悪性新生物
2018年04月19日 [からだのこと]
お疲れ様です。院長です。
4月19日の木曜日でございます。
これを書いてて、あれ?今日って何の日やっけ?
見覚えのある日付けやなぁ…
とか、数分考えてると、思いだしました。
わたくし院長の母君の誕生日でした(笑)
な〜んや。
母はいくつになったのか、自分の歳もあやふやになる年齢に差し掛かったわたくしには難しすぎますが、ここまで来たら出来るだけ長生きしておくれやす。
ってな個人情報からスタートした今日のブログですが、母は読んでないんでまぁいいか(笑)
では、今日はそんなヒトの寿命にかかわるお話をいってみましょう…。
ヒトの平均寿命に大きくかかわる疾患の一つ、「がん」。
日本でも死因のトップに君臨し続けていますし、こいつを退治することは人類の寿命を伸ばすことに繋がるわけです。
それだけに、あらゆる角度から研究がなされていますし、種類によってはかなりの確率で治癒するがんも出てきました。
そして今回、アメリカの研究で、マウス実験で腫瘍の97パーセントを治療した有望ながんワクチンが、ついに人間で試験される運びとなったそうです。
米スタンフォード大学研究で、今年終わりまでにリンパ腫の患者35名に治験を行う予定をたてています。
このワクチンは、免疫系を刺激してがん細胞を攻撃させるものだそうで、リンパ腫、乳がん、結腸がんなどさまざまながんを持つマウスを使った実験では、90匹中87匹のがんが消えており、転移があったがんにすら効果があったそうですから、期待大やん。
非常に有望な結果ですが、もちろん必ずしも人間でも同様の効果が得られるとは限らないので、これからのさらなる研究が待たれるところです。
実際にこれまでも、マウスのがん治療までは、大きな効果が得られた治療薬は結構ありましたし、このブログでもチョイチョイ紹介してたような…
で、こんな時、過去の記事のリンクを貼れたらいいんですけど、もう探すのが大変で(笑)
てことで、まぁ今までもこういう研究発表はあったってことです。はい。
で、今回の治験はリンパ腫の患者に限ったもので、他のがんには、今のところ効果が出るかどうか分からないらしいです。
では今回の新薬は、どんな薬かと言いますと、一種の免疫療法で、免疫細胞である「T細胞」を刺激してがんを襲わせるってタイプの薬です。
ご存知のように、がんの怖いところは、無限にがん細胞が増殖してしまい手に負えなくなるところにあるわけで、がん細胞単体レベルなら、ヒトが死ぬほどのことはないんです。
ですから、免疫細胞「T細胞」をパワーアップさせて、増殖する前に消しちゃおう作戦なわけですな。
通常、T細胞はがん細胞を異常なものと認識し、そこに潜入しては攻撃します。
しかし腫瘍が成長すると、T細胞の働きが抑制されてしまい、がんの増殖を抑えられなくなるんですな。
新薬の作用はこのT細胞を再活性化させるってものなんです。
細かい部分は置いといて、ザックリ説明すると、これを腫瘍に直接注射すると、2種の薬剤が相乗効果を発揮しながらT細胞を活性化させるわけです。
マウス実験では、新薬を腫瘍の1つに注入すれば、転移していたがんも取り除かれたそうです。
これは活発なT細胞が、体内の別の場所にも移動して、転移した腫瘍を破壊するからなんですね。
なかなかやるな。T細胞。
ですが、免疫療法自体は、そこまで新しいものではありません。これまでもがんを治療するためにいくつかの免疫療法が試みられてます。
例えば「CAR T細胞療法」と呼ばれる治療法は、患者体内の免疫細胞を採取し、遺伝子工学でがんと戦う細胞を作るというアプローチで、一部の白血病とリンパ腫に効果があることが証明されています。
これは、簡単に簡単に説明すると、患者の免疫細胞を体内から取り出し、パワーアップさせて戻すみたいなニュアンスですね。
このやり方もそれなりの効果は期待できるようなんですが、免疫細胞を取り出したりする手間などが今回のでは省かれ、スピーデイーに治療に移れるわけです。
まぁ、何にせよわれわれ一般人は、そうなった時、医者の判断に任せるしかないわけで、どんな手であったとしても選択肢はたくさんある方がいいですもんね。
とにかく死亡率の高い悪性新生物がん…
研究者達は、この病気の撲滅に全てを賭けてるでしょう。
だって、ここまでヒトを殺しまくってる病気ですもん、完全攻略法を発見したら、そりゃもう歴史の1ページですもんね。
やる気も湧いてくるってなもんでしょう。
でも、もし、がんを完全に治癒できる薬なんかが発明されたら…
もう人は死ななくなりますよね(笑)
現在、日本人の死亡原因トップ5は上から、悪性新生物(がん)、心疾患、肺炎、脳血管疾患、老衰となってます。
この第一位ですからねぇ…。
まぁ、ヒトが死ななきゃ死なないで、また世の中も変わってくでしょうし、それはそれなんですけどね。
若くしがんで亡くなる方もいらっしゃるわけですから、ここは研究者にもうひと踏ん張りしていただき、是非がんを根絶してもらいたいもんです。
できれば、わたくしの生きてるうちにお願いします(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院
4月19日の木曜日でございます。
これを書いてて、あれ?今日って何の日やっけ?
