシクロヘキシルアミン系の解離性麻酔薬である「ケタミン」は、日本では2007年より麻薬及び向精神薬取締法の麻薬に指定されている薬物です。
ですが、このケタミンが、最新の研究によると、鼻腔用スプレーとして使用すると、最初の24時間でうつ症状に”有意な”改善が見られることが判明したったお話です。
これまでもうつ病に対し効果があると言われていたケタミンですが、ジョンソン&ジョンソン社のヤンセン研究開発とイェール大学医学大学院からの報告によれば、製薬会社がケタミンをうつ病の治療薬として研究するのはこれが初めてだということです。
試験は、差し迫った症状(自殺の危険性がある)の68人の患者を対象として、患者全員を病院に入院させて、ケタミンを投与しました。
その半数は鼻腔用スプレーでエスケタミン(ケタミン分子の一部)が、残り半数にはプラセボ(偽薬)が投与された。
するとエスケタミンを投与されたグループでは、投与からの4週間でうつ症状にはるかに大きな改善が確認されました。ただし25日目になると効果は落ち着いたそうです。
これにより、研究チームは重度のうつ状態にあり、差し迫った自殺の危険性がある人々に、即効性のある治療薬となりうる可能性があると述べています。
ここで、解説ですが、ほとんどの抗うつ剤は、投与してから効果がきちんと発揮されるまでには、最低でも4〜6週間かかります。
このことを考えれば、初期段階の治療として有効だろうということですな。
スプレーは製品化を目指して、現在、臨床試験を実施中と。
てことで、今現在は臨床試験において、エスケタミンの依存症や乱用に関する報告はありません。
が、その可能性についてはさらに多くの研究が必要であり、今後の臨床試験ではこの点も調べるべきでしょう。
乱用の危険があるのは、鼻腔用スプレーによって手軽に服用できるからで、気軽に服用できることから、必要以上に薬を使ってしまう恐れがありますしね。
とまぁ、問題も色々あるんですが、それよりもこの「うつ病」が世界中に蔓延してきてる事実について考えなければいけません。
こういった「特効薬」的なものを開発する必要があるのも、「うつ病」患者の急増が背景にあるわけです。
そして、世界中での自殺者の数…
この原因のかなりの部分が、うつ病によるものと考えられていますから、とにかく早く対処したいのでしょう。
今回の新薬開発は、イギリスのお話ですが、このうつ病問題は先進国においては共通の問題となっていますからね。
ちなみにWHOの発表では、うつ病患者は、世界で3億人を突破してるとかいう話ですから、かなり差し迫った状況と言えるのかもしれません。
ってことで、こういう薬が出たら出たで、良いんですが根本解決にはなってないよねぇ…
うつ病の原因は、色々ありますがやはり心理的なものですから…。
近年急増してるという事は、昔はなかったって事ですよ。
ま、少なかったってことですね。
では、なぜ増えたのか…。
ここを考え、そして改善していかないと原因を放置したまま治療したって、こりゃ意味なくないか?
ガラスの破片が落ちてる床を、裸足で歩きながら、治療してるようなもんじゃん。
そりゃ、薬付ければ治るよ。
でもガラスを始末しないとまた切るじぇ。
それだけ世の中が住みにくくなったのか、ヒトの精神が弱くなったのか…
そこは分かりませんが、意外とこの病気…
ヒトの未来に関わるほどのものかもしれませんね。
なんてな(笑)
てことで、うつ病とは真逆にいる院長は、今日も休みボケと戦いながら頑張ります。
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院