見覚えのある日付けやなぁ…
とか、数分考えてると、思いだしました。
わたくし院長の母君の誕生日でした(笑)
な〜んや。
母はいくつになったのか、自分の歳もあやふやになる年齢に差し掛かったわたくしには難しすぎますが、ここまで来たら出来るだけ長生きしておくれやす。
ってな個人情報からスタートした今日のブログですが、母は読んでないんでまぁいいか(笑)
では、今日はそんなヒトの寿命にかかわるお話をいってみましょう…。
ヒトの平均寿命に大きくかかわる疾患の一つ、「がん」。
日本でも死因のトップに君臨し続けていますし、こいつを退治することは人類の寿命を伸ばすことに繋がるわけです。
それだけに、あらゆる角度から研究がなされていますし、種類によってはかなりの確率で治癒するがんも出てきました。
そして今回、アメリカの研究で、マウス実験で腫瘍の97パーセントを治療した有望ながんワクチンが、ついに人間で試験される運びとなったそうです。
米スタンフォード大学研究で、今年終わりまでにリンパ腫の患者35名に治験を行う予定をたてています。
このワクチンは、免疫系を刺激してがん細胞を攻撃させるものだそうで、リンパ腫、乳がん、結腸がんなどさまざまながんを持つマウスを使った実験では、90匹中87匹のがんが消えており、転移があったがんにすら効果があったそうですから、期待大やん。
非常に有望な結果ですが、もちろん必ずしも人間でも同様の効果が得られるとは限らないので、これからのさらなる研究が待たれるところです。
実際にこれまでも、マウスのがん治療までは、大きな効果が得られた治療薬は結構ありましたし、このブログでもチョイチョイ紹介してたような…
で、こんな時、過去の記事のリンクを貼れたらいいんですけど、もう探すのが大変で(笑)
てことで、まぁ今までもこういう研究発表はあったってことです。はい。
で、今回の治験はリンパ腫の患者に限ったもので、他のがんには、今のところ効果が出るかどうか分からないらしいです。
では今回の新薬は、どんな薬かと言いますと、一種の免疫療法で、免疫細胞である「T細胞」を刺激してがんを襲わせるってタイプの薬です。
ご存知のように、がんの怖いところは、無限にがん細胞が増殖してしまい手に負えなくなるところにあるわけで、がん細胞単体レベルなら、ヒトが死ぬほどのことはないんです。
ですから、免疫細胞「T細胞」をパワーアップさせて、増殖する前に消しちゃおう作戦なわけですな。
通常、T細胞はがん細胞を異常なものと認識し、そこに潜入しては攻撃します。
しかし腫瘍が成長すると、T細胞の働きが抑制されてしまい、がんの増殖を抑えられなくなるんですな。
新薬の作用はこのT細胞を再活性化させるってものなんです。
細かい部分は置いといて、ザックリ説明すると、これを腫瘍に直接注射すると、2種の薬剤が相乗効果を発揮しながらT細胞を活性化させるわけです。
マウス実験では、新薬を腫瘍の1つに注入すれば、転移していたがんも取り除かれたそうです。
これは活発なT細胞が、体内の別の場所にも移動して、転移した腫瘍を破壊するからなんですね。
なかなかやるな。T細胞。
ですが、免疫療法自体は、そこまで新しいものではありません。これまでもがんを治療するためにいくつかの免疫療法が試みられてます。
例えば「CAR T細胞療法」と呼ばれる治療法は、患者体内の免疫細胞を採取し、遺伝子工学でがんと戦う細胞を作るというアプローチで、一部の白血病とリンパ腫に効果があることが証明されています。
これは、簡単に簡単に説明すると、患者の免疫細胞を体内から取り出し、パワーアップさせて戻すみたいなニュアンスですね。
このやり方もそれなりの効果は期待できるようなんですが、免疫細胞を取り出したりする手間などが今回のでは省かれ、スピーデイーに治療に移れるわけです。
まぁ、何にせよわれわれ一般人は、そうなった時、医者の判断に任せるしかないわけで、どんな手であったとしても選択肢はたくさんある方がいいですもんね。
とにかく死亡率の高い悪性新生物がん…
研究者達は、この病気の撲滅に全てを賭けてるでしょう。
だって、ここまでヒトを殺しまくってる病気ですもん、完全攻略法を発見したら、そりゃもう歴史の1ページですもんね。
やる気も湧いてくるってなもんでしょう。
でも、もし、がんを完全に治癒できる薬なんかが発明されたら…
もう人は死ななくなりますよね(笑)
現在、日本人の死亡原因トップ5は上から、悪性新生物(がん)、心疾患、肺炎、脳血管疾患、老衰となってます。
この第一位ですからねぇ…。
まぁ、ヒトが死ななきゃ死なないで、また世の中も変わってくでしょうし、それはそれなんですけどね。
若くしがんで亡くなる方もいらっしゃるわけですから、ここは研究者にもうひと踏ん張りしていただき、是非がんを根絶してもらいたいもんです。
できれば、わたくしの生きてるうちにお願いします(笑)
ではまた〜
京都 中京区 円町 弘泉堂鍼灸接骨